E13 ノート 性能と維持費 FF/CVT 5人 204万円 2022年式

このページでは、日産自動車の5ドア・5人乗りハッチバック、3代目の6AA-E13型ノート S【2022/08モデル・82PS/10.5kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

E13 ノート
販売期間:2020/12 - 現行車

画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4045mm×全幅1695mm×全高1505mm、排気量は1198ccであることから、大雑把に分類すると1.2リットルクラス(1200cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4045mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下・Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

E13型 ノート [1198cc/82PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

3代目ノートの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2022/08
SNE13型
[Autech CrossOver Four]
1.2L-NA・4WD/CVT・283.5万円
82PS・10.5kgm・23.8km/L
82PS
10.5kgm
23.8km/L
2022/08
E13型
[Autech CrossOver]
1.2L-NA・FF/CVT・257.6万円
82PS・10.5kgm・28.4km/L
82PS
10.5kgm
28.4km/L
2022/08
SNE13型
[S-Four]
1.2L-NA・4WD/CVT・229.2万円
82PS・10.5kgm・23.8km/L
82PS
10.5kgm
23.8km/L
3代目ノートの車両型式・グレード一覧【全4車種】
ノートの旧型モデル
2代目 E12改型ノート
E12改型ノートは2012/09に登場した2代目モデル。参考車両の「NISMO S」は全長4190mm、全幅1695mm、全高1515mmの車体に、140PS/16.6kgmを発生するHR16型1597ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー 日産自動車
車名&
グレード
ノート
S
その他 HR12DE-EM47
お値段 2033900円
車両型式 6AA-E13
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4045×幅1695×高1505mm
室内寸法 長2030×幅1445×高1240mm
軸距&
輪距
2580mm
前1490mm/後1490mm
最小半径 4.9m
最低高 120mm
タイヤ 前輪:185/65R15
後輪:185/65R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 1220kg
エンジン諸元
原動機型式 HR12DE
気筒配列 直列3気筒+モーター
排気量1198cc
圧縮比12.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 82PS[60kW]/6000rpm
最大トルク 10.5kgm[103Nm]/4800rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費 28.4㎞/L(66.8mpg)
JC08燃費 34.8km/L(81.9mpg)
100km燃費 3.5L/100km
モーター諸元
電動機型式EM47
出力85kW/2900-10341rpm
トルク280Nm/0-2900rpm
HR12DE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税30500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、ノートの新車を233.9万円(諸費用として30.5万円を加算)にて購入し、頭金なしで4年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 1500cc以下 13年未満 30500円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷28.4㎞/L×180円/L 63380円
オイル交換
5000km毎
1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本10000円×4本÷5年 8000円
任意保険料
月額5000円
月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 191100円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額48730円×12ヶ月 584760円
ローン返済中の年間維持費 775800円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
  • 初度登録から3年経過車の場合、「1500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は30500円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

ノート【S】の場合、維持費の月額は16000円です。これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたコスパ重視のスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。

ノートの維持費は高い?安い?

「ノートの年間維持費は191100円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてノートの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いヤリス HV176100円-15000円
ノートの維持費191100円
ジェイド217100円+26000円
フリード ハイブリッド229500円+38400円
スイフト スポーツ256800円+65700円
基準1500ccクラス平均260300円+69200円
ステップワゴン スパーダ270100円+79000円
アバルト595304800円+113700円
ゴルフ トゥーラン335600円+144500円
高いウーノ388300円+197200円

ノートの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリス HVと比較して15000円高く、最も高いウーノと比較して197200円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では69200円安くなっています。

最低額のヤリス HVと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、ノートの維持費は ものすごく安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1500ccクラスの車 ランキング

ノートを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%250万円21万円17万円
15%170万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は250万円(総支給額21万円/月、手取り17万円/月)、ここから月額維持費1.6万円を支払うと残りは15.4万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は170万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)、1.6万円を支払うと残りは10.4万円になります。

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費28.4km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
45790円
[-17590円]
-25円
155円/L
54600円
[-8780円]
-10円
170円/L
59880円
[-3500円]
180円/L63380円
[0円]
+10円
190円/L
66920円
[+3540円]
+25円
205円/L
72210円
[+8830円]
+50円
230円/L
81010円
[+17630円]

燃費28.4km/LのE13型 ノートで10000km走行するのに必要な燃料は352.2L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は63380円になります。

参考までに、ノートの燃料タンクは36リットルですので、352.2Lの給油回数は10回、1回あたりの燃料代は約6340円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては3540円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると8830円、50円も違ってくると17630円にもなります。

これをE13型 ノートの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり180円の場合を191100円としたとき、130円/Lに値下がりすれば173510円(90.8%)に、230円/Lに値上がりすれば208730円(109.2%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(30500円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 24%
自動車重量税 1年分 12300円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 7%
燃料代 3000km分 19010円 15%
オイル交換 年1回 4000円 3%
タイヤ交換 6年毎 5330円 4%
任意保険料 80% 48000円 37%
合計
[1万kmとの差額]
128000円
-63100円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 21%
自動車重量税 1年分 12300円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 5000km分 31690円 22%
オイル交換 年1回 4000円 3%
タイヤ交換 6年毎 5330円 4%
任意保険料 85% 51000円 35%
合計
[1万kmとの差額]
143700円
-47400円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 19%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 7000km分 44370円 28%
オイル交換 年1回 5600円 3%
タイヤ交換 6年毎 5330円 3%
任意保険料 90% 54000円 34%
合計
[1万kmとの差額]
161000円
-30100円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて63100円安い128000円に、5000km走行では47400円安い143700円に、7000km走行では30100円安い161000円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

年間10000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 16%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 10000km分 63380円 33%
オイル交換 年2回 8000円 4%
タイヤ交換 5年毎 8000円 4%
任意保険料 100% 60000円 32%
合計
[1万kmとの差額]
191100円
-
-
年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 13%
自動車重量税 1年分 12300円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 15000km分 95070円 41%
オイル交換 年3回 12000円 5%
タイヤ交換 3年毎 9600円 4%
任意保険料 110% 66000円 28%
合計
[1万kmとの差額]
234300円
+43200円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 11%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 20000km分 126760円 45%
オイル交換 年4回 16000円 6%
タイヤ交換 3年毎 12800円 5%
任意保険料 120% 72000円 26%
合計
[1万kmとの差額]
279200円
+88100円
-
走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
日産の小型車&普通車編
1500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ハッチバック編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(28.0km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(30.7km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(27.2km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(28.4km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代63380円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル180円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    純正で既に低燃費タイヤを装着している車種の場合、残念ながら、あんまり…です。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地28.0km/L → 28.8km/L
郊外30.7km/L → 31.6km/L
高速道路27.2km/L → 28.0km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km57850円
[56250円]
郊外500km2930円
[2840円]
高速道路500km3310円
[3220円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
64090円
+710円
28.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
62310円
-1780円
28.9km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が28.0km/Lではガソリン321.4Lを消費して、ガソリン代は57850円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が30.7km/Lではガソリン16.3Lを消費して、ガソリン代は2930円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が27.2km/Lではガソリン18.4Lを消費して、ガソリン代は3310円になります。

このパターンでは使用した燃料量が356.1L、かかったガソリン代が64090円となり、平均燃費は28.1km/L(-0.3km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+710円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は62310円となり、1780円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で8900円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km32150円
[31250円]
郊外5000km29320円
[28480円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
61470円
-1910円
29.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
59730円
-1740円
30.1km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が28.0km/Lでは178.6Lを消費して、ガソリン代は32150円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が30.7km/Lでは162.9Lを消費して、ガソリン代は29320円になります。

このパターンでは使用した燃料量が341.5L、かかったガソリン代が61470円となり、平均燃費は29.3km/L(+0.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-1910円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が59730円となり、1年間で1740円、5年間で8700円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km21400円
[20810円]
郊外3340km19580円
[19030円]
高速道路3330km22030円
[21400円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
63010円
-370円
28.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
61240円
-1770円
29.4km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が28.0km/Lでは118.9Lを消費して、ガソリン代は21400円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が30.7km/Lでは108.8Lを消費して、ガソリン代は19580円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が27.2km/Lでは122.4Lを消費して、ガソリン代は22030円になります。

このパターンでは使用した燃料量が350.1L、かかったガソリン代が63010円となり、平均燃費は28.6km/L(+0.2km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-370円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が61240円となり、1年間で1770円、5年間で8850円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km3220円
[3130円]
郊外9000km52780円
[51260円]
高速道路500km3310円
[3220円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
59310円
-4070円
30.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
57610円
-1700円
31.2km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が28.0km/Lでは17.9Lを消費して、ガソリン代は3220円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が30.7km/Lでは293.2Lを消費して、ガソリン代は52780円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が27.2km/Lでは18.4Lを消費して、ガソリン代は3310円になります。

このパターンでは使用した燃料量が329.5L、かかったガソリン代が59310円となり、平均燃費は30.3km/L(+1.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-4070円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が57610円となり、1年間で1700円、5年間で8500円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(28.1km/L・29.3km/L・28.6km/L・30.3km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(64090円・61470円・63010円・59310円)が出てくることがわかります。

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 36リットル6480円/36L
WLTC燃費
28.4km/L
1022.4km
-
6.34円/km
市街地燃費
28.0km/L
1008.0km
[-14.4km]
6.4円/km
郊外燃費
30.7km/L
1105.2km
[+82.8km]
5.9円/km
高速道路燃費
27.2km/L
979.2km
[-43.2km]
6.6円/km

燃料タンクの容量を36Lとしたとき、市街地モード燃費28.0km/Lでの航続距離は1008.0km(-14.4km)、郊外モード燃費30.7km/Lでの航続距離は1105.2km(+82.8km)、高速道路モード燃費27.2km/Lでの航続距離は979.2km(-43.2km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

ノートの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 28.4km/L
燃料タンク容量 36L
航続距離(カタログ燃費) 1022.4km
航続距離(80%燃費) 817.2km
満タンプライス 6480円
1km走行コスト 6.34円/km
1万円でどこまで行ける? 1577.8km
東京から1022.4kmの範囲

WLTCモード燃費が28.4km/L、燃料タンク容量36リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は1022.4kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(25.6km/L)とすると航続距離は921.6km、80%(22.7km/L)だと817.2km、70%(19.9km/L)では716.4kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から36リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり180円では6480円、上で計算した航続距離を踏まえると1022.4km(80%燃費時817.2km)を走行するのに6480円かかる計算です。

燃費を28.4km/Lとしたときの1km走行コストは6.34円、10万km走行したときの燃料代は63.4万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら6.3万円/年、7年10万kmなら9.1万円/年、5年10万kmなら12.7万円/年、3年10万kmなら21.1万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1577.8km(往復なら片道788.9km)、カタログ値の80%なら1262.2km(片道631.1km)離れたところまで行くことができます。

ノートのカタログデータから見えてくる要素

HR12DE型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
4800回転時の馬力 70PS
6000回転時の馬力 82PS
各回転域でのトルク
4800回転時のトルク 10.5kgm
6000回転時のトルク 9.8kgm
HR12DE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているHR12型1198cc、直列3気筒+モーターの自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力82馬力を、4800回転時に最大トルク10.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4800rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は20.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ14.878kg/PS(1220kg/82PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ14.878kg/PS
車体+1人15.549kg/PS
車体+5人18.232kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg15.610kg/PS
車体+70kg15.732kg/PS
車体+80kg15.854kg/PS
車体+90kg15.976kg/PS
車体+100kg16.098kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは15.549kg/PS(1275kg/82PS)となり、数値としては0.671kg、比率にすると4.5%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは18.232kg/PS(1495kg/82PS)となり、数値としては3.354kg、比率にすると22.5%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

E13 ノートのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ15.549kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
ノート
15.549kg/PS
82PS・1.2L-NA
車体のみPWR 14.878
1275kg
+4.5%

車種詳細
プリウス アルファ
15.505kg/PS
99PS・1.8L-NA
車体のみPWR 14.949
1535kg
+3.7%

車種詳細
プリウス アルファ
15.606kg/PS
99PS・1.8L-NA
車体のみPWR 15.051
1545kg
+3.7%

車種詳細
デイズ ルークス
15.703kg/PS
64PS・0.7L-TB
車体のみPWR 14.844
1005kg
+5.8%

車種詳細
eKスペース カスタム
15.703kg/PS
64PS・0.7L-TB
車体のみPWR 14.844
1005kg
+5.8%

車種詳細
アウトランダーPHEV
15.636kg/PS
118PS・2.0L-NA
車体のみPWR 15.169
1845kg
+3.1%


15.394kg/PSから15.704kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの7人乗りミニバン・ZVW40W型 プリウス アルファ、トヨタの7人乗りミニバン・ZVW40W型 プリウス アルファ、日産の4人乗り軽ミニバン・B21A型 デイズ ルークス、三菱の4人乗り軽ミニバン・B11A型 eKスペース カスタム、三菱の5人乗りSUV・GG2W型 アウトランダーPHEVという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

E13型 ノート [S]のライバル車種|15.549kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は67.2PS/tとなっています。


ノートがバイクと競争するなら…?


車種詳細
NMAX|124cc
15.500kg/PS
186kg/12.0PS/1.10kgm
[車体のみPWR:10.917]
2022/08

-
ノート|1198cc
15.549kg/PS
1275kg/82PS/10.5kgm
[車体のみPWR:14.878]

車種詳細
PCX|124cc
15.603kg/PS
181kg/11.6PS/1.22kgm
[車体のみPWR:10.862]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではノートとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

SEG6J NMAXと競争してみる

まずノートより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのNMAXが挙げられます。PWRの15.500kg/PSは車両重量131kgにライダーの体重55kgを加えた186kgを、最高出力12.0PSで割ったものです。

JF28 PCXと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのPCXが挙げられます。PWRの15.603kg/PSは車両重量126kg+55kgの181kgを、最高出力11.6PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.732
平均ピストンスピード 16.72m/s
トルクウェイトレシオ 116.19kg/kgm
1馬力あたりのお値段 24804円
排気量1Lあたり馬力 68.45PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.76kgm/L
1気筒あたりの馬力 27.3PS
1気筒あたりのトルク 3.5kgm
パワーバンド比率 20.0%
燃費×馬力 2328.8pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.0~1.3L以下のPWR

トルクウェイトレシオは116.19kg/kgm(1220kg/10.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2033900円、最高出力が82馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は24804円、逆に1万円あたりでは0.40馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は193705円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
日産編
1500cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は68.45PS/L、トルクは8.76kgm/L、1気筒あたりの馬力は27.3馬力、トルクは3.5kgmとなり、このエンジンが82馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.72m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.6mmであるHR12型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7180回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.732になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が28.4km/L、最高出力が82PSであるこの車の獲得ポイントは2328.8ptになります。
戯れに車両重量1220kgを100kg単位にした12.2で割ってみたところ、その数値は190.89ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

人間様の占有スペース
室内長×室内幅×室内高 3.637m³
1人あたりのスペース 0.727m³
室内長/全長 50.2%
室内幅/全幅 85.3%
室内高/全高 82.4%
室内容積/車両体積 35.2%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.637m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.727m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は50.2%、同じく室内幅と全幅の比率は85.3%、同じく室内高と全高の比率は82.4%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は35.2%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


ノートでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.416m
期待される荷室の幅 1.345m
対角線の長さ 1.953m
期待される荷室の面積 1.905m²

縦方向の長さが1.416m(対角線では1.953m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。

普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの185/65R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 185/65R15 | 直径 622mm

-20mm
幅165mm
-10mm
幅175mm
変更なし
幅185mm
+10mm
幅195mm
+20mm
幅205mm
60 165/60R15
37.2km/h
径 579mm
差 -43mm
175/60R15
38.0km/h
径 591mm
差 -31mm
185/60R15
38.8km/h
径 603mm
差 -19mm
195/60R15
39.5km/h
径 615mm
差 -7mm
205/60R15
40.3km/h
径 627mm
差 +5mm
65 165/65R15
38.3km/h
径 596mm
差 -26mm
175/65R15
39.2km/h
径 609mm
差 -13mm
185/65R15
40.0km/h
622mm
0mm
195/65R15
40.8km/h
径 635mm
差 +13mm
205/65R15
41.7km/h
径 648mm
差 +26mm
70 165/70R15
39.4km/h
径 612mm
差 -10mm
175/70R15
40.3km/h
径 626mm
差 +4mm
185/70R15
41.2km/h
径 640mm
差 +18mm
195/70R15
42.1km/h
径 654mm
差 +32mm
205/70R15
43.0km/h
径 668mm
差 +46mm
75 165/75R15
40.5km/h
径 629mm
差 +7mm
175/75R15
41.4km/h
径 644mm
差 +22mm
185/75R15
42.4km/h
径 659mm
差 +37mm
195/75R15
43.3km/h
径 674mm
差 +52mm
205/75R15
44.3km/h
径 689mm
差 +67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、165/65R15、165/70R15 、175/60R15、175/65R15 、185/60R15 、195/60R15 あたりのタイヤがおすすめです。

185/65R15のタイヤ幅を165mmから215mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを15インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが185/65R15のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】185/65R15のタイヤ銘柄と通販価格

E13型 ノート 1.2L-NA FF/CVTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS14.88㎏/PS36.2ptE
最高回転数5881rpm6000rpm51.5ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.10PS/L68.45PS/L46.3ptC
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L8.76㎏m/L41.3ptD
WB/TR比1.7731.73254.2ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.88850.4ptC
前面の面積2.630m22.551m252.2ptC
最低地上高154.5mm120mm64.0ptA
スポーツ性能部門の得点485.5pt
総合評価C

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340714円191100円63.0ptA
WLTC燃費16.2km/L28.4km/L74.9ptS
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.1km1022.4km71.8ptS
車の大きさ11.466m310.319m354.5ptB
車内の広さ3430.4L3637.4L52.0ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.7L727.5L53.0ptC
車内床面積2.793m22.933m252.0ptC
最小回転
半径
5.17m4.9m55.5ptB
ユーティリティ部門の得点571.8pt
総合評価A

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10693車種中 RANK
運動性能 485.5pt 6517位 C
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 571.8pt 542位 A
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1057.3pt 779位 A
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は485.5点で全10693車種中の6517位、ユーティリティ部門は571.8点で542位、総合得点は1057.3点で779位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したE13型 ノート(FF/CVT) の各種スペックを、ハッチバック1500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

ノートの歴代モデル

3代目 SNE13型 ノート
SNE13 ノートは2020/12に登場した3代目モデル。参考車両の「S-Four」は全長4045mm、全幅1695mm、全高1505mmの車体に、82PS/10.5kgmを発生するHR12型1198ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

2代目 E12改型 ノート
E12改 ノートは2012/09に登場した2代目モデル。参考車両の「NISMO S」は全長4190mm、全幅1695mm、全高1515mmの車体に、140PS/16.6kgmを発生するHR16型1597ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

初代 ZE11型 ノート
ZE11 ノートは2005/01に登場した初代モデル。参考車両の「16X」は全長4020mm、全幅1690mm、全高1535mmの車体に、109PS/15.5kgmを発生するHR16型1597ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。


人気があるハッチバックの車種比較


AE86 スプリンター トレノ GTV 1983 vs NA6CE ロードスター 1993 性能比較
5代目 スプリンター トレノ GTV GTV Fin4.300(1983年式 AE86・FR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・5人乗り)と、初代 ロードスター V-Special(1993年式 NA6CE・FR/5MT・1.6L・120PS/14.0kgm・2人乗り)を比較。

DJLFS デミオ 15MB 2015 vs ZC31S スイフト スポーツ 2009 性能比較
4代目 デミオ 15MB(2015年式 DJLFS・FF/6MT・1.5L・116PS/15.1kgm・5人乗り)と、2代目 スイフト スポーツ Sport 後期ギヤ比(2009年式 ZC31S・FF/5MT・1.6L・125PS/15.1kgm・5人乗り)を比較。

HE21S アルト ラパン SS 2007 vs HN22S Kei ワークス 2008 性能比較
初代 アルト ラパン SS(2007年式 HE21S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.8kgm・4人乗り)と、初代 Kei ワークス WORKS(2008年式 HN22S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.8kgm・4人乗り)を比較。

HN22S Kei ワークス 2008 vs HA22S アルト ワークス 1999 性能比較
初代 Kei ワークス WORKS(2008年式 HN22S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.8kgm・4人乗り)と、5代目 アルト ワークス WORKS RS/Z(1999年式 HA22S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.8kgm・4人乗り)を比較。

H31A ミニカ ダンガン 1997 vs H22A ミニカ ダンガンZZ 1992 新旧比較
7代目 ミニカ ダンガン Dangan(1997年式 H31A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.9kgm・4人乗り)と、6代目 ミニカ ダンガンZZ Dangan-ZZ(1992年式 H22A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.8kgm・4人乗り)を比較。

L512S ミラ X4 1997 vs L210S ミラ X4 1991 新旧比較
4代目 ミラ X4(1997年式 L512S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、3代目 ミラ X4(1991年式 L210S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.4kgm・4人乗り)を比較。

EP91 スターレット グランツァV 1997 vs EP82 スターレット GT 1994 新旧比較
5代目 スターレット グランツァV Glanza-V(1997年式 EP91・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 スターレット GT(1994年式 EP82・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)を比較。

AE86 スプリンター トレノ GTV 1983 vs AW11 MR2 1600G 1984 性能比較
5代目 スプリンター トレノ GTV GTV Fin4.300(1983年式 AE86・FR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・5人乗り)と、初代 MR2 1600G(1984年式 AW11・MR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・2人乗り)を比較。