ZWR80G エスクァイアの性能と維持費 FF/CVT 338万円 2020年式

このページでは、トヨタ自動車の5ドア・7人乗りミニバン、初代の6AA-ZWR80G型エスクァイア Hybrid-Gi【2020/04モデル・99PS/14.5kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

ZWR80G エスクァイア
販売期間:2014/10 - 2021/12

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿日:2022/03/03

ボディサイズが全長4695mm×全幅1695mm×全高1825mm、排気量は1797ccであることから、大雑把に分類すると1.8リットルクラス(1800cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4695mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


ZWR80G型 エスクァイア [1797cc/99PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代エスクァイアの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2020/04
ZRR80G型
[Gi]
2.0L-NA | FF/CVT
| 296.3万円
152PS
19.7kgm
13.6km/L
2020/04
ZRR85G型
[Gi]
2.0L-NA | 4WD/CVT
| 317.2万円
152PS
19.7kgm
12.6km/L
2014/10
ZWR80G型
[Hybrid-Xi]
1.8L-NA | FF/CVT
| 304.4万円
99PS
14.5kgm
23.8km/L
初代エスクァイアの車両型式・グレード一覧【全6車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー TOYOTA
車名&
グレード
エスクァイア
Hybrid-Gi
その他 6AA-ZWR80G-CPXGB | モータ型式:5JM型(60kW/207Nm)
お値段 3379200円
車両型式 6AA-ZWR80G
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア/7人
車体寸法 長4695×幅1695×高1825mm
軸距&
輪距
2850mm
前1480mm/後1480mm
最小半径 5.5m
最低高 160mm
タイヤ 前輪:195/65R15
後輪:195/65R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1620kg
エンジン諸元
原動機型式 2ZR-FXE
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1797cc
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 99PS[73kW]/5200rpm
最大トルク 14.5kgm[142Nm]/4000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費 19.8km/L(46.6mpg)
JC08燃費 22.8km/L(53.6mpg)
100km燃費 5.1L/100km
2ZR-FXE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2020/04モデルのエスクァイアを3年落ちの中古で334.5万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    エスクァイアの2020/04モデルの場合、2023年現在では3年が経過しているため、新車価格の90%である304.1万円に諸経費として30.4万円を足した334.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2020年式を3年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷19.8km/L×165円/L 83330円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本10000円×4本÷5年 8000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 228800円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額55750円×12ヶ月 669000円
ローン返済中の年間維持費 897800円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55900円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 83330円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 8000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 228800円
名目 金額
車のローン額(1年分) 669000円
ローン返済中の年間維持費 897800円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55900円
  • 初度登録から3年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした55900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

エスクァイア【Hybrid-Gi】の場合、維持費の月額は19100円(ローン完済前は74900円)になり、これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 24%
自動車重量税 1年分 16400円 11%
自賠責保険料 1年分 10005円 7%
燃料代 3000km分 25000円 17%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 5330円 4%
任意保険料 80% 52800円 34%
合計
[1万kmとの差額]
150100円
-78700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 21%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 10005円 6%
燃料代 5000km分 41670円 24%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 5330円 3%
任意保険料 85% 56160円 33%
合計
[1万kmとの差額]
170100円
-58700円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 19%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 7000km分 58330円 30%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 5330円 3%
任意保険料 90% 59400円 31%
合計
[1万kmとの差額]
191800円
-37000円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて78700円安い150100円に、5000km走行では58700円安い170100円に、7000km走行では37000円安い191800円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 12%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 15000km分 125000円 43%
オイル交換 年3回 27000円 9%
タイヤ交換 2.7年毎 12000円 4%
任意保険料 100% 66000円 23%
合計
[1万kmとの差額]
292500円
+63700円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 10%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 20000km分 166660円 48%
オイル交換 年4回 36000円 10%
タイヤ交換 2年毎 16000円 5%
任意保険料 100% 66000円 19%
合計
[1万kmとの差額]
347100円
+118300円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(19.2km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(20.5km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(19.7km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(19.8km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代83330円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル165円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。

参考:燃費が3%向上すると…?
市街地19.2km/L → 19.8km/L
郊外20.5km/L → 21.1km/L
高速道路19.7km/L → 20.3km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km77350円
[74990円]
郊外500km4030円
[3910円]
高速道路500km4190円
[4060円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
85570円
+2240円
19.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
82960円
-2610円
19.9km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が19.2km/Lではガソリン468.8Lを消費して、ガソリン代は77350円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が20.5km/Lではガソリン24.4Lを消費して、ガソリン代は4030円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が19.7km/Lではガソリン25.4Lを消費して、ガソリン代は4190円になります。

このパターンでは使用した燃料量が518.6L、かかったガソリン代が85570円となり、平均燃費は19.3km/L(-0.5km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+2240円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は82960円となり、2610円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で13050円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km42970円
[41660円]
郊外5000km40240円
[39110円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
83210円
-120円
19.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
80770円
-2440円
20.4km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が19.2km/Lでは260.4Lを消費して、ガソリン代は42970円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が20.5km/Lでは243.9Lを消費して、ガソリン代は40240円になります。

このパターンでは使用した燃料量が504.3L、かかったガソリン代が83210円となり、平均燃費は19.8km/L(0.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-120円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が80770円となり、1年間で2440円、5年間で12200円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km28610円
[27750円]
郊外3340km26880円
[26120円]
高速道路3330km27890円
[27060円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
83380円
+50円
19.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
80930円
-2450円
20.4km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が19.2km/Lでは173.4Lを消費して、ガソリン代は28610円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が20.5km/Lでは162.9Lを消費して、ガソリン代は26880円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が19.7km/Lでは169.0Lを消費して、ガソリン代は27890円になります。

このパターンでは使用した燃料量が505.3L、かかったガソリン代が83380円となり、平均燃費は19.8km/L(0.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+50円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が80930円となり、1年間で2450円、5年間で12250円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km4290円
[4170円]
郊外9000km72440円
[70370円]
高速道路500km4190円
[4060円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
80920円
-2410円
20.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
78600円
-2320円
21.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が19.2km/Lでは26.0Lを消費して、ガソリン代は4290円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が20.5km/Lでは439.0Lを消費して、ガソリン代は72440円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が19.7km/Lでは25.4Lを消費して、ガソリン代は4190円になります。

このパターンでは使用した燃料量が490.4L、かかったガソリン代が80920円となり、平均燃費は20.4km/L(+0.6km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-2410円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が78600円となり、1年間で2320円、5年間で11600円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(19.3km/L・19.8km/L・19.8km/L・20.4km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(85570円・83210円・83380円・80920円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km80円1800円2.1万円
20km170円3700円4.4万円
30km250円5500円6.5万円
50km420円9200円10.9万円
100km830円18300円21.6万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を19.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは8.33円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は80円/日となり、20km走行なら170円/日、30km走行なら250円/日、50km走行なら420円/日、100km走行なら830円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は5500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は6.5万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

2ZR-FXE型エンジン簡易性能曲線図
2ZR-FXE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 81PS
5200回転時の馬力 99PS
5200回転時の馬力 99PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 14.5kgm
5200回転時のトルク 13.6kgm
5200回転時のトルク 13.6kgm
2ZR-FXE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している2ZR型1797cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは5200回転時に最高出力99馬力を、4000回転時に最大トルク14.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する5200rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ16.364kg/PS(1620kg/99PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ16.364kg/PS
車体+1人16.919kg/PS
車体+7人20.253kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg16.970kg/PS
車体+70kg17.071kg/PS
車体+80kg17.172kg/PS
車体+90kg17.273kg/PS
車体+100kg17.374kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは16.919kg/PS(1675kg/99PS)となり、数値としては0.555kg、比率にすると3.4%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは20.253kg/PS(2005kg/99PS)となり、数値としては3.889kg、比率にすると23.8%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


ZWR80G エスクァイアのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2020/04

-
エスクァイア
16.919kg/PS
1675kg/99PS|1.8L-NA
[車体のみPWR:16.364]
2014/02

車種詳細
ヴォクシー ハイブリッド
16.919kg/PS
1675kg/99PS|1.8L-NA
車体のみPWR:16.364
2018/07

車種詳細
ジムニー
16.953kg/PS
1085kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:16.094
2010/05

車種詳細
エブリイ ワゴン
16.953kg/PS
1085kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:16.094
2013/12

車種詳細
ハスラー
16.827kg/PS
875kg/52PS|0.7L-NA
車体のみPWR:15.769
2014/02

車種詳細
ノア
16.818kg/PS
1665kg/99PS|1.8L-NA
車体のみPWR:16.263

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ16.919kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

16.750kg/PSから17.088kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの7人乗りミニバン「ZWR80G型 ヴォクシー ハイブリッド」、スズキの4人乗り軽SUV「JB64W型 ジムニー」、スズキの4人乗り軽1BOX「DA64W型 エブリイ ワゴン」、スズキの4人乗り軽SUV「MR31S型 ハスラー」、トヨタの7人乗りミニバン「ZWR80G型 ノア」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

ZWR80G型 エスクァイア [Hybrid-Gi]とパワーウェイトレシオが近い車種|16.919kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は61.1PS/tとなっています。


エスクァイアがバイクと競争するなら…?


車種詳細
モンキー125|123cc
16.915kg/PS
159kg/9.4PS/1.10kgm
[車体のみPWR:11.064]
2020/04

-
エスクァイア|1797cc
16.919kg/PS
1675kg/99PS/14.5kgm
[車体のみPWR:16.364]

車種詳細
スーパーカブ C125|124cc
17.010kg/PS
165kg/9.7PS/1.00kgm
[車体のみPWR:11.340]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではエスクァイアとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

JB03 モンキー125と競争してみる

まずエスクァイアより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのモンキー125が挙げられます。PWRの16.915kg/PSは車両重量104kgにライダーの体重55kgを加えた159kgを、最高出力9.4PSで割ったものです。

JA48 スーパーカブ C125と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのスーパーカブ C125が挙げられます。PWRの17.010kg/PSは車両重量110kg+55kgの165kgを、最高出力9.7PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.926
平均ピストンスピード 15.31m/s
トルクウェイトレシオ 111.72kg/kgm
1馬力あたりのお値段 34133円
排気量1Lあたり馬力 55.10PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.07kgm/L
1気筒あたりの馬力 24.8PS
1気筒あたりのトルク 3.6kgm
パワーバンド比率 23.1%
燃費×馬力 1960.2pt
各種ランキング
ミニバン・1BOXのPWR
1.6~1.8L以下のPWR

トルクウェイトレシオは111.72kg/kgm(1620kg/14.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3379200円、最高出力が99馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は34133円、逆に1万円あたりでは0.29馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は233048円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
2000cc以下の車編
7人乗りミニバン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は55.10PS/L、トルクは8.07kgm/L、1気筒あたりの馬力は24.8馬力、トルクは3.6kgmとなり、このエンジンが99馬力を5200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.31m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.3mmである2ZR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6800回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.926になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、小回りよりも真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が19.8km/L、最高出力が99PSであるこの車の獲得ポイントは1960.2ptになります。
戯れに車両重量1620kgを100kg単位にした16.2で割ってみたところ、その数値は121.00ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 6.32m³
1人あたりのスペース 約0.90m³
室内長/全長 62.4%
室内幅/全幅 90.9%
室内高/全高 76.7%
室内容積/車両体積 43.5%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は6.32m³です。この車の乗車定員は7人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.90m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は62.4%、同じく室内幅と全幅の比率は90.9%、同じく室内高と全高の比率は76.7%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は43.5%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


エスクァイアでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.64m
期待される荷室の幅 1.44m
対角線の長さ 2.18m
期待される荷室の面積 2.36m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.64m(対角線では2.18m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

多くのミニバンや1BOXは室内長の寸法が大きいことから車中泊への期待が高まりますが、2列目、3列目シートの収納がイマイチの場合は車中泊の難易度がセダンよりも跳ね上がりかねません。その場合はシートを前ではなく後に倒してのフルフラットの可否が鍵を握ります。
車中泊にあると嬉しいアイテム


エスクァイアの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 19.8km/L
燃料タンク容量 50L
航続距離(カタログ燃費) 990.0km
航続距離(80%燃費) 790.0km
満タンプライス 8250円
1万円でどこまで行ける? 1200.0km
車両価格/航続距離 3413円/km

WLTCモード燃費が19.8km/Lですので、燃料タンクの容量が50リットルですと航続可能距離は990.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(17.8km/L)とすると890.0km、80%(15.8km/L)だと790.0km、70%(13.9km/L)では695.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン50リットルの給油で8250円、上で計算した航続距離を踏まえると990.0km(80%燃費時790.0km)を走行するのに8250円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1200.0km(往復なら片道600.0km)、カタログ値の80%なら960.0km(片道480.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で990.0kmの距離を移動できるZWR80G型 エスクァイア [Hybrid-Gi]という乗り物を、337.9万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3413円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
19.8km/L
990.0km
市街地燃費
19.2km/L
960.0km
[-30.0km]
郊外燃費
20.5km/L
1025.0km
[+35.0km]
高速道路燃費
19.7km/L
985.0km
[-5.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を50Lとしたとき、市街地モード燃費19.2km/Lでの航続距離は960.0km(-30.0km)、郊外モード燃費20.5km/Lでの航続距離は1025.0km(+35.0km)、高速道路モード燃費19.7km/Lでの航続距離は985.0km(-5.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


純正装着タイヤの195/65R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/65R15 | 直径 635mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
-5%
60
扁平
175/60R15
37.2km/h
直径591mm
径差-44mm
185/60R15
38.0km/h
直径603mm
径差-32mm
195/60R15
38.7km/h
直径615mm
径差-20mm
205/60R15
39.5km/h
直径627mm
径差-8mm
215/60R15
40.3km/h
直径639mm
径差+4mm
0%
65
扁平
175/65R15
38.4km/h
直径609mm
径差-26mm
185/65R15
39.2km/h
直径622mm
径差-13mm
195/65R15
40.0km/h
635mm
0mm
205/65R15
40.8km/h
直径648mm
径差+13mm
215/65R15
41.6km/h
直径661mm
径差+26mm
+5%
70
扁平
175/70R15
39.4km/h
直径626mm
径差-9mm
185/70R15
40.3km/h
直径640mm
径差+5mm
195/70R15
41.2km/h
直径654mm
径差+19mm
205/70R15
42.1km/h
直径668mm
径差+33mm
215/70R15
43.0km/h
直径682mm
径差+47mm
+10%
75
扁平
175/75R15
40.6km/h
直径644mm
径差+9mm
185/75R15
41.5km/h
直径659mm
径差+24mm
195/75R15
42.5km/h
直径674mm
径差+39mm
205/75R15
43.4km/h
直径689mm
径差+54mm
215/75R15
44.3km/h
直径704mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/65R15、175/70R15 、185/60R15、185/65R15 、195/60R15 、205/60R15 あたりのタイヤがおすすめです。

195/65R15のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを15インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが195/65R15のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


ZWR80G型エスクァイア[1.8L-NA FF/CVT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト16.364kg/ps31.65
1速ギヤ加速性能-39.91
1L換算馬力55.10ps/L35.77
1L換算トルク8.07kgm/L32.93
WB/TR比1.92634.23
ワイド&ロー指数1.07736.21
前面の面積3.093m²36.14
最低地上高160mm47.40
スポーツ性能部門の得点294.24

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費19.8km/L57.05
年間維持費228800円58.97
100kmh回転数-43.41
航続距離990.0km66.58
車の大きさ14.523m³62.76
室内の広さ6.317m³78.81
最小回転半径5.5m43.12
馬力単価34133円32.68
ユーティリティ部門の得点443.38

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した ZWR80G型エスクァイア[1.8L-NA FF/CVT] の総合得点は 737.62 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したZWR80G型エスクァイア(FF/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのミニバン」、「2000ccのミニバン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。