ランボルギーニ:アヴェンタドールの性能と維持費 6.5L/4WD/7AT 5239万円

このページでは、ランボルギーニの2ドア・2人乗りオープンカー、初代のアヴェンタドール LP750-4 SuperVeloce Roadster【2015/09モデル・750PS/70.4kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

アヴェンタドール
販売期間:2011/03 -

画像はランボルギーニより引用
http://www.lamborghini.com/
投稿:2016/02/25|更新:2019/09/26

ボディサイズが全長4835mm×全幅2030mm×全高1136mm、排気量は6498ccであることから、大雑把に分類すると6.5リットルクラス(6500cc、自動車税は6.0L超を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4835mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


アヴェンタドール [6498cc/750PS 4WD/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代アヴェンタドールの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2015/09
型式不明
[LP750-4 SuperVeloce]
6.5L-NA・4WD/7AT・4795.6万円
750PS・70.4kgm・-
750PS
70.4kgm
-
2014/04
47L539型
[LP700-4 Roadster]
6.5L-NA・4WD/7AT・4793.5万円
700PS・70.4kgm・-
700PS
70.4kgm
-
2011/03
47L539型
[LP700-4]
6.5L-NA・4WD/7AT・4100.2万円
700PS・70.4kgm・-
700PS
70.4kgm
-
初代アヴェンタドールの車両型式・グレード一覧【全4車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー ランボルギーニ
車名&
グレード
アヴェンタドール
LP750-4 SuperVeloce Roadster
その他 燃費(市街地24.7L/100km 郊外10.7L/100km 総合16.0L/100km) 車重は乾燥重量
お値段 52389883円
車両型式
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 2ドア/2名乗車
車体寸法 長4835×幅2030×高1136mm
軸距&
輪距
2700mm
前1720mm/後1680mm
最小半径 6.3m
タイヤ 前輪:255/30R20
後輪:355/25R21
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1575kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型12気筒
排気量6498cc
圧縮比11.8
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 750PS[551kW]/8400rpm
最大トルク 70.4kgm[690Nm]/5500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン

V型12気筒とは‥シリンダをV字型に交互で12個配置する方式。満足度の高さはピカイチ。
V型12気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税111000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額10000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、アヴェンタドールの新車を6024.8万円(諸費用として785.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc超 13年未満 111000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷5.6km/L×185円/L 330360円
オイル交換(5000km毎) 1回10000円×2回 20000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本28000円×4本÷5年 22400円
任意保険料(月額10000円) 月額10000円×12ヶ月 120000円
ローン完済後の年間維持費 629000円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額1004140円×12ヶ月 12049680円
ローン返済中の年間維持費 12678700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
名目 金額
自動車税(1年分) 111000円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
330360円
(231250円)
(165180円)
(99110円)
オイル交換(5000km毎) 20000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 22400円
任意保険料(月額10000円) 120000円
ローン完済後の年間維持費 629000円
名目 金額
車のローン額(1年分) 12049680円
ローン返済中の年間維持費 12678700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53500円
  • 初度登録から9年経過車の場合、「6000cc超で13年未満」クラスの自動車税は111000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに10000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本28000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額10000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

天に見放されし生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。金額を見ただけで気が遠くなります。その維持費は月額でさえ52500円(ローン完済前は1056600円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られし大富豪でもなければ、お給金の大半をアヴェンタドールに吸い取られ泣くハメになりそうですが、ということはつまり、この車のステータス性は抜群であると言えます。

アヴェンタドールの維持費は高い?安い?

「アヴェンタドールの年間維持費は629000円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「6000cc超クラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてアヴェンタドールの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いコルベット クーペ512300円-116700円
7シリーズ559100円-69900円
Cクラス ステーションワゴン AMG586400円-42600円
コルベット コンバーチブル620300円-8700円
アヴェンタドールの維持費629000円
基準6000cc超クラス平均633800円+4800円
Eクラス セダン659800円+30800円
グランドチェロキー666900円+37900円
Sクラス セダン AMG713100円+84100円
高いSLクラス766100円+137100円

アヴェンタドールの年間維持費を、6000cc超クラスで最も維持費が安いコルベット クーペと比較して116700円高く、最も高いSLクラスと比較して137100円安く、6000cc超クラスの平均維持費との比較では4800円安くなっています。

最低額のコルベット クーペと最高額のSLクラスは極端な例としても、6000cc超クラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、アヴェンタドールの維持費は ちょっと安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 6000cc超クラスの車 ランキング

アヴェンタドールを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%820万円69万円54万円
15%550万円46万円36万円
20%410万円35万円27万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は820万円(総支給額69万円/月、手取り54万円/月)、ここから月額維持費5.2万円を支払うと残りは48.8万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は550万円(総支給額46万円/月、手取り36万円/月)、5.2万円を支払うと残りは30.8万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が410万円(総支給額35万円/月、手取り27万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。5.2万円を引くと残りは21.8万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代34万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費5.6km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
241090円
[-89270円]
-25円
160円/L
285730円
[-44630円]
-10円
175円/L
312520円
[-17840円]
185円/L330360円
[0円]
+10円
195円/L
348240円
[+17880円]
+25円
210円/L
375020円
[+44660円]
+50円
235円/L
419670円
[+89310円]

燃費5.6km/Lのアヴェンタドールで10000km走行するのに必要な燃料は1785.8L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は330360円になります。

参考までに、アヴェンタドールの燃料タンクは90リットルですので、1785.8Lの給油回数は20回、1回あたりの燃料代は約16520円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては17880円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると44660円、50円も違ってくると89310円にもなります。

これをアヴェンタドールの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を629000円としたとき、135円/Lに値下がりすれば539730円(85.8%)に、235円/Lに値上がりすれば718310円(114.2%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(111000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 111000円 31%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 3000km分 99110円 28%
オイル交換 年1回 10000円 3%
タイヤ交換 6年毎 14930円 4%
任意保険料 80% 96000円 27%
合計
[1万kmとの差額]
356300円
-272700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 111000円 26%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 5000km分 165180円 39%
オイル交換 年1回 10000円 2%
タイヤ交換 6年毎 14930円 3%
任意保険料 85% 102000円 24%
合計
[1万kmとの差額]
428400円
-200600円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 111000円 22%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 231250円 46%
オイル交換 年1回 14000円 3%
タイヤ交換 6年毎 14930円 3%
任意保険料 90% 108000円 21%
合計
[1万kmとの差額]
504500円
-124500円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料120000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて272700円安い356300円に、5000km走行では200600円安い428400円に、7000km走行では124500円安い504500円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 111000円 13%
自動車重量税 1年分 16400円 2%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 495540円 59%
オイル交換 年3回 60000円 7%
タイヤ交換 2.7年毎 33600円 4%
任意保険料 100% 120000円 14%
合計
[1万kmとの差額]
845400円
+216400円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 111000円 11%
自動車重量税 1年分 16400円 2%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 660720円 63%
オイル交換 年4回 80000円 8%
タイヤ交換 2年毎 44800円 4%
任意保険料 100% 120000円 11%
合計
[1万kmとの差額]
1041800円
+412800円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
5000cc超クラス編
小型車&普通車の新車編
オープンカー編

アヴェンタドールの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 5.6km/L
燃料タンク容量 90L
航続距離(カタログ燃費) 504.0km
航続距離(80%燃費) 405.0km
満タンプライス 16650円
1km走行コスト 33.04円
1万円でどこまで行ける? km

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので5.6km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量90リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は504.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.0km/L)とすると航続距離は450.0km、80%(4.5km/L)だと405.0km、70%(3.9km/L)では351.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から90リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では16650円、上で計算した航続距離を踏まえると504.0km(80%燃費時405.0km)を走行するのに16650円かかる計算です。

燃費を5.6km/Lとしたときの1km走行コストは33.04円、10万km走行したときの燃料代は万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら万円/年、7年10万kmなら万円/年、5年10万kmなら万円/年、3年10万kmなら万円/年となります。


カタログデータから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
各回転域での馬力
5500回転時の馬力 541PS
8400回転時の馬力 750PS
各回転域でのトルク
5500回転時のトルク 70.4kgm
8400回転時のトルク 64.0kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型12気筒、6498ccの自然吸気エンジンは8400回転時に最高出力750馬力を、5500回転時に最大トルク70.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する5500rpmから最高出力が発生する8400rpmまで」の2900rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は34.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ2.100kg/PS(1575kg/750PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ2.100kg/PS
車体+1人2.173kg/PS
車体+2人2.247kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg2.180kg/PS
車体+70kg2.193kg/PS
車体+80kg2.207kg/PS
車体+90kg2.220kg/PS
車体+100kg2.233kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは2.173kg/PS(1630kg/750PS)となり、数値としては0.073kg、比率にすると3.5%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは2.247kg/PS(1685kg/750PS)となり、数値としては0.147kg、比率にすると7.0%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

アヴェンタドールのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2015/09

-
アヴェンタドール
2.173kg/PS
1630kg/750PS|6.5L-NA
[車体のみPWR:2.100]
2012/08

車種詳細
コルベット クーペ
2.450kg/PS
1585kg/647PS|6.2L-SC
車体のみPWR:2.365
2014/04

車種詳細
F12ベルリネッタ
2.132kg/PS
1580kg/741PS|6.3L-NA
車体のみPWR:2.058
2015/07

車種詳細
488GTB
2.127kg/PS
1425kg/670PS|4.0L-TT
車体のみPWR:2.045
2014/04

車種詳細
458スペチアーレ
2.223kg/PS
1345kg/605PS|4.5L-NA
車体のみPWR:2.132
2015/07

車種詳細
488スパイダー
2.201kg/PS
1475kg/670PS|4.0L-TT
車体のみPWR:2.119

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ2.173kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

1.847kg/PSから2.499kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、シボレーの2人乗りクーペ「謎型 コルベット クーペ」、フェラーリの2人乗りクーペ「謎型 F12ベルリネッタ」、フェラーリの2人乗りクーペ「F488型 488GTB」、フェラーリの2人乗りクーペ「F142VS型 458スペチアーレ」、フェラーリの2人乗りオープンカー「F488型 488スパイダー」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

アヴェンタドール [LP750-4 SuperVeloce Roadster]のライバル車種|2.173kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は476.2PS/tとなっています。


アヴェンタドールがバイクと競争するなら…?


車種詳細
XSR900|845cc
2.155kg/PS
250kg/116.0PS/8.90kgm
[車体のみPWR:1.681]
2015/09

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アヴェンタドール|6498cc
2.173kg/PS
1630kg/750PS/70.4kgm
[車体のみPWR:2.100]

車種詳細
CBR1000RR|999cc
2.178kg/PS
257kg/118.3PS/9.69kgm
[車体のみPWR:1.712]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではアヴェンタドールとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

RN56J XSR900と競争してみる

まずアヴェンタドールより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのXSR900が挙げられます。PWRの2.155kg/PSは車両重量195kgにライダーの体重55kgを加えた250kgを、最高出力116.0PSで割ったものです。

SC59 CBR1000RRと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのCBR1000RRが挙げられます。PWRの2.178kg/PSは車両重量202kg+55kgの257kgを、最高出力118.3PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.588
平均ピストンスピード 21.39m/s
トルクウェイトレシオ 22.37kg/kgm
1馬力あたりのお値段 69853円
排気量1Lあたり馬力 115.42PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.83kgm/L
1気筒あたりの馬力 62.5PS
1気筒あたりのトルク 5.9kgm
パワーバンド比率 34.5%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
オープンカーのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは22.37kg/kgm(1575kg/70.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が52389883円、最高出力が750馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は69853円、逆に1万円あたりでは0.14馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は744174円、1万円あたりでは0.01kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
5000cc超の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は115.42PS/L、トルクは10.83kgm/L、1気筒あたりの馬力は62.5馬力、トルクは5.9kgmとなり、このエンジンが750馬力を8400回転で発生させているときの平均ピストンスピードは21.39m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が76.4mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7850回転です。●最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.588になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、真っ直ぐ進むよりも小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

純正装着タイヤの355/25R21と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 355/25R21 | 直径 711mm

-20mm
幅335mm
-10mm
幅345mm
変更なし
幅355mm
+10mm
幅365mm
+20mm
幅375mm
-5%
20
扁平
335/20R21
37.5km/h
直径667mm
径差-44mm
345/20R21
37.7km/h
直径671mm
径差-40mm
355/20R21
38.0km/h
直径675mm
径差-36mm
365/20R21
38.2km/h
直径679mm
径差-32mm
375/20R21
38.4km/h
直径683mm
径差-28mm
0%
25
扁平
335/25R21
39.4km/h
直径701mm
径差-10mm
345/25R21
39.7km/h
直径706mm
径差-5mm
355/25R21
40.0km/h
711mm
0mm
365/25R21
40.3km/h
直径716mm
径差+5mm
375/25R21
40.6km/h
直径721mm
径差+10mm
+5%
30
扁平
335/30R21
41.3km/h
直径734mm
径差+23mm
345/30R21
41.6km/h
直径740mm
径差+29mm
355/30R21
42.0km/h
直径746mm
径差+35mm
365/30R21
42.3km/h
直径752mm
径差+41mm
375/30R21
42.6km/h
直径758mm
径差+47mm
+10%
35
扁平
335/35R21
43.2km/h
直径768mm
径差+57mm
345/35R21
43.6km/h
直径775mm
径差+64mm
355/35R21
44.0km/h
直径782mm
径差+71mm
365/35R21
44.4km/h
直径789mm
径差+78mm
375/35R21
44.8km/h
直径796mm
径差+85mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、335/25R21 、345/25R21 、365/20R21 、375/20R21あたりのタイヤがおすすめです。

355/25R21のタイヤ幅を335mmから385mmまで、扁平率を10%から40%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを21インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが355/25R21のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】355/25R21のタイヤ銘柄と通販価格

アヴェンタドール[6.5L-NA 4WD/7AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト2.100kg/ps70.99
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力115.42ps/L83.38
1L換算トルク10.83kgm/L66.59
WB/TR比1.58869.07
ワイド&ロー指数0.56074.13
前面の面積2.306m²58.99
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点506.77

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費629000円22.30
100kmh回転数-43.42
航続距離-26.05
車の大きさ11.150m³48.79
室内の広さ(仮) 2.022m³36.72
最小回転半径6.3m26.94
馬力単価69853円0.01
ユーティリティ部門の得点245.63

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計したアヴェンタドール[6.5L-NA 4WD/7AT] の総合得点は 752.40 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したアヴェンタドール [LP750-4 SuperVeloce Roadster] (4WD/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「5000cc超のオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。