CR5 アコード プラグインハイブリッドの性能と維持費 FF/CVT 500万円

このページでは、本田技研工業の4ドア・5人乗りセダン、9代目のDLA-CR5型アコード プラグインハイブリッド SX【2013/12モデル・143PS/16.8kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

CR5 アコード プラグインハイブリッド
販売期間:2013/12 - 2016/03

画像は本田技研工業より引用
http://www.honda.co.jp/
投稿:2014/01/01|更新:2021/07/01

ボディサイズが全長4915mm×全幅1850mm×全高1465mm、排気量は1993ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいので、やや非力に感じることがあるかもしれません。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4915mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


CR5型 アコード プラグインハイブリッド [1993cc/143PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

9代目アコード プラグインハイブリッドの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2016/05
CR7型
[LX]
2.0L-NA | FF/CVT
| 385.0万円
145PS
17.8kgm
31.6km/L
2013/06
CR6型
[LX]
2.0L-NA | FF/CVT
| 365.0万円
143PS
16.8kgm
30.0km/L
アコード プラグインハイブリッドの新型モデル
10代目 CV3型アコード
CV3型アコードは2020/02に登場した10代目モデル。参考車両の「EX」は全長4900mm、全幅1860mm、全高1450mmの車体に、145PS/17.8kgmを発生するLFB型1993ccエンジンを搭載。

アコード プラグインハイブリッドの旧型モデル
8代目 CU2型アコード
CU2型アコードは2008/12に登場した8代目モデル。参考車両の「type-S」は全長4730mm、全幅1840mm、全高1440mmの車体に、206PS/23.7kgmを発生するK24A型2354ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー HONDA
車名&
グレード
アコード プラグインハイブリッド
SX
その他 PHV燃費70.4km/L EV走行距離37.6km モータ型式MF8(124kW/307Nm)
お値段 5000000円
車両型式 DLA-CR5
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 4ドア/5人
車体寸法 長4915×幅1850×高1465mm
室内寸法 長2050×幅1570×高1195mm
軸距&
輪距
2775mm
前1585mm/後1585mm
最小半径 5.7m
最低高 135mm
タイヤ 前輪:225/50R17
後輪:225/50R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1740kg
エンジン諸元
原動機型式 LFA
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1993cc
圧縮比13.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 143PS[105kW]/6200rpm
最大トルク 16.8kgm[165Nm]/3500-6000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
JC08燃費 29.0km/L(68.2mpg)
100km燃費 3.4L/100km
LFA型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税39500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2013/12モデルのアコード プラグインハイブリッドを10年落ちの中古で302.5万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    アコード プラグインハイブリッドの2013/12モデルの場合、2023年現在では10年が経過しているため、新車価格の55%である275万円に諸経費として27.5万円を足した302.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2013年式を10年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷27.0×165円/L 61110円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 214100円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額50420円×12ヶ月 605040円
ローン返済中の年間維持費 819100円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55900円
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 61110円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 12000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 214100円
名目 金額
車のローン額(1年分) 605040円
ローン返済中の年間維持費 819100円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55900円
  • 初度登録から10年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は39500円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした55900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

アコード プラグインハイブリッド【SX】の場合、維持費の月額は17900円(ローン完済前は68300円)になり、これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 26%
自動車重量税 1年分 16400円 11%
自賠責保険料 1年分 10005円 7%
燃料代 3000km分 18330円 12%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 5%
任意保険料 80% 52800円 36%
合計
[1万kmとの差額]
149600円
-64500円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 24%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 10005円 6%
燃料代 5000km分 30560円 18%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 5%
任意保険料 85% 56160円 34%
合計
[1万kmとの差額]
165200円
-48900円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 22%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 7000km分 42780円 23%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 4%
任意保険料 90% 59400円 34%
合計
[1万kmとの差額]
182400円
-31700円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて64500円安い149600円に、5000km走行では48900円安い165200円に、7000km走行では31700円安い182400円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 15%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 10005円 4%
燃料代 15000km分 91670円 34%
オイル交換 年3回 27000円 10%
タイヤ交換 2.7年毎 18000円 7%
任意保険料 100% 66000円 24%
合計
[1万kmとの差額]
268600円
+54500円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 13%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 20000km分 122220円 39%
オイル交換 年4回 36000円 11%
タイヤ交換 2年毎 24000円 8%
任意保険料 100% 66000円 21%
合計
[1万kmとの差額]
314200円
+100100円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km60円1300円1.6万円
20km110円2400円2.9万円
30km170円3700円4.4万円
50km280円6200円7.3万円
100km570円12500円14.8万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を29.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは5.69円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は60円/日となり、20km走行なら110円/日、30km走行なら170円/日、50km走行なら280円/日、100km走行なら570円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は3700円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は4.4万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

LFA型エンジン簡易性能曲線図
LFA型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3500回転時の馬力 82PS
6000回転時の馬力 141PS
6200回転時の馬力 143PS
6200回転時の馬力 143PS
各回転域でのトルク
3500回転時のトルク 16.8kgm
6000回転時のトルク 16.8kgm
6200回転時のトルク 16.5kgm
6200回転時のトルク 16.5kgm
LFA型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているLFA型1993cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは6200回転時に最高出力143馬力を、3500-6000回転時に最大トルク16.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3500rpmから最高出力が発生する6200rpmまで」の2700rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は43.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
ホンダの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
ホンダの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ12.168kg/PS(1740kg/143PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ12.168kg/PS
車体+1人12.552kg/PS
車体+5人14.091kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg12.587kg/PS
車体+70kg12.657kg/PS
車体+80kg12.727kg/PS
車体+90kg12.797kg/PS
車体+100kg12.867kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは12.552kg/PS(1795kg/143PS)となり、数値としては0.384kg、比率にすると3.2%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは14.091kg/PS(2015kg/143PS)となり、数値としては1.923kg、比率にすると15.8%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


CR5 アコード プラグインハイブリッドのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2013/12

-
アコード プラグインハイブリッド
12.552kg/PS
1795kg/143PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:12.168]
2013/04

車種詳細
500S
12.529kg/PS
1065kg/85PS|0.9L-TB
車体のみPWR:11.882
2015/07

車種詳細
シエンタ
12.523kg/PS
1365kg/109PS|1.5L-NA
車体のみPWR:12.018
2004/10

車種詳細
インサイト
12.500kg/PS
875kg/70PS|1.0L-NA
車体のみPWR:11.714
2013/07

車種詳細
CLAクラス
12.500kg/PS
1525kg/122PS|1.6L-TB
車体のみPWR:12.049
2015/02

車種詳細
CX-3
12.524kg/PS
1315kg/105PS|1.5L-TB
車体のみPWR:12.000

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ12.552kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

12.426kg/PSから12.678kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、フィアットの4人乗りハッチバック「31209型 500S」、トヨタの7人乗りミニバン「NSP170G型 シエンタ」、ホンダの2人乗りクーペ「ZE1型 インサイト」、メルセデスベンツの5人乗りセダン「117342型 CLAクラス」、マツダの5人乗りSUV「DK5FW型 CX-3」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

CR5型 アコード プラグインハイブリッド [SX]とパワーウェイトレシオが近い車種|12.552kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は82.2PS/tとなっています。


アコード プラグインハイブリッドがバイクと競争するなら…?


車種詳細
GSX-S125|124cc
12.533kg/PS
188kg/15.0PS/1.10kgm
[車体のみPWR:8.867]
2013/12

-
アコード プラグインハイブリッド|1993cc
12.552kg/PS
1795kg/143PS/16.8kgm
[車体のみPWR:12.168]

車種詳細
GSX-R125|124cc
12.600kg/PS
189kg/15.0PS/1.10kgm
[車体のみPWR:8.933]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではアコード プラグインハイブリッドとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

DL32B GSX-S125と競争してみる

まずアコード プラグインハイブリッドより少しPWRが低いバイクとして、スズキのGSX-S125が挙げられます。PWRの12.533kg/PSは車両重量133kgにライダーの体重55kgを加えた188kgを、最高出力15.0PSで割ったものです。

DL33B GSX-R125と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのGSX-R125が挙げられます。PWRの12.600kg/PSは車両重量134kg+55kgの189kgを、最高出力15.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.751
平均ピストンスピード 19.98m/s
トルクウェイトレシオ 103.6kg/kgm
1馬力あたりのお値段 34965円
排気量1Lあたり馬力 71.75PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.43kgm/L
1気筒あたりの馬力 35.8PS
1気筒あたりのトルク 4.2kgm
パワーバンド比率 43.5%
燃費×馬力 3856.7pt
各種ランキング
セダンのPWR
1.8~2.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは103.6kg/kgm(1740kg/16.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5000000円、最高出力が143馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は34965円、逆に1万円あたりでは0.29馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は297619円、1万円あたりでは0.03kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
ホンダ編
2000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は71.75PS/L、トルクは8.43kgm/L、1気筒あたりの馬力は35.8馬力、トルクは4.2kgmとなり、このエンジンが143馬力を6200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.98m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が96.7mmであるLFA型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6200回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.751になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が26.97km/L、最高出力が143PSであるこの車の獲得ポイントは3856.7ptになります。
戯れに車両重量1740kgを100kg単位にした17.4で割ってみたところ、その数値は221.65ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.85m³
1人あたりのスペース 約0.77m³
室内長/全長 41.7%
室内幅/全幅 84.9%
室内高/全高 81.6%
室内容積/車両体積 28.9%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.85m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.77m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は41.7%、同じく室内幅と全幅の比率は84.9%、同じく室内高と全高の比率は81.6%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は28.9%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


アコード プラグインハイブリッドでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.72m
期待される荷室の幅 1.47m
対角線の長さ 2.26m
期待される荷室の面積 2.53m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.72m(対角線では2.26m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


アコード プラグインハイブリッドの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 29.0km/L
燃料タンク容量 46L
航続距離(カタログ燃費) 1334.0km
航続距離(80%燃費) 1067.2km
満タンプライス 7590円
1万円でどこまで行ける? 1757.6km
車両価格/航続距離 3748円/km

JC08モード燃費が29.0km/Lですので、燃料タンクの容量が46リットルですと航続可能距離は1334.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(26.1km/L)とすると1200.6km、80%(23.2km/L)だと1067.2km、70%(20.3km/L)では933.8kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン46リットルの給油で7590円、上で計算した航続距離を踏まえると1334.0km(80%燃費時1067.2km)を走行するのに7590円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1757.6km(往復なら片道878.8km)、カタログ値の80%なら1406.1km(片道703.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1334.0kmの距離を移動できるCR5型 アコード プラグインハイブリッド [SX]という乗り物を、500.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3748円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの225/50R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/50R17 | 直径 657mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
45
扁平
205/45R17
37.6km/h
直径617mm
径差-40mm
215/45R17
38.1km/h
直径626mm
径差-31mm
225/45R17
38.7km/h
直径635mm
径差-22mm
235/45R17
39.2km/h
直径644mm
径差-13mm
245/45R17
39.8km/h
直径653mm
径差-4mm
0%
50
扁平
205/50R17
38.8km/h
直径637mm
径差-20mm
215/50R17
39.4km/h
直径647mm
径差-10mm
225/50R17
40.0km/h
657mm
0mm
235/50R17
40.6km/h
直径667mm
径差+10mm
245/50R17
41.2km/h
直径677mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
205/55R17
40.1km/h
直径658mm
径差+1mm
215/55R17
40.7km/h
直径669mm
径差+12mm
225/55R17
41.4km/h
直径680mm
径差+23mm
235/55R17
42.1km/h
直径691mm
径差+34mm
245/55R17
42.7km/h
直径702mm
径差+45mm
+10%
60
扁平
205/60R17
41.3km/h
直径678mm
径差+21mm
215/60R17
42.0km/h
直径690mm
径差+33mm
225/60R17
42.7km/h
直径702mm
径差+45mm
235/60R17
43.5km/h
直径714mm
径差+57mm
245/60R17
44.2km/h
直径726mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/50R17 、215/45R17、215/50R17 、225/45R17 、235/45R17 、245/45R17あたりのタイヤがおすすめです。

225/50R17のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを17インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが225/50R17のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


CR5型アコード プラグインハイブリッド[2.0L-NA FF/CVT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト12.168kg/ps43.23
1速ギヤ加速性能-39.91
1L換算馬力71.75ps/L48.93
1L換算トルク8.43kgm/L37.32
WB/TR比1.75152.27
ワイド&ロー指数0.79257.23
前面の面積2.710m²47.19
最低地上高135mm57.73
スポーツ性能部門の得点383.81

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費29.0km/L67.64
年間維持費214100円60.33
100kmh回転数-43.41
航続距離1334.0km87.04
車の大きさ13.321m³57.88
室内の広さ3.846m³54.50
最小回転半径5.7m38.96
馬力単価34965円31.56
ユーティリティ部門の得点441.32

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した CR5型アコード プラグインハイブリッド[2.0L-NA FF/CVT] の総合得点は 825.13 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したCR5型アコード プラグインハイブリッド(FF/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

アコード プラグインハイブリッドの歴代モデル

10代目 CV3型 アコード
CV3 アコードは2020/02に登場した10代目モデル。参考車両の「EX」は全長4900mm、全幅1860mm、全高1450mmの車体に、145PS/17.8kgmを発生するLFB型1993ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

9代目 CR5型 アコード プラグインハイブリッド
CR5 アコード プラグインハイブリッドは2013/12に登場した9代目モデル。参考車両の「SX」は全長4915mm、全幅1850mm、全高1465mmの車体に、143PS/16.8kgmを発生するLFA型1993ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

8代目 CW2型 アコード ツアラー
CW2 アコード ツアラーは2008/12に登場した8代目モデル。参考車両の「type-S」は全長4750mm、全幅1850mm、全高1470mmの車体に、206PS/23.7kgmを発生するK24A型2354ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

7代目 CM3型 アコード ワゴン
CM3 アコード ワゴンは2002/11に登場した7代目モデル。参考車両の「24T」は全長4750mm、全幅1760mm、全高1490mmの車体に、190PS/23.2kgmを発生するK24A型2354ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

6代目 CL2型 アコード ワゴン
CL2 アコード ワゴンは1997/10に登場した6代目モデル。参考車両の「SiR」は全長4740mm、全幅1730mm、全高1445mmの車体に、190PS/22.5kgmを発生するH23A型2258ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

5代目 CE1型 アコード ワゴン
CE1 アコード ワゴンは1994/03に登場した5代目モデル。参考車両の「2.2Vi」は全長4780mm、全幅1780mm、全高1455mmの車体に、145PS/20.2kgmを発生するF22B型2156ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

4代目 CB9型 アコード ワゴン
CB9 アコード ワゴンは1991/04に登場した4代目モデル。参考車両の「2.2i R」は全長4735mm、全幅1725mm、全高1440mmの車体に、140PS/19.6kgmを発生するF22A型2156ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。