YEH1S エスクードの性能と維持費 4WD/6AT 5人 297万円 2022年式

このページでは、スズキ株式会社の5ドア・5人乗りSUV、4代目の5AA-YEH1S型エスクード BaseGrade【2022/04モデル・101PS/13.5kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

YEH1S エスクード
販売期間:2015/10 -

画像はスズキ株式会社より引用
http://www.suzuki.co.jp/
投稿日:2023/07/25

ボディサイズが全長4175mm×全幅1775mm×全高1610mm、排気量は1460ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4175mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下・Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


YEH1S型 エスクード [1460cc/101PS 4WD/6AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

4代目エスクードの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2017/07
YEA1S型
[1.4-Turbo]
1.4L-TB | 4WD/6AT
| 258.7万円
136PS
21.4kgm
16.8km/L
2015/10
YE21S型
[BaseGrade]
1.6L-NA | 4WD/6AT
| 234.4万円
117PS
15.4kgm
17.4km/L
2015/10
YD21S型
[BaseGrade]
1.6L-NA | FF/6AT
| 212.8万円
117PS
15.4kgm
18.2km/L
4代目エスクードの車両型式・グレード一覧【全4車種】
エスクードの旧型モデル
3代目 TDB4W型エスクード
TDB4W型エスクードは2005/05に登場した3代目モデル。参考車両の「3.2XS」は全長4420mm、全幅1810mm、全高1695mmの車体に、224PS/29.0kgmを発生するN32A型3195ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー SUZUKI
車名&
グレード
エスクード
BaseGrade
その他 5AA-YEH1S-MBSW-3
お値段 2970000円
車両型式 5AA-YEH1S
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
6速AT・6速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4175×幅1775×高1610mm
軸距&
輪距
2500mm
前1535mm/後1505mm
最小半径 5.2m
最低高 185mm
タイヤ 前輪:215/55R17
後輪:215/55R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1320kg
エンジン諸元
原動機型式 K15C
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1460cc
圧縮比13.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 101PS[74kW]/6000rpm
最大トルク 13.5kgm[132Nm]/4400rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費 19.6km/L(46.1mpg)
JC08燃費 23.5km/L(55.3mpg)
100km燃費 5.1L/100km
K15C型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税30500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、エスクードの新車を341.6万円(諸費用として44.6万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 30500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷19.6km/L×190円/L
7000km÷19.6km/L×190円/L
5000km÷19.6km/L×190円/L
3000km÷19.6km/L×190円/L
96940円
(67860円)
(48470円)
(29080円)
オイル交換(5000km毎) 1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 229800円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額56930円×12ヶ月 683160円
ローン返済中の年間維持費 913000円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 47700円
名目 金額
自動車税(1年分) 30500円
自動車重量税(1年分) 12300円
自賠責保険料(1年分) 10005円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
96940円
(67860円)
(48470円)
(29080円)
オイル交換(5000km毎) 8000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 12000円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 229800円
名目 金額
車のローン額(1年分) 683160円
ローン返済中の年間維持費 913000円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
47700円
  • 初度登録から1年経過車の場合、「1500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は30500円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした47700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

エスクード【BaseGrade】の場合、維持費の月額は19200円(ローン完済前は76100円)になり、これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 21%
自動車重量税 1年分 12300円 9%
自賠責保険料 1年分 10005円 7%
燃料代 3000km分 29080円 20%
オイル交換 年1回 4000円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 6%
任意保険料 80% 48000円 34%
合計
[1万kmとの差額]
141900円
-87900円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 19%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 10005円 6%
燃料代 5000km分 48470円 30%
オイル交換 年1回 4000円 2%
タイヤ交換 6年毎 8000円 5%
任意保険料 85% 51000円 31%
合計
[1万kmとの差額]
164300円
-65500円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 16%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 7000km分 67860円 36%
オイル交換 年1回 5600円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 4%
任意保険料 90% 54000円 29%
合計
[1万kmとの差額]
188300円
-41500円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて87900円安い141900円に、5000km走行では65500円安い164300円に、7000km走行では41500円安い188300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 10%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 15000km分 145410円 48%
オイル交換 年3回 24000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 18000円 6%
任意保険料 100% 60000円 21%
合計
[1万kmとの差額]
300300円
+70500円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 8%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 20000km分 193880円 53%
オイル交換 年4回 32000円 9%
タイヤ交換 2年毎 24000円 7%
任意保険料 100% 60000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
362700円
+132900円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(17.4km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(20.3km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(20.3km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(19.6km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代96940円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル190円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。

参考:燃費が3%向上すると…?
市街地17.4km/L → 17.9km/L
郊外20.3km/L → 20.9km/L
高速道路20.3km/L → 20.9km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km98270円
[95530円]
郊外500km4670円
[4540円]
高速道路500km4670円
[4540円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
107610円
+10670円
17.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
104610円
-3000円
18.2km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が17.4km/Lではガソリン517.2Lを消費して、ガソリン代は98270円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が20.3km/Lではガソリン24.6Lを消費して、ガソリン代は4670円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が20.3km/Lではガソリン24.6Lを消費して、ガソリン代は4670円になります。

このパターンでは使用した燃料量が566.4L、かかったガソリン代が107610円となり、平均燃費は17.7km/L(-1.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+10670円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は104610円となり、3000円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で15000円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km54610円
[53070円]
郊外5000km46800円
[45450円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
101410円
+4470円
18.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
98520円
-2890円
19.3km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が17.4km/Lでは287.4Lを消費して、ガソリン代は54610円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が20.3km/Lでは246.3Lを消費して、ガソリン代は46800円になります。

このパターンでは使用した燃料量が533.7L、かかったガソリン代が101410円となり、平均燃費は18.7km/L(-0.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+4470円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が98520円となり、1年間で2890円、5年間で14450円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km36370円
[35340円]
郊外3340km31260円
[30360円]
高速道路3330km31160円
[30270円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
98790円
+1850円
19.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
95970円
-2820円
19.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が17.4km/Lでは191.4Lを消費して、ガソリン代は36370円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が20.3km/Lでは164.5Lを消費して、ガソリン代は31260円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が20.3km/Lでは164.0Lを消費して、ガソリン代は31160円になります。

このパターンでは使用した燃料量が519.9L、かかったガソリン代が98790円となり、平均燃費は19.2km/L(-0.4km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+1850円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が95970円となり、1年間で2820円、5年間で14100円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km5450円
[5300円]
郊外9000km84230円
[81810円]
高速道路500km4670円
[4540円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
94350円
-2590円
20.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
91650円
-2700円
20.7km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が17.4km/Lでは28.7Lを消費して、ガソリン代は5450円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が20.3km/Lでは443.3Lを消費して、ガソリン代は84230円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が20.3km/Lでは24.6Lを消費して、ガソリン代は4670円になります。

このパターンでは使用した燃料量が496.6L、かかったガソリン代が94350円となり、平均燃費は20.1km/L(+0.5km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-2590円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が91650円となり、1年間で2700円、5年間で13500円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(17.7km/L・18.7km/L・19.2km/L・20.1km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(107610円・101410円・98790円・94350円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km100円2200円2.6万円
20km190円4200円4.9万円
30km290円6400円7.5万円
50km480円10600円12.5万円
100km970円21300円25.2万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を190円、燃費を19.6km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは9.69円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は100円/日となり、20km走行なら190円/日、30km走行なら290円/日、50km走行なら480円/日、100km走行なら970円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は6400円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は7.5万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

K15C型エンジン簡易性能曲線図
K15C型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4400回転時の馬力 83PS
6000回転時の馬力 101PS
6000回転時の馬力 101PS
各回転域でのトルク
4400回転時のトルク 13.5kgm
6000回転時のトルク 12.1kgm
6000回転時のトルク 12.1kgm
K15C型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているK15C型1460cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力101馬力を、4400回転時に最大トルク13.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4400rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は26.7%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
スズキの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
スズキの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ13.069kg/PS(1320kg/101PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ13.069kg/PS
車体+1人13.614kg/PS
車体+5人15.792kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg13.663kg/PS
車体+70kg13.762kg/PS
車体+80kg13.861kg/PS
車体+90kg13.960kg/PS
車体+100kg14.059kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは13.614kg/PS(1375kg/101PS)となり、数値としては0.545kg、比率にすると4.2%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは15.792kg/PS(1595kg/101PS)となり、数値としては2.723kg、比率にすると20.8%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


YEH1S エスクードのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2022/04

-
エスクード
13.614kg/PS
1375kg/101PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:13.069]
2004/06

車種詳細
コペン
13.516kg/PS
865kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:12.656
2014/12

車種詳細
アルト
13.558kg/PS
705kg/52PS|0.7L-NA
車体のみPWR:12.500
2013/12

車種詳細
ハスラー
13.516kg/PS
865kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:12.656
2008/07

車種詳細
Keiワークス
13.672kg/PS
875kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:12.812
2007/08

車種詳細
ソニカ
13.672kg/PS
875kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:12.812

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ13.614kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

13.478kg/PSから13.750kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ダイハツの2人乗り軽オープンカー「L880K型 コペン」、スズキの4人乗り軽ハッチバック「HA36S型 アルト」、スズキの4人乗り軽SUV「MR31S型 ハスラー」、スズキの4人乗り軽SUV「HN22S型 Keiワークス」、ダイハツの4人乗り軽ハッチバック「L405S型 ソニカ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

YEH1S型 エスクード [BaseGrade]とパワーウェイトレシオが近い車種|13.614kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は76.5PS/tとなっています。


エスクードがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ジクサー|154cc
13.571kg/PS
190kg/14.0PS/1.40kgm
[車体のみPWR:9.643]
1速ギヤ速度:34.5km/h
最小TWR:1.102
2022/04

-
エスクード|1460cc
13.614kg/PS
1375kg/101PS/13.5kgm
[車体のみPWR:13.069]
1速ギヤ速度:41.9km/h
最小TWR:1.812

車種詳細
CBX125 カスタム|124cc
13.664kg/PS
179kg/13.1PS/1.10kgm
[車体のみPWR:9.466]
1速ギヤ速度:33.1km/h
最小TWR:1.041

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではエスクードとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

NG4BG ジクサーと競争してみる

まずエスクードより少しPWRが低いバイクとして、スズキのジクサーが挙げられます。PWRの13.571kg/PSは車両重量135kgにライダーの体重55kgを加えた190kgを、最高出力14.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はジクサーに7.4km/h勝り、1速TWRは0.710kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

JC12 CBX125 カスタムと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのCBX125 カスタムが挙げられます。PWRの13.664kg/PSは車両重量124kg+55kgの179kgを、最高出力13.1PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は8.8km/h勝り、1速TWRは0.771kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.645
平均ピストンスピード 16.98m/s
トルクウェイトレシオ 97.78kg/kgm
1馬力あたりのお値段 29406円
排気量1Lあたり馬力 69.20PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.25kgm/L
1気筒あたりの馬力 25.2PS
1気筒あたりのトルク 3.4kgm
パワーバンド比率 26.7%
燃費×馬力 1979.6pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは97.78kg/kgm(1320kg/13.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2970000円、最高出力が101馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は29406円、逆に1万円あたりでは0.34馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は220000円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
スズキ編
1500cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は69.20PS/L、トルクは9.25kgm/L、1気筒あたりの馬力は25.2馬力、トルクは3.4kgmとなり、このエンジンが101馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.98m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が84.9mmであるK15C型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7070回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.645になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が19.6km/L、最高出力が101PSであるこの車の獲得ポイントは1979.6ptになります。
戯れに車両重量1320kgを100kg単位にした13.2で割ってみたところ、その数値は149.97ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.67m³
1人あたりのスペース 約0.73m³
室内長/全長 46.9%
室内幅/全幅 83.4%
室内高/全高 78.6%
室内容積/車両体積 30.8%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.67m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.73m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は46.9%、同じく室内幅と全幅の比率は83.4%、同じく室内高と全高の比率は78.6%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は30.8%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


エスクードでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.46m
期待される荷室の幅 1.38m
対角線の長さ 2.01m
期待される荷室の面積 2.01m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.46m(対角線では2.01m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。

普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


エスクードの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 19.6km/L
燃料タンク容量 47L
航続距離(カタログ燃費) 921.2km
航続距離(80%燃費) 737.9km
満タンプライス 8930円
1万円でどこまで行ける? 1031.6km
車両価格/航続距離 3224円/km

WLTCモード燃費が19.6km/Lですので、燃料タンクの容量が47リットルですと航続可能距離は921.2kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(17.6km/L)とすると827.2km、80%(15.7km/L)だと737.9km、70%(13.7km/L)では643.9kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン47リットルの給油で8930円、上で計算した航続距離を踏まえると921.2km(80%燃費時737.9km)を走行するのに8930円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1031.6km(往復なら片道515.8km)、カタログ値の80%なら825.3km(片道412.6km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で921.2kmの距離を移動できるYEH1S型 エスクード [BaseGrade]という乗り物を、297.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3224円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
19.6km/L
921.2km
市街地燃費
17.4km/L
817.8km
[-103.4km]
郊外燃費
20.3km/L
954.1km
[+32.9km]
高速道路燃費
20.3km/L
954.1km
[+32.9km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を47Lとしたとき、市街地モード燃費17.4km/Lでの航続距離は817.8km(-103.4km)、郊外モード燃費20.3km/Lでの航続距離は954.1km(+32.9km)、高速道路モード燃費20.3km/Lでの航続距離は954.1km(+32.9km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 215/55R17|タイヤ直径 66.8cm|円周長 209.9cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.846 18.03 -
-
45km/h 14310rpm 728.6kgm
2速 2.238 10.49 0.582 1-2/
3780rpm
78km/h 8330rpm 424.0kgm
3速 1.540 7.22 0.688 2-3/
4470rpm
113km/h 5730rpm 291.7kgm
4速 1.169 5.48 0.759 3-4/
4930rpm
149km/h 4350rpm 221.5kgm
5速 0.868 4.07 0.743 4-5/
4830rpm
201km/h 3230rpm 164.4kgm
6速 0.659 3.09 0.759 5-6/
4930rpm
265km/h 2450rpm 124.8kgm
Final 4.687 レシオカバレッジ(変速比幅)5.836

ギヤの繋がりイメージ
YEH1S型エスクード6AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4400rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.687)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(13.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.687)÷タイヤの有効半径(0.334m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの265km(6000rpmでは244.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ42km/h-
2速ギヤ72km/h3490rpm
3速ギヤ105km/h4130rpm
4速ギヤ138km/h4550rpm
5速ギヤ186km/h4460rpm
6速ギヤ245km/h4550rpm

YEH1S型エスクードに搭載されたK15C型1460ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると42km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3490rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は72km/h(+30km/h)になります。

3速ギヤでは4130rpmまで落ちて6000rpmで105km/h(+33km/h)に、4速ギヤでは4550rpmまで落ちて6000rpmで138km/h(+33km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4460rpmまで落ちて6000rpmで186km/h(+48km/h)に、6速ギヤでは4550rpmまで落ちて6000rpmで245km/h(+59km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4400回転で最大トルク13.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば97.78kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(13.069kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと728.6kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1320kg)を1速ギヤの最大駆動力(728.6kgm)で割ってみると1.812kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(12.1kgm)からTWRを算出すると2.02kg/kgmとなり、4400-6000回転の回転域では1.812-2.02kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5730 8590 11450 14310 17180 20040 25760
2速 3330 5000 6660 8330 9990 11660 14990
3速 2290 3440 4590 5730 6880 8020 10320
4速 1740 2610 3480 4350 5220 6090 7830
5速 1290 1940 2580 3230 3880 4520 5810
6速 980 1470 1960 2450 2940 3430 4410
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.659)を選択して時速100kmにて走行すると2450回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1470回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1720回転、一般的な高速道路の80km/hでは1960回転、100km/hでは2450回転、制限速度が120km/hになると2940回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4410回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7 14 21 28 35 42 49 56
2速 12 24 36 48 60 72 84 96
3速 17 35 52 70 87 105 122 140
4速 23 46 69 92 115 138 161 184
5速 31 62 93 124 155 186 217 248
6速 41 82 122 163 204 245 285 326

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/55R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/55R17 | 直径 668mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
50
扁平
195/50R17
37.5km/h
直径627mm
径差-41mm
205/50R17
38.1km/h
直径637mm
径差-31mm
215/50R17
38.7km/h
直径647mm
径差-21mm
225/50R17
39.3km/h
直径657mm
径差-11mm
235/50R17
39.9km/h
直径667mm
径差-1mm
0%
55
扁平
195/55R17
38.7km/h
直径647mm
径差-21mm
205/55R17
39.4km/h
直径658mm
径差-10mm
215/55R17
40.0km/h
668mm
0mm
225/55R17
40.7km/h
直径680mm
径差+12mm
235/55R17
41.4km/h
直径691mm
径差+23mm
+5%
60
扁平
195/60R17
39.9km/h
直径666mm
径差-2mm
205/60R17
40.6km/h
直径678mm
径差+10mm
215/60R17
41.3km/h
直径690mm
径差+22mm
225/60R17
42.0km/h
直径702mm
径差+34mm
235/60R17
42.8km/h
直径714mm
径差+46mm
+10%
65
扁平
195/65R17
41.1km/h
直径686mm
径差+18mm
205/65R17
41.9km/h
直径699mm
径差+31mm
215/65R17
42.6km/h
直径712mm
径差+44mm
225/65R17
43.4km/h
直径725mm
径差+57mm
235/65R17
44.2km/h
直径738mm
径差+70mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/55R17、195/60R17 、205/50R17、205/55R17 、215/50R17 、225/50R17 、235/50R17あたりのタイヤがおすすめです。

215/55R17のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/55R17の適応サイズと性能の変化 [YEH1S型エスクード編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


YEH1S型エスクード[1.5L-NA 4WD/6AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト13.069kg/ps40.81
1速ギヤ加速性能1.812kg/kgm44.92
1L換算馬力69.20ps/L46.90
1L換算トルク9.25kgm/L47.32
WB/TR比1.64563.20
ワイド&ロー指数0.90748.77
前面の面積2.858m²42.99
最低地上高185mm37.07
スポーツ性能部門の得点371.98

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費19.6km/L56.82
年間維持費229800円59.95
100kmh回転数2450rpm50.62
航続距離921.2km62.26
車の大きさ11.931m³52.19
室内の広さ3.670m³52.63
最小回転半径5.2m49.37
馬力単価29406円39.20
ユーティリティ部門の得点423.04

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した YEH1S型エスクード[1.5L-NA 4WD/6AT] の総合得点は 795.02 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したエスクード(4WD/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「1500ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

エスクードの歴代モデル

4代目 YE21S型 エスクード
YE21S エスクードは2015/10に登場した4代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長4175mm、全幅1775mm、全高1610mmの車体に、117PS/15.4kgmを発生するM16A型1586ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

3代目 TA74W型 エスクード
TA74W エスクードは2005/05に登場した3代目モデル。参考車両の「1.6XC」は全長3950mm、全幅1810mm、全高1695mmの車体に、106PS/14.8kgmを発生するM16A型1586ccエンジンを搭載した4人乗りSUV。

2代目 TX92W型 グランドエスクード
TX92W グランドエスクードは2000/12に登場した2代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長4575mm、全幅1780mm、全高1740mmの車体に、177PS/24.7kgmを発生するH27A型2736ccエンジンを搭載した7人乗りSUV。

初代 TA01W型 エスクード
TA01W エスクードは1988/05に登場した初代モデル。参考車両の「3door 1600XS」は全長3570mm、全幅1635mm、全高1705mmの車体に、100PS/14.0kgmを発生するG16A型1590ccエンジンを搭載した4人乗りSUV。