GX110W マークII ブリット 性能と維持費 FR/4AT 255万円 2006年

このページでは、トヨタ自動車の5ドア・5人乗りワゴン、9代目のTA-GX110W型マークII ブリット 2.0iR【2006/04モデル・160PS/20.4kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

GX110W マークII ブリット
販売期間:2002/01 - 2007/05

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4775mm×全幅1760mm×全高1470mm、排気量は1988ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいので、やや非力に感じることがあるかもしれません。
参考:150PS~200PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4775mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

GX110W型 マークII ブリット [1988cc/160PS FR/4AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

9代目マークII ブリットの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2006/04
JZX110W型
[2.5iR-S]
2.5L-NA・FR/5AT・312.9万円
200PS・25.5kgm・11.4km/L
200PS
25.5kgm
11.4km/L
2006/04
JZX115W型
[2.5iR-S Four]
2.5L-NA・4WD/4AT・341.2万円
196PS・26.0kgm・9.2km/L
196PS
26.0kgm
9.2km/L
2006/04
GX115W型
[2.0iR-Four]
2.0L-NA・4WD/4AT・285.6万円
160PS・20.4kgm・10.2km/L
160PS
20.4kgm
10.2km/L
9代目 マークII 型式一覧 X110系まとめ 2000-2007【全12車種】
マークII ブリットの新型モデル
10代目 GRX121型マークX
GRX121型マークXは2004/11に登場した10代目モデル。参考車両の「300G-S」は全長4730mm、全幅1775mm、全高1435mmの車体に、256PS/32.0kgmを発生する3GR型2994ccエンジンを搭載。

マークII ブリットの旧型モデル
8代目 JZX100型マークII
JZX100型マークIIは1996/09に登場した8代目モデル。参考車両の「Tourer-V」は全長4760mm、全幅1755mm、全高1400mmの車体に、280PS/38.5kgmを発生する1JZ型2491ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー トヨタ自動車
車名&
グレード
マークII ブリット
2.0iR
その他 2.0iR リミテッド. Jエディション. 35thアニバーサリー
お値段 2541000円
車両型式 TA-GX110W
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
4速AT・4速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4775×幅1760×高1470mm
室内寸法 長1950×幅1480×高1195mm
軸距&
輪距
2780mm
前1495mm/後1475mm
最小半径 5.3m
最低高 155mm
タイヤ 前輪:205/55R16
後輪:205/55R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1470kg
エンジン諸元
原動機型式 1G-FE
気筒配列 直列6気筒
排気量1988cc
圧縮比10.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 160PS[118kW]/6200rpm
最大トルク 20.4kgm[200Nm]/4400rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
10・15燃費 11.4km/L(26.8mpg)
100km燃費 8.8L/100km
1G-FE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税45400円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税18900円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2006/04モデルのマークII ブリットを19年落ちの中古で55.9万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    マークII ブリットの2006/04モデルの場合、2025年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である50.82万円に諸経費として5.1万円を足した55.9万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2006年式を19年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 2000cc以下 13年経過 45400円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 18年経過 18900円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷9.7㎞/L×180円/L 185570円
オイル交換
5000km毎
1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本12000円×4本÷5年 9600円
任意保険料
月額5500円
月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 343300円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額46590円×12ヶ月 559080円
ローン返済中の年間維持費 902400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 58500円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「2000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は45400円、「1.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は18900円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした58500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算28700円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

マークII ブリットの維持費は高い?安い?

「マークII ブリットの年間維持費は343300円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてマークII ブリットの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス191200円-152100円
ヴォクシー ハイブリッド229200円-114100円
ウィッシュ285500円-57800円
スイフト スポーツ289400円-53900円
基準2000ccクラス平均321300円-22000円
マークII ブリットの維持費343300円
アコード350200円+6900円
WRX STI370500円+27200円
エクスプローラー435000円+91700円
高いBX493900円+150600円

マークII ブリットの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して152100円高く、最も高いBXと比較して150600円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では22000円高くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、マークII ブリットの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

マークII ブリットを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%450万円38万円30万円
15%300万円25万円20万円
20%220万円19万円15万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は450万円(総支給額38万円/月、手取り30万円/月)、ここから月額維持費2.9万円を支払うと残りは27.1万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は300万円(総支給額25万円/月、手取り20万円/月)、2.9万円を支払うと残りは17.1万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が220万円(総支給額19万円/月、手取り15万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.9万円を引くと残りは12.1万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代19万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費9.7km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
134030円
[-51540円]
-25円
155円/L
159810円
[-25760円]
-10円
170円/L
175270円
[-10300円]
180円/L185570円
[0円]
+10円
190円/L
195890円
[+10320円]
+25円
205円/L
211360円
[+25790円]
+50円
230円/L
237130円
[+51560円]

燃費9.7km/LのGX110W型 マークII ブリットで10000km走行するのに必要な燃料は1031L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は185570円になります。

参考までに、マークII ブリットの燃料タンクは70リットルですので、1031Lの給油回数は15回、1回あたりの燃料代は約12380円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては10320円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると25790円、50円も違ってくると51560円にもなります。

これをGX110W型 マークII ブリットの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり180円の場合を343300円としたとき、130円/Lに値下がりすれば291760円(85.0%)に、230円/Lに値上がりすれば394860円(115.0%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(45400円)なり重量税(18900円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 24%
自動車重量税 1年分 18900円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 3000km分 55670円 29%
オイル交換 年1回 4500円 2%
タイヤ交換 6年毎 6400円 3%
任意保険料 80% 52800円 27%
合計
[1万kmとの差額]
192500円
-150800円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 19%
自動車重量税 1年分 18900円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 5000km分 92790円 40%
オイル交換 年1回 4500円 2%
タイヤ交換 6年毎 6400円 3%
任意保険料 85% 56160円 24%
合計
[1万kmとの差額]
233000円
-110300円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 16%
自動車重量税 1年分 18900円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 7000km分 129900円 47%
オイル交換 年1回 6300円 2%
タイヤ交換 6年毎 6400円 2%
任意保険料 90% 59400円 23%
合計
[1万kmとの差額]
275200円
-68100円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて150800円安い192500円に、5000km走行では110300円安い233000円に、7000km走行では68100円安い275200円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

年間10000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 13%
自動車重量税 1年分 18900円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 10000km分 185570円 54%
オイル交換 年2回 9000円 3%
タイヤ交換 5年毎 9600円 3%
任意保険料 100% 66000円 18%
合計
[1万kmとの差額]
343300円
-
-
年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 10%
自動車重量税 1年分 18900円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 278360円 62%
オイル交換 年3回 13500円 3%
タイヤ交換 3年毎 11520円 3%
任意保険料 110% 72600円 16%
合計
[1万kmとの差額]
449200円
+105900円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 8%
自動車重量税 1年分 18900円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 371140円 67%
オイル交換 年4回 18000円 3%
タイヤ交換 3年毎 15360円 3%
任意保険料 120% 79200円 14%
合計
[1万kmとの差額]
556900円
+213600円
-
走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
トヨタの小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ステーションワゴン編

マークII ブリットの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 11.4km/L
燃料タンク容量 70L
航続距離(カタログ燃費) 798.0km
航続距離(80%燃費) 637.0km
満タンプライス 12600円
1km走行コスト 15.79円/km
1万円でどこまで行ける? 633.3km
東京から798.0kmの範囲

10・15モード燃費が11.4km/L、燃料タンク容量70リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は798.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.3km/L)とすると航続距離は721.0km、80%(9.1km/L)だと637.0km、70%(8.0km/L)では560.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から70リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり180円では12600円、上で計算した航続距離を踏まえると798.0km(80%燃費時637.0km)を走行するのに12600円かかる計算です。

燃費を9.7km/Lとしたときの1km走行コストは15.79円、10万km走行したときの燃料代は157.9万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら15.8万円/年、7年10万kmなら22.6万円/年、5年10万kmなら31.6万円/年、3年10万kmなら52.6万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば633.3km(往復なら片道316.7km)、カタログ値の80%なら506.7km(片道253.3km)離れたところまで行くことができます。

マークII ブリットのカタログデータから見えてくる要素

1G-FE型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
4400回転時の馬力 125PS
6200回転時の馬力 160PS
各回転域でのトルク
4400回転時のトルク 20.4kgm
6200回転時のトルク 18.5kgm
1G-FE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している1G型1988cc、直列6気筒の自然吸気エンジンは6200回転時に最高出力160馬力を、4400回転時に最大トルク20.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4400rpmから最高出力が発生する6200rpmまで」の1800rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は29.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.188kg/PS(1470kg/160PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.188kg/PS
車体+1人9.531kg/PS
車体+5人10.906kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.562kg/PS
車体+70kg9.625kg/PS
車体+80kg9.688kg/PS
車体+90kg9.750kg/PS
車体+100kg9.812kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.531kg/PS(1525kg/160PS)となり、数値としては0.343kg、比率にすると3.7%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.906kg/PS(1745kg/160PS)となり、数値としては1.718kg、比率にすると18.7%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

GX110W マークII ブリットのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.531kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
マークII ブリット
9.531kg/PS
160PS・2.0L-NA
車体のみPWR 9.188
1525kg
+3.7%

車種詳細
スイフト
9.657kg/PS
102PS・1.0L-TB
車体のみPWR 9.118
985kg
+5.9%

車種詳細
エスクード
9.375kg/PS
136PS・1.4L-TB
車体のみPWR 8.971
1275kg
+4.5%

車種詳細
レヴォーグ STI
9.441kg/PS
170PS・1.6L-TB
車体のみPWR 9.118
1605kg
+3.5%

車種詳細
エクシーガ クロスオーバー7
9.682kg/PS
173PS・2.5L-NA
車体のみPWR 9.364
1675kg
+3.4%

車種詳細
CX-5
9.571kg/PS
175PS・2.2L-TB
車体のみPWR 9.257
1675kg
+3.4%


9.340kg/PSから9.722kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの5人乗りハッチバック・ZC13S型 スイフト、スズキの5人乗りSUV・YEA1S型 エスクード、スバルの5人乗りワゴン・VM4型 レヴォーグ STI、スバルの7人乗りSUV・YAM型 エクシーガ クロスオーバー7、マツダの5人乗りSUV・KE2AW型 CX-5という顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

GX110W型 マークII ブリット [2.0iR]のライバル車種|9.531kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は108.8PS/tとなっています。


マークII ブリットがバイクと競争するなら…?


車種詳細
FTR|223cc
9.526kg/PS
181kg/19.0PS/2.14kgm
[車体のみPWR:6.632]
1速ギヤ速度:32.1km/h
最小TWR:0.730
2006/04

-
マークII ブリット|1988cc
9.531kg/PS
1525kg/160PS/20.4kgm
[車体のみPWR:9.188]
1速ギヤ速度:66.2km/h
最小TWR:2.041

車種詳細
グラストラッカー ビッグボーイ|249cc
9.550kg/PS
191kg/20.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:6.800]
1速ギヤ速度:38.4km/h
最小TWR:0.880

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではマークII ブリットとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

MC34 FTRと競争してみる

まずマークII ブリットより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのFTRが挙げられます。PWRの9.526kg/PSは車両重量126kgにライダーの体重55kgを加えた181kgを、最高出力19.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はFTRに34.1km/h勝り、1速TWRは1.311kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

NJ47A グラストラッカー ビッグボーイと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのグラストラッカー ビッグボーイが挙げられます。PWRの9.550kg/PSは車両重量136kg+55kgの191kgを、最高出力20.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は27.8km/h勝り、1速TWRは1.161kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.872
平均ピストンスピード 15.50m/s
トルクウェイトレシオ 72.06kg/kgm
1馬力あたりのお値段 15881円
排気量1Lあたり馬力 80.48PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.26kgm/L
1気筒あたりの馬力 26.7PS
1気筒あたりのトルク 3.4kgm
パワーバンド比率 29.0%
燃費×馬力 1550.4pt
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
1.8~2.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは72.06kg/kgm(1470kg/20.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2541000円、最高出力が160馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は15881円、逆に1万円あたりでは0.63馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は124559円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
2000cc以下の車編
ステーションワゴン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は80.48PS/L、トルクは10.26kgm/L、1気筒あたりの馬力は26.7馬力、トルクは3.4kgmとなり、このエンジンが160馬力を6200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.50m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が75.0mmである1G型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は8000回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.872になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が9.69km/L、最高出力が160PSであるこの車の獲得ポイントは1550.4ptになります。
戯れに車両重量1470kgを100kg単位にした14.7で割ってみたところ、その数値は105.47ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

人間様の占有スペース
室内長×室内幅×室内高 3.449m³
1人あたりのスペース 0.690m³
室内長/全長 40.8%
室内幅/全幅 84.1%
室内高/全高 81.3%
室内容積/車両体積 27.9%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.449m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.690m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は40.8%、同じく室内幅と全幅の比率は84.1%、同じく室内高と全高の比率は81.3%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は27.9%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


マークII ブリットでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.671m
期待される荷室の幅 1.380m
対角線の長さ 2.167m
期待される荷室の面積 2.306m²

縦方向の長さが1.671m(対角線では2.167m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6200rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6700回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6700rpm|タイヤサイズ 205/55R16|タイヤ直径 63.2cm|円周長 198.5cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6700rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.450 11.16 - - 72km/h 9370rpm 720.4kgm
2速 1.450 6.60 0.592 1-2/
3970rpm
121km/h 5550rpm 426.4kgm
3速 1.000 4.55 0.690 2-3/
4620rpm
175km/h 3820rpm 294.1kgm
4速 0.688 3.13 0.688 3-4/
4610rpm
255km/h 2630rpm 202.3kgm
Final4.555レシオカバレッジ(変速比幅)3.561
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4400rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.555)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(20.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.555)÷タイヤの有効半径(0.316m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの255km(6200rpmでは235.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4400回転で最大トルク20.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば72.06kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.188kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと720.4kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1470kg)を1速ギヤの最大駆動力(720.4kgm)で割ってみると2.041kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6200回転でのトルク(18.5kgm)からTWRを算出すると2.250kg/kgmとなり、4400-6200回転の回転域では2.041-2.250kg/kgmの間で推移することがわかります。


6200rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

GX110W型マークII ブリットに搭載された1G型1988ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6200rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

6200rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ66km/h-
2速ギヤ112km/h3670rpm
3速ギヤ162km/h4280rpm
4速ギヤ236km/h4270rpm

まず1速ギヤで6200rpmまで引っ張ると66km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6200rpmから3670rpmまで落ち、そこから6200rpmまで加速を続けると速度は112km/h(+46km/h)になります。

3速ギヤでは4280rpmまで落ちて6200rpmで162km/h(+50km/h)に、4速ギヤでは4270rpmまで落ちて6200rpmで236km/h(+74km/h)という具合に加速していくイメージです。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3750 5620 7500 9370 11240 13120 16870
2速 2220 3330 4440 5550 6650 7760 9980
3速 1530 2290 3060 3820 4590 5350 6880
4速 1050 1580 2110 2630 3160 3680 4740
※赤い数字は暫定レブリミット(6700rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.688)を選択して時速100kmにて走行すると2630回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1580回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1840回転、一般的な高速道路の80km/hでは2110回転、100km/hでは2630回転、制限速度が120km/hになると3160回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4740回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干高めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも静粛性や燃費よりも加速に重きを置いた設定なので、高速道路やバイパスを走行するとき、ふと「もう1段上のギヤがあったらなあ‥」と呟くことがあるかもしれません。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 11 21 32 43 53 64 75 85
2速 18 36 54 72 90 108 126 144
3速 26 52 78 105 131 157 183 209
4速 38 76 114 152 190 228 266 304

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6700回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの205/55R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/55R16 | 直径 632mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
50 185/50R16
37.4km/h
径 591mm
差 -41mm
195/50R16
38.0km/h
径 601mm
差 -31mm
205/50R16
38.7km/h
径 611mm
差 -21mm
215/50R16
39.3km/h
径 621mm
差 -11mm
225/50R16
39.9km/h
径 631mm
差 -1mm
55 185/55R16
38.6km/h
径 610mm
差 -22mm
195/55R16
39.3km/h
径 621mm
差 -11mm
205/55R16
40.0km/h
632mm
0mm
215/55R16
40.7km/h
径 643mm
差 +11mm
225/55R16
41.4km/h
径 654mm
差 +22mm
60 185/60R16
39.7km/h
径 628mm
差 -4mm
195/60R16
40.5km/h
径 640mm
差 +8mm
205/60R16
41.3km/h
径 652mm
差 +20mm
215/60R16
42.0km/h
径 664mm
差 +32mm
225/60R16
42.8km/h
径 676mm
差 +44mm
65 185/65R16
40.9km/h
径 647mm
差 +15mm
195/65R16
41.8km/h
径 660mm
差 +28mm
205/65R16
42.6km/h
径 673mm
差 +41mm
215/65R16
43.4km/h
径 686mm
差 +54mm
225/65R16
44.2km/h
径 699mm
差 +67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/55R16、185/60R16 、195/50R16、195/55R16 、205/50R16 、215/50R16 、225/50R16あたりのタイヤがおすすめです。

205/55R16のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、205/55R16の適応サイズと性能の変化 [GX110W型マークII ブリット編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】205/55R16のタイヤ銘柄と通販価格

GX110W型 マークII ブリット 2.0L-NA FR/4ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS9.19㎏/PS51.6ptC
最高回転数5881rpm6200rpm53.9ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m2.04㎏/㎏m40.2ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h66.2㎞/h63.9ptA
1リットル
換算馬力
73.10PS/L80.48PS/L55.8ptB
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L10.26㎏m/L59.6ptB
WB/TR比1.7731.87239.9ptD
ワイド&
ロー指数
0.8940.83554.2ptB
前面の面積2.630m22.587m251.2ptC
最低地上高154.5mm155mm49.8ptC
スポーツ性能部門の得点512.4pt
総合評価C

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340714円343300円49.8ptC
10-15燃費13.0km/L11.4km/L46.4ptC
100km/h
回転数
2490rpm2630rpm48.1ptC
航続距離644.1km678.3km52.0ptC
車の大きさ11.466m312.354m346.5ptC
車内の広さ3430.4L3448.8L50.2ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.7L689.8L49.8ptC
車内床面積2.793m22.886m251.3ptC
最小回転
半径
5.17m5.3m47.3ptC
ユーティリティ部門の得点493.1pt
総合評価C

※10-15燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10695車種中 RANK
運動性能 512.4pt 3588位 C
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 493.1pt 4805位 C
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1005.5pt 4533位 C
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は512.4点で全10695車種中の3588位、ユーティリティ部門は493.1点で4805位、総合得点は1005.5点で4533位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したGX110W型 マークII ブリット(FR/4AT) の各種スペックを、ワゴン2000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

マークII ブリットの歴代モデル

11代目 GRX133型 マークX GRMN
GRX133 マークX GRMNは2009/10に登場した11代目モデル。参考車両の「GRMN」は全長4810mm、全幅1795mm、全高1420mmの車体に、321PS/38.7kgmを発生する2GR型3456ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

10代目 GRX121型 マークX
GRX121 マークXは2004/11に登場した10代目モデル。参考車両の「300G-S」は全長4730mm、全幅1775mm、全高1435mmの車体に、256PS/32.0kgmを発生する3GR型2994ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

9代目 JZX110W型 マークII ブリット
JZX110W マークII ブリットは2002/01に登場した9代目モデル。参考車両の「2.5iR-V」は全長4775mm、全幅1760mm、全高1470mmの車体に、280PS/38.5kgmを発生する1JZ型2491ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

8代目 JZX101型 マークII
JZX101 マークIIは1996/09に登場した8代目モデル。参考車両の「Grande-G」は全長4760mm、全幅1755mm、全高1400mmの車体に、220PS/30.0kgmを発生する2JZ型2997ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

7代目 JZX91型 マークII
JZX91 マークIIは1992/10に登場した7代目モデル。参考車両の「Grande-G」は全長4750mm、全幅1750mm、全高1390mmの車体に、220PS/28.5kgmを発生する2JZ型2997ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

6代目 GX81型 マークII
GX81 マークIIは1988/08に登場した6代目モデル。参考車両の「Grande TwinCam24」は全長4690mm、全幅1695mm、全高1405mmの車体に、150PS/18.6kgmを発生する1G型1988ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。


人気があるワゴンの車種比較


EC5A ギャラン VR-4 2000 vs EC5W レグナム VR-4 2000 性能比較
8代目 ギャラン VR-4 type-V(2000年式 EC5A・4WD/5MT・2.5L+ツインターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)と、初代 レグナム VR-4 VR-4 type-S(2000年式 EC5W・4WD/5MT・2.5L+ターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)を比較。

ZZE123G カローラ フィールダー 2ZZ vs ZZT231 セリカ SS-II 性能比較
9代目 カローラ フィールダー Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123G・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)を比較。

WGNC34 ステージア 260RS vs BCNR33 スカイライン GT-R 性能比較
初代 ステージア 260RS Autech version 260RS(1998年式 WGNC34・4WD/5MT・2.6L+ツインターボ・280PS/37.5kgm・5人乗り)と、9代目 スカイライン GT-R(1997年式 BCNR33・4WD/5MT・2.6L+ツインターボ・280PS/37.5kgm・4人乗り)を比較。

WGNC34 ステージア 260RS vs WGNC34 ステージア 25t 性能比較
初代 ステージア 260RS Autech version 260RS(1998年式 WGNC34・4WD/5MT・2.6L+ツインターボ・280PS/37.5kgm・5人乗り)と、初代 ステージア 25t RS-FOUR S(2000年式 WGNC34・4WD/5MT・2.5L+ターボ・280PS/35.0kgm・5人乗り)を比較。

ZZE123G カローラ フィールダー 2ZZ vs ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 性能比較
9代目 カローラ フィールダー Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123G・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)を比較。

WGNC34 ステージア 260RS vs BNR34 スカイライン GT-R 性能比較
初代 ステージア 260RS Autech version 260RS(1998年式 WGNC34・4WD/5MT・2.6L+ツインターボ・280PS/37.5kgm・5人乗り)と、10代目 スカイライン GT-R M-spec Nur(2002年式 BNR34・4WD/6MT・2.6L+ツインターボ・280PS/40.0kgm・4人乗り)を比較。

ST246W カルディナ GT-FOUR vs ST215W カルディナ GT-T 新旧比較
3代目 カルディナ GT-FOUR(2005年式 ST246W・4WD/4AT・2.0L+ターボ・260PS/33.0kgm・5人乗り)と、2代目 カルディナ GT-T ActiveSport GT-T(2001年式 ST215W・4WD/5MT・2.0L+ターボ・260PS/33.0kgm・5人乗り)を比較。


ZC33S スイフト スポーツ 2017 vs ZC32S スイフト スポーツ 2011 新旧比較
4代目 スイフト スポーツ(2017年式 ZC33S・FF/6MT・1.4L+ターボ・140PS/23.5kgm・5人乗り)と、3代目 スイフト スポーツ(2011年式 ZC32S・FF/6MT・1.6L・136PS/16.3kgm・5人乗り)を比較。