このページでは、トヨタ自動車の3ドア・5人乗りハッチバック、3代目のE-EL31型コルサ GPターボ Retra GP-Turbo【1988/05モデル・115PS/17.5kgm・FF/MT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。
EL31 コルサ GPターボ 販売期間:1986/05 - 1990/09 ![]() |
ボディサイズが全長3910mm×全幅1635mm×全高1370mm、排気量は1456ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧
駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。
ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3910mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下・Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。
EL31型 コルサ GPターボ [1456cc/115PS FF/5MT] お品書き
![]() 維持費にまつわるエトセトラ | ![]() エンジンの最高出力・最大トルク | ![]() No Data | ![]() タイヤサイズ変更とメーター誤差 | ![]() 各種スペックの相対評価と通知表 |
![]() | お金にまつわるエトセトラ 1年間のランニングコスト |
![]() | エンジン性能と特性 パワーウェイトレシオ |
![]() | No Data |
![]() | タイヤサイズ変更と スピードメーター誤差 |
![]() | 各種スペックの相対評価と レーダーチャート |
3代目コルサ GPターボの類型&他グレード 新着順
- 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
- 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
年式 画像 | 車両型式 グレード | 出力 燃費 | |
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1988/05![]() |
EL31型 [Retra SXi]1.5L-NA・FF/5MT・117.3万円 88PS・12.2kgm・15.2km/L |
88PS 12.2kgm 15.2km/L |
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1988/05![]() |
EL31型 [Retra GP-Turbo]1.5L-TB・FF/4AT・153.1万円 115PS・17.5kgm・11.4km/L |
115PS 17.5kgm 11.4km/L |
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1988/05![]() |
EL31型 [Retra SXi CanvasTop]1.5L-NA・FF/5MT・131.3万円 88PS・12.2kgm・15.2km/L |
88PS 12.2kgm 15.2km/L |
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3代目コルサ GPターボの車両型式・グレード一覧【全6車種】 |
コルサ GPターボの新型モデル | |
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![]() | 4代目 EL43型コルサ |
EL43型コルサは1990/09に登場した4代目モデル。参考車両の「SZ」は全長3930mm、全幅1645mm、全高1365mmの車体に、115PS/13.8kgmを発生する5E型1496ccエンジンを搭載。 |
コルサ GPターボの旧型モデル | |
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![]() | 2代目 AL21型コルサ セダン |
AL21型コルサ セダンは1982/05に登場した2代目モデル。参考車両の「EX」は全長4125mm、全幅1615mm、全高1385mmの車体に、70PS/10.9kgmを発生する3A型1452ccエンジンを搭載。 |
EL31 コルサ GPターボの主要諸元と大きさ比較
主要諸元 | |
---|---|
メーカー | トヨタ自動車 |
車名& グレード |
コルサ GPターボ Retra GP-Turbo |
その他 | リトラ GPターボ |
お値段 | 1446000円 |
車両型式 | E-EL31 |
駆動方式 変速機 |
FF・前輪駆動(FWD,2WD) 5速MT・5速マニュアル車 |
ドア/定員 | 3ドア・5名乗車 |
ホイールベース | 2380mm |
トレッド | 1385mm/1355mm |
WB/TR比 | 1.737 |
最小半径 | 4.7m |
最低高 | 160mm |
タイヤ | 前輪:185/60R14 後輪:185/60R14 |
ブレーキ | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク |
車両重量 | 910kg |
※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。
コルサ GPターボと各規格の大きさ比較 | ||
---|---|---|
規格名 | 規格寸法 | 増減 |
コルサ GPターボ 車体寸法 |
全長 3910mm | - |
全幅 1635mm | - | |
全高 1370mm | - | |
大きさ 8.76m3 | - | |
軽自動車 新規格 |
全長 3400mm以下 | +510mm |
全幅 1480mm以下 | +155mm | |
全高平均 1640mm | -270mm | |
大きさ平均 8.13m3 | +0.63m3 | |
小型車規格 5ナンバー車 |
全長 4700mm以下 | -790mm |
全幅 1700mm以下 | -65mm | |
全高平均 1496mm | -126mm | |
大きさ平均 10.48m3 | -1.72m3 | |
普通車平均 3ナンバー車 |
全長平均 4643mm | -733mm |
全幅平均 1815mm | -180mm | |
全高平均 1518mm | -148mm | |
大きさ平均 12.84m3 | -4.08m3 |
※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。
EL31 コルサ GPターボの室内広さを各規格の車両と比較
ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。
コルサ GPターボの室内広さを各規格の車両と比較 | ||
---|---|---|
規格名 | 規格寸法 | 増減 |
コルサ GPターボ 室内広さ |
室内長 1795mm | - |
室内幅 1400mm | - | |
室内高 1155mm | - | |
車内広さ 2903L | - | |
軽自動車 新規格 |
室内長平均 1908mm | -113mm |
室内幅平均 1280mm | +120mm | |
室内高平均 1283mm | -128mm | |
車内広さ平均 3171L | -268L | |
小型車規格 5ナンバー車 |
室内長平均 1913mm | -118mm |
室内幅平均 1404mm | -4mm | |
室内高平均 1196mm | -41mm | |
車内広さ平均 3253L | -350L | |
普通車平均 3ナンバー車 |
室内長平均 2050mm | -255mm |
室内幅平均 1483mm | -83mm | |
室内高平均 1195mm | -40mm | |
車内広さ平均 3698L | -795L |
※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。
人間様の占有スペースと容積効率 | |
---|---|
室内長×室内幅×室内高 | 2.903m³ |
1人あたりのスペース | 0.581m³ |
室内長/全長 | 45.9% |
室内幅/全幅 | 85.6% |
室内高/全高 | 84.3% |
室内容積/車両体積 | 33.1% |
まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は2.903m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.581m³のスペースが割り当てられることになります。
続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は45.9%、同じく室内幅と全幅の比率は85.6%、同じく室内高と全高の比率は84.3%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は33.1%でした。
室内の広さ・長さランキング | |||
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室内長が長い車 | 室内幅が広い車 | 室内高が高い車 | 車内の空間が広い車 |
室内長が長い車 | |||
室内幅が広い車 | |||
室内高が高い車 | |||
車内の空間が広い車 |
コルサ GPターボでの車中泊
ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。
期待される客室寸法 | |
---|---|
期待される荷室の長さ | 1.369m |
期待される荷室の幅 | 1.300m |
対角線の長さ | 1.888m |
期待される荷室の面積 | 1.780m² |
縦方向の長さが1.369m(対角線では1.888m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。
俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。
一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
EL31 コルサ GPターボの税金・年間維持費シミュレーション
ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税39600円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12600円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代、月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。
さらに、1988/05モデルのコルサ GPターボを37年落ちの中古で31.8万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。
- 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
コルサ GPターボの1988/05モデルの場合、2025年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である28.92万円に諸経費として2.9万円を足した31.8万円を中古車価格の目安としています。 - ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
- 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
- 【PR】自動車保険は比較で安くなる!
1988年式を37年落ちの中古で買った場合の年間維持費
名目 | 区分 | 金額 | |
---|---|---|---|
自動車税 | 1500cc以下 | 13年経過 | 39600円 |
自動車重量税 1年分 |
1.0トン以下 | 18年経過 | 12600円 |
自賠責保険料 (1年換算) |
自家用乗用車 | 8825円 | |
燃料代 年間1万㎞ |
1万㎞÷12.6㎞/L×185円/L | 146830円 | |
オイル交換 5000km毎 |
1回4500円×2回 | 9000円 | |
タイヤ交換 5年5万km毎 |
1本8000円×4本÷5年 | 6400円 | |
任意保険料 月額5000円 |
月額5000円×12ヶ月 | 60000円 | |
ローン完済後の年間維持費 | 283300円 | ||
名目 | 区分 | 金額 | |
車のローン額 1年分 |
月額26510円×12ヶ月 | 318120円 | |
ローン返済中の年間維持費 | 601400円 | ||
次回車検費用の積み立て目安 | |||
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 | 45900円 |
- 初度登録から13年以上経過車の場合、「1500cc以下で13年経過」クラスの自動車税は39600円、「1.0トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は12600円(単年)です。
- エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
- タイヤ交換の金額は、1本8000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
- 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
- 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
- 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
- 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。 - 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
- 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
- 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
- 車検費用の目安とした45900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。
お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算23700円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。
口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。
コルサ GPターボの維持費は高い?安い?
「コルサ GPターボの年間維持費は283300円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてコルサ GPターボの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。
車名 | 年間維持費 | 差額 | |
---|---|---|---|
安い | ヤリス HV | 177500円 | -105800円 |
↑ | ジェイド | 217100円 | -66200円 |
↑ | フリード ハイブリッド | 232000円 | -51300円 |
↑ | スイフト スポーツ | 260000円 | -23300円 |
基準 | 1500ccクラス平均 | 261300円 | -22000円 |
↓ | ステップワゴン スパーダ | 270100円 | -13200円 |
→ | コルサ GPターボの維持費 | 283300円 | |
↓ | アバルト595 | 304800円 | +21500円 |
↓ | ゴルフ トゥーラン | 335600円 | +52300円 |
高い | ウーノ | 388300円 | +105000円 |
コルサ GPターボの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリス HVと比較して105800円高く、最も高いウーノと比較して105000円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では22000円高くなっています。
最低額のヤリス HVと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、コルサ GPターボの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。
コルサ GPターボを維持するための年収要件
せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。
覚悟の% | 年収 | 月給 | 手取り |
---|---|---|---|
10% | 370万円 | 31万円 | 24万円 |
15% | 250万円 | 21万円 | 17万円 |
20% | 180万円 | 15万円 | 12万円 |
維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は370万円(総支給額31万円/月、手取り24万円/月)、ここから月額維持費2.4万円を支払うと残りは21.6万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。
15%まで許容する場合に必要な年収は250万円(総支給額21万円/月、手取り17万円/月)、2.4万円を支払うと残りは14.6万円になります。
さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が180万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.4万円を引くと残りは9.6万円…まあ…余裕があるとは言えません。
多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代15万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)
燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション
現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。
ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。
というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費12.6km/Lとしてシミュレーションしてみました。
燃料価格/L | 10000km燃料代 | 差額 |
---|---|---|
135円/L | 107150円 | -39680円 |
160円/L | 127000円 | -19830円 |
175円/L | 138900円 | -7930円 |
185円/L | 146830円 | - |
195円/L | 154780円 | +7950円 |
210円/L | 166680円 | +19850円 |
235円/L | 186520円 | +39690円 |
燃費12.6km/LのEL31型 コルサ GPターボで10000km走行するのに必要な燃料は793.7L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は146830円になります。
参考までに、コルサ GPターボの燃料タンクは45リットルですので、793.7Lの給油回数は18回、1回あたりの燃料代は約8160円です。
ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては7950円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると19850円、50円も違ってくると39690円にもなります。
これをEL31型 コルサ GPターボの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり185円の場合を283300円としたとき、135円/Lに値下がりすれば243620円(86.0%)に、235円/Lに値上がりすれば322990円(114.0%)になる計算です。
安くなるものについては自動車税(39600円)なり重量税(12600円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。
ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。
税金の安さは折り紙付き!
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km
せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。
走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。
1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料 | |
---|---|
名目 | 金額 |
自動車税 | 39600円 |
自動車重量税 1年分 | 12600円 |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 |
合計 | 61025円 |
※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。
維持費名目 | 3000km | 5000km | 7000km |
---|---|---|---|
燃料代 | 44050円 | 73420円 | 102780円 |
オイル交換 | 4500円 | 4500円 | 6300円 |
タイヤ交換 | 4270円 | 4270円 | 4270円 |
任意保険料 | 48000円 | 51000円 | 54000円 |
税金 自賠責 | 一律 61025円 | ||
合計 | 161900円 | 194300円 | 228400円 |
1万km差額 | -121400円 | -89000円 | -54900円 |
自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。
タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。
年間3000km走行では、10000km走行に比べて121400円安い161900円に、5000km走行では89000円安い194300円に、7000km走行では54900円安い228400円という結果になりました。
多走行距離での年間維持費|15000km・20000km
続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。
維持費名目 | 10000km | 15000km | 20000km |
---|---|---|---|
燃料代 | 146830円 | 220250円 | 293660円 |
オイル交換 | 9000円 | 13500円 | 18000円 |
タイヤ交換 | 6400円 | 7680円 | 10240円 |
任意保険料 | 60000円 | 66000円 | 72000円 |
税金 自賠責 | 一律 61025円 | ||
合計 | 283300円 | 368500円 | 455000円 |
1万km差額 | - | +85200円 | +171700円 |
自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。
「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。
トヨタの小型車&普通車編 |
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1500cc以下クラス編 |
小型車&普通車の新車編 |
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ハッチバック編 |
コルサ GPターボの燃料タンクと燃費と航続距離と
燃料タンクと燃費と航続距離と | |
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10・15モード燃費 | 14.8km/L |
燃料タンク容量 | 45L |
航続距離(カタログ燃費) | 666.0km |
航続距離(80%燃費) | 531.0km |
満タンプライス | 8325円 |
1km走行コスト | 12.50円/km |
1万円でどこまで行ける? | 800.0km |
東京から666.0kmの範囲 | |
10・15モード燃費が14.8km/L、燃料タンク容量45リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は666.0kmです。
実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(13.3km/L)とすると航続距離は598.5km、80%(11.8km/L)だと531.0km、70%(10.4km/L)では468.0kmになります。
燃料タンクに1滴の燃料もない状態から45リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり185円では8325円、上で計算した航続距離を踏まえると666.0km(80%燃費時531.0km)を走行するのに8325円かかる計算です。
燃費を12.6km/Lとしたときの1km走行コストは12.50円、10万km走行したときの燃料代は125.0万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら12.5万円/年、7年10万kmなら17.9万円/年、5年10万kmなら25.0万円/年、3年10万kmなら41.7万円/年となります。
ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば800.0km(往復なら片道400.0km)、カタログ値の80%なら640.0km(片道320.0km)離れたところまで行くことができます。
EL31 コルサ GPターボのエンジン諸元とカタログデータ
3E-T型エンジン簡易性能曲線図 | |
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エンジン諸元 | |
原動機型式 | 3E-T |
気筒配列 | 直列4気筒 |
排気量 | 1456cc |
圧縮比 | 8.0 |
吸気方式 | ターボ |
最高出力 | 115PS[85kW]/5600rpm |
最大トルク | 17.5kgm[172Nm]/3200rpm |
パワーバンド | 3200-5600rpm, 帯域42.9% |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
10・15燃費 | 14.8km/L(34.8mpg) |
100km燃費 | 6.8L/100km |
最高出力・最大トルク 各回転数での出力 | |
3200rpm | 78PS/17.5kgm |
5600rpm | 115PS/14.7kgm |
※3E-T型エンジンの諸元と性能まとめ ※直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。 ※直列4気筒の最高出力ランキング |
まずおさらいとして、搭載している3E型1456cc、直列4気筒のターボエンジンは5600回転時に最高出力115馬力を、3200回転時に最大トルク17.5kgmを発生します。
馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。
トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。
※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。
ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3200rpmから最高出力が発生する5600rpmまで」の2400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は42.9%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。
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うわっ…私の体重、重すぎ…?
さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ は7.913kg/PS(910kg/115PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。
車重と搭乗者とPWR | |
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車体のみ | 7.913kg/PS |
車体+1人 | 8.391kg/PS |
車体+5人 | 10.304kg/PS |
お腹と車重とPWR | |
車体+60kg | 8.435kg/PS |
車体+70kg | 8.522kg/PS |
車体+80kg | 8.609kg/PS |
車体+90kg | 8.696kg/PS |
車体+100kg | 8.783kg/PS |
というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.391kg/PS(965kg/115PS)となり、数値としては0.478kg、比率にすると6.0%ほど悪化します。
次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.304kg/PS(1185kg/115PS)となり、数値としては2.391kg、比率にすると30.2%も悪化することになります。
もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。
EL31 コルサ GPターボのライバル候補車たち
車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.391kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。
愛すべきライバル車種 | ||
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Page Link | 車名 PWR | +55kg |
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コルサ GPターボ 8.391kg/PS 115PS・1.5L-TB 車体のみPWR 7.913 |
965kg +6.0% |
![]() 車種詳細 |
スイフト スポーツ 8.272kg/PS 136PS・1.6L-NA 車体のみPWR 7.868 |
1125kg +5.1% |
![]() 車種詳細 |
フィット 8.371kg/PS 132PS・1.5L-NA 車体のみPWR 7.955 |
1105kg +5.2% |
![]() 車種詳細 |
アクセラ スポーツ 8.486kg/PS 175PS・2.2L-TB 車体のみPWR 8.171 |
1485kg +3.8% |
![]() 車種詳細 |
ルポ 8.520kg/PS 125PS・1.6L-NA 車体のみPWR 8.080 |
1065kg +5.4% |
![]() 車種詳細 |
フォレスター 8.514kg/PS 185PS・2.5L-NA 車体のみPWR 8.216 |
1575kg +3.6% |
8.223kg/PSから8.559kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの5人乗りハッチバック・ZC32S型 スイフト スポーツ、ホンダの5人乗りハッチバック・GK5型 フィット、マツダの5人乗りハッチバック・BM2FS型 アクセラ スポーツ、フォルクスワーゲンの4人乗りハッチバック・6EAVY型 ルポ、スバルの5人乗りSUV・SK9型 フォレスターという顔ぶれが並びました。
最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。
こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。
●EL31型 コルサ GPターボ [Retra GP-Turbo]のライバル車種|8.391kg/PS
ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は127.5PS/tとなっています。
コルサ GPターボがバイクと競争するなら…?
![]() 車種詳細 |
CRF250M|249cc 8.375kg/PS 201kg/24.0PS/2.30kgm [車体のみPWR:6.083] |
1988/05![]() - |
コルサ GPターボ|1456cc 8.391kg/PS 965kg/115PS/17.5kgm [車体のみPWR:7.913] |
![]() 車種詳細 |
テンプター|396cc 8.444kg/PS 228kg/27.0PS/3.00kgm [車体のみPWR:6.407] |
幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。
などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではコルサ GPターボとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。
MD44 CRF250Mと競争してみる
まずコルサ GPターボより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのCRF250Mが挙げられます。PWRの8.375kg/PSは車両重量146kgにライダーの体重55kgを加えた201kgを、最高出力24.0PSで割ったものです。
NK43A テンプターと競争してみる
続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのテンプターが挙げられます。PWRの8.444kg/PSは車両重量173kg+55kgの228kgを、最高出力27.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。
その他の諸元いろいろ
いろいろな数値 | |
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WB/TR比 | 1.737 |
平均ピストンスピード | 16.24m/s |
トルクウェイトレシオ | 52.00kg/kgm |
1馬力あたりのお値段 | 12466円 |
排気量1Lあたり馬力 | 78.98PS/L |
排気量1Lあたりトルク | 12.02kgm/L |
1気筒あたりの馬力 | 28.8PS |
1気筒あたりのトルク | 4.4kgm |
パワーバンド比率 | 42.9% |
燃費×馬力 | 1459.3pt |
各種ランキング | |
ハッチバックのPWR 1.3~1.5L以下のPWR |
トルクウェイトレシオは52.00kg/kgm(910kg/17.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)
ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が1446000円、最高出力が115馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は12466円、逆に1万円あたりでは0.80馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は82629円、1万円あたりでは0.12kgmとなります。
1馬力あたりのお値段が安い車ランキング |
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総合ランキング |
トヨタ編 |
1500cc以下の車編 |
ハッチバック編 |
●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は78.98PS/L、トルクは12.02kgm/L、1気筒あたりの馬力は28.8馬力、トルクは4.4kgmとなり、このエンジンが115馬力を5600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.24m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング
ちなみに、ストローク量が87.0mmである3E型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6900回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング
●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.737になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング
●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が12.58km/L、最高出力が115PSであるこの車の獲得ポイントは1459.3ptになります。
戯れに車両重量910kgを100kg単位にした9.1で割ってみたところ、その数値は160.36ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)
- 低燃費で高出力な自動車ランキング
燃費×最高出力の数値順。燃費が良くて高出力なほど高得点。 - 低燃費で高出力で軽量な自動車ランキング
燃費×最高出力÷車両重量の数値順。燃費が良くて高出力で車両重量が軽いほど高得点。
純正装着タイヤの185/60R14と互換可能な車検対応サイズ|簡易版
下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。
※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。
純正タイヤ 185/60R14 | 直径 578mm | |||||
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-20mm 幅165mm |
-10mm 幅175mm |
変更なし 幅185mm |
+10mm 幅195mm |
+20mm 幅205mm |
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55 | 165/55R14 37.2km/h 径 538mm 差 -40mm |
175/55R14 38.0km/h 径 549mm 差 -29mm |
185/55R14 38.8km/h 径 560mm 差 -18mm |
195/55R14 39.5km/h 径 571mm 差 -7mm |
205/55R14 40.3km/h 径 582mm 差 +4mm |
60 | 165/60R14 38.3km/h 径 554mm 差 -24mm |
175/60R14 39.2km/h 径 566mm 差 -12mm |
185/60R14 40.0km/h 578mm 0mm |
195/60R14 40.8km/h 径 590mm 差 +12mm |
205/60R14 41.7km/h 径 602mm 差 +24mm |
65 | 165/65R14 39.5km/h 径 571mm 差 -7mm |
175/65R14 40.4km/h 径 584mm 差 +6mm |
185/65R14 41.3km/h 径 597mm 差 +19mm |
195/65R14 42.2km/h 径 610mm 差 +32mm |
205/65R14 43.1km/h 径 623mm 差 +45mm |
70 | 165/70R14 40.6km/h 径 587mm 差 +9mm |
175/70R14 41.6km/h 径 601mm 差 +23mm |
185/70R14 42.6km/h 径 615mm 差 +37mm |
195/70R14 43.5km/h 径 629mm 差 +51mm |
205/70R14 44.5km/h 径 643mm 差 +65mm |
もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、165/60R14、165/65R14 、175/55R14、175/60R14 、185/55R14 、195/55R14 あたりのタイヤがおすすめです。
185/60R14のタイヤ幅を165mmから215mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを14インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが185/60R14のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。
純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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EL31型 コルサ GPターボ 1.5Lターボ FF/5MTの通知表
ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。
運動性能部門 10項目 | ||||
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評価項目 | 全車種平均 | 数値 | 得点 | 評価 |
PWR | 9.79㎏/PS | 7.91㎏/PS | 55.1pt | B |
最高回転数 | 5880rpm | 5600rpm | 46.6pt | C |
1速ギヤ 加速性能 | 1.58㎏/㎏m | - | 40.0pt | D |
1速ギヤ 最高速 | 51.1㎞/h | - | 45.3pt | D |
1リットル 換算馬力 | 103.35PS/L | 78.98PS/L | 41.2pt | D |
1リットル 換算トルク | 15.98㎏m/L | 12.02㎏m/L | 37.7pt | E |
WB/TR比 | 1.773 | 1.737 | 53.7pt | C |
ワイド& ロー指数 | 0.894 | 0.838 | 54.0pt | B |
前面の面積 | 2.631m2 | 2.240m2 | 60.9pt | B |
最低地上高 | 154.5mm | 160mm | 47.8pt | C |
スポーツ性能部門の得点 | 489.0pt | |||
総合評価 | C |
※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。
ユーティリティ部門 10項目 | ||||
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評価項目 | 全車種平均 | 数値 | 得点 | 評価 |
年間維持費 | 340696円 | 283300円 | 55.0pt | B |
10-15燃費 | 13.0km/L | 14.8km/L | 53.9pt | C |
100km/h 回転数 | 2490rpm | - | 43.4pt | D |
航続距離 | 644.1km | 566.1km | 45.5pt | D |
車の大きさ | 11.468m3 | 8.758m3 | 60.7pt | B |
車内の広さ | 3430.7L | 2902.5L | 44.8pt | D |
乗車定員 | 4.8人 | 5人 | 51.7pt | C |
1人あたり 車内広さ | 691.9L | 580.5L | 40.6pt | D |
車内床面積 | 2.793m2 | 2.513m2 | 46.0pt | C |
最小回転 半径 | 5.17m | 4.7m | 59.6pt | B |
ユーティリティ部門の得点 | 501.2pt | |||
総合評価 | C |
※10-15燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。
部門 | 全10706車種中 | RANK | |
---|---|---|---|
運動性能 | 489.0pt | 6117位 | C |
運動性能部門 ランキング | |||
ユーティリティ | 501.2pt | 3909位 | C |
ユーティリティ部門 ランキング | |||
総合得点 | 990.2pt | 5820位 | C |
総合得点ランキング |
スポーツ性能部門は489.0点で全10706車種中の6117位、ユーティリティ部門は501.2点で3909位、総合得点は990.2点で5820位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。
上記リンク先では、今回このページで紹介したEL31型 コルサ GPターボ(FF/5MT) の各種スペックを、ハッチバック・1500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。
コルサ GPターボの歴代モデル
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5代目 EL55型 コルサ セダン |
EL55 コルサ セダンは1994/09に登場した5代目モデル。参考車両の「VIT-X」は全長4130mm、全幅1660mm、全高1385mmの車体に、91PS/13.2kgmを発生する5E型1496ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。 |
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4代目 EL41型 コルサ |
EL41 コルサは1990/09に登場した4代目モデル。参考車両の「TX」は全長3930mm、全幅1645mm、全高1365mmの車体に、97PS/11.5kgmを発生する4E型1331ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。 |
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3代目 EL31型 コルサ GPターボ |
EL31 コルサ GPターボは1986/05に登場した3代目モデル。参考車両の「Retra GP-Turbo」は全長3910mm、全幅1635mm、全高1370mmの車体に、115PS/17.5kgmを発生する3E型1456ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。 |
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2代目 AL21型 コルサ セダン |
AL21 コルサ セダンは1982/05に登場した2代目モデル。参考車両の「EX」は全長4125mm、全幅1615mm、全高1385mmの車体に、70PS/10.9kgmを発生する3A型1452ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。 |
人気があるハッチバックの車種比較
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H31A ミニカ ダンガン 1997 vs H22A ミニカ ダンガンZZ 1992 新旧比較 7代目 ミニカ ダンガン Dangan(1997年式 H31A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.9kgm・4人乗り)と、6代目 ミニカ ダンガンZZ Dangan-ZZ(1992年式 H22A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.8kgm・4人乗り)を比較。 |
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L512S ミラ X4 1997 vs L210S ミラ X4 1991 新旧比較 4代目 ミラ X4(1997年式 L512S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、3代目 ミラ X4(1991年式 L210S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.4kgm・4人乗り)を比較。 |
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G201S シャレード デトマソ 1997 vs HT81S スイフト スポーツ 2004 性能比較 4代目 シャレード デトマソ(1997年式 G201S・FF/5MT・1.6L・125PS/14.7kgm・5人乗り)と、初代 スイフト スポーツ Sport(2004年式 HT81S・FF/5MT・1.5L・115PS/14.6kgm・5人乗り)を比較。 |
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CJ4A ミラージュ サイボーグZR 1999 vs EK9 シビック タイプR 1998 性能比較 5代目 ミラージュ サイボーグZR Cyborg-ZR(1999年式 CJ4A・FF/5MT・1.6L・175PS/17.0kgm・5人乗り)と、6代目 シビック タイプR type-R(1998年式 EK9・FF/5MT・1.6L・185PS/16.3kgm・4人乗り)を比較。 |
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AE86 スプリンター トレノ GTV 1983 vs AW11 MR2 1600G 1984 性能比較 5代目 スプリンター トレノ GTV GTV Fin4.300(1983年式 AE86・FR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・5人乗り)と、初代 MR2 1600G(1984年式 AW11・MR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・2人乗り)を比較。 |
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ZZE123 カローラ ランクス TRD vs ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 性能比較 9代目 カローラ ランクス 1.8 TRD Sport-M(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・205PS/19.7kgm・5人乗り)と、9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)を比較。 |
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ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 2004 vs ZZT231 セリカ SS-II 2005 性能比較 9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)を比較。 |
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K13 マーチ NISMO 2013 vs AK12 マーチ 12SR 2008 新旧比較 4代目 マーチ NISMO Nismo-S(2013年式 K13・FF/5MT・1.5L・116PS/15.9kgm・5人乗り)と、3代目 マーチ 12SR(2008年式 AK12・FF/5MT・1.3L・110PS/13.7kgm・5人乗り)を比較。 |