PK10 パオの性能と維持費 FF/3AT 5人乗り 127万円 1989年式

このページでは、日産自動車の3ドア・5人乗りハッチバック、初代のE-PK10型パオ Pao【1989/01モデル・52PS/7.6kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

PK10 パオ
販売期間:1989/01 - 1991/02

画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:2011/11/21|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長3740mm×全幅1570mm×全高1475mm、排気量は987ccであることから、大雑把に分類すると1.0リットルクラス(1000cc、自動車税は1.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3740mmであるこの車の場合は「スモール」(Small:3500mm超-3850mm以下・Bセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


PK10型 パオ [987cc/52PS FF/3AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代パオの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
1989/01
PK10型
[Pao]
1.0L-NA・FF/5MT・122.1万円
52PS・7.6kgm・18.4km/L
52PS
7.6kgm
18.4km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー 日産自動車
車名&
グレード
パオ
Pao
その他 パオ キャンパストップ
お値段 1269000円
車両型式 E-PK10
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
3速AT・3速オートマ車
ドア/定員 3ドア/5名乗車
車体寸法 長3740×幅1570×高1475mm
室内寸法 長1735×幅1265×高1185mm
軸距&
輪距
2300mm
前1355mm/後1355mm
最小半径 4.4m
最低高 165mm
タイヤ 前輪:155/80R12
後輪:155/80R12
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
車両重量 750kg
エンジン諸元
原動機型式 MA10S
気筒配列 直列4気筒
排気量987cc
圧縮比9.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 52PS[38kW]/6000rpm
最大トルク 7.6kgm[75Nm]/3600rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
10・15燃費 14.4km/L(33.9mpg)
100km燃費 6.9L/100km
MA10S型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税33900円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12600円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額4500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1989/01モデルのパオを35年落ちの中古で27.9万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    パオの1989/01モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である25.38万円に諸経費として2.5万円を足した27.9万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 【PR】自動車保険は比較で安くなる!

1989年式を35年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1000cc以下 13年経過 33900円
自動車重量税(1年分) 1.0トン以下 18年経過 12600円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷12.2km/L×180円/L 147540円
オイル交換(5000km毎) 1回3500円×2回 7000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本4000円×4本÷5年 3200円
任意保険料(月額4500円) 月額4500円×12ヶ月 54000円
ローン完済後の年間維持費 267100円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額23270円×12ヶ月 279240円
ローン返済中の年間維持費 546400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45900円
名目 金額
自動車税(1年分) 33900円
自動車重量税(1年分) 12600円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
147540円
(103280円)
(73770円)
(44260円)
オイル交換(5000km毎) 7000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 3200円
任意保険料(月額4500円) 54000円
ローン完済後の年間維持費 267100円
名目 金額
車のローン額(1年分) 279240円
ローン返済中の年間維持費 546400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
45900円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「1000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は33900円、「1.0トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は12600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに3500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本4000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額4500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算22300円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

パオの維持費は高い?安い?

「パオの年間維持費は267100円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてパオの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いインサイト178300円-88800円
500S193500円-73600円
クロスビー206700円-60400円
バレーノ214900円-52200円
基準1000ccクラス平均221800円-45300円
フィエスタ231400円-35700円
ストーリア X4248800円-18300円
パオの維持費267100円
ブーン X4268900円+1800円
高いミニ301400円+34300円

パオの年間維持費を、1000ccクラスで最も維持費が安いインサイトと比較して88800円高く、最も高いミニと比較して34300円安く、1000ccクラスの平均維持費との比較では45300円高くなっています。

最低額のインサイトと最高額のミニは極端な例としても、1000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、パオの維持費は かなり高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1000ccクラスの車 ランキング

パオを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%350万円30万円24万円
15%230万円20万円16万円
20%170万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は350万円(総支給額30万円/月、手取り24万円/月)、ここから月額維持費2.2万円を支払うと残りは21.8万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は230万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)、2.2万円を支払うと残りは13.8万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が170万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.2万円を引くと残りは9.8万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代15万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費12.2km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
106570円
[-40970円]
-25円
155円/L
127060円
[-20480円]
-10円
170円/L
139350円
[-8190円]
180円/L147540円
[0円]
+10円
190円/L
155750円
[+8210円]
+25円
205円/L
168040円
[+20500円]
+50円
230円/L
188540円
[+41000円]

燃費12.2km/LのPK10型 パオで10000km走行するのに必要な燃料は819.7L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は147540円になります。

参考までに、パオの燃料タンクは40リットルですので、819.7Lの給油回数は21回、1回あたりの燃料代は約7030円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては8210円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると20500円、50円も違ってくると41000円にもなります。

これをPK10型 パオの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり180円の場合を267100円としたとき、130円/Lに値下がりすれば226130円(84.7%)に、230円/Lに値上がりすれば308100円(115.4%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(33900円)なり重量税(12600円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
バン・トラックの人気車種ランキング!


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 33900円 23%
自動車重量税 1年分 12600円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 3000km分 44260円 30%
オイル交換 年1回 3500円 2%
タイヤ交換 6年毎 2130円 1%
任意保険料 80% 43200円 30%
合計
[1万kmとの差額]
148500円
-118600円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 33900円 19%
自動車重量税 1年分 12600円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 73770円 41%
オイル交換 年1回 3500円 2%
タイヤ交換 6年毎 2130円 1%
任意保険料 85% 45960円 25%
合計
[1万kmとの差額]
180700円
-86400円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 33900円 16%
自動車重量税 1年分 12600円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 103280円 48%
オイル交換 年1回 4900円 2%
タイヤ交換 6年毎 2130円 1%
任意保険料 90% 48600円 23%
合計
[1万kmとの差額]
214300円
-52800円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料54000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて118600円安い148500円に、5000km走行では86400円安い180700円に、7000km走行では52800円安い214300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 33900円 10%
自動車重量税 1年分 12600円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 221310円 62%
オイル交換 年3回 21000円 6%
タイヤ交換 2.7年毎 4800円 1%
任意保険料 100% 54000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
356500円
+89400円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 33900円 8%
自動車重量税 1年分 12600円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 295080円 67%
オイル交換 年4回 28000円 6%
タイヤ交換 2年毎 6400円 1%
任意保険料 100% 54000円 13%
合計
[1万kmとの差額]
438900円
+171800円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
日産の小型車&普通車編
1000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ハッチバック編

パオの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 14.4km/L
燃料タンク容量 40L
航続距離(カタログ燃費) 576.0km
航続距離(80%燃費) 460.0km
満タンプライス 7200円
1km走行コスト 12.50円
1万円でどこまで行ける? 800.0km

10・15モード燃費が14.4km/L、燃料タンク容量40リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は576.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(13.0km/L)とすると航続距離は520.0km、80%(11.5km/L)だと460.0km、70%(10.1km/L)では404.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から40リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり180円では7200円、上で計算した航続距離を踏まえると576.0km(80%燃費時460.0km)を走行するのに7200円かかる計算です。

燃費を12.2km/Lとしたときの1km走行コストは12.50円、10万km走行したときの燃料代は125.0万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら12.5万円/年、7年10万kmなら17.9万円/年、5年10万kmなら25.0万円/年、3年10万kmなら41.7万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば800.0km(往復なら片道400.0km)、カタログ値の80%なら640.0km(片道320.0km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

MA10S型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
3600回転時の馬力 38PS
6000回転時の馬力 52PS
各回転域でのトルク
3600回転時のトルク 7.6kgm
6000回転時のトルク 6.2kgm
MA10S型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているMA10型987cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力52馬力を、3600回転時に最大トルク7.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3600rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の2400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は40.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ14.423kg/PS(750kg/52PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ14.423kg/PS
車体+1人15.481kg/PS
車体+5人19.712kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg15.577kg/PS
車体+70kg15.769kg/PS
車体+80kg15.962kg/PS
車体+90kg16.154kg/PS
車体+100kg16.346kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは15.481kg/PS(805kg/52PS)となり、数値としては1.058kg、比率にすると7.3%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは19.712kg/PS(1025kg/52PS)となり、数値としては5.289kg、比率にすると36.7%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

PK10 パオのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
1989/01

-
パオ
15.481kg/PS
805kg/52PS|1.0L-NA
[車体のみPWR:14.423]
2011/05

車種詳細
プリウス アルファ
15.505kg/PS
1535kg/99PS|1.8L-NA
車体のみPWR:14.949
2017/09

車種詳細
N-BOX Custom
15.391kg/PS
985kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:14.531
2015/02

車種詳細
プリウス アルファ
15.606kg/PS
1545kg/99PS|1.8L-NA
車体のみPWR:15.051
2011/12

車種詳細
アクア
15.338kg/PS
1135kg/74PS|1.5L-NA
車体のみPWR:14.595
2012/12

車種詳細
アウトランダーPHEV
15.636kg/PS
1845kg/118PS|2.0L-NA
車体のみPWR:15.169

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ15.481kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

15.326kg/PSから15.636kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの7人乗りミニバン「ZVW40W型 プリウス アルファ」、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JF3型 N-BOX Custom」、トヨタの7人乗りミニバン「ZVW40W型 プリウス アルファ」、トヨタの5人乗りハッチバック「NHP10型 アクア」、三菱の5人乗りSUV「GG2W型 アウトランダーPHEV」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

PK10型 パオ [Pao]のライバル車種|15.481kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は69.3PS/tとなっています。


パオがバイクと競争するなら…?


車種詳細
アドレスV125|124cc
15.354kg/PS
152kg/9.9PS/1.00kgm
[車体のみPWR:9.798]
1989/01

-
パオ|987cc
15.481kg/PS
805kg/52PS/7.6kgm
[車体のみPWR:14.423]

車種詳細
NMAX|124cc
15.500kg/PS
186kg/12.0PS/1.10kgm
[車体のみPWR:10.917]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではパオとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

CF4EA アドレスV125と競争してみる

まずパオより少しPWRが低いバイクとして、スズキのアドレスV125が挙げられます。PWRの15.354kg/PSは車両重量97kgにライダーの体重55kgを加えた152kgを、最高出力9.9PSで割ったものです。

SEG6J NMAXと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのNMAXが挙げられます。PWRの15.500kg/PSは車両重量131kg+55kgの186kgを、最高出力12.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.697
平均ピストンスピード 13.60m/s
トルクウェイトレシオ 98.68kg/kgm
1馬力あたりのお値段 24404円
排気量1Lあたり馬力 52.68PS/L
排気量1Lあたりトルク 7.70kgm/L
1気筒あたりの馬力 13.0PS
1気筒あたりのトルク 1.9kgm
パワーバンド比率 40.0%
燃費×馬力 636.5pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは98.68kg/kgm(750kg/7.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が1269000円、最高出力が52馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は24404円、逆に1万円あたりでは0.41馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は166974円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
日産編
1000cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は52.68PS/L、トルクは7.70kgm/L、1気筒あたりの馬力は13.0馬力、トルクは1.9kgmとなり、このエンジンが52馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは13.60m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が68.0mmであるMA10型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は8820回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.697になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が12.24km/L、最高出力が52PSであるこの車の獲得ポイントは636.5ptになります。
戯れに車両重量750kgを100kg単位にした7.5で割ってみたところ、その数値は84.86ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

人間様の占有スペース
室内長×室内幅×室内高 2.601m³
1人あたりのスペース 0.520m³
室内長/全長 46.4%
室内幅/全幅 80.6%
室内高/全高 80.3%
室内容積/車両体積 30.0%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は2.601m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.520m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は46.4%、同じく室内幅と全幅の比率は80.6%、同じく室内高と全高の比率は80.3%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は30.0%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


パオでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.309m
期待される荷室の幅 1.165m
対角線の長さ 1.752m
期待される荷室の面積 1.525m²

縦方向の長さが1.309m(対角線では1.752m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。

俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの155/80R12と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 155/80R12 | 直径 553mm

-20mm
幅135mm
-10mm
幅145mm
変更なし
幅155mm
+10mm
幅165mm
+20mm
幅175mm
-5%
75
扁平
135/75R12
36.7km/h
直径508mm
径差-45mm
145/75R12
37.8km/h
直径523mm
径差-30mm
155/75R12
38.9km/h
直径538mm
径差-15mm
165/75R12
40.0km/h
直径553mm
径差0mm
175/75R12
41.1km/h
直径568mm
径差+15mm
0%
80
扁平
135/80R12
37.7km/h
直径521mm
径差-32mm
145/80R12
38.8km/h
直径537mm
径差-16mm
155/80R12
40.0km/h
553mm
0mm
165/80R12
41.2km/h
直径569mm
径差+16mm
175/80R12
42.3km/h
直径585mm
径差+32mm
+5%
85
扁平
135/85R12
38.7km/h
直径535mm
径差-18mm
145/85R12
39.9km/h
直径552mm
径差-1mm
155/85R12
41.2km/h
直径569mm
径差+16mm
165/85R12
42.4km/h
直径586mm
径差+33mm
175/85R12
43.6km/h
直径603mm
径差+50mm
+10%
90
扁平
135/90R12
39.6km/h
直径548mm
径差-5mm
145/90R12
40.9km/h
直径566mm
径差+13mm
155/90R12
42.2km/h
直径584mm
径差+31mm
165/90R12
43.5km/h
直径602mm
径差+49mm
175/90R12
44.8km/h
直径620mm
径差+67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、135/85R12 、145/80R12、145/85R12 、155/75R12 、165/75R12 あたりのタイヤがおすすめです。

155/80R12のタイヤ幅を135mmから185mmまで、扁平率を65%から95%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを12インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが155/80R12のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】155/80R12のタイヤ銘柄と通販価格

PK10型パオ[1.0L-NA FF/3AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト14.423kg/ps37.26
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力52.68ps/L33.90
1L換算トルク7.70kgm/L28.41
WB/TR比1.69757.84
ワイド&ロー指数0.93946.64
前面の面積2.316m²58.71
最低地上高165mm45.73
スポーツ性能部門の得点348.39

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費14.4km/L53.00
年間維持費267100円55.46
100kmh回転数-43.42
航続距離576.0km42.03
車の大きさ8.661m³38.93
室内の広さ2.601m³42.23
最小回転半径4.4m65.71
馬力単価24404円46.26
ユーティリティ部門の得点387.04

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した PK10型パオ[1.0L-NA FF/3AT] の総合得点は 735.43 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したPK10型パオ(FF/3AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「1000ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。