8WCWGF:S4 セダンの性能と維持費 4WD/8AT 940万円 2023年式

このページでは、アウディの4ドア・5人乗りセダン、5代目の3BA-8WCWGF型S4 セダン BaseGrade【2023/04モデル・354PS/51.0kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

8WCWGF S4 セダン
販売期間:2016/02 -

画像はアウディより引用
http://www.audi.co.jp/
投稿日:2023/12/02

ボディサイズが全長4770mm×全幅1845mm×全高1410mm、排気量は2994ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:350PS~400PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4770mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


8WCWGF型 S4 セダン [2994cc/354PS 4WD/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

5代目S4 セダンの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2023/04
8WCWGF型
[BaseGrade]
3.0L-TB・4WD/8AT・970.0万円
354PS・51.0kgm・11.0km/L
354PS
51.0kgm
11.0km/L
2021/10
8WDDWA型
[BaseGrade]
2.0L-TB・4WD/7AT・644.0万円
249PS・37.7kgm・11.9km/L
249PS
37.7kgm
11.9km/L
2021/10
8WDECF型
[BaseGrade]
2.9L-TB・4WD/8AT・1270.0万円
450PS・61.2kgm・9.9km/L
450PS
61.2kgm
9.9km/L
5代目 A4 型式一覧 B9系まとめ 2016-【全23車種】
S4 セダンの旧型モデル
4代目 8KCAKF型S4 セダン
8KCAKF型S4 セダンは2009/05に登場した4代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長4715mm、全幅1825mm、全高1420mmの車体に、333PS/44.9kgmを発生するCAK型2994ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー アウディ
車名&
グレード
S4 セダン
BaseGrade
その他 -
お値段 9400000円
車両型式 3BA-8WCWGF
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 4ドア/5名乗車
車体寸法 長4770×幅1845×高1410mm
軸距&
輪距
2825mm
前1560mm/後1545mm
最小半径 5.5m
最低高 120mm
タイヤ 前輪:245/35R19
後輪:245/35R19
ブレーキ 前:ディスク
後:ディスク
車両重量 1710kg
エンジン諸元
原動機型式 CWG
気筒配列 V型6気筒+モーター
排気量2994cc
圧縮比11.2
吸気方式 ターボ
最高出力 354PS[260kW]/5400-6400rpm
最大トルク 51.0kgm[500Nm]/1370-4500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 11.0km/L(25.9mpg)
JC08燃費 11.8km/L(27.8mpg)
100km燃費 9.1L/100km
CWG型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税50000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、S4 セダンの新車を1081.0万円(諸費用として141.0万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3000cc以下 13年未満 50000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷11.0km/L×185円/L 168180円
オイル交換(5000km毎) 1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本21000円×4本÷5年 16800円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 351300円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額180170円×12ヶ月 2162040円
ローン返済中の年間維持費 2513300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
名目 金額
自動車税(1年分) 50000円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
168180円
(117730円)
(84090円)
(50450円)
オイル交換(5000km毎) 13000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 16800円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 351300円
名目 金額
車のローン額(1年分) 2162040円
ローン返済中の年間維持費 2513300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53500円
  • 初度登録から1年経過車の場合、「3000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は50000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算29300円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

S4 セダンの維持費は高い?安い?

「S4 セダンの年間維持費は351300円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「3000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてS4 セダンの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いハイエース バン266980円-84320円
GLS327100円-24200円
グランエース342500円-8800円
S4 セダンの維持費351300円
スカイライン369100円+17800円
基準3000ccクラス平均402200円+50900円
アリスト439900円+88600円
スカイラインGT-R466200円+114900円
X5503300円+152000円
高いXM ワゴン600800円+249500円

S4 セダンの年間維持費を、3000ccクラスで最も維持費が安いハイエース バンと比較して84320円高く、最も高いXM ワゴンと比較して249500円安く、3000ccクラスの平均維持費との比較では50900円安くなっています。

最低額のハイエース バンと最高額のXM ワゴンは極端な例としても、3000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、S4 セダンの維持費は まあまあ安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 3000ccクラスの車 ランキング

S4 セダンを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%460万円39万円30万円
15%300万円25万円20万円
20%230万円20万円16万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は460万円(総支給額39万円/月、手取り30万円/月)、ここから月額維持費2.9万円を支払うと残りは27.1万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は300万円(総支給額25万円/月、手取り20万円/月)、2.9万円を支払うと残りは17.1万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が230万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.9万円を引くと残りは13.1万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代17万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費11.0km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
122730円
[-45450円]
-25円
160円/L
145460円
[-22720円]
-10円
175円/L
159100円
[-9080円]
185円/L168180円
[0円]
+10円
195円/L
177280円
[+9100円]
+25円
210円/L
190920円
[+22740円]
+50円
235円/L
213640円
[+45460円]

燃費11.0km/Lの8WCWGF型 S4 セダンで10000km走行するのに必要な燃料は909.1L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は168180円になります。

参考までに、S4 セダンの燃料タンクは58リットルですので、909.1Lの給油回数は16回、1回あたりの燃料代は約10520円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては9100円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると22740円、50円も違ってくると45460円にもなります。

これを8WCWGF型 S4 セダンの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を351300円としたとき、135円/Lに値下がりすれば305850円(87.1%)に、235円/Lに値上がりすれば396760円(112.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(50000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 24%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 3000km分 50450円 25%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 5%
任意保険料 80% 62400円 31%
合計
[1万kmとの差額]
205800円
-145500円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 21%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 5000km分 84090円 35%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 5%
任意保険料 85% 66360円 25%
合計
[1万kmとの差額]
243400円
-107900円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 18%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 7000km分 117730円 42%
オイル交換 年1回 9100円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 4%
任意保険料 90% 70200円 24%
合計
[1万kmとの差額]
283500円
-67800円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて145500円安い205800円に、5000km走行では107900円安い243400円に、7000km走行では67800円安い283500円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 11%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 252270円 54%
オイル交換 年3回 39000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 25200円 5%
任意保険料 100% 78000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
469700円
+118400円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 9%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 336360円 58%
オイル交換 年4回 52000円 9%
タイヤ交換 2年毎 33600円 6%
任意保険料 100% 78000円 13%
合計
[1万kmとの差額]
575200円
+223900円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
3000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
4ドア・セダン編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(7.5km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(11.3km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(13.7km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(11.0km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代168180円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル185円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地7.5km/L → 7.7km/L
郊外11.3km/L → 11.6km/L
高速道路13.7km/L → 14.1km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km222000円
[216230円]
郊外500km8180円
[7970円]
高速道路500km6750円
[6570円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
236930円
+68750円
7.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
230770円
-6160円
8.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が7.5km/Lではガソリン1200.0Lを消費して、ガソリン代は222000円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lではガソリン44.2Lを消費して、ガソリン代は8180円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.7km/Lではガソリン36.5Lを消費して、ガソリン代は6750円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1280.7L、かかったガソリン代が236930円となり、平均燃費は7.8km/L(-3.2km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+68750円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は230770円となり、6160円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で30800円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km123340円
[120140円]
郊外5000km81860円
[79740円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
205200円
+37020円
9.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
199880円
-5320円
9.3km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が7.5km/Lでは666.7Lを消費して、ガソリン代は123340円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lでは442.5Lを消費して、ガソリン代は81860円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1109.2L、かかったガソリン代が205200円となり、平均燃費は9.0km/L(-2.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+37020円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が199880円となり、1年間で5320円、5年間で26600円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km82140円
[80010円]
郊外3340km54690円
[53260円]
高速道路3330km44970円
[43700円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
181800円
+13620円
10.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
176970円
-4830円
10.5km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が7.5km/Lでは444.0Lを消費して、ガソリン代は82140円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lでは295.6Lを消費して、ガソリン代は54690円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が13.7km/Lでは243.1Lを消費して、ガソリン代は44970円になります。

このパターンでは使用した燃料量が982.7L、かかったガソリン代が181800円となり、平均燃費は10.2km/L(-0.8km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+13620円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が176970円となり、1年間で4830円、5年間で24150円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km12340円
[12010円]
郊外9000km147350円
[143540円]
高速道路500km6750円
[6570円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
166440円
-1740円
11.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
162120円
-4320円
11.4km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が7.5km/Lでは66.7Lを消費して、ガソリン代は12340円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lでは796.5Lを消費して、ガソリン代は147350円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.7km/Lでは36.5Lを消費して、ガソリン代は6750円になります。

このパターンでは使用した燃料量が899.7L、かかったガソリン代が166440円となり、平均燃費は11.1km/L(+0.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-1740円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が162120円となり、1年間で4320円、5年間で21600円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(7.8km/L・9.0km/L・10.2km/L・11.1km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(236930円・205200円・181800円・166440円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 58リットル
WLTCモード燃費
11.0km/L
638.0km
市街地燃費
7.5km/L
435.0km
[-203.0km]
郊外燃費
11.3km/L
655.4km
[+17.4km]
高速道路燃費
13.7km/L
794.6km
[+156.6km]
満タン給油価格 10730円
1km走行コスト 16.82円
1万円走行距離 594.6km

WLTCモード燃費が11.0km/L、燃料タンク容量58リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は638.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.9km/L)とすると航続距離は574.2km、80%(8.8km/L)だと510.4km、70%(7.7km/L)では446.6kmになります。

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を58Lとしたとき、市街地モード燃費7.5km/Lでの航続距離は435.0km(-203.0km)、郊外モード燃費11.3km/Lでの航続距離は655.4km(+17.4km)、高速道路モード燃費13.7km/Lでの航続距離は794.6km(+156.6km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から58リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では10730円、上で計算した航続距離を踏まえると638.0km(80%燃費時510.4km)を走行するのに10730円かかる計算です。

燃費を11.0km/Lとしたときの1km走行コストは16.82円、10万km走行したときの燃料代は168.2万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら16.8万円/年、7年10万kmなら24.0万円/年、5年10万kmなら33.6万円/年、3年10万kmなら56.1万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば594.6km(往復なら片道297.3km)、カタログ値の80%なら475.7km(片道237.8km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

CWG型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1370回転時の馬力 98PS
4500回転時の馬力 320PS
5400回転時の馬力 354PS
6400回転時の馬力 354PS
各回転域でのトルク
1370回転時のトルク 51.0kgm
4500回転時のトルク 51.0kgm
5400回転時のトルク 47.0kgm
6400回転時のトルク 39.6kgm
CWG型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているCWG型2994cc、V型6気筒+モーターのターボエンジンは5400-6400回転時に最高出力354馬力を、1370-4500回転時に最大トルク51.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1370rpmから最高出力が発生する6400rpmまで」の5030rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は78.6%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.831kg/PS(1710kg/354PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.831kg/PS
車体+1人4.986kg/PS
車体+5人5.607kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.000kg/PS
車体+70kg5.028kg/PS
車体+80kg5.056kg/PS
車体+90kg5.085kg/PS
車体+100kg5.113kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは4.986kg/PS(1765kg/354PS)となり、数値としては0.155kg、比率にすると3.2%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.607kg/PS(1985kg/354PS)となり、数値としては0.776kg、比率にすると16.1%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

8WCWGF S4 セダンのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2023/04

-
S4 セダン
4.986kg/PS
1765kg/354PS|3.0L-TB
[車体のみPWR:4.831]
2014/08

車種詳細
WRX STI
4.984kg/PS
1535kg/308PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.805
2002/01

車種詳細
シルビア
5.180kg/PS
1295kg/250PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.960
2010/01

車種詳細
インプレッサ R205
4.766kg/PS
1525kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.594
2020/09

車種詳細
GRヤリス
4.798kg/PS
1305kg/272PS|1.7L-TB
車体のみPWR:4.596
2000/10

車種詳細
RX-7
4.768kg/PS
1335kg/280PS|1.4L-TT
車体のみPWR:4.571

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ4.986kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.737kg/PSから5.235kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スバルの5人乗りセダン「VAB型 WRX STI」、日産の4人乗りクーペ「S15型 シルビア」、スバルの5人乗りハッチバック「GRB型 インプレッサ R205」、トヨタの4人乗りハッチバック「GXPA16型 GRヤリス」、マツダの4人乗りクーペ「FD3S型 RX-7」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

8WCWGF型 S4 セダン [BaseGrade]のライバル車種|4.986kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は207.0PS/tとなっています。


S4 セダンがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ゼファーX|399cc
4.962kg/PS
263kg/53.0PS/3.60kgm
[車体のみPWR:3.925]
1速ギヤ速度:62.9km/h
最小TWR:0.839
2023/04

-
S4 セダン|2994cc
4.986kg/PS
1765kg/354PS/51.0kgm
[車体のみPWR:4.831]
1速ギヤ速度:55.4km/h
最小TWR:0.769

車種詳細
CB400 FOUR|399cc
5.000kg/PS
265kg/53.0PS/4.10kgm
[車体のみPWR:3.962]
1速ギヤ速度:58.9km/h
最小TWR:0.800

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではS4 セダンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

ZR400C ゼファーXと競争してみる

まずS4 セダンより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのゼファーXが挙げられます。PWRの4.962kg/PSは車両重量208kgにライダーの体重55kgを加えた263kgを、最高出力53.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はゼファーXに7.5km/h劣り、1速TWRは0.070kg勝る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

NC36 CB400 FOURと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのCB400 FOURが挙げられます。PWRの5.000kg/PSは車両重量210kg+55kgの265kgを、最高出力53.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は3.5km/h劣り、1速TWRは0.031kg勝る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.819
平均ピストンスピード 18.99m/s
トルクウェイトレシオ 33.53kg/kgm
1馬力あたりのお値段 26554円
排気量1Lあたり馬力 118.24PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.03kgm/L
1気筒あたりの馬力 59.0PS
1気筒あたりのトルク 8.5kgm
パワーバンド比率 78.6%
燃費×馬力 3894.0pt
各種ランキング
セダンのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは33.53kg/kgm(1710kg/51.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が9400000円、最高出力が354馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は26554円、逆に1万円あたりでは0.38馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は184314円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は118.24PS/L、トルクは17.03kgm/L、1気筒あたりの馬力は59.0馬力、トルクは8.5kgmとなり、このエンジンが354馬力を6400回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.99m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が89.0mmであるCWG型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6740回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.819になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が11.0km/L、最高出力が354PSであるこの車の獲得ポイントは3894.0ptになります。
戯れに車両重量1710kgを100kg単位にした17.1で割ってみたところ、その数値は227.72ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



S4 セダンでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.669m
期待される荷室の幅 1.445m
対角線の長さ 2.208m
期待される荷室の面積 2.412m²

縦方向の長さが1.669m(対角線では2.208m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5400-6400rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6900回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6900rpm|タイヤサイズ 245/35R19|タイヤ直径 65.4cm|円周長 205.5cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6900rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.000 14.25 -
-
60km/h 11560rpm 2222.5kgm
2速 3.200 9.12 0.640 1-2/
4420rpm
93km/h 7400rpm 1422.4kgm
3速 2.143 6.11 0.670 2-3/
4620rpm
139km/h 4950rpm 952.6kgm
4速 1.720 4.90 0.803 3-4/
5540rpm
174km/h 3980rpm 764.5kgm
5速 1.313 3.74 0.763 4-5/
5260rpm
227km/h 3030rpm 583.6kgm
6速 1.000 2.85 0.762 5-6/
5260rpm
299km/h 2310rpm 444.5kgm
7速 0.823 2.35 0.823 6-7/
5680rpm
363km/h 1900rpm 365.8kgm
8速 0.640 1.82 0.778 7-8/
5370rpm
466km/h 1480rpm 284.5kgm
Final 2.850 レシオカバレッジ(変速比幅)7.812

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1370-4500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.850)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(51.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.850)÷タイヤの有効半径(0.327m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの466km(6400rpmでは432.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1370-4500回転で最大トルク51.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば33.53kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(4.831kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2222.5kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1710kg)を1速ギヤの最大駆動力(2222.5kgm)で割ってみると0.769kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6400回転でのトルク(39.6kgm)からTWRを算出すると0.991kg/kgmとなり、1370-6400回転の回転域では0.769-0.991kg/kgmの間で推移することがわかります。


おまけ:6400rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

8WCWGF型S4 セダンに搭載されたCWG型2994ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6400rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

6400rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ55km/h-
2速ギヤ87km/h4100rpm
3速ギヤ129km/h4290rpm
4速ギヤ161km/h5140rpm
5速ギヤ211km/h4880rpm
6速ギヤ277km/h4880rpm
7速ギヤ336km/h5270rpm
8速ギヤ433km/h4980rpm

まず1速ギヤで6400rpmまで引っ張ると55km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6400rpmから4100rpmまで落ち、そこから6400rpmまで加速を続けると速度は87km/h(+32km/h)になります。

3速ギヤでは4290rpmまで落ちて6400rpmで129km/h(+42km/h)に、4速ギヤでは5140rpmまで落ちて6400rpmで161km/h(+32km/h)に、5速ギヤでは4880rpmまで落ちて6400rpmで211km/h(+50km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4880rpmまで落ちて6400rpmで277km/h(+66km/h)に、7速ギヤでは5270rpmまで落ちて6400rpmで336km/h(+59km/h)に、8速ギヤでは4980rpmまで落ちて6400rpmで433km/h(+97km/h)という具合に加速していくイメージです。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4620 6930 9250 11560 13870 16180 20800
2速 2960 4440 5920 7400 8880 10360 13310
3速 1980 2970 3960 4950 5940 6930 8920
4速 1590 2390 3180 3980 4770 5570 7160
5速 1210 1820 2430 3030 3640 4250 5460
6速 920 1390 1850 2310 2770 3240 4160
7速 760 1140 1520 1900 2280 2660 3420
8速 590 890 1180 1480 1780 2070 2660
※赤い数字は暫定レブリミット(6900rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.640)を選択して時速100kmにて走行すると1480回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは890回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1040回転、一般的な高速道路の80km/hでは1180回転、100km/hでは1480回転、制限速度が120km/hになると1780回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2660回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 17 26 35 43 52 61 69
2速 14 27 41 54 68 81 95 108
3速 20 40 61 81 101 121 141 162
4速 25 50 75 101 126 151 176 201
5速 33 66 99 132 165 198 231 264
6速 43 87 130 173 216 260 303 346
7速 53 105 158 210 263 315 368 421
8速 68 135 203 270 338 406 473 541

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6900回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの245/35R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/35R19 | 直径 654mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
30
扁平
225/30R19
37.8km/h
直径618mm
径差-36mm
235/30R19
38.2km/h
直径624mm
径差-30mm
245/30R19
38.5km/h
直径630mm
径差-24mm
255/30R19
38.9km/h
直径636mm
径差-18mm
265/30R19
39.3km/h
直径642mm
径差-12mm
0%
35
扁平
225/35R19
39.2km/h
直径641mm
径差-13mm
235/35R19
39.6km/h
直径648mm
径差-6mm
245/35R19
40.0km/h
654mm
0mm
255/35R19
40.5km/h
直径662mm
径差+8mm
265/35R19
40.9km/h
直径669mm
径差+15mm
+5%
40
扁平
225/40R19
40.6km/h
直径663mm
径差+9mm
235/40R19
41.0km/h
直径671mm
径差+17mm
245/40R19
41.5km/h
直径679mm
径差+25mm
255/40R19
42.0km/h
直径687mm
径差+33mm
265/40R19
42.5km/h
直径695mm
径差+41mm
+10%
45
扁平
225/45R19
42.0km/h
直径686mm
径差+32mm
235/45R19
42.5km/h
直径695mm
径差+41mm
245/45R19
43.1km/h
直径704mm
径差+50mm
255/45R19
43.6km/h
直径713mm
径差+59mm
265/45R19
44.2km/h
直径722mm
径差+68mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/35R19 、235/30R19、235/35R19 、245/30R19 、255/30R19 、265/30R19あたりのタイヤがおすすめです。

245/35R19のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/35R19の適応サイズと性能の変化 [8WCWGF型S4 セダン編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】245/35R19のタイヤ銘柄と通販価格

8WCWGF型S4 セダン[3.0Lターボ 4WD/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト4.831kg/ps63.51
1速ギヤ加速性能0.769kg/kgm67.24
1L換算馬力118.24ps/L55.48
1L換算トルク17.03kgm/L53.39
WB/TR比1.81945.26
ワイド&ロー指数0.76459.33
前面の面積2.601m²50.73
最低地上高120mm64.02
スポーツ性能部門の得点458.96

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費11.0km/L39.47
年間維持費351300円47.74
100kmh回転数1480rpm63.38
航続距離638.0km45.62
車の大きさ12.409m³53.78
室内の広さ(仮) 2.250m³38.89
最小回転半径5.5m43.27
馬力単価26554円43.43
ユーティリティ部門の得点375.58

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 8WCWGF型S4 セダン[3.0Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 834.54 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したS4 セダン(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「3000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

S4 セダンの歴代モデル

5代目 8WCVK型 A4 セダン
8WCVK A4 セダンは2016/02に登場した5代目モデル。参考車両の「2.0TFSI」は全長4735mm、全幅1840mm、全高1430mmの車体に、190PS/32.6kgmを発生するCVK型1984ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

4代目 8KCFSF型 RS4 アバント
8KCFSF RS4 アバントは2013/04に登場した4代目モデル。参考車両の「BaseGrade B8」は全長4720mm、全幅1850mm、全高1435mmの車体に、450PS/43.8kgmを発生するCFS型4163ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

3代目 8EBBKF型 S4アバント
8EBBKF S4アバントは2003/09に登場した3代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長4585mm、全幅1780mm、全高1435mmの車体に、344PS/41.8kgmを発生するBBK型4163ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

2代目 8DAGBF型 S4アバント
8DAGBF S4アバントは1999/10に登場した2代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長4495mm、全幅1735mm、全高1435mmの車体に、265PS/40.8kgmを発生するAGB型2671ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。