LG5SA レンジローバーの性能と維持費 4WD/8AT 1670万円 2013年式

このページでは、ランドローバーの5ドア・5人乗りSUV、4代目のABA-LG5SA型レンジローバー Autobiography【2013/01モデル・510PS/63.8kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

LG5SA レンジローバー
販売期間:2013/01 -

画像はランドローバーより引用
http://www.landrover.co.jp/
投稿:2013/01/16|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長5005mm×全幅1985mm×全高1865mm、排気量は4999ccであることから、大雑把に分類すると5.0リットルクラス(5000cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:500PS~600PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5005mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


LG5SA型 レンジローバー [4999cc/510PS 4WD/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

4代目レンジローバーの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2013/01
LG5NA型
[Vogue]
5.0L-NA・4WD/8AT・1230.0万円
375PS・52.0kgm・5.8km/L
375PS
52.0kgm
5.8km/L
レンジローバーの旧型モデル
3代目 LM42S型レンジローバー
LM42S型レンジローバーは2002/04に登場した3代目モデル。参考車両の「Super-Charged」は全長4950mm、全幅1955mm、全高1900mmの車体に、396PS/57.1kgmを発生する428PS型4196ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー ランドローバー
車名&
グレード
レンジローバー
Autobiography
その他 スーパーチャージド ヴォーグ
お値段 16700000円
車両型式 ABA-LG5SA
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長5005×幅1985×高1865mm
軸距&
輪距
2920mm
前1690mm/後1685mm
最小半径 6.1m
タイヤ 前輪:275/40R22
後輪:275/40R22
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2520kg
エンジン諸元
原動機型式 508PS
気筒配列 V型8気筒
排気量4999cc
圧縮比9.5
吸気方式 スーパーチャージャー
最高出力 510PS[375kW]/6500rpm
最大トルク 63.8kgm[626Nm]/2500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
JC08燃費 5.3km/L(12.5mpg)
100km燃費 18.9L/100km
508PS型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中?大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税88000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税24600円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額8500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、レンジローバーの新車を1920.5万円(諸費用として250.5万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年未満 88000円
自動車重量税(1年分) 3.0トン以下 13年未満 24600円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷4.9×185円/L 377550円
オイル交換(5000km毎) 1回9500円×2回 19000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本32000円×4本÷5年 25600円
任意保険料(月額8500円) 月額8500円×12ヶ月 102000円
ローン完済後の年間維持費 645600円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額320080円×12ヶ月 3840960円
ローン返済中の年間維持費 4486600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 69900円
名目 金額
自動車税(1年分) 88000円
自動車重量税(1年分) 24600円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
377550円
(264290円)
(188780円)
(113270円)
オイル交換(5000km毎) 19000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 25600円
任意保険料(月額8500円) 102000円
ローン完済後の年間維持費 645600円
名目 金額
車のローン額(1年分) 3840960円
ローン返済中の年間維持費 4486600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
69900円
  • 初度登録から11年経過車の場合、「6000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は88000円、「3.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は24600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに9500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本32000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした69900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

天に見放されし生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。金額を見ただけで気が遠くなります。その維持費は月額でさえ53800円(ローン完済前は373900円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られし大富豪でもなければ、お給金の大半をレンジローバーに吸い取られ泣くハメになりそうですが、ということはつまり、この車のステータス性は抜群であると言えます。

レンジローバーの維持費は高い?安い?

「レンジローバーの年間維持費は645600円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「6000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてレンジローバーの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いセンチュリー391600円-254000円
IS446100円-199500円
LC コンバーチブル477600円-168000円
LX544400円-101200円
基準6000ccクラス平均561100円-84500円
グランドチェロキー566800円-78800円
レンジローバーの維持費645600円
レンジローバー ヴォーグ667400円+21800円
高い7シリーズ719600円+74000円

レンジローバーの年間維持費を、6000ccクラスで最も維持費が安いセンチュリーと比較して254000円高く、最も高い7シリーズと比較して74000円安く、6000ccクラスの平均維持費との比較では84500円高くなっています。

最低額のセンチュリーと最高額の7シリーズは極端な例としても、6000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、レンジローバーの維持費は かなり高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 6000ccクラスの車 ランキング

レンジローバーを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%840万円70万円54万円
15%560万円47万円37万円
20%420万円35万円27万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は840万円(総支給額70万円/月、手取り54万円/月)、ここから月額維持費5.4万円を支払うと残りは48.6万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は560万円(総支給額47万円/月、手取り37万円/月)、5.4万円を支払うと残りは31.6万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が420万円(総支給額35万円/月、手取り27万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。5.4万円を引くと残りは21.6万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代38万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費4.9km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
275530円
[-102020円]
-25円
160円/L
326550円
[-51000円]
-10円
175円/L
357160円
[-20390円]
185円/L377550円
[0円]
+10円
195円/L
397980円
[+20430円]
+25円
210円/L
428590円
[+51040円]
+50円
235円/L
479620円
[+102070円]

燃費4.9km/LのLG5SA型 レンジローバーで10000km走行するのに必要な燃料は2040.9L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は377550円になります。

参考までに、レンジローバーの燃料タンクは105リットルですので、2040.9Lの給油回数は20回、1回あたりの燃料代は約18880円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては20430円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると51040円、50円も違ってくると102070円にもなります。

これをLG5SA型 レンジローバーの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を645600円としたとき、135円/Lに値下がりすれば543580円(84.2%)に、235円/Lに値上がりすれば747670円(115.8%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(88000円)なり重量税(24600円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 88000円 26%
自動車重量税 1年分 24600円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 3000km分 113270円 33%
オイル交換 年1回 9500円 3%
タイヤ交換 6年毎 17070円 5%
任意保険料 80% 81600円 23%
合計
[1万kmとの差額]
342900円
-302700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 88000円 21%
自動車重量税 1年分 24600円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 5000km分 188780円 45%
オイル交換 年1回 9500円 2%
タイヤ交換 6年毎 17070円 4%
任意保険料 85% 86760円 20%
合計
[1万kmとの差額]
423600円
-222000円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 88000円 17%
自動車重量税 1年分 24600円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 264290円 52%
オイル交換 年1回 13300円 3%
タイヤ交換 6年毎 17070円 3%
任意保険料 90% 91800円 18%
合計
[1万kmとの差額]
507900円
-137700円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料102000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて302700円安い342900円に、5000km走行では222000円安い423600円に、7000km走行では137700円安い507900円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 88000円 10%
自動車重量税 1年分 24600円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 566330円 64%
オイル交換 年3回 57000円 6%
タイヤ交換 2.7年毎 38400円 4%
任意保険料 100% 102000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
885200円
+239600円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 88000円 8%
自動車重量税 1年分 24600円 2%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 755100円 68%
オイル交換 年4回 76000円 7%
タイヤ交換 2年毎 51200円 5%
任意保険料 100% 102000円 9%
合計
[1万kmとの差額]
1105800円
+460200円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
5000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

レンジローバーの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 5.3km/L
燃料タンク容量 105L
航続距離(カタログ燃費) 556.5km
航続距離(80%燃費) 441.0km
満タンプライス 19425円
1km走行コスト 34.91円
1万円でどこまで行ける? 286.5km

JC08モード燃費が5.3km/L、燃料タンク容量105リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は556.5kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(4.8km/L)とすると航続距離は504.0km、80%(4.2km/L)だと441.0km、70%(3.7km/L)では388.5kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から105リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では19425円、上で計算した航続距離を踏まえると556.5km(80%燃費時441.0km)を走行するのに19425円かかる計算です。

燃費を4.9km/Lとしたときの1km走行コストは34.91円、10万km走行したときの燃料代は349.1万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら34.9万円/年、7年10万kmなら49.9万円/年、5年10万kmなら69.8万円/年、3年10万kmなら116.4万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば286.5km(往復なら片道143.2km)、カタログ値の80%なら229.2km(片道114.6km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

508PS型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
2500回転時の馬力 223PS
6500回転時の馬力 510PS
各回転域でのトルク
2500回転時のトルク 63.8kgm
6500回転時のトルク 56.2kgm
508PS型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している508PS型4999cc、V型8気筒のスーパーチャージャー付きエンジンは6500回転時に最高出力510馬力を、2500回転時に最大トルク63.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2500rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の4000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は61.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.941kg/PS(2520kg/510PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.941kg/PS
車体+1人5.049kg/PS
車体+5人5.480kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.059kg/PS
車体+70kg5.078kg/PS
車体+80kg5.098kg/PS
車体+90kg5.118kg/PS
車体+100kg5.137kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.049kg/PS(2575kg/510PS)となり、数値としては0.108kg、比率にすると2.2%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.480kg/PS(2795kg/510PS)となり、数値としては0.539kg、比率にすると10.9%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

LG5SA レンジローバーのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2013/01

-
レンジローバー
5.049kg/PS
2575kg/510PS|5.0L-SC
[車体のみPWR:4.941]
2014/08

車種詳細
WRX STI
4.984kg/PS
1535kg/308PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.805
2002/01

車種詳細
シルビア
5.180kg/PS
1295kg/250PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.960
2011/11

車種詳細
インプレッサ WRX
5.150kg/PS
1545kg/300PS|2.5L-TB
車体のみPWR:4.967
2015/03

車種詳細
マークX GRMN
5.000kg/PS
1605kg/321PS|3.5L-NA
車体のみPWR:4.829
2008/01

車種詳細
フェアレディZ
4.936kg/PS
1545kg/313PS|3.5L-NA
車体のみPWR:4.760

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.049kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.847kg/PSから5.251kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スバルの5人乗りセダン「VAB型 WRX STI」、日産の4人乗りクーペ「S15型 シルビア」、スバルの5人乗りハッチバック「GRF型 インプレッサ WRX」、トヨタの5人乗りセダン「GRX133型 マークX GRMN」、日産の2人乗りクーペ「Z33型 フェアレディZ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

LG5SA型 レンジローバー [Autobiography]のライバル車種|5.049kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は202.4PS/tとなっています。


レンジローバーがバイクと競争するなら…?


車種詳細
エリミネーター400|398cc
5.038kg/PS
267kg/53.0PS/3.40kgm
[車体のみPWR:4.000]
1速ギヤ速度:66.1km/h
最小TWR:0.911
2013/01

-
レンジローバー|4999cc
5.049kg/PS
2575kg/510PS/63.8kgm
[車体のみPWR:4.941]
1速ギヤ速度:57.1km/h
最小TWR:0.921

車種詳細
NC750X|745cc
5.056kg/PS
273kg/54.4PS/6.93kgm
[車体のみPWR:4.037]
1速ギヤ速度:59.7km/h
最小TWR:0.801

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではレンジローバーとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

ZL400A エリミネーター400と競争してみる

まずレンジローバーより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのエリミネーター400が挙げられます。PWRの5.038kg/PSは車両重量212kgにライダーの体重55kgを加えた267kgを、最高出力53.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はエリミネーター400に9.0km/h劣り、1速TWRは0.010kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

RC90 NC750Xと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのNC750Xが挙げられます。PWRの5.056kg/PSは車両重量218kg+55kgの273kgを、最高出力54.4PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は2.6km/h劣り、1速TWRは0.120kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.730
平均ピストンスピード 20.15m/s
トルクウェイトレシオ 39.50kg/kgm
1馬力あたりのお値段 32745円
排気量1Lあたり馬力 102.02PS/L
排気量1Lあたりトルク 12.76kgm/L
1気筒あたりの馬力 63.8PS
1気筒あたりのトルク 8.0kgm
パワーバンド比率 61.5%
燃費×馬力 2514.3pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
4.5~5.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは39.50kg/kgm(2520kg/63.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が16700000円、最高出力が510馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は32745円、逆に1万円あたりでは0.31馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は261755円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
5000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は102.02PS/L、トルクは12.76kgm/L、1気筒あたりの馬力は63.8馬力、トルクは8.0kgmとなり、このエンジンが510馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは20.15m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が93.0mmである508PS型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6450回転です。●最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.730になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が4.93km/L、最高出力が510PSであるこの車の獲得ポイントは2514.3ptになります。
戯れに車両重量2520kgを100kg単位にした25.2で割ってみたところ、その数値は99.77ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



レンジローバーでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.752m
期待される荷室の幅 1.585m
対角線の長さ 2.363m
期待される荷室の面積 2.777m²

縦方向の長さが1.752m(対角線では2.363m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7000rpm|タイヤサイズ 275/40R22|タイヤ直径 77.9cm|円周長 244.7cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
7000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.714 16.71 -
-
62km/h 11380rpm 2737.3kgm
2速 3.143 11.14 0.667 1-2/
4670rpm
92km/h 7590rpm 1825.0kgm
3速 2.106 7.47 0.670 2-3/
4690rpm
138km/h 5080rpm 1222.9kgm
4速 1.667 5.91 0.792 3-4/
5540rpm
174km/h 4030rpm 968.0kgm
5速 1.285 4.56 0.771 4-5/
5400rpm
226km/h 3100rpm 746.2kgm
6速 1.000 3.54 0.778 5-6/
5450rpm
290km/h 2410rpm 580.7kgm
7速 0.839 2.97 0.839 6-7/
5870rpm
346km/h 2030rpm 487.2kgm
8速 0.667 2.36 0.795 7-8/
5570rpm
435km/h 1610rpm 387.3kgm
Final 3.545 レシオカバレッジ(変速比幅)7.067

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.545)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(63.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.545)÷タイヤの有効半径(0.3895m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの435km(6500rpmでは403.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2500回転で最大トルク63.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば39.50kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(4.941kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2737.3kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2520kg)を1速ギヤの最大駆動力(2737.3kgm)で割ってみると0.921kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6500回転でのトルク(56.2kgm)からTWRを算出すると1.045kg/kgmとなり、2500-6500回転の回転域では0.921-1.045kg/kgmの間で推移することがわかります。


おまけ:6500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

LG5SA型レンジローバーに搭載された508PS型4999ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

6500rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ57km/h-
2速ギヤ86km/h4340rpm
3速ギヤ128km/h4360rpm
4速ギヤ161km/h5150rpm
5速ギヤ209km/h5010rpm
6速ギヤ269km/h5060rpm
7速ギヤ321km/h5450rpm
8速ギヤ404km/h5170rpm

まず1速ギヤで6500rpmまで引っ張ると57km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6500rpmから4340rpmまで落ち、そこから6500rpmまで加速を続けると速度は86km/h(+29km/h)になります。

3速ギヤでは4360rpmまで落ちて6500rpmで128km/h(+42km/h)に、4速ギヤでは5150rpmまで落ちて6500rpmで161km/h(+33km/h)に、5速ギヤでは5010rpmまで落ちて6500rpmで209km/h(+48km/h)になります。

続いて6速ギヤでは5060rpmまで落ちて6500rpmで269km/h(+60km/h)に、7速ギヤでは5450rpmまで落ちて6500rpmで321km/h(+52km/h)に、8速ギヤでは5170rpmまで落ちて6500rpmで404km/h(+83km/h)という具合に加速していくイメージです。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4550 6830 9110 11380 13660 15930 20490
2速 3040 4550 6070 7590 9110 10620 13660
3速 2030 3050 4070 5080 6100 7120 9150
4速 1610 2420 3220 4030 4830 5640 7250
5速 1240 1860 2480 3100 3720 4340 5580
6速 970 1450 1930 2410 2900 3380 4350
7速 810 1220 1620 2030 2430 2840 3650
8速 640 970 1290 1610 1930 2250 2900
※赤い数字は暫定レブリミット(7000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.667)を選択して時速100kmにて走行すると1610回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは970回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1130回転、一般的な高速道路の80km/hでは1290回転、100km/hでは1610回転、制限速度が120km/hになると1930回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2900回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 18 26 35 44 53 62 70
2速 13 26 40 53 66 79 92 105
3速 20 39 59 79 98 118 138 157
4速 25 50 75 99 124 149 174 199
5速 32 64 97 129 161 193 226 258
6速 41 83 124 166 207 248 290 331
7速 49 99 148 197 247 296 346 395
8速 62 124 186 248 310 373 435 497

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの275/40R22と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 275/40R22 | 直径 779mm

-20mm
幅255mm
-10mm
幅265mm
変更なし
幅275mm
+10mm
幅285mm
+20mm
幅295mm
-5%
35
扁平
255/35R22
37.9km/h
直径738mm
径差-41mm
265/35R22
38.3km/h
直径745mm
径差-34mm
275/35R22
38.6km/h
直径752mm
径差-27mm
285/35R22
39.0km/h
直径759mm
径差-20mm
295/35R22
39.3km/h
直径766mm
径差-13mm
0%
40
扁平
255/40R22
39.2km/h
直径763mm
径差-16mm
265/40R22
39.6km/h
直径771mm
径差-8mm
275/40R22
40.0km/h
779mm
0mm
285/40R22
40.4km/h
直径787mm
径差+8mm
295/40R22
40.8km/h
直径795mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
255/45R22
40.5km/h
直径789mm
径差+10mm
265/45R22
41.0km/h
直径798mm
径差+19mm
275/45R22
41.4km/h
直径807mm
径差+28mm
285/45R22
41.9km/h
直径816mm
径差+37mm
295/45R22
42.4km/h
直径825mm
径差+46mm
+10%
50
扁平
255/50R22
41.8km/h
直径814mm
径差+35mm
265/50R22
42.3km/h
直径824mm
径差+45mm
275/50R22
42.8km/h
直径834mm
径差+55mm
285/50R22
43.3km/h
直径844mm
径差+65mm
295/50R22
43.9km/h
直径854mm
径差+75mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、255/40R22 、265/35R22、265/40R22 、275/35R22 、285/35R22 、295/35R22あたりのタイヤがおすすめです。

275/40R22のタイヤ幅を255mmから305mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、275/40R22の適応サイズと性能の変化 [LG5SA型レンジローバー編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】275/40R22のタイヤ銘柄と通販価格

LG5SA型レンジローバー[5.0L-SC 4WD/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト4.941kg/ps63.21
1速ギヤ加速性能0.921kg/kgm64.00
1L換算馬力102.02ps/L49.59
1L換算トルク12.76kgm/L40.12
WB/TR比1.73054.43
ワイド&ロー指数0.94046.57
前面の面積3.702m²19.90
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点381.54

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費5.3km/L30.70
年間維持費645600円20.78
100kmh回転数1610rpm61.67
航続距離556.5km40.90
車の大きさ18.529m³78.03
室内の広さ(仮) 3.360m³49.45
最小回転半径6.1m31.02
馬力単価32745円35.29
ユーティリティ部門の得点347.84

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した LG5SA型レンジローバー[5.0L-SC 4WD/8AT] の総合得点は 729.38 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したLG5SA型レンジローバー(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「5000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

レンジローバーの歴代モデル

4代目 LG5NA型 レンジローバー
LG5NA レンジローバーは2013/01に登場した4代目モデル。参考車両の「Vogue」は全長5005mm、全幅1985mm、全高1865mmの車体に、375PS/52.0kgmを発生する508PN型4999ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

3代目 LM44型 レンジローバー
LM44 レンジローバーは2002/04に登場した3代目モデル。参考車両の「HSE」は全長4950mm、全幅1955mm、全高1900mmの車体に、306PS/44.9kgmを発生する448PN型4393ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

2代目 LP60D型 レンジローバー
LP60D レンジローバーは1995/04に登場した2代目モデル。参考車両の「4.6HSE」は全長4715mm、全幅1890mm、全高1810mmの車体に、218PS/40.8kgmを発生する60D型4552ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 LH40D型 レンジローバー
LH40D レンジローバーは1990/04に登場した初代モデル。参考車両の「Vanden-Plas」は全長4650mm、全幅1820mm、全高1790mmの車体に、200PS/34.6kgmを発生する60D型4274ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。