A1XC カマロ コンバーチブルの性能と維持費 FR/8AT 659万円 2021年式

このページでは、シボレーの2ドア・4人乗りオープンカー、6代目の7BA-A1XC型カマロ コンバーチブル Convertible【2021/12モデル・275PS/40.8kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

A1XC カマロ コンバーチブル
販売期間:2017/11 -

画像はシボレーより引用
http://www.chevrolet.co.jp/
投稿日:2022/12/14

ボディサイズが全長4785mm×全幅1900mm×全高1350mm、排気量は1998ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。
参考:250PS~300PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4785mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


A1XC型 カマロ コンバーチブル [1998cc/275PS FR/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

6代目カマロ コンバーチブルの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/12
A1XCE型
[Coupe-SS]
6.2L-NA・FR/10AT・729.0万円
453PS・62.9kgm・-
453PS
62.9kgm
-
2021/12
A1XC型
[Coupe LT-RS]
2.0L-TB・FR/8AT・569.0万円
275PS・40.8kgm・-
275PS
40.8kgm
-
2017/11
型式不明
[LT-RS]
2.0L-TB・FR/8AT・516.2万円
275PS・40.8kgm・-
275PS
40.8kgm
-
6代目カマロ コンバーチブルの車両型式・グレード一覧【全6車種】
カマロ コンバーチブルの旧型モデル
5代目 謎型カマロ コンバーチブル
謎型カマロ コンバーチブルは2009/12に登場した5代目モデル。参考車両の「Convertible」は全長4840mm、全幅1915mm、全高1395mmの車体に、327PS/38.4kgmを発生するLFX型3562ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー シボレー
車名&
グレード
カマロ コンバーチブル
Convertible
その他 -
お値段 6590000円
車両型式 7BA-A1XC
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 2ドア/4名乗車
車体寸法 長4785×幅1900×高1350mm
軸距 2810mm
タイヤ 前輪:245/40R20
後輪:245/40R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1680kg
エンジン諸元
原動機型式 1D
気筒配列 直列4気筒
排気量1998cc
吸気方式 ターボ
最高出力 275PS[202kW]/5500rpm
最大トルク 40.8kgm[400Nm]/3000-4000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
1D型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、カマロ コンバーチブルの新車を757.8万円(諸費用として98.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷6.9km/L×185円/L 268120円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本24000円×4本÷5年 19200円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 425600円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額126310円×12ヶ月 1515720円
ローン返済中の年間維持費 1941300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
268120円
(187680円)
(134060円)
(80440円)
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 19200円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 425600円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1515720円
ローン返済中の年間維持費 1941300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53500円
  • 初度登録から3年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

このあたりのクラスから理想と現実の違い、つまり「乗りたい車」と「乗ることができる車」は違うことを思い知らされます。うっかり手を出せば「いっ…維持費が高すぎて息ができん!フーッ!フーッ!」と目を白黒させることになりかねません。

さて、カマロ コンバーチブル【Convertible】の場合、維持費の月額は35500円になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。

カマロ コンバーチブルの維持費は高い?安い?

「カマロ コンバーチブルの年間維持費は425600円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてカマロ コンバーチブルの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス189800円-235800円
ヴォクシー ハイブリッド227000円-198600円
スイフト スポーツ275300円-150300円
シビック タイプR312300円-113300円
基準2000ccクラス平均316600円-109000円
アコード345200円-80400円
WRX STI364700円-60900円
エクスプローラー413900円-11700円
カマロ コンバーチブルの維持費425600円
高いBX484900円+59300円

カマロ コンバーチブルの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して235800円高く、最も高いBXと比較して59300円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では109000円高くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、カマロ コンバーチブルの維持費は かなり高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

カマロ コンバーチブルを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%550万円46万円36万円
15%370万円31万円24万円
20%280万円24万円19万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は550万円(総支給額46万円/月、手取り36万円/月)、ここから月額維持費3.5万円を支払うと残りは32.5万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は370万円(総支給額31万円/月、手取り24万円/月)、3.5万円を支払うと残りは20.5万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が280万円(総支給額24万円/月、手取り19万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。3.5万円を引くと残りは15.5万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代27万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費6.9km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
195660円
[-72460円]
-25円
160円/L
231890円
[-36230円]
-10円
175円/L
253630円
[-14490円]
185円/L268120円
[0円]
+10円
195円/L
282620円
[+14500円]
+25円
210円/L
304360円
[+36240円]
+50円
235円/L
340590円
[+72470円]

燃費6.9km/LのA1XC型 カマロ コンバーチブルで10000km走行するのに必要な燃料は1449.3L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は268120円になります。

参考までに、カマロ コンバーチブルの燃料タンクは72リットルですので、1449.3Lの給油回数は21回、1回あたりの燃料代は約12770円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては14500円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると36240円、50円も違ってくると72470円にもなります。

これをA1XC型 カマロ コンバーチブルの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を425600円としたとき、135円/Lに値下がりすれば353140円(83.0%)に、235円/Lに値上がりすれば498070円(117.0%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 3000km分 80440円 38%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 12800円 6%
任意保険料 80% 52800円 24%
合計
[1万kmとの差額]
212800円
-212800円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 13%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 5000km分 134060円 50%
オイル交換 年1回 5500円 2%
タイヤ交換 6年毎 12800円 5%
任意保険料 85% 56160円 21%
合計
[1万kmとの差額]
269800円
-155800円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 11%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 7000km分 187680円 57%
オイル交換 年1回 7700円 2%
タイヤ交換 6年毎 12800円 4%
任意保険料 90% 59400円 18%
合計
[1万kmとの差額]
328900円
-96700円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて212800円安い212800円に、5000km走行では155800円安い269800円に、7000km走行では96700円安い328900円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 6%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 402180円 68%
オイル交換 年3回 33000円 6%
タイヤ交換 2.7年毎 28800円 5%
任意保険料 100% 66000円 11%
合計
[1万kmとの差額]
591300円
+165700円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 5%
自動車重量税 1年分 16400円 2%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 536240円 72%
オイル交換 年4回 44000円 6%
タイヤ交換 2年毎 38400円 5%
任意保険料 100% 66000円 9%
合計
[1万kmとの差額]
745900円
+320300円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
オープンカー編

カマロ コンバーチブルの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 6.9km/L
燃料タンク容量 72L
航続距離(カタログ燃費) 496.8km
航続距離(80%燃費) 396.0km
満タンプライス 13320円
1km走行コスト 26.81円
1万円でどこまで行ける? km

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.9km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量72リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は496.8kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.2km/L)とすると航続距離は446.4km、80%(5.5km/L)だと396.0km、70%(4.8km/L)では345.6kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から72リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では13320円、上で計算した航続距離を踏まえると496.8km(80%燃費時396.0km)を走行するのに13320円かかる計算です。

燃費を6.9km/Lとしたときの1km走行コストは26.81円、10万km走行したときの燃料代は万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら万円/年、7年10万kmなら万円/年、5年10万kmなら万円/年、3年10万kmなら万円/年となります。


カタログデータから見えてくる要素

1D型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
3000回転時の馬力 171PS
4000回転時の馬力 228PS
5500回転時の馬力 275PS
各回転域でのトルク
3000回転時のトルク 40.8kgm
4000回転時のトルク 40.8kgm
5500回転時のトルク 35.8kgm
1D型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している1D型1998cc、直列4気筒のターボエンジンは5500回転時に最高出力275馬力を、3000-4000回転時に最大トルク40.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3000rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の2500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は45.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.109kg/PS(1680kg/275PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.109kg/PS
車体+1人6.309kg/PS
車体+4人6.909kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.327kg/PS
車体+70kg6.364kg/PS
車体+80kg6.400kg/PS
車体+90kg6.436kg/PS
車体+100kg6.473kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.309kg/PS(1735kg/275PS)となり、数値としては0.200kg、比率にすると3.3%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.909kg/PS(1900kg/275PS)となり、数値としては0.800kg、比率にすると13.1%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

A1XC カマロ コンバーチブルのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2021/12

-
カマロ コンバーチブル
6.309kg/PS
1735kg/275PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:6.109]
2010/02

車種詳細
クラウン ハイブリッド
6.368kg/PS
1885kg/296PS|3.5L-NA
車体のみPWR:6.182
2001/05

車種詳細
アコード
6.295kg/PS
1385kg/220PS|2.2L-NA
車体のみPWR:6.045
2015/01

車種詳細
レジェンド
6.481kg/PS
2035kg/314PS|3.5L-NA
車体のみPWR:6.306
2009/08

車種詳細
SC
6.411kg/PS
1795kg/280PS|4.3L-NA
車体のみPWR:6.214
2017/10

車種詳細
アルテオン
6.268kg/PS
1755kg/280PS|2.0L-TB
車体のみPWR:6.071

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.309kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.120kg/PSから6.498kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りセダン「GWS204型 クラウン ハイブリッド」、ホンダの5人乗りセダン「CL1型 アコード」、ホンダの5人乗りセダン「KC2型 レジェンド」、レクサスの4人乗りオープンカー「UZZ40型 SC」、フォルクスワーゲンの5人乗りセダン「3HDJHF型 アルテオン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

A1XC型 カマロ コンバーチブル [Convertible]のライバル車種|6.309kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は163.7PS/tとなっています。


カマロ コンバーチブルがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ゼルビス|249cc
6.306kg/PS
227kg/36.0PS/2.60kgm
[車体のみPWR:4.778]
1速ギヤ速度:58.6km/h
最小TWR:0.894
2021/12

-
カマロ コンバーチブル|1998cc
6.309kg/PS
1735kg/275PS/40.8kgm
[車体のみPWR:6.109]
1速ギヤ速度:48.3km/h
最小TWR:0.959

車種詳細
MT-25|249cc
6.314kg/PS
221kg/35.0PS/2.30kgm
[車体のみPWR:4.743]
1速ギヤ速度:57.0km/h
最小TWR:0.910

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではカマロ コンバーチブルとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

MC25 ゼルビスと競争してみる

まずカマロ コンバーチブルより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのゼルビスが挙げられます。PWRの6.306kg/PSは車両重量172kgにライダーの体重55kgを加えた227kgを、最高出力36.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はゼルビスに10.3km/h劣り、1速TWRは0.065kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

RG43J MT-25と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのMT-25が挙げられます。PWRの6.314kg/PSは車両重量166kg+55kgの221kgを、最高出力35.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は8.7km/h劣り、1速TWRは0.049kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 No data
平均ピストンスピード 15.77m/s
トルクウェイトレシオ 41.18kg/kgm
1馬力あたりのお値段 23964円
排気量1Lあたり馬力 137.64PS/L
排気量1Lあたりトルク 20.42kgm/L
1気筒あたりの馬力 68.8PS
1気筒あたりのトルク 10.2kgm
パワーバンド比率 45.5%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
オープンカーのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは41.18kg/kgm(1680kg/40.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6590000円、最高出力が275馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23964円、逆に1万円あたりでは0.42馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は16156円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は137.64PS/L、トルクは20.42kgm/L、1気筒あたりの馬力は68.8馬力、トルクは10.2kgmとなり、このエンジンが275馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.77m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が86.0mmである1D型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6980回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 245/40R20|タイヤ直径 70.4cm|円周長 221.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.620 15.11 -
-
53km/h 11380rpm 1751.1kgm
2速 3.040 9.94 0.658 1-2/
3950rpm
80km/h 7490rpm 1152.2kgm
3速 2.070 6.77 0.681 2-3/
4090rpm
118km/h 5100rpm 784.6kgm
4速 1.660 5.43 0.802 3-4/
4810rpm
147km/h 4090rpm 629.2kgm
5速 1.260 4.12 0.759 4-5/
4550rpm
193km/h 3100rpm 477.6kgm
6速 1.000 3.27 0.794 5-6/
4760rpm
244km/h 2460rpm 379.0kgm
7速 0.850 2.78 0.850 6-7/
5100rpm
286km/h 2090rpm 322.2kgm
8速 0.660 2.16 0.776 7-8/
4660rpm
369km/h 1630rpm 250.2kgm
Final 3.270 レシオカバレッジ(変速比幅)7.000

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3000-4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.270)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(40.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.270)÷タイヤの有効半径(0.352m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの369km(5500rpmでは338.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3000-4000回転で最大トルク40.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば41.18kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(6.109kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1751.1kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1680kg)を1速ギヤの最大駆動力(1751.1kgm)で割ってみると0.959kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(35.8kgm)からTWRを算出すると1.093kg/kgmとなり、3000-5500回転の回転域では0.959-1.093kg/kgmの間で推移することがわかります。


おまけ:5500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

A1XC型カマロ コンバーチブルに搭載された1D型1998ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

5500rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ48km/h-
2速ギヤ73km/h3620rpm
3速ギヤ108km/h3750rpm
4速ギヤ134km/h4410rpm
5速ギヤ177km/h4170rpm
6速ギヤ223km/h4370rpm
7速ギヤ263km/h4680rpm
8速ギヤ338km/h4270rpm

まず1速ギヤで5500rpmまで引っ張ると48km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5500rpmから3620rpmまで落ち、そこから5500rpmまで加速を続けると速度は73km/h(+25km/h)になります。

3速ギヤでは3750rpmまで落ちて5500rpmで108km/h(+35km/h)に、4速ギヤでは4410rpmまで落ちて5500rpmで134km/h(+26km/h)に、5速ギヤでは4170rpmまで落ちて5500rpmで177km/h(+43km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4370rpmまで落ちて5500rpmで223km/h(+46km/h)に、7速ギヤでは4680rpmまで落ちて5500rpmで263km/h(+40km/h)に、8速ギヤでは4270rpmまで落ちて5500rpmで338km/h(+75km/h)という具合に加速していくイメージです。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4550 6830 9110 11380 13660 15940 20490
2速 3000 4490 5990 7490 8990 10490 13480
3速 2040 3060 4080 5100 6120 7140 9180
4速 1640 2450 3270 4090 4910 5730 7360
5速 1240 1860 2480 3100 3730 4350 5590
6速 990 1480 1970 2460 2960 3450 4430
7速 840 1260 1680 2090 2510 2930 3770
8速 650 980 1300 1630 1950 2280 2930
※赤い数字は暫定レブリミット(6000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.660)を選択して時速100kmにて走行すると1630回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは980回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1140回転、一般的な高速道路の80km/hでは1300回転、100km/hでは1630回転、制限速度が120km/hになると1950回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2930回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 18 26 35 44 53 61 70
2速 13 27 40 53 67 80 93 107
3速 20 39 59 78 98 118 137 157
4速 24 49 73 98 122 147 171 196
5速 32 64 97 129 161 193 225 258
6速 41 81 122 162 203 244 284 325
7速 48 95 143 191 239 286 334 382
8速 61 123 184 246 307 369 430 492

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの245/40R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/40R20 | 直径 704mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
35
扁平
225/35R20
37.8km/h
直径666mm
径差-38mm
235/35R20
38.2km/h
直径673mm
径差-31mm
245/35R20
38.6km/h
直径680mm
径差-24mm
255/35R20
39.0km/h
直径687mm
径差-17mm
265/35R20
39.4km/h
直径694mm
径差-10mm
0%
40
扁平
225/40R20
39.1km/h
直径688mm
径差-16mm
235/40R20
39.5km/h
直径696mm
径差-8mm
245/40R20
40.0km/h
704mm
0mm
255/40R20
40.5km/h
直径712mm
径差+8mm
265/40R20
40.9km/h
直径720mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
225/45R20
40.4km/h
直径711mm
径差+7mm
235/45R20
40.9km/h
直径720mm
径差+16mm
245/45R20
41.4km/h
直径729mm
径差+25mm
255/45R20
41.9km/h
直径738mm
径差+34mm
265/45R20
42.4km/h
直径747mm
径差+43mm
+10%
50
扁平
225/50R20
41.6km/h
直径733mm
径差+29mm
235/50R20
42.2km/h
直径743mm
径差+39mm
245/50R20
42.8km/h
直径753mm
径差+49mm
255/50R20
43.4km/h
直径763mm
径差+59mm
265/50R20
43.9km/h
直径773mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/40R20 、235/35R20、235/40R20 、245/35R20 、255/35R20 、265/35R20あたりのタイヤがおすすめです。

245/40R20のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/40R20の適応サイズと性能の変化 [A1XC型カマロ コンバーチブル編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】245/40R20のタイヤ銘柄と通販価格

A1XC型カマロ コンバーチブル[2.0Lターボ FR/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.109kg/ps60.01
1速ギヤ加速性能0.959kg/kgm63.18
1L換算馬力137.64ps/L62.51
1L換算トルク20.42kgm/L63.91
WB/TR比-31.72
ワイド&ロー指数0.71163.18
前面の面積2.565m²51.74
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点439.97

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費425600円40.93
100kmh回転数1630rpm61.41
航続距離-26.05
車の大きさ12.274m³53.25
室内の広さ(仮) 2.226m³38.65
最小回転半径-39.45
馬力単価23964円46.84
ユーティリティ部門の得点347.98

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した A1XC型カマロ コンバーチブル[2.0Lターボ FR/8AT] の総合得点は 787.95 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したA1XC型カマロ コンバーチブル(FR/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「2000ccのオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

カマロ コンバーチブルの歴代モデル

6代目 謎型 カマロ クーペ
謎 カマロ クーペは2017/11に登場した6代目モデル。参考車両の「LT-RS」は全長4780mm、全幅1900mm、全高1340mmの車体に、275PS/40.8kgmを発生する1998ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。

5代目 謎型 カマロ クーペ
謎 カマロ クーペは2009/12に登場した5代目モデル。参考車両の「SS-RS」は全長4840mm、全幅1915mm、全高1380mmの車体に、405PS/56.7kgmを発生するL99型6153ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。

4代目 CF43FK型 カマロ コンバーチブル
CF43FK カマロ コンバーチブルは1993/07に登場した4代目モデル。参考車両の「Sport-Convertible」は全長4910mm、全幅1890mm、全高1330mmの車体に、160PS/27.6kgmを発生する3F型3350ccエンジンを搭載した4人乗りオープンカー。

3代目 CF25B型 カマロ クーペ
CF25B カマロ クーペは1982に登場した3代目モデル。参考車両の「Z28」は全長4885mm、全幅1860mm、全高1285mmの車体に、245PS/47.7kgmを発生する5B型5727ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。