JR20S:5シリーズ セダンの性能と維持費 FR/8AT 855万円 2021年式

このページでは、BMWの4ドア・5人乗りセダン、7代目の3BA-JR20S型5シリーズ セダン 530i Luxury G30 WLTC【2021/04モデル・252PS/35.7kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

JR20S 5シリーズ セダン
販売期間:2017/02 - 2023/05

画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿:2021/08/11|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4975mm×全幅1870mm×全高1480mm、排気量は1998ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。
参考:250PS~300PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4975mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


JR20S型 5シリーズ セダン [1998cc/252PS FR/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

7代目5シリーズ セダンの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/04
JS44型
[M550i xDrive G30 WLTC]
4.4L-TB・4WD/8AT・1335.0万円
530PS・76.5kgm・8.3km/L
530PS
76.5kgm
8.3km/L
2021/04
JR20S型
[523i Standard G30 WLTC]
2.0L-TB・FR/8AT・678.0万円
184PS・29.6kgm・13.2km/L
184PS
29.6kgm
13.2km/L
2021/04
JS30型
[540i xDrive M-Sport G30 WLTC]
3.0L-TB・4WD/8AT・1118.0万円
340PS・45.9kgm・10.5km/L
340PS
45.9kgm
10.5km/L
7代目 5シリーズ 型式一覧 G30/G31/F90系まとめ 2017-【全23車種】
5シリーズ セダンの新型モデル
8代目 22FL20型5シリーズ セダン
22FL20型5シリーズ セダンは2023/05に登場した8代目モデル。参考車両の「523d xDrive M-sport G60」は全長5060mm、全幅1900mm、全高1515mmの車体に、197PS/40.8kgmを発生するB47D20型1995ccエンジンを搭載。

5シリーズ セダンの旧型モデル
6代目 FV44M型M5
FV44M型M5は2011/07に登場した6代目モデル。参考車両の「Conpetition F10」は全長4920mm、全幅1890mm、全高1460mmの車体に、575PS/69.3kgmを発生するS63B44型4394ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー BMW
車名&
グレード
5シリーズ セダン
530i Luxury G30 WLTC
その他 M-Sport F:245/40R19 R:275/35R19
お値段 8550000円
車両型式 3BA-JR20S
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 4ドア/5名乗車
車体寸法 長4975×幅1870×高1480mm
軸距&
輪距
2975mm
前1600mm/後1625mm
最小半径 5.7m
最低高 145mm
タイヤ 前輪:245/45R18
後輪:245/45R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1690kg
エンジン諸元
原動機型式 B48B20B
気筒配列 直列4気筒
排気量1998cc
吸気方式 ターボ
最高出力 252PS[185kW]/5200rpm
最大トルク 35.7kgm[350Nm]/1450-4800rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 12.5km/L(29.4mpg)
JC08燃費 14.6km/L(34.3mpg)
100km燃費 8.0L/100km
B48B20B型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2021/04モデルの5シリーズ セダンを3年落ちの中古で846.5万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    5シリーズ セダンの2021/04モデルの場合、2024年現在では3年が経過しているため、新車価格の90%である769.5万円に諸経費として77.0万円を足した846.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2021年式を3年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷12.5km/L×185円/L 148000円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 300700円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額141080円×12ヶ月 1692960円
ローン返済中の年間維持費 1993600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
148000円
(103600円)
(74000円)
(44400円)
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 14400円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 300700円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1692960円
ローン返済中の年間維持費 1993600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53500円
  • 初度登録から3年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算25100円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

5シリーズ セダンの維持費は高い?安い?

「5シリーズ セダンの年間維持費は300700円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたして5シリーズ セダンの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス189800円-110900円
ヴォクシー ハイブリッド227000円-73700円
スイフト スポーツ275300円-25400円
5シリーズ セダンの維持費300700円
シビック タイプR312300円+11600円
基準2000ccクラス平均316600円+15900円
アコード345200円+44500円
WRX STI364700円+64000円
エクスプローラー413900円+113200円
高いBX484900円+184200円

5シリーズ セダンの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して110900円高く、最も高いBXと比較して184200円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では15900円安くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、5シリーズ セダンの維持費は ちょっと安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

5シリーズ セダンを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%390万円33万円26万円
15%260万円22万円17万円
20%200万円17万円14万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は390万円(総支給額33万円/月、手取り26万円/月)、ここから月額維持費2.5万円を支払うと残りは23.5万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は260万円(総支給額22万円/月、手取り17万円/月)、2.5万円を支払うと残りは14.5万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が200万円(総支給額17万円/月、手取り14万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.5万円を引くと残りは11.5万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代15万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費12.5km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
108000円
[-40000円]
-25円
160円/L
128000円
[-20000円]
-10円
175円/L
140000円
[-8000円]
185円/L148000円
[0円]
+10円
195円/L
156000円
[+8000円]
+25円
210円/L
168000円
[+20000円]
+50円
235円/L
188000円
[+40000円]

燃費12.5km/LのJR20S型 5シリーズ セダンで10000km走行するのに必要な燃料は800L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は148000円になります。

参考までに、5シリーズ セダンの燃料タンクは68リットルですので、800Lの給油回数は12回、1回あたりの燃料代は約12340円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては8000円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると20000円、50円も違ってくると40000円にもなります。

これをJR20S型 5シリーズ セダンの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を300700円としたとき、135円/Lに値下がりすれば260700円(86.7%)に、235円/Lに値上がりすれば340700円(113.3%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 21%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 3000km分 44400円 26%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 6%
任意保険料 80% 52800円 30%
合計
[1万kmとの差額]
173600円
-127100円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 5000km分 74000円 36%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 5%
任意保険料 85% 56160円 27%
合計
[1万kmとの差額]
206500円
-94200円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 15%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 103600円 43%
オイル交換 年1回 7700円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 4%
任意保険料 90% 59400円 24%
合計
[1万kmとの差額]
241600円
-59100円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて127100円安い173600円に、5000km走行では94200円安い206500円に、7000km走行では59100円安い241600円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 9%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 222000円 55%
オイル交換 年3回 33000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 21600円 5%
任意保険料 100% 66000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
403900円
+103200円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 7%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 296000円 60%
オイル交換 年4回 44000円 9%
タイヤ交換 2年毎 28800円 6%
任意保険料 100% 66000円 13%
合計
[1万kmとの差額]
496100円
+195400円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
4ドア・セダン編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(9.6km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(12.4km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(14.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(12.5km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代148000円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル185円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地9.6km/L → 9.9km/L
郊外12.4km/L → 12.8km/L
高速道路14.5km/L → 14.9km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km173440円
[168180円]
郊外500km7460円
[7230円]
高速道路500km6380円
[6220円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
187280円
+39280円
9.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
181630円
-5650円
10.2km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が9.6km/Lではガソリン937.5Lを消費して、ガソリン代は173440円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が12.4km/Lではガソリン40.3Lを消費して、ガソリン代は7460円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が14.5km/Lではガソリン34.5Lを消費して、ガソリン代は6380円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1012.3L、かかったガソリン代が187280円となり、平均燃費は9.9km/L(-2.6km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+39280円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は181630円となり、5650円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で28250円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km96350円
[93440円]
郊外5000km74590円
[72260円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
170940円
+22940円
10.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
165700円
-5240円
11.2km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が9.6km/Lでは520.8Lを消費して、ガソリン代は96350円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が12.4km/Lでは403.2Lを消費して、ガソリン代は74590円になります。

このパターンでは使用した燃料量が924.0L、かかったガソリン代が170940円となり、平均燃費は10.8km/L(-1.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+22940円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が165700円となり、1年間で5240円、5年間で26200円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km64180円
[62230円]
郊外3340km49840円
[48270円]
高速道路3330km42490円
[41350円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
156510円
+8510円
11.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
151850円
-4660円
12.2km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が9.6km/Lでは346.9Lを消費して、ガソリン代は64180円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が12.4km/Lでは269.4Lを消費して、ガソリン代は49840円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が14.5km/Lでは229.7Lを消費して、ガソリン代は42490円になります。

このパターンでは使用した燃料量が846.0L、かかったガソリン代が156510円となり、平均燃費は11.8km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+8510円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が151850円となり、1年間で4660円、5年間で23300円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km9640円
[9340円]
郊外9000km134270円
[130070円]
高速道路500km6380円
[6220円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
150290円
+2290円
12.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
145630円
-4660円
12.7km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が9.6km/Lでは52.1Lを消費して、ガソリン代は9640円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が12.4km/Lでは725.8Lを消費して、ガソリン代は134270円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が14.5km/Lでは34.5Lを消費して、ガソリン代は6380円になります。

このパターンでは使用した燃料量が812.4L、かかったガソリン代が150290円となり、平均燃費は12.3km/L(-0.2km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+2290円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が145630円となり、1年間で4660円、5年間で23300円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(9.9km/L・10.8km/L・11.8km/L・12.3km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(187280円・170940円・156510円・150290円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 68リットル
WLTCモード燃費
12.5km/L
850.0km
市街地燃費
9.6km/L
652.8km
[-197.2km]
郊外燃費
12.4km/L
843.2km
[-6.8km]
高速道路燃費
14.5km/L
986.0km
[+136.0km]
満タン給油価格 12580円
1km走行コスト 14.80円
1万円走行距離 675.7km

WLTCモード燃費が12.5km/L、燃料タンク容量68リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は850.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(11.2km/L)とすると航続距離は761.6km、80%(10.0km/L)だと680.0km、70%(8.8km/L)では598.4kmになります。

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を68Lとしたとき、市街地モード燃費9.6km/Lでの航続距離は652.8km(-197.2km)、郊外モード燃費12.4km/Lでの航続距離は843.2km(-6.8km)、高速道路モード燃費14.5km/Lでの航続距離は986.0km(+136.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から68リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では12580円、上で計算した航続距離を踏まえると850.0km(80%燃費時680.0km)を走行するのに12580円かかる計算です。

燃費を12.5km/Lとしたときの1km走行コストは14.80円、10万km走行したときの燃料代は148.0万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら14.8万円/年、7年10万kmなら21.1万円/年、5年10万kmなら29.6万円/年、3年10万kmなら49.3万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば675.7km(往復なら片道337.8km)、カタログ値の80%なら540.5km(片道270.3km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

B48B20B型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1450回転時の馬力 72PS
4800回転時の馬力 239PS
5200回転時の馬力 252PS
各回転域でのトルク
1450回転時のトルク 35.7kgm
4800回転時のトルク 35.7kgm
5200回転時のトルク 34.7kgm
B48B20B型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているB48B20型1998cc、直列4気筒のターボエンジンは5200回転時に最高出力252馬力を、1450-4800回転時に最大トルク35.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1450rpmから最高出力が発生する5200rpmまで」の3750rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は72.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.706kg/PS(1690kg/252PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.706kg/PS
車体+1人6.925kg/PS
車体+5人7.798kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.944kg/PS
車体+70kg6.984kg/PS
車体+80kg7.024kg/PS
車体+90kg7.063kg/PS
車体+100kg7.103kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.925kg/PS(1745kg/252PS)となり、数値としては0.219kg、比率にすると3.3%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは7.798kg/PS(1965kg/252PS)となり、数値としては1.092kg、比率にすると16.3%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

JR20S 5シリーズ セダンのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2021/04

-
5シリーズ セダン
6.925kg/PS
1745kg/252PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:6.706]
2010/10

車種詳細
シビック タイプR
6.841kg/PS
1375kg/201PS|2.0L-NA
車体のみPWR:6.567
2009/09

車種詳細
オロチ
7.017kg/PS
1635kg/233PS|3.4L-NA
車体のみPWR:6.781
2010/11

車種詳細
エリシオン プレステージ
6.717kg/PS
2015kg/300PS|3.5L-NA
車体のみPWR:6.533
2010/09

車種詳細
ポロ GTI
7.067kg/PS
1265kg/179PS|1.4L-TBSC
車体のみPWR:6.760
2015/09

車種詳細
ポロ GTI
6.745kg/PS
1295kg/192PS|1.8L-TB
車体のみPWR:6.458

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.925kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.717kg/PSから7.133kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの4人乗りハッチバック「FN2型 シビック タイプR」、光岡の2人乗りクーペ「MSP1型 オロチ」、ホンダの7人乗りミニバン「RR5型 エリシオン プレステージ」、フォルクスワーゲンの5人乗りハッチバック「6RCAV型 ポロ GTI」、フォルクスワーゲンの5人乗りハッチバック「6RDAJ型 ポロ GTI」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

JR20S型 5シリーズ セダン [530i Luxury G30 WLTC]のライバル車種|6.925kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は149.1PS/tとなっています。


5シリーズ セダンがバイクと競争するなら…?


車種詳細
トランザルプ400V|398cc
6.919kg/PS
256kg/37.0PS/3.50kgm
[車体のみPWR:5.432]
1速ギヤ速度:57.9km/h
最小TWR:1.039
2021/04

-
5シリーズ セダン|1998cc
6.925kg/PS
1745kg/252PS/35.7kgm
[車体のみPWR:6.706]
1速ギヤ速度:47.2km/h
最小TWR:1.141

車種詳細
シャドウ ファントム|745cc
6.932kg/PS
305kg/43.5PS/6.32kgm
[車体のみPWR:5.682]
1速ギヤ速度:58.2km/h
最小TWR:1.114

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここでは5シリーズ セダンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

ND06 トランザルプ400Vと競争してみる

まず5シリーズ セダンより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのトランザルプ400Vが挙げられます。PWRの6.919kg/PSは車両重量201kgにライダーの体重55kgを加えた256kgを、最高出力37.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はトランザルプ400Vに10.7km/h劣り、1速TWRは0.102kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

RC53 シャドウ ファントムと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのシャドウ ファントムが挙げられます。PWRの6.932kg/PSは車両重量250kg+55kgの305kgを、最高出力43.5PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は11.0km/h劣り、1速TWRは0.027kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.844
平均ピストンスピード 16.40m/s
トルクウェイトレシオ 47.34kg/kgm
1馬力あたりのお値段 33929円
排気量1Lあたり馬力 126.13PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.87kgm/L
1気筒あたりの馬力 63.0PS
1気筒あたりのトルク 8.9kgm
パワーバンド比率 72.1%
燃費×馬力 3150.0pt
各種ランキング
セダンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは47.34kg/kgm(1690kg/35.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が8550000円、最高出力が252馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は33929円、逆に1万円あたりでは0.29馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は239496円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は126.13PS/L、トルクは17.87kgm/L、1気筒あたりの馬力は63.0馬力、トルクは8.9kgmとなり、このエンジンが252馬力を5200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.40m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が94.6mmであるB48B20型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6340回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.844になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が12.5km/L、最高出力が252PSであるこの車の獲得ポイントは3150.0ptになります。
戯れに車両重量1690kgを100kg単位にした16.9で割ってみたところ、その数値は186.39ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



5シリーズ セダンでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.741m
期待される荷室の幅 1.470m
対角線の長さ 2.279m
期待される荷室の面積 2.559m²

縦方向の長さが1.741m(対角線では2.279m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5200rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5700回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5700rpm|タイヤサイズ 245/45R18|タイヤ直径 67.8cm|円周長 213.0cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5700rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.000 14.07 -
-
52km/h 11010rpm 1481.2kgm
2速 3.200 9.00 0.640 1-2/
3650rpm
81km/h 7040rpm 948.0kgm
3速 2.143 6.03 0.670 2-3/
3820rpm
121km/h 4720rpm 634.8kgm
4速 1.720 4.84 0.803 3-4/
4580rpm
151km/h 3790rpm 509.5kgm
5速 1.314 3.70 0.764 4-5/
4350rpm
197km/h 2890rpm 389.3kgm
6速 1.000 2.81 0.761 5-6/
4340rpm
259km/h 2200rpm 296.2kgm
7速 0.822 2.31 0.822 6-7/
4690rpm
315km/h 1810rpm 243.5kgm
8速 0.640 1.80 0.779 7-8/
4440rpm
405km/h 1410rpm 189.6kgm
Final 2.813 レシオカバレッジ(変速比幅)7.812

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1450-4800rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.813)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(35.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.813)÷タイヤの有効半径(0.339m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの405km(5200rpmでは369.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1450-4800回転で最大トルク35.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば47.34kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(6.706kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1481.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1690kg)を1速ギヤの最大駆動力(1481.2kgm)で割ってみると1.141kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5200回転でのトルク(34.7kgm)からTWRを算出すると1.174kg/kgmとなり、1450-5200回転の回転域では1.141-1.174kg/kgmの間で推移することがわかります。


おまけ:5200rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

JR20S型5シリーズ セダンに搭載されたB48B20型1998ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5200rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

5200rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ47km/h-
2速ギヤ74km/h3330rpm
3速ギヤ110km/h3480rpm
4速ギヤ137km/h4180rpm
5速ギヤ180km/h3970rpm
6速ギヤ236km/h3960rpm
7速ギヤ287km/h4270rpm
8速ギヤ369km/h4050rpm

まず1速ギヤで5200rpmまで引っ張ると47km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5200rpmから3330rpmまで落ち、そこから5200rpmまで加速を続けると速度は74km/h(+27km/h)になります。

3速ギヤでは3480rpmまで落ちて5200rpmで110km/h(+36km/h)に、4速ギヤでは4180rpmまで落ちて5200rpmで137km/h(+27km/h)に、5速ギヤでは3970rpmまで落ちて5200rpmで180km/h(+43km/h)になります。

続いて6速ギヤでは3960rpmまで落ちて5200rpmで236km/h(+56km/h)に、7速ギヤでは4270rpmまで落ちて5200rpmで287km/h(+51km/h)に、8速ギヤでは4050rpmまで落ちて5200rpmで369km/h(+82km/h)という具合に加速していくイメージです。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4400 6600 8800 11010 13210 15410 19810
2速 2820 4230 5630 7040 8450 9860 12680
3速 1890 2830 3770 4720 5660 6600 8490
4速 1510 2270 3030 3790 4540 5300 6810
5速 1160 1740 2310 2890 3470 4050 5210
6速 880 1320 1760 2200 2640 3080 3960
7速 720 1090 1450 1810 2170 2530 3260
8速 560 850 1130 1410 1690 1970 2540
※赤い数字は暫定レブリミット(5700rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.640)を選択して時速100kmにて走行すると1410回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは850回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは990回転、一般的な高速道路の80km/hでは1130回転、100km/hでは1410回転、制限速度が120km/hになると1690回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2540回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 18 27 36 45 55 64 73
2速 14 28 43 57 71 85 99 114
3速 21 42 64 85 106 127 148 170
4速 26 53 79 106 132 158 185 211
5速 35 69 104 138 173 207 242 277
6速 45 91 136 182 227 273 318 363
7速 55 111 166 221 276 332 387 442
8速 71 142 213 284 355 426 497 568

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5700回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの245/45R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/45R18 | 直径 678mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
40
扁平
225/40R18
37.6km/h
直径637mm
径差-41mm
235/40R18
38.1km/h
直径645mm
径差-33mm
245/40R18
38.5km/h
直径653mm
径差-25mm
255/40R18
39.0km/h
直径661mm
径差-17mm
265/40R18
39.5km/h
直径669mm
径差-9mm
0%
45
扁平
225/45R18
38.9km/h
直径660mm
径差-18mm
235/45R18
39.5km/h
直径669mm
径差-9mm
245/45R18
40.0km/h
678mm
0mm
255/45R18
40.5km/h
直径687mm
径差+9mm
265/45R18
41.1km/h
直径696mm
径差+18mm
+5%
50
扁平
225/50R18
40.2km/h
直径682mm
径差+4mm
235/50R18
40.8km/h
直径692mm
径差+14mm
245/50R18
41.4km/h
直径702mm
径差+24mm
255/50R18
42.0km/h
直径712mm
径差+34mm
265/50R18
42.6km/h
直径722mm
径差+44mm
+10%
55
扁平
225/55R18
41.6km/h
直径705mm
径差+27mm
235/55R18
42.2km/h
直径716mm
径差+38mm
245/55R18
42.9km/h
直径727mm
径差+49mm
255/55R18
43.5km/h
直径738mm
径差+60mm
265/55R18
44.2km/h
直径749mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/45R18 、235/40R18、235/45R18 、245/40R18 、255/40R18 、265/40R18あたりのタイヤがおすすめです。

245/45R18のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/45R18の適応サイズと性能の変化 [JR20S型5シリーズ セダン編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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JR20S型5シリーズ セダン[2.0Lターボ FR/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.706kg/ps58.38
1速ギヤ加速性能1.141kg/kgm59.29
1L換算馬力126.13ps/L58.34
1L換算トルク17.87kgm/L55.99
WB/TR比1.84442.68
ワイド&ロー指数0.79157.37
前面の面積2.768m²46.05
最低地上高145mm53.86
スポーツ性能部門の得点431.96

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費12.5km/L42.53
年間維持費300700円52.38
100kmh回転数1410rpm64.31
航続距離850.0km57.90
車の大きさ13.769m³59.17
室内の広さ(仮) 2.497m³41.23
最小回転半径5.7m39.18
馬力単価33929円33.74
ユーティリティ部門の得点390.44

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した JR20S型5シリーズ セダン[2.0Lターボ FR/8AT] の総合得点は 822.40 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したJR20S型5シリーズ セダン(FR/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

5シリーズ セダンの歴代モデル

8代目 12FJ20型 5シリーズ セダン
12FJ20 5シリーズ セダンは2023/05に登場した8代目モデル。参考車両の「523i Exclusive G60」は全長5060mm、全幅1900mm、全高1515mmの車体に、190PS/31.6kgmを発生するB48B20型1998ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

7代目 JC20型 5シリーズ セダン
JC20 5シリーズ セダンは2017/02に登場した7代目モデル。参考車両の「523d G30」は全長4945mm、全幅1870mm、全高1480mmの車体に、190PS/40.8kgmを発生するB47D20型1995ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

6代目 HR44型 5シリーズ ツーリング
HR44 5シリーズ ツーリングは2010/03に登場した6代目モデル。参考車両の「550i Touring F11」は全長4915mm、全幅1860mm、全高1490mmの車体に、450PS/66.3kgmを発生するN63B44型4394ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

5代目 NB50型 M5
NB50 M5は2004/11に登場した5代目モデル。参考車両の「BaseGrade E60」は全長4870mm、全幅1845mm、全高1470mmの車体に、500PS/53.0kgmを発生するS85B50型4999ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

4代目 DE50型 M5
DE50 M5は1999/04に登場した4代目モデル。参考車両の「BaseGrade E39」は全長4785mm、全幅1800mm、全高1435mmの車体に、400PS/51.0kgmを発生するS62B50型4941ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

3代目 M5J型 M5
M5J M5は1991/06に登場した3代目モデル。参考車両の「BaseGrade E34」は全長4720mm、全幅1750mm、全高1390mmの車体に、315PS/36.7kgmを発生するS38B36型3535ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。