8EBFB:A4アバントの性能と維持費 FF/CVT 5人 417万円 2007年式

このページでは、アウディの5ドア・5人乗りワゴン、3代目のABA-8EBFB型A4アバント 1.8T【2007/10モデル・163PS/22.9kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

8EBFB A4アバント
販売期間:2002/02 - 2008/08

画像はアウディより引用
http://www.audi.co.jp/
投稿:2012/01/06|更新:2021/07/01

ボディサイズが全長4585mm×全幅1770mm×全高1455mm、排気量は1780ccであることから、大雑把に分類すると1.8リットルクラス(1800cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4585mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


8EBFB型 A4アバント [1780cc/163PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

3代目A4アバントの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2007/10
8EALT型
[2.0-Attraction]
2.0L-NA | FF/CVT
| 397.0万円
130PS
19.9kgm
10.8km/L
2007/10
8EBWEF型
[2.0TFSI-Quattro]
2.0L-TB | 4WD/6AT
| 484.0万円
200PS
28.5kgm
10.6km/L
2007/10
8EAUKF型
[3.2FSI-Quattro]
3.1L-NA | 4WD/6AT
| 618.0万円
255PS
33.6kgm
8.5km/L
3代目A4アバントの車両型式・グレード一覧【全19車種】
A4アバントの新型モデル
4代目 8KCFSF型RS4 アバント
8KCFSF型RS4 アバントは2013/04に登場した4代目モデル。参考車両の「BaseGrade B8」は全長4720mm、全幅1850mm、全高1435mmの車体に、450PS/43.8kgmを発生するCFS型4163ccエンジンを搭載。

A4アバントの旧型モデル
2代目 8DAZBRF型S4アバント
8DAZBRF型S4アバントは1999/10に登場した2代目モデル。参考車両の「RS4」は全長4540mm、全幅1800mm、全高1425mmの車体に、380PS/44.9kgmを発生するAZB型2671ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー AUDI
車名&
グレード
A4アバント
1.8T
その他 B6/B7 ラグジュアリーライン ダイナミックライン
お値段 4170000円
車両型式 ABA-8EBFB
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4585×幅1770×高1455mm
軸距&
輪距
2645mm
前1510mm/後1505mm
最小半径 5.2m
タイヤ 前輪:215/55R16
後輪:215/55R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1580kg
エンジン諸元
原動機型式 BFB
気筒配列 直列4気筒
排気量1780cc
圧縮比9.3
吸気方式 ターボ
最高出力 163PS[120kW]/5700rpm
最大トルク 22.9kgm[225Nm]/1950-4700rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費 11.4km/L(26.8mpg)
100km燃費 8.8L/100km
BFB型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税45400円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税22800円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2007/10モデルのA4アバントを16年落ちの中古で114.7万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    A4アバントの2007/10モデルの場合、2023年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の25%である104.3万円に諸経費として10.4万円を足した114.7万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2007年式を16年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年経過 45400円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年-17年経過 22800円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷9.7km/L×175円/L 180410円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本12000円×4本÷5年 9600円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 345300円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額47800円×12ヶ月 573600円
ローン返済中の年間維持費 918900円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 68700円
名目 金額
自動車税(1年分) 45400円
自動車重量税(1年分) 22800円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 180410円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 9600円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 345300円
名目 金額
車のローン額(1年分) 573600円
ローン返済中の年間維持費 918900円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
68700円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「2000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は45400円、「2.0トン以下で13年-17年経過」クラスの自動車重量税は22800円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした68700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。A4アバント【1.8T】の場合、維持費の月額は28800円(ローン完済前は76600円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 23%
自動車重量税 1年分 22800円 12%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 3000km分 54120円 27%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 3%
任意保険料 80% 52800円 27%
合計
[1万kmとの差額]
197100円
-148200円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 19%
自動車重量税 1年分 22800円 10%
自賠責保険料 1年分 10005円 4%
燃料代 5000km分 90210円 38%
オイル交換 年1回 5500円 2%
タイヤ交換 6年毎 6400円 3%
任意保険料 85% 56160円 24%
合計
[1万kmとの差額]
236500円
-108800円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 16%
自動車重量税 1年分 22800円 8%
自賠責保険料 1年分 10005円 4%
燃料代 7000km分 126290円 45%
オイル交換 年1回 7700円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 2%
任意保険料 90% 59400円 22%
合計
[1万kmとの差額]
278000円
-67300円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて148200円安い197100円に、5000km走行では108800円安い236500円に、7000km走行では67300円安い278000円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 10%
自動車重量税 1年分 22800円 5%
自賠責保険料 1年分 10005円 2%
燃料代 15000km分 270620円 59%
オイル交換 年3回 33000円 7%
タイヤ交換 2.7年毎 14400円 3%
任意保険料 100% 66000円 14%
合計
[1万kmとの差額]
462300円
+117000円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 8%
自動車重量税 1年分 22800円 4%
自賠責保険料 1年分 10005円 2%
燃料代 20000km分 360820円 63%
オイル交換 年4回 44000円 8%
タイヤ交換 2年毎 19200円 3%
任意保険料 100% 66000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
568300円
+223000円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km150円3300円3.9万円
20km310円6800円8.1万円
30km460円10100円12.0万円
50km770円16900円20.0万円
100km1540円33900円40.0万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を175円、燃費を11.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは15.35円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は150円/日となり、20km走行なら310円/日、30km走行なら460円/日、50km走行なら770円/日、100km走行なら1540円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は10100円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は12.0万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

BFB型エンジン簡易性能曲線図
BFB型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1950回転時の馬力 62PS
4700回転時の馬力 150PS
5700回転時の馬力 163PS
5700回転時の馬力 163PS
各回転域でのトルク
1950回転時のトルク 22.9kgm
4700回転時のトルク 22.9kgm
5700回転時のトルク 20.5kgm
5700回転時のトルク 20.5kgm
BFB型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているBFB型1780cc、直列4気筒のターボエンジンは5700回転時に最高出力163馬力を、1950-4700回転時に最大トルク22.9kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1950rpmから最高出力が発生する5700rpmまで」の3750rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は65.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.693kg/PS(1580kg/163PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.693kg/PS
車体+1人10.031kg/PS
車体+5人11.380kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.061kg/PS
車体+70kg10.123kg/PS
車体+80kg10.184kg/PS
車体+90kg10.245kg/PS
車体+100kg10.307kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.031kg/PS(1635kg/163PS)となり、数値としては0.338kg、比率にすると3.5%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.380kg/PS(1855kg/163PS)となり、数値としては1.687kg、比率にすると17.4%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


8EBFB A4アバントのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2007/10

-
A4アバント
10.031kg/PS
1635kg/163PS|1.8L-TB
[車体のみPWR:9.693]
2013/12

車種詳細
ヴェゼル
10.038kg/PS
1325kg/132PS|1.5L-NA
車体のみPWR:9.621
2011/10

車種詳細
ヴィッツ G’s
10.000kg/PS
1090kg/109PS|1.5L-NA
車体のみPWR:9.495
2016/02

車種詳細
イグニス
9.945kg/PS
905kg/91PS|1.3L-NA
車体のみPWR:9.341
2012/11

車種詳細
フォレスター
10.101kg/PS
1495kg/148PS|2.0L-NA
車体のみPWR:9.730
2008/09

車種詳細
ヴィッツ
9.955kg/PS
1095kg/110PS|1.5L-NA
車体のみPWR:9.455

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.031kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.931kg/PSから10.131kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りSUV「RU3型 ヴェゼル」、トヨタの5人乗りハッチバック「NCP131型 ヴィッツ G’s」、スズキの5人乗りSUV「FF21S型 イグニス」、スバルの5人乗りSUV「SJ5型 フォレスター」、トヨタの5人乗りハッチバック「NCP91型 ヴィッツ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

8EBFB型 A4アバント [1.8T]とパワーウェイトレシオが近い車種|10.031kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は103.2PS/tとなっています。


A4アバントがバイクと競争するなら…?


車種詳細
イントルーダークラシック400|399cc
10.000kg/PS
330kg/33.0PS/3.40kgm
[車体のみPWR:8.333]
1速ギヤ速度:53.4km/h
最小TWR:1.433
2007/10

-
A4アバント|1780cc
10.031kg/PS
1635kg/163PS/22.9kgm
[車体のみPWR:9.693]
1速ギヤ速度:48.0km/h
最小TWR:1.540

車種詳細
グラストラッカー|249cc
10.053kg/PS
191kg/19.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:7.158]
1速ギヤ速度:37.8km/h
最小TWR:0.866

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではA4アバントとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

VK56A イントルーダークラシック400と競争してみる

まずA4アバントより少しPWRが低いバイクとして、スズキのイントルーダークラシック400が挙げられます。PWRの10.000kg/PSは車両重量275kgにライダーの体重55kgを加えた330kgを、最高出力33.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はイントルーダークラシック400に5.4km/h劣り、1速TWRは0.107kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

NJ4DA グラストラッカーと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのグラストラッカーが挙げられます。PWRの10.053kg/PSは車両重量136kg+55kgの191kgを、最高出力19.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は10.2km/h勝り、1速TWRは0.674kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.754
平均ピストンスピード 16.42m/s
トルクウェイトレシオ 69.00kg/kgm
1馬力あたりのお値段 25583円
排気量1Lあたり馬力 91.57PS/L
排気量1Lあたりトルク 12.87kgm/L
1気筒あたりの馬力 40.8PS
1気筒あたりのトルク 5.7kgm
パワーバンド比率 65.8%
燃費×馬力 1579.5pt
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
1.6~1.8L以下のPWR

トルクウェイトレシオは69.00kg/kgm(1580kg/22.9kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4170000円、最高出力が163馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は25583円、逆に1万円あたりでは0.39馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は182096円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
ステーションワゴン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は91.57PS/L、トルクは12.87kgm/L、1気筒あたりの馬力は40.8馬力、トルクは5.7kgmとなり、このエンジンが163馬力を5700回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.42m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が86.4mmであるBFB型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6940回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.754になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が9.69km/L、最高出力が163PSであるこの車の獲得ポイントは1579.5ptになります。
戯れに車両重量1580kgを100kg単位にした15.8で割ってみたところ、その数値は99.97ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



A4アバントでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.60m
期待される荷室の幅 1.37m
対角線の長さ 2.11m
期待される荷室の面積 2.19m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.60m(対角線では2.11m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


A4アバントの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 11.4km/L
燃料タンク容量 70L
航続距離(カタログ燃費) 798.0km
航続距離(80%燃費) 637.0km
満タンプライス 12250円
1万円でどこまで行ける? 651.4km
車両価格/航続距離 5226円/km

10・15モード燃費が11.4km/Lですので、燃料タンクの容量が70リットルですと航続可能距離は798.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.3km/L)とすると721.0km、80%(9.1km/L)だと637.0km、70%(8.0km/L)では560.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン70リットルの給油で12250円、上で計算した航続距離を踏まえると798.0km(80%燃費時637.0km)を走行するのに12250円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば651.4km(往復なら片道325.7km)、カタログ値の80%なら521.1km(片道260.6km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で798.0kmの距離を移動できる8EBFB型 A4アバント [1.8T]という乗り物を、417.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「5226円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5700rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6200回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6200rpm|タイヤサイズ 215/55R16|タイヤ直径 64.3cm|円周長 202.0cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6200rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.400 14.40 -
-
52km/h 11880rpm 1025.7kgm
2速 0.400 2.40 0.167 1-2/
1040rpm
313km/h 1980rpm 170.9kgm
Final 6.000 レシオカバレッジ(変速比幅)6.000

ギヤの繋がりイメージ
8EBFB型A4アバントCVT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1950-4700rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(6.000)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(22.9kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(6.000)÷タイヤの有効半径(0.3215m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は2速ギヤの313km(5700rpmでは287.8km/h)となります。CVTは無段変速機というだけあって、変速比を低速側の2.400から高速側の0.400の間で自由自在に可変できる変速機ですから、実際にはちょうどいい塩梅の妥当な回転数にて妥当な最高速に落ち着くものと思われます。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1950-4700回転で最大トルク22.9kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば69.00kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.693kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1025.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1580kg)を1速ギヤの最大駆動力(1025.7kgm)で割ってみると1.540kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5700回転でのトルク(20.5kgm)からTWRを算出すると1.72kg/kgmとなり、1950-5700回転の回転域では1.540-1.72kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4750 7130 9500 11880 14260 16630 21390
2速 790 1190 1580 1980 2380 2770 3560
※赤い数字は暫定レブリミット(6200rpm)を上回るもの。
※CVTの場合はどのようにギヤ比を制御をしているのか想像も付かないので参考値です。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.400)を選択して時速100kmにて走行すると1980回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1190回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1390回転、一般的な高速道路の80km/hでは1580回転、100km/hでは1980回転、制限速度が120km/hになると2380回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3560回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 17 25 34 42 51 59 67
2速 51 101 152 202 253 303 354 404

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6200回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/55R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/55R16 | 直径 643mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
50
扁平
195/50R16
37.4km/h
直径601mm
径差-42mm
205/50R16
38.0km/h
直径611mm
径差-32mm
215/50R16
38.6km/h
直径621mm
径差-22mm
225/50R16
39.3km/h
直径631mm
径差-12mm
235/50R16
39.9km/h
直径641mm
径差-2mm
0%
55
扁平
195/55R16
38.6km/h
直径621mm
径差-22mm
205/55R16
39.3km/h
直径632mm
径差-11mm
215/55R16
40.0km/h
643mm
0mm
225/55R16
40.7km/h
直径654mm
径差+11mm
235/55R16
41.4km/h
直径665mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
195/60R16
39.8km/h
直径640mm
径差-3mm
205/60R16
40.6km/h
直径652mm
径差+9mm
215/60R16
41.3km/h
直径664mm
径差+21mm
225/60R16
42.1km/h
直径676mm
径差+33mm
235/60R16
42.8km/h
直径688mm
径差+45mm
+10%
65
扁平
195/65R16
41.1km/h
直径660mm
径差+17mm
205/65R16
41.9km/h
直径673mm
径差+30mm
215/65R16
42.7km/h
直径686mm
径差+43mm
225/65R16
43.5km/h
直径699mm
径差+56mm
235/65R16
44.3km/h
直径712mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/55R16、195/60R16 、205/50R16、205/55R16 、215/50R16 、225/50R16 、235/50R16あたりのタイヤがおすすめです。

215/55R16のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/55R16の適応サイズと性能の変化 [8EBFB型A4アバント編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


8EBFB型A4アバント[1.8Lターボ FF/CVT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.693kg/ps50.06
1速ギヤ加速性能1.540kg/kgm50.85
1L換算馬力91.57ps/L45.97
1L換算トルク12.87kgm/L40.76
WB/TR比1.75451.96
ワイド&ロー指数0.82255.01
前面の面積2.575m²51.09
最低地上高-43.65
スポーツ性能部門の得点389.35

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費11.4km/L46.43
年間維持費345300円48.13
100kmh回転数1980rpm56.88
航続距離798.0km55.17
車の大きさ11.808m³51.74
室内の広さ(仮) 2.141m³37.73
最小回転半径5.2m49.37
馬力単価25583円44.17
ユーティリティ部門の得点389.62

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 8EBFB型A4アバント[1.8Lターボ FF/CVT] の総合得点は 778.97 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した8EBFB型A4アバント(FF/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「2000ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

A4アバントの歴代モデル

5代目 8WCVK型 A4 セダン
8WCVK A4 セダンは2016/02に登場した5代目モデル。参考車両の「2.0TFSI」は全長4735mm、全幅1840mm、全高1430mmの車体に、190PS/32.6kgmを発生するCVK型1984ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

4代目 8KCFSF型 RS4 アバント
8KCFSF RS4 アバントは2013/04に登場した4代目モデル。参考車両の「BaseGrade B8」は全長4720mm、全幅1850mm、全高1435mmの車体に、450PS/43.8kgmを発生するCFS型4163ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

3代目 8EBBKF型 S4アバント
8EBBKF S4アバントは2003/09に登場した3代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長4585mm、全幅1780mm、全高1435mmの車体に、344PS/41.8kgmを発生するBBK型4163ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

2代目 8DAGBF型 S4アバント
8DAGBF S4アバントは1999/10に登場した2代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長4495mm、全幅1735mm、全高1435mmの車体に、265PS/40.8kgmを発生するAGB型2671ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。