AYZ10 NX 性能と維持費 FF/CVT 5人 492万円 2014年式

このページでは、レクサスの5ドア・5人乗りSUV、初代のDAA-AYZ10型NX NX300h【2014/07モデル・152PS/21.0kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

AYZ10 NX
販売期間:2014/07 - 2021/10

画像はレクサスより引用
http://lexus.jp/index.html
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4630mm×全幅1845mm×全高1645mm、排気量は2493ccであることから、大雑把に分類すると2.5リットルクラス(2500cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。
参考:150PS~200PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4630mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

AYZ10型 NX [2493cc/152PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代NXの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2014/07
AYZ15型
[NX300h version-L]
2.5L-NA・4WD/CVT・582.0万円
152PS・21.0kgm・19.8km/L
152PS
21.0kgm
19.8km/L
2014/07
AGZ15型
[NX200t F-Sport]
2.0L-TB・4WD/6AT・518.0万円
238PS・35.7kgm・12.4km/L
238PS
35.7kgm
12.4km/L
2014/07
AGZ10型
[NX200t]
2.0L-TB・FF/6AT・428.0万円
238PS・35.7kgm・12.8km/L
238PS
35.7kgm
12.8km/L
初代NXの車両型式・グレード一覧【全4車種】
NXの新型モデル
2代目 TAZA25型NX
TAZA25型NXは2021/10に登場した2代目モデル。参考車両の「NX350 F-Sport」は全長4660mm、全幅1865mm、全高1660mmの車体に、279PS/43.8kgmを発生するT24A型2393ccエンジンを搭載。


AYZ10 NXの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー レクサス
車名&
グレード
NX
NX300h
その他 Iパッケージ バージョンL Fスポーツ モーター型式(F 2JM 105kW 270Nm/R 2FM 50kW 139Nm)
お値段 4920000円
車両型式 DAA-AYZ10
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア・5名乗車
ホイールベース 2660mm
トレッド 1580mm/1580mm
WB/TR比 1.684
最小半径 5.4m
最低高 170mm
タイヤ 前輪:225/65R17
後輪:225/65R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1760kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

NXと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
NX
車体寸法
全長 4630mm -
全幅 1845mm -
全高 1645mm -
大きさ 14.05m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1230mm
全幅 1480mm以下 +365mm
全高平均 1640mm +5mm
大きさ平均 8.13m3 +5.92m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -70mm
全幅 1700mm以下 +145mm
全高平均 1496mm +149mm
大きさ平均 10.47m3 +3.58m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -13mm
全幅平均 1815mm +30mm
全高平均 1518mm +127mm
大きさ平均 12.84m3 +1.21m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


AYZ10 NXの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

NXの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
NX
室内広さ
室内長 2080mm -
室内幅 1520mm -
室内高 1180mm -
車内広さ 3731L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm +172mm
室内幅平均 1280mm +240mm
室内高平均 1283mm -103mm
車内広さ平均 3171L +560L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm +167mm
室内幅平均 1403mm +117mm
室内高平均 1195mm -15mm
車内広さ平均 3251L +480L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2049mm +31mm
室内幅平均 1483mm +37mm
室内高平均 1195mm -15mm
車内広さ平均 3697L +34L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 3.731m³
1人あたりのスペース 0.746m³
室内長/全長 44.9%
室内幅/全幅 82.4%
室内高/全高 71.7%
室内容積/車両体積 26.6%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.731m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.746m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は44.9%、同じく室内幅と全幅の比率は82.4%、同じく室内高と全高の比率は71.7%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は26.6%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


NXでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.621m
期待される荷室の幅 1.420m
対角線の長さ 2.155m
期待される荷室の面積 2.302m²

縦方向の長さが1.621m(対角線では2.155m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


AYZ10 NXの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税45000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2014/07モデルのNXを11年落ちの中古で270.6万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    NXの2014/07モデルの場合、2025年現在では11年が経過しているため、新車価格の50%である246万円に諸経費として24.6万円を足した270.6万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2014年式を11年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 2500cc以下 13年未満 45000円
自動車重量税
1年分
2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷19.5×185円/L 94870円
オイル交換
5000km毎
1回5000円×2回 10000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料
月額6000円
月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 259100円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額45100円×12ヶ月 541200円
ローン返済中の年間維持費 800300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
  • 初度登録から11年経過車の場合、「2500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は45000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

NX【NX300h】の場合、維持費の月額は21600円です。これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたコスパ重視のスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。

NXの維持費は高い?安い?

「NXの年間維持費は259100円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてNXの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いカムリ221400円-37700円
NXの維持費259100円
CX-5283000円+23900円
レガシィ アウトバック300300円+41200円
スカイライン364900円+105800円
基準2500ccクラス平均370100円+111000円
マツダスピード アテンザ393900円+134800円
MPV405900円+146800円
スープラ454000円+194900円
高い5シリーズ セダン506300円+247200円

NXの年間維持費を、2500ccクラスで最も維持費が安いカムリと比較して37700円高く、最も高い5シリーズ セダンと比較して247200円安く、2500ccクラスの平均維持費との比較では111000円安くなっています。

最低額のカムリと最高額の5シリーズ セダンは極端な例としても、2500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、NXの維持費は かなり安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2500ccクラスの車 ランキング

NXを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%340万円29万円23万円
15%220万円19万円15万円
20%170万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は340万円(総支給額29万円/月、手取り23万円/月)、ここから月額維持費2.2万円を支払うと残りは20.8万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は220万円(総支給額19万円/月、手取り15万円/月)、2.2万円を支払うと残りは12.8万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が170万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.2万円を引くと残りは9.8万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代10万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費19.5km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
135円/L 69250円 -25620円
160円/L 82070円 -12800円
175円/L 89760円 -5110円
185円/L 94870円 -
195円/L 100020円 +5150円
210円/L 107710円 +12840円
235円/L 120540円 +25670円

燃費19.5km/LのAYZ10型 NXで10000km走行するのに必要な燃料は512.9L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は94870円になります。

参考までに、NXの燃料タンクは56リットルですので、512.9Lの給油回数は10回、1回あたりの燃料代は約9490円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては5150円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると12840円、50円も違ってくると25670円にもなります。

これをAYZ10型 NXの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり185円の場合を259100円としたとき、135円/Lに値下がりすれば233480円(90.1%)に、235円/Lに値上がりすれば284770円(109.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(45000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 45000円
自動車重量税 1年分 16400円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 70225円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 28460円 47440円 66410円
オイル交換 5000円 5000円 7000円
タイヤ交換 8000円 8000円 8000円
任意保険料 57600円 61200円 64800円
税金 自賠責 一律 70225円
合計 169300円 191900円 216500円
1万km差額 -89800円 -67200円 -42600円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて89800円安い169300円に、5000km走行では67200円安い191900円に、7000km走行では42600円安い216500円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 94870円 142310円 189740円
オイル交換 10000円 15000円 20000円
タイヤ交換 12000円 14400円 19200円
任意保険料 72000円 79200円 86400円
税金 自賠責 一律 70225円
合計 259100円 321200円 385600円
1万km差額 - +62100円 +126500円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
レクサスの小型車&普通車編
2500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

NXの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 21.0km/L
燃料タンク容量 56L
航続距離(カタログ燃費) 1176.0km
航続距離(80%燃費) 940.8km
満タンプライス 10360円
1km走行コスト 8.81円/km
1万円でどこまで行ける? 1135.1km
東京から1176.0kmの範囲

JC08モード燃費が21.0km/L、燃料タンク容量56リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は1176.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(18.9km/L)とすると航続距離は1058.4km、80%(16.8km/L)だと940.8km、70%(14.7km/L)では823.2kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から56リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり185円では10360円、上で計算した航続距離を踏まえると1176.0km(80%燃費時940.8km)を走行するのに10360円かかる計算です。

燃費を19.5km/Lとしたときの1km走行コストは8.81円、10万km走行したときの燃料代は88.1万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら8.8万円/年、7年10万kmなら12.6万円/年、5年10万kmなら17.6万円/年、3年10万kmなら29.4万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1135.1km(往復なら片道567.6km)、カタログ値の80%なら908.1km(片道454.1km)離れたところまで行くことができます。

AYZ10 NXのエンジン諸元とカタログデータ

2AR-FXE型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 2AR-FXE
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量2493cc
圧縮比 12.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 152PS[112kW]/5700rpm
最大トルク 21.0kgm[206Nm]/4400-4800rpm
パワーバンド 4400-5700rpm, 帯域22.8%
使用燃料 レギュラーガソリン
JC08燃費21.0km/L(49.4mpg)
100km燃費4.8L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
4400rpm 129PS/21.0kgm
4800rpm141PS/21.0kgm
5700rpm 152PS/19.1kgm
2AR-FXE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載している2AR型2493cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは5700回転時に最高出力152馬力を、4400-4800回転時に最大トルク21.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4400rpmから最高出力が発生する5700rpmまで」の1300rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は22.8%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
レクサスの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
レクサスの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ11.579kg/PS(1760kg/152PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ11.579kg/PS
車体+1人11.941kg/PS
車体+5人13.388kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.974kg/PS
車体+70kg12.039kg/PS
車体+80kg12.105kg/PS
車体+90kg12.171kg/PS
車体+100kg12.237kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.941kg/PS(1815kg/152PS)となり、数値としては0.362kg、比率にすると3.1%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは13.388kg/PS(2035kg/152PS)となり、数値としては1.809kg、比率にすると15.6%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

AYZ10 NXのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.941kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
NX
11.941kg/PS
152PS・2.5L-NA
車体のみPWR 11.579
1815kg
+3.1%

車種詳細
ジェイド
11.947kg/PS
131PS・1.5L-NA
車体のみPWR 11.527
1565kg
+3.6%

車種詳細
カローラ ツーリング
11.853kg/PS
116PS・1.2L-TB
車体のみPWR 11.379
1375kg
+4.2%

車種詳細
パッソ セッテ
11.881kg/PS
109PS・1.5L-NA
車体のみPWR 11.376
1295kg
+4.4%

車種詳細
カローラ スポーツ
12.026kg/PS
116PS・1.2L-TB
車体のみPWR 11.552
1395kg
+4.1%

車種詳細
ステップワゴン
11.967kg/PS
150PS・1.5L-TB
車体のみPWR 11.600
1795kg
+3.2%


11.822kg/PSから12.060kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの6人乗りミニバン・FR4型 ジェイド、トヨタの5人乗りワゴン・NRE210W型 カローラ ツーリング、トヨタの7人乗りミニバン・M512E型 パッソ セッテ、トヨタの5人乗りハッチバック・NRE210H型 カローラ スポーツ、ホンダの7人乗りミニバン・RP2型 ステップワゴンという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

AYZ10型 NX [NX300h]のライバル車種|11.941kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は86.4PS/tとなっています。


NXがバイクと競争するなら…?


車種詳細
NSR80|79cc
11.917kg/PS
143kg/12.0PS/0.97kgm
[車体のみPWR:7.333]
2014/07

-
NX|2493cc
11.941kg/PS
1815kg/152PS/21.0kgm
[車体のみPWR:11.579]

車種詳細
CB125T|124cc
12.000kg/PS
192kg/16.0PS/1.20kgm
[車体のみPWR:8.562]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではNXとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

HC06 NSR80と競争してみる

まずNXより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのNSR80が挙げられます。PWRの11.917kg/PSは車両重量88kgにライダーの体重55kgを加えた143kgを、最高出力12.0PSで割ったものです。

JC06 CB125Tと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのCB125Tが挙げられます。PWRの12.000kg/PSは車両重量137kg+55kgの192kgを、最高出力16.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.684
平均ピストンスピード 18.62m/s
トルクウェイトレシオ 83.81kg/kgm
1馬力あたりのお値段 32368円
排気量1Lあたり馬力 60.97PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.42kgm/L
1気筒あたりの馬力 38.0PS
1気筒あたりのトルク 5.2kgm
パワーバンド比率 22.8%
燃費×馬力 2968.6pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.0~2.5LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは83.81kg/kgm(1760kg/21.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4920000円、最高出力が152馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は32368円、逆に1万円あたりでは0.31馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は234286円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
レクサス編
2500cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は60.97PS/L、トルクは8.42kgm/L、1気筒あたりの馬力は38.0馬力、トルクは5.2kgmとなり、このエンジンが152馬力を5700回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.62m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が98.0mmである2AR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6120回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.684になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が19.53km/L、最高出力が152PSであるこの車の獲得ポイントは2968.6ptになります。
戯れに車両重量1760kgを100kg単位にした17.6で割ってみたところ、その数値は168.67ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの225/65R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/65R17 | 直径 724mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
60 205/60R17
37.5km/h
径 678mm
差 -46mm
215/60R17
38.1km/h
径 690mm
差 -34mm
225/60R17
38.8km/h
径 702mm
差 -22mm
235/60R17
39.4km/h
径 714mm
差 -10mm
245/60R17
40.1km/h
径 726mm
差 +2mm
65 205/65R17
38.6km/h
径 699mm
差 -25mm
215/65R17
39.3km/h
径 712mm
差 -12mm
225/65R17
40.0km/h
724mm
0mm
235/65R17
40.8km/h
径 738mm
差 +14mm
245/65R17
41.5km/h
径 751mm
差 +27mm
70 205/70R17
39.7km/h
径 719mm
差 -5mm
215/70R17
40.5km/h
径 733mm
差 +9mm
225/70R17
41.3km/h
径 747mm
差 +23mm
235/70R17
42.0km/h
径 761mm
差 +37mm
245/70R17
42.8km/h
径 775mm
差 +51mm
75 205/75R17
40.9km/h
径 740mm
差 +16mm
215/75R17
41.7km/h
径 755mm
差 +31mm
225/75R17
42.5km/h
径 770mm
差 +46mm
235/75R17
43.4km/h
径 785mm
差 +61mm
245/75R17
44.2km/h
径 800mm
差 +76mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/65R17、205/70R17 、215/60R17、215/65R17 、225/60R17 、235/60R17 あたりのタイヤがおすすめです。

225/65R17のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを17インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが225/65R17のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】225/65R17のタイヤ銘柄と通販価格

AYZ10型 NX 2.5L-NA FF/CVTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS11.58㎏/PS45.1ptD
最高回転数5880rpm5700rpm47.8ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-41.5ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.09PS/L60.97PS/L40.4ptD
1リットル
換算トルク
9.46㎏m/L8.42㎏m/L37.5ptE
WB/TR比1.7731.68459.1ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.89250.1ptC
前面の面積2.631m23.035m238.7ptD
最低地上高154.6mm170mm43.8ptD
スポーツ性能部門の得点439.0pt
総合評価D

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340609円259100円57.1ptB
JC08燃費17.7km/L21.0km/L55.1ptB
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.3km1093.7km75.9ptS
車の大きさ11.468m314.052m339.8ptD
車内の広さ3429.9L3730.7L52.9ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
692.0L746.1L54.5ptB
車内床面積2.794m23.162m255.3ptB
最小回転
半径
5.17m5.4m45.3ptD
ユーティリティ部門の得点531.0pt
総合評価B

※JC08燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10717車種中 RANK
運動性能 439.0pt 9601位 D
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 531.0pt 1849位 B
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 970.0pt 7383位 C
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は439.0点で全10717車種中の9601位、ユーティリティ部門は531.0点で1849位、総合得点は970.0点で7383位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したAYZ10型 NX(FF/CVT) の各種スペックを、5人乗SUV2500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

NXの歴代モデル

2代目 AAZA20型 NX
AAZA20 NXは2021/10に登場した2代目モデル。参考車両の「NX250」は全長4660mm、全幅1865mm、全高1660mmの車体に、201PS/24.6kgmを発生するA25A型2487ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 AYZ15型 NX
AYZ15 NXは2014/07に登場した初代モデル。参考車両の「NX300h version-L」は全長4630mm、全幅1845mm、全高1645mmの車体に、152PS/21.0kgmを発生する2AR型2493ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。


人気があるSUVの車種比較


LA910S タフト 2023 vs MR52S ハスラー 2020 性能比較
初代 タフト X-Turbo eco-IDLE非装着車(2023年式 LA910S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、2代目 ハスラー Hybrid-G Turbo(2020年式 MR52S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.0kgm・4人乗り)を比較。

B38A デリカ ミニ 2023 vs H58A パジェロ ミニ 2010 性能比較
初代 デリカ ミニ T(2023年式 B38A・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、2代目 パジェロ ミニ ZR(2010年式 H58A・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.0kgm・4人乗り)を比較。

CT20 ティグアン TDI 2024 vs SK5 フォレスター SPORT 2020 性能比較
3代目 ティグアン TDI 4MOTION Active(2024年式 CT20・4WD/7AT・2.0L+ターボ・193PS/40.8kgm・5人乗り)と、5代目 フォレスター SPORT(2020年式 SK5・4WD/CVT・1.8L+ターボ・177PS/30.6kgm・5人乗り)を比較。

H57A パジェロ ジュニア 1997 vs H56A パジェロ ミニ 1997 性能比較
初代 パジェロ ジュニア ZR-I(1997年式 H57A・4WD/5MT・1.1L・80PS/10.0kgm・4人乗り)と、初代 パジェロ ミニ Duke-V(1997年式 H56A・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.9kgm・4人乗り)を比較。

AXUH85 ハリアー ハイブリッド 2020 vs RV6 ヴェゼル e:HEV 2021 性能比較
4代目 ハリアー ハイブリッド S-Hybrid(2020年式 AXUH85・4WD/CVT・2.5L・178PS/22.5kgm・5人乗り)と、2代目 ヴェゼル e:HEV Z(2021年式 RV6・4WD/CVT・1.5L・106PS/13.0kgm・5人乗り)を比較。

HN22S Kei ワークス 2008 vs HT81S スイフト スポーツ 2004 性能比較
初代 Kei ワークス WORKS(2008年式 HN22S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.8kgm・4人乗り)と、初代 スイフト スポーツ Sport(2004年式 HT81S・FF/5MT・1.5L・115PS/14.6kgm・5人乗り)を比較。

JC74W ジムニー ノマド 2025 vs J210E ラッシュ 2010 性能比較
4代目 ジムニー ノマド FC(2025年式 JC74W・4WD/5MT・1.5L・102PS/13.3kgm・4人乗り)と、初代 ラッシュ X(2010年式 J210E・4WD/5MT・1.5L・109PS/14.4kgm・5人乗り)を比較。

B38A デリカ ミニ 2023 vs LA660S タント ファンクロス 2023 性能比較
初代 デリカ ミニ T(2023年式 B38A・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、4代目 タント ファンクロス FunCross Turbo(2023年式 LA660S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)を比較。