UF31 レパード 性能と維持費 FR/4AT 5人 324万円 1988年式

このページでは、日産自動車の2ドア・5人乗りクーペ、2代目のE-UF31型レパード Ultima V30 TwinCam【1988/08モデル・200PS/26.5kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

UF31 レパード
販売期間:1986/02 - 1992/08

画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4805mm×全幅1690mm×全高1370mm、排気量は2960ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全幅は5ナンバー枠なれど排気量が2000ccを超え、全長も4.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。
参考:150PS~200PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4805mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

UF31型 レパード [2960cc/200PS FR/4AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目レパードの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
1988/08
UF31型
[Ultima V30-Turbo]
3.0L-TB・FR/4AT・416.2万円
255PS・35.0kgm・7.4km/L
255PS
35.0kgm
7.4km/L
1988/08
GF31型
[XS V20-Turbo]
2.0L-TB・FR/4AT・306.7万円
210PS・27.0kgm・8.2km/L
210PS
27.0kgm
8.2km/L
1988/08
GF31型
[XJ-V20E]
2.0L-NA・FR/4AT・253.8万円
115PS・16.6kgm・8.5km/L
115PS
16.6kgm
8.5km/L
2代目レパードの車両型式・グレード一覧【全4車種】
レパードの新型モデル
3代目 JGBY32型レパード J.フェリー
JGBY32型レパード J.フェリーは1992/06に登場した3代目モデル。参考車両の「type-X」は全長4880mm、全幅1770mm、全高1390mmの車体に、270PS/37.8kgmを発生するVH41型4130ccエンジンを搭載。


UF31 レパードの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー 日産自動車
車名&
グレード
レパード
Ultima V30 TwinCam
その他 アルティマ V30ツインカム
お値段 3231000円
車両型式 E-UF31
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
4速AT・4速オートマ車
ドア/定員 2ドア・5名乗車
ホイールベース 2615mm
トレッド 1435mm/1435mm
WB/TR比 1.822
最小半径 4.9m
タイヤ 前輪:215/60R15
後輪:215/60R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1460kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

レパードと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
レパード
車体寸法
全長 4805mm -
全幅 1690mm -
全高 1370mm -
大きさ 11.12m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1405mm
全幅 1480mm以下 +210mm
全高平均 1640mm -270mm
大きさ平均 8.13m3 +2.99m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 +105mm
全幅 1700mm以下 -10mm
全高平均 1496mm -126mm
大きさ平均 10.47m3 +0.65m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +162mm
全幅平均 1815mm -125mm
全高平均 1518mm -148mm
大きさ平均 12.84m3 -1.72m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


UF31 レパードの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

レパードの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
レパード
室内広さ
室内長 1810mm -
室内幅 1410mm -
室内高 1130mm -
車内広さ 2884L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm -98mm
室内幅平均 1280mm +130mm
室内高平均 1283mm -153mm
車内広さ平均 3171L -287L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm -103mm
室内幅平均 1403mm +7mm
室内高平均 1195mm -65mm
車内広さ平均 3251L -367L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2050mm -240mm
室内幅平均 1483mm -73mm
室内高平均 1195mm -65mm
車内広さ平均 3698L -814L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 2.884m³
1人あたりのスペース 0.577m³
室内長/全長 37.7%
室内幅/全幅 83.4%
室内高/全高 82.5%
室内容積/車両体積 25.9%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は2.884m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.577m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は37.7%、同じく室内幅と全幅の比率は83.4%、同じく室内高と全高の比率は82.5%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は25.9%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


レパードでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.682m
期待される荷室の幅 1.310m
対角線の長さ 2.132m
期待される荷室の面積 2.203m²

縦方向の長さが1.682m(対角線では2.132m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


UF31 レパードの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税58600円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税18900円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1988/08モデルのレパードを37年落ちの中古で71.1万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    レパードの1988/08モデルの場合、2025年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である64.62万円に諸経費として6.5万円を足した71.1万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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1988年式を37年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 3000cc以下 13年経過 58600円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 18年経過 18900円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷6.9㎞/L×195円/L 282610円
オイル交換
5000km毎
1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本10000円×4本÷5年 8000円
任意保険料
月額6500円
月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 466000円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額29620円×12ヶ月 355440円
ローン返済中の年間維持費 821400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 58500円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「3000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は58600円、「1.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は18900円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした58500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

このあたりのクラスから理想と現実の違い、つまり「乗りたい車」と「乗ることができる車」は違うことを思い知らされます。うっかり手を出せば「いっ…維持費が高すぎて息ができん!フーッ!フーッ!」と目を白黒させることになりかねません。

さて、レパード【Ultima V30 TwinCam】の場合、維持費の月額は38900円になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。

レパードの維持費は高い?安い?

「レパードの年間維持費は466000円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「3000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてレパードの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いハイエース バン274670円-191330円
スープラ343900円-122100円
スカイライン379100円-86900円
ハイエース ワゴン387600円-78400円
基準3000ccクラス平均414000円-52000円
アリスト453300円-12700円
レパードの維持費466000円
スカイライン GT-R480700円+14700円
X5519600円+53600円
高いXM ワゴン623000円+157000円

レパードの年間維持費を、3000ccクラスで最も維持費が安いハイエース バンと比較して191330円高く、最も高いXM ワゴンと比較して157000円安く、3000ccクラスの平均維持費との比較では52000円高くなっています。

最低額のハイエース バンと最高額のXM ワゴンは極端な例としても、3000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、レパードの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 3000ccクラスの車 ランキング

レパードを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%610万円51万円40万円
15%400万円34万円27万円
20%300万円25万円20万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は610万円(総支給額51万円/月、手取り40万円/月)、ここから月額維持費3.9万円を支払うと残りは36.1万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は400万円(総支給額34万円/月、手取り27万円/月)、3.9万円を支払うと残りは23.1万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が300万円(総支給額25万円/月、手取り20万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。3.9万円を引くと残りは16.1万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代29万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費6.9km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 210150円 -72460円
170円/L 246390円 -36220円
185円/L 268130円 -14480円
195円/L 282610円 -
205円/L 297110円 +14500円
220円/L 318850円 +36240円
245円/L 355080円 +72470円

燃費6.9km/LのUF31型 レパードで10000km走行するのに必要な燃料は1449.3L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は282610円になります。

参考までに、レパードの燃料タンクは65リットルですので、1449.3Lの給油回数は23回、1回あたりの燃料代は約12290円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては14500円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると36240円、50円も違ってくると72470円にもなります。

これをUF31型 レパードの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を466000円としたとき、145円/Lに値下がりすれば393540円(84.5%)に、245円/Lに値上がりすれば538470円(115.6%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(58600円)なり重量税(18900円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 58600円
自動車重量税 1年分 18900円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 86325円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 84780円 141310円 197830円
オイル交換 5500円 5500円 7700円
タイヤ交換 5330円 5330円 5330円
任意保険料 62400円 66360円 70200円
税金 自賠責 一律 86325円
合計 244400円 304900円 367400円
1万km差額 -221600円 -161100円 -98600円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて221600円安い244400円に、5000km走行では161100円安い304900円に、7000km走行では98600円安い367400円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 282610円 423920円 565220円
オイル交換 11000円 16500円 22000円
タイヤ交換 8000円 9600円 12800円
任意保険料 78000円 85800円 93600円
税金 自賠責 一律 86325円
合計 466000円 622200円 780000円
1万km差額 - +156200円 +314000円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
日産の小型車&普通車編
3000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
2ドア・クーペ編

レパードの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 8.1km/L
燃料タンク容量 65L
航続距離(カタログ燃費) 526.5km
航続距離(80%燃費) 422.5km
満タンプライス 12675円
1km走行コスト 24.07円/km
1万円でどこまで行ける? 415.4km
東京から526.5kmの範囲

10・15モード燃費が8.1km/L、燃料タンク容量65リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は526.5kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(7.3km/L)とすると航続距離は474.5km、80%(6.5km/L)だと422.5km、70%(5.7km/L)では370.5kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から65リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では12675円、上で計算した航続距離を踏まえると526.5km(80%燃費時422.5km)を走行するのに12675円かかる計算です。

燃費を6.9km/Lとしたときの1km走行コストは24.07円、10万km走行したときの燃料代は240.7万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら24.1万円/年、7年10万kmなら34.4万円/年、5年10万kmなら48.1万円/年、3年10万kmなら80.2万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば415.4km(往復なら片道207.7km)、カタログ値の80%なら332.3km(片道166.2km)離れたところまで行くことができます。

UF31 レパードのエンジン諸元とカタログデータ

VG30DE型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 VG30DE
気筒配列 V型6気筒
排気量2960cc
圧縮比 10.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 200PS[147kW]/6000rpm
最大トルク 26.5kgm[260Nm]/4400rpm
パワーバンド 4400-6000rpm, 帯域26.7%
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費8.1km/L(19.1mpg)
100km燃費12.3L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
4400rpm 163PS/26.5kgm
6000rpm 200PS/23.9kgm
VG30DE型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているVG30型2960cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力200馬力を、4400回転時に最大トルク26.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4400rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は26.7%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.300kg/PS(1460kg/200PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.300kg/PS
車体+1人7.575kg/PS
車体+5人8.675kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.600kg/PS
車体+70kg7.650kg/PS
車体+80kg7.700kg/PS
車体+90kg7.750kg/PS
車体+100kg7.800kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.575kg/PS(1515kg/200PS)となり、数値としては0.275kg、比率にすると3.8%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.675kg/PS(1735kg/200PS)となり、数値としては1.375kg、比率にすると18.8%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

UF31 レパードのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.575kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
レパード
7.575kg/PS
200PS・3.0L-NA
車体のみPWR 7.300
1515kg
+3.8%

車種詳細
シビック
7.720kg/PS
182PS・1.5L-TB
車体のみPWR 7.418
1405kg
+4.1%

車種詳細
MPV
7.653kg/PS
245PS・2.3L-TB
車体のみPWR 7.429
1875kg
+3.0%

車種詳細
ラングラー アンリミテッド
7.377kg/PS
284PS・3.7L-NA
車体のみPWR 7.183
2095kg
+2.7%

車種詳細
スイフト スポーツ
7.464kg/PS
140PS・1.4L-TB
車体のみPWR 7.071
1045kg
+5.6%

車種詳細
ブーン X4
7.782kg/PS
133PS・1.0L-TB
車体のみPWR 7.368
1035kg
+5.6%


7.348kg/PSから7.802kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りハッチバック・FK7型 シビック、マツダの8人乗りミニバン・LY3P型 MPV、JEEPの5人乗りSUV・JK36L型 ラングラー アンリミテッド、スズキの5人乗りハッチバック・ZC33S型 スイフト スポーツ、ダイハツの5人乗りハッチバック・M312S型 ブーン X4という顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

UF31型 レパード [Ultima V30 TwinCam]のライバル車種|7.575kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は137.0PS/tとなっています。


レパードがバイクと競争するなら…?


車種詳細
スティード|583cc
7.472kg/PS
269kg/36.0PS/4.49kgm
[車体のみPWR:5.944]
1988/08

-
レパード|2960cc
7.575kg/PS
1515kg/200PS/26.5kgm
[車体のみPWR:7.300]

車種詳細
デスペラード400|399cc
7.697kg/PS
254kg/33.0PS/3.30kgm
[車体のみPWR:6.030]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではレパードとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

PC21 スティードと競争してみる

まずレパードより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのスティードが挙げられます。PWRの7.472kg/PSは車両重量214kgにライダーの体重55kgを加えた269kgを、最高出力36.0PSで割ったものです。

VK52A デスペラード400と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのデスペラード400が挙げられます。PWRの7.697kg/PSは車両重量199kg+55kgの254kgを、最高出力33.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.822
平均ピストンスピード 16.60m/s
トルクウェイトレシオ 55.09kg/kgm
1馬力あたりのお値段 16155円
排気量1Lあたり馬力 67.57PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.95kgm/L
1気筒あたりの馬力 33.3PS
1気筒あたりのトルク 4.4kgm
パワーバンド比率 26.7%
燃費×馬力 1376.0pt
各種ランキング
クーペのPWR
2.5~3.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは55.09kg/kgm(1460kg/26.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3231000円、最高出力が200馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は16155円、逆に1万円あたりでは0.62馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は121925円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
日産編
3000cc以下の車編
クーペ編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は67.57PS/L、トルクは8.95kgm/L、1気筒あたりの馬力は33.3馬力、トルクは4.4kgmとなり、このエンジンが200馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.60m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.0mmであるVG30型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7230回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.822になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が6.88km/L、最高出力が200PSであるこの車の獲得ポイントは1376.0ptになります。
戯れに車両重量1460kgを100kg単位にした14.6で割ってみたところ、その数値は94.25ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの215/60R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/60R15 | 直径 639mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
55 195/55R15
37.3km/h
径 596mm
差 -43mm
205/55R15
38.0km/h
径 607mm
差 -32mm
215/55R15
38.7km/h
径 618mm
差 -21mm
225/55R15
39.4km/h
径 629mm
差 -10mm
235/55R15
40.1km/h
径 640mm
差 +1mm
60 195/60R15
38.5km/h
径 615mm
差 -24mm
205/60R15
39.2km/h
径 627mm
差 -12mm
215/60R15
40.0km/h
639mm
0mm
225/60R15
40.8km/h
径 651mm
差 +12mm
235/60R15
41.5km/h
径 663mm
差 +24mm
65 195/65R15
39.7km/h
径 635mm
差 -4mm
205/65R15
40.6km/h
径 648mm
差 +9mm
215/65R15
41.4km/h
径 661mm
差 +22mm
225/65R15
42.2km/h
径 674mm
差 +35mm
235/65R15
43.0km/h
径 687mm
差 +48mm
70 195/70R15
40.9km/h
径 654mm
差 +15mm
205/70R15
41.8km/h
径 668mm
差 +29mm
215/70R15
42.7km/h
径 682mm
差 +43mm
225/70R15
43.6km/h
径 696mm
差 +57mm
235/70R15
44.4km/h
径 710mm
差 +71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/60R15、195/65R15 、205/55R15、205/60R15 、215/55R15 、225/55R15 あたりのタイヤがおすすめです。

215/60R15のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを15インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが215/60R15のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】215/60R15のタイヤ銘柄と通販価格

UF31型 レパード 3.0L-NA FR/4ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS7.30㎏/PS56.8ptB
最高回転数5880rpm6000rpm51.5ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.10PS/L67.57PS/L45.6ptD
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L8.95㎏m/L43.7ptD
WB/TR比1.7731.82245.0ptD
ワイド&
ロー指数
0.8940.81155.9ptB
前面の面積2.631m22.315m258.8ptB
最低地上高154.5mm-43.7ptD
スポーツ性能部門の得点481.8pt
総合評価C

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340674円466000円39.1ptD
10-15燃費13.0km/L8.1km/L39.2ptD
100km/h
回転数
2489rpm-43.4ptD
航続距離644.1km447.5km38.7ptD
車の大きさ11.468m311.125m351.4ptC
車内の広さ3431.7L2883.9L44.7ptD
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.9L576.8L40.3ptD
車内床面積2.793m22.552m246.6ptC
最小回転
半径
5.18m4.9m55.7ptB
ユーティリティ部門の得点450.8pt
総合評価D

※10-15燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10715車種中 RANK
運動性能 481.8pt 6933位 C
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 450.8pt 9277位 D
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 932.6pt 9162位 D
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は481.8点で全10715車種中の6933位、ユーティリティ部門は450.8点で9277位、総合得点は932.6点で9162位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したUF31型 レパード(FR/4AT) の各種スペックを、クーペ3000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

レパードの歴代モデル

4代目 JHBY33型 レパード
JHBY33 レパードは1996/03に登場した4代目モデル。参考車両の「XV-GranSports」は全長4895mm、全幅1765mm、全高1425mmの車体に、270PS/37.5kgmを発生するVQ30型2987ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

3代目 JGBY32型 レパード J.フェリー
JGBY32 レパード J.フェリーは1992/06に登場した3代目モデル。参考車両の「type-X」は全長4880mm、全幅1770mm、全高1390mmの車体に、270PS/37.8kgmを発生するVH41型4130ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

2代目 UF31型 レパード
UF31 レパードは1986/02に登場した2代目モデル。参考車両の「Ultima V30-Turbo」は全長4805mm、全幅1690mm、全高1370mmの車体に、255PS/35.0kgmを発生するVG30型2960ccエンジンを搭載した5人乗りクーペ。


人気があるクーペの車種比較


AW11 MR2 1600G SC 1988 vs AW11 MR2 1600G 1984 性能比較
初代 MR2 1600G SC(1988年式 AW11・MR/5MT・1.6L+SC・145PS/19.0kgm・2人乗り)と、初代 MR2 1600G(1984年式 AW11・MR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 GT-S 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 GT-S(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L+ターボ・245PS/31.0kgm・2人乗り)を比較。

ZZT231 セリカ SS-II 2005 vs ST202 セリカ SS-III 1999 新旧比較
7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)と、6代目 セリカ SS-III(1999年式 ST202・FF/5MT・2.0L・200PS/21.0kgm・5人乗り)を比較。

Z15A GTO 1998 vs JZA80 スープラ RZ 2001 性能比較
初代 GTO Twin-Turbo MR(1998年式 Z15A・4WD/6MT・3.0L+ツインターボ・280PS/43.5kgm・4人乗り)と、4代目 スープラ RZ 17inch(2001年式 JZA80・FR/6MT・3.0L+ツインターボ・280PS/46.0kgm・4人乗り)を比較。

DE3A FTO GPX 1999 vs EK9 シビック タイプR 1998 性能比較
初代 FTO GPX(1999年式 DE3A・FF/5MT・2.0L・200PS/20.4kgm・4人乗り)と、6代目 シビック タイプR type-R(1998年式 EK9・FF/5MT・1.6L・185PS/16.3kgm・4人乗り)を比較。

SW20 MR2 G 1989 vs AW11 MR2 1600G 1984 新旧比較
2代目 MR2 G(1989年式 SW20・MR/5MT・2.0L・165PS/19.5kgm・2人乗り)と、初代 MR2 1600G(1984年式 AW11・MR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 G 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 G(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L・200PS/21.0kgm・2人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 2004 vs ZZT231 セリカ SS-II 2005 性能比較
9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)を比較。