RP15 キックス 性能と維持費 FF/1AT 5人 300万円 2023年式

このページでは、日産自動車の5ドア・5人乗りSUV、2代目の6AA-RP15型キックス X【2023/04モデル・82PS/10.5kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

RP15 キックス
販売期間:2020/06 - 現行車

画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4290mm×全幅1760mm×全高1605mm、排気量は1198ccであることから、大雑把に分類すると1.2リットルクラス(1200cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4290mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下・Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

RP15型 キックス [1198cc/82PS FF/1AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目キックスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2023/04
SNP15型
[X FOUR]
1.2L-NA・4WD/1AT・326.1万円
82PS・10.5kgm・19.2km/L
82PS
10.5kgm
19.2km/L
キックスの旧型モデル
初代 H59A型キックス
H59A型キックスは2008/10に登場した初代モデル。参考車両の「RX」は全長3395mm、全幅1475mm、全高1635mmの車体に、64PS/9.0kgmを発生する4A30型659ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー 日産自動車
車名&
グレード
キックス
X
その他 -
お値段 2998600円
車両型式 6AA-RP15
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4290×幅1760×高1605mm
室内寸法 長1920×幅1420×高1250mm
軸距&
輪距
2620mm
前1520mm/後1535mm
最小半径 5.1m
最低高 170mm
タイヤ 前輪:205/55R17
後輪:205/55R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1360kg
エンジン諸元
原動機型式 HR12DE
気筒配列 直列3気筒+モーター
排気量1198cc
圧縮比12.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 82PS[60kW]/6000rpm
最大トルク 10.5kgm[103Nm]/4800rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費 23.0㎞/L(54.1mpg)
100km燃費 4.3L/100km
モーター諸元
電動機型式EM47
出力100kW/3410-9697rpm
トルク280Nm/0-3410rpm
HR12DE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税30500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、キックスの新車を344.9万円(諸費用として45.0万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 1500cc以下 13年未満 30500円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷23.0㎞/L×180円/L 78260円
オイル交換
5000km毎
1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料
月額5000円
月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 209900円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額57470円×12ヶ月 689640円
ローン返済中の年間維持費 899600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
  • 初度登録から2年経過車の場合、「1500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は30500円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

キックス【X】の場合、維持費の月額は17500円です。これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたコスパ重視のスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。

キックスの維持費は高い?安い?

「キックスの年間維持費は209900円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてキックスの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いヤリス HV176100円-33800円
キックスの維持費209900円
ジェイド217100円+7200円
フリード ハイブリッド229500円+19600円
スイフト スポーツ256800円+46900円
基準1500ccクラス平均260300円+50400円
ステップワゴン スパーダ270100円+60200円
アバルト595304800円+94900円
ゴルフ トゥーラン335600円+125700円
高いウーノ388300円+178400円

キックスの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリス HVと比較して33800円高く、最も高いウーノと比較して178400円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では50400円安くなっています。

最低額のヤリス HVと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、キックスの維持費は かなり安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1500ccクラスの車 ランキング

キックスを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%270万円23万円18万円
15%180万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は270万円(総支給額23万円/月、手取り18万円/月)、ここから月額維持費1.8万円を支払うと残りは16.2万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は180万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)、1.8万円を支払うと残りは10.2万円になります。

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費23.0km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
56530円
[-21730円]
-25円
155円/L
67400円
[-10860円]
-10円
170円/L
73920円
[-4340円]
180円/L78260円
[0円]
+10円
190円/L
82620円
[+4360円]
+25円
205円/L
89140円
[+10880円]
+50円
230円/L
100010円
[+21750円]

燃費23.0km/LのRP15型 キックスで10000km走行するのに必要な燃料は434.8L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は78260円になります。

参考までに、キックスの燃料タンクは41リットルですので、434.8Lの給油回数は11回、1回あたりの燃料代は約7120円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては4360円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると10880円、50円も違ってくると21750円にもなります。

これをRP15型 キックスの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり180円の場合を209900円としたとき、130円/Lに値下がりすれば188170円(89.6%)に、230円/Lに値上がりすれば231650円(110.4%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(30500円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 23%
自動車重量税 1年分 12300円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 7%
燃料代 3000km分 23480円 17%
オイル交換 年1回 4000円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 6%
任意保険料 80% 48000円 35%
合計
[1万kmとの差額]
135200円
-74700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 20%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 5000km分 39130円 25%
オイル交換 年1回 4000円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 5%
任意保険料 85% 51000円 33%
合計
[1万kmとの差額]
153800円
-56100円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 18%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 7000km分 54780円 31%
オイル交換 年1回 5600円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 5%
任意保険料 90% 54000円 31%
合計
[1万kmとの差額]
174100円
-35800円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて74700円安い135200円に、5000km走行では56100円安い153800円に、7000km走行では35800円安い174100円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

年間10000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 15%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 10000km分 78260円 37%
オイル交換 年2回 8000円 4%
タイヤ交換 5年毎 12000円 6%
任意保険料 100% 60000円 28%
合計
[1万kmとの差額]
209900円
-
-
年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 12%
自動車重量税 1年分 12300円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 15000km分 117390円 45%
オイル交換 年3回 12000円 5%
タイヤ交換 3年毎 14400円 6%
任意保険料 110% 66000円 24%
合計
[1万kmとの差額]
261500円
+51600円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 10%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 20000km分 156520円 50%
オイル交換 年4回 16000円 5%
タイヤ交換 3年毎 19200円 6%
任意保険料 120% 72000円 22%
合計
[1万kmとの差額]
315400円
+105500円
-
走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
日産の小型車&普通車編
1500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(23.2km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(25.3km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(21.6km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(23.0km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代78260円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル180円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地23.2km/L → 23.9km/L
郊外25.3km/L → 26.1km/L
高速道路21.6km/L → 22.2km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km69820円
[67790円]
郊外500km3560円
[3460円]
高速道路500km4160円
[4050円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
77540円
-720円
23.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
75300円
-2240円
23.9km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が23.2km/Lではガソリン387.9Lを消費して、ガソリン代は69820円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が25.3km/Lではガソリン19.8Lを消費して、ガソリン代は3560円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が21.6km/Lではガソリン23.1Lを消費して、ガソリン代は4160円になります。

このパターンでは使用した燃料量が430.8L、かかったガソリン代が77540円となり、平均燃費は23.2km/L(+0.2km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-720円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は75300円となり、2240円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で11200円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km38790円
[37660円]
郊外5000km35570円
[34490円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
74360円
-3900円
24.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
72150円
-2210円
25.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が23.2km/Lでは215.5Lを消費して、ガソリン代は38790円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が25.3km/Lでは197.6Lを消費して、ガソリン代は35570円になります。

このパターンでは使用した燃料量が413.1L、かかったガソリン代が74360円となり、平均燃費は24.2km/L(+1.2km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-3900円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が72150円となり、1年間で2210円、5年間で11050円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km25830円
[25070円]
郊外3340km23760円
[23040円]
高速道路3330km27760円
[27000円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
77350円
-910円
23.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
75110円
-2240円
24.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が23.2km/Lでは143.5Lを消費して、ガソリン代は25830円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が25.3km/Lでは132.0Lを消費して、ガソリン代は23760円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が21.6km/Lでは154.2Lを消費して、ガソリン代は27760円になります。

このパターンでは使用した燃料量が429.7L、かかったガソリン代が77350円となり、平均燃費は23.3km/L(+0.3km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-910円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が75110円となり、1年間で2240円、5年間で11200円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km3890円
[3760円]
郊外9000km64030円
[62060円]
高速道路500km4160円
[4050円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
72080円
-6180円
25.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
69870円
-2210円
25.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が23.2km/Lでは21.6Lを消費して、ガソリン代は3890円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が25.3km/Lでは355.7Lを消費して、ガソリン代は64030円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が21.6km/Lでは23.1Lを消費して、ガソリン代は4160円になります。

このパターンでは使用した燃料量が400.4L、かかったガソリン代が72080円となり、平均燃費は25.0km/L(+2.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-6180円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が69870円となり、1年間で2210円、5年間で11050円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(23.2km/L・24.2km/L・23.3km/L・25.0km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(77540円・74360円・77350円・72080円)が出てくることがわかります。

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 41リットル7380円/41L
WLTC燃費
23.0km/L
943.0km
-
7.83円/km
市街地燃費
23.2km/L
951.2km
[+8.2km]
7.8円/km
郊外燃費
25.3km/L
1037.3km
[+94.3km]
7.1円/km
高速道路燃費
21.6km/L
885.6km
[-57.4km]
8.3円/km

燃料タンクの容量を41Lとしたとき、市街地モード燃費23.2km/Lでの航続距離は951.2km(+8.2km)、郊外モード燃費25.3km/Lでの航続距離は1037.3km(+94.3km)、高速道路モード燃費21.6km/Lでの航続距離は885.6km(-57.4km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

キックスの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 23.0km/L
燃料タンク容量 41L
航続距離(カタログ燃費) 943.0km
航続距離(80%燃費) 754.4km
満タンプライス 7380円
1km走行コスト 7.83円/km
1万円でどこまで行ける? 1277.8km
東京から943.0kmの範囲

WLTCモード燃費が23.0km/L、燃料タンク容量41リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は943.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(20.7km/L)とすると航続距離は848.7km、80%(18.4km/L)だと754.4km、70%(16.1km/L)では660.1kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から41リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり180円では7380円、上で計算した航続距離を踏まえると943.0km(80%燃費時754.4km)を走行するのに7380円かかる計算です。

燃費を23.0km/Lとしたときの1km走行コストは7.83円、10万km走行したときの燃料代は78.3万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら7.8万円/年、7年10万kmなら11.2万円/年、5年10万kmなら15.7万円/年、3年10万kmなら26.1万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1277.8km(往復なら片道638.9km)、カタログ値の80%なら1022.2km(片道511.1km)離れたところまで行くことができます。

キックスのカタログデータから見えてくる要素

HR12DE型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
4800回転時の馬力 70PS
6000回転時の馬力 82PS
各回転域でのトルク
4800回転時のトルク 10.5kgm
6000回転時のトルク 9.8kgm
HR12DE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているHR12型1198cc、直列3気筒+モーターの自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力82馬力を、4800回転時に最大トルク10.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4800rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は20.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ16.585kg/PS(1360kg/82PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ16.585kg/PS
車体+1人17.256kg/PS
車体+5人19.939kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg17.317kg/PS
車体+70kg17.439kg/PS
車体+80kg17.561kg/PS
車体+90kg17.683kg/PS
車体+100kg17.805kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは17.256kg/PS(1415kg/82PS)となり、数値としては0.671kg、比率にすると4.0%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは19.939kg/PS(1635kg/82PS)となり、数値としては3.354kg、比率にすると20.2%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

RP15 キックスのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ17.256kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
キックス
17.256kg/PS
82PS・1.2L-NA
車体のみPWR 16.585
1415kg
+4.0%

車種詳細
ジムニー
17.109kg/PS
64PS・0.7L-TB
車体のみPWR 16.250
1095kg
+5.3%

車種詳細
ウェイク
17.422kg/PS
64PS・0.7L-TB
車体のみPWR 16.562
1115kg
+5.2%

車種詳細
モコ
17.130kg/PS
54PS・0.7L-NA
車体のみPWR 16.111
925kg
+6.3%

車種詳細
スペーシア
17.212kg/PS
52PS・0.7L-NA
車体のみPWR 16.154
895kg
+6.5%

車種詳細
パンダ
17.212kg/PS
52PS・1.2L-NA
車体のみPWR 16.154
895kg
+6.5%


17.083kg/PSから17.429kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの4人乗り軽SUV・JB64W型 ジムニー、ダイハツの4人乗り軽ミニバン・LA710S型 ウェイク、日産の4人乗り軽ミニバン・MG22S型 モコ、スズキの4人乗り軽ミニバン・MK32S型 スペーシア、フィアットの4人乗りハッチバック・141AKB型 パンダという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

RP15型 キックス [X]のライバル車種|17.256kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は60.3PS/tとなっています。


キックスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
モンキー125|124cc
17.021kg/PS
160kg/9.4PS/1.10kgm
[車体のみPWR:11.170]
2023/04

-
キックス|1198cc
17.256kg/PS
1415kg/82PS/10.5kgm
[車体のみPWR:16.585]

車種詳細
KSR PRO|111cc
17.442kg/PS
150kg/8.6PS/0.88kgm
[車体のみPWR:11.047]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではキックスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

JB02 モンキー125と競争してみる

まずキックスより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのモンキー125が挙げられます。PWRの17.021kg/PSは車両重量105kgにライダーの体重55kgを加えた160kgを、最高出力9.4PSで割ったものです。

KL110EEF KSR PROと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのKSR PROが挙げられます。PWRの17.442kg/PSは車両重量95kg+55kgの150kgを、最高出力8.6PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.715
平均ピストンスピード 16.72m/s
トルクウェイトレシオ 129.52kg/kgm
1馬力あたりのお値段 36568円
排気量1Lあたり馬力 68.45PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.76kgm/L
1気筒あたりの馬力 27.3PS
1気筒あたりのトルク 3.5kgm
パワーバンド比率 20.0%
燃費×馬力 1886.0pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.0~1.3L以下のPWR

トルクウェイトレシオは129.52kg/kgm(1360kg/10.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2998600円、最高出力が82馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は36568円、逆に1万円あたりでは0.27馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は285581円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
日産編
1500cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は68.45PS/L、トルクは8.76kgm/L、1気筒あたりの馬力は27.3馬力、トルクは3.5kgmとなり、このエンジンが82馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.72m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.6mmであるHR12型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7180回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.715になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が23.0km/L、最高出力が82PSであるこの車の獲得ポイントは1886.0ptになります。
戯れに車両重量1360kgを100kg単位にした13.6で割ってみたところ、その数値は138.68ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

人間様の占有スペース
室内長×室内幅×室内高 3.408m³
1人あたりのスペース 0.682m³
室内長/全長 44.8%
室内幅/全幅 80.7%
室内高/全高 77.9%
室内容積/車両体積 28.1%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.408m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.682m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は44.8%、同じく室内幅と全幅の比率は80.7%、同じく室内高と全高の比率は77.9%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は28.1%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


キックスでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.502m
期待される荷室の幅 1.320m
対角線の長さ 2.000m
期待される荷室の面積 1.983m²

縦方向の長さが1.502m(対角線では2.000m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの205/55R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/55R17 | 直径 657mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
50 185/50R17
37.6km/h
径 617mm
差 -40mm
195/50R17
38.2km/h
径 627mm
差 -30mm
205/50R17
38.8km/h
径 637mm
差 -20mm
215/50R17
39.4km/h
径 647mm
差 -10mm
225/50R17
40.0km/h
径 657mm
差 0mm
55 185/55R17
38.7km/h
径 636mm
差 -21mm
195/55R17
39.4km/h
径 647mm
差 -10mm
205/55R17
40.0km/h
657mm
0mm
215/55R17
40.7km/h
径 669mm
差 +12mm
225/55R17
41.4km/h
径 680mm
差 +23mm
60 185/60R17
39.8km/h
径 654mm
差 -3mm
195/60R17
40.5km/h
径 666mm
差 +9mm
205/60R17
41.3km/h
径 678mm
差 +21mm
215/60R17
42.0km/h
径 690mm
差 +33mm
225/60R17
42.7km/h
径 702mm
差 +45mm
65 185/65R17
41.0km/h
径 673mm
差 +16mm
195/65R17
41.8km/h
径 686mm
差 +29mm
205/65R17
42.6km/h
径 699mm
差 +42mm
215/65R17
43.3km/h
径 712mm
差 +55mm
225/65R17
44.1km/h
径 725mm
差 +68mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/55R17、185/60R17 、195/50R17、195/55R17 、205/50R17 、215/50R17 、225/50R17あたりのタイヤがおすすめです。

205/55R17のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを17インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが205/55R17のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】205/55R17のタイヤ銘柄と通販価格

RP15型 キックス 1.2L-NA FF/1ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS16.59㎏/PS31.5ptE
最高回転数5881rpm6000rpm51.5ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.10PS/L68.45PS/L46.3ptC
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L8.76㎏m/L41.3ptD
WB/TR比1.7731.71555.9ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.91248.7ptC
前面の面積2.630m22.825m244.6ptD
最低地上高154.5mm170mm43.7ptD
スポーツ性能部門の得点447.5pt
総合評価D

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340714円209900円61.4ptB
WLTC燃費16.2km/L23.0km/L63.9ptA
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.1km943.0km67.3ptA
車の大きさ11.466m312.118m347.4ptC
車内の広さ3430.4L3408.0L49.8ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.7L681.6L49.1ptC
車内床面積2.793m22.726m249.0ptC
最小回転
半径
5.17m5.1m51.4ptC
ユーティリティ部門の得点534.4pt
総合評価B

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10695車種中 RANK
運動性能 447.5pt 9272位 D
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 534.4pt 1714位 B
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 981.9pt 6540位 C
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は447.5点で全10695車種中の9272位、ユーティリティ部門は534.4点で1714位、総合得点は981.9点で6540位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したRP15型 キックス(FF/1AT) の各種スペックを、5人乗SUV1500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

キックスの歴代モデル

2代目 SNP15型 キックス
SNP15 キックスは2020/06に登場した2代目モデル。参考車両の「X FOUR」は全長4290mm、全幅1760mm、全高1605mmの車体に、82PS/10.5kgmを発生するHR12型1198ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 H59A型 キックス
H59A キックスは2008/10に登場した初代モデル。参考車両の「RX」は全長3395mm、全幅1475mm、全高1635mmの車体に、64PS/9.0kgmを発生する4A30型659ccエンジンを搭載した4人乗り軽SUV。


人気があるSUVの車種比較


JC74W ジムニー ノマド 2025 vs A210A ライズ 2021 性能比較
4代目 ジムニー ノマド FC(2025年式 JC74W・4WD/5MT・1.5L・102PS/13.3kgm・4人乗り)と、初代 ライズ Z(2021年式 A210A・4WD/CVT・1.0L+ターボ・98PS/14.3kgm・5人乗り)を比較。

A210A ライズ 2021 vs NGX50 C-HR GRスポーツ 2020 性能比較
初代 ライズ Z(2021年式 A210A・4WD/CVT・1.0L+ターボ・98PS/14.3kgm・5人乗り)と、初代 C-HR GRスポーツ S-T GR-Sport(2020年式 NGX50・4WD/CVT・1.2L+ターボ・116PS/18.9kgm・5人乗り)を比較。

RU1 ヴェゼル Touring 2019 vs RV4 ヴェゼル G 2021 新旧比較
初代 ヴェゼル Touring Honda-Sensing(2019年式 RU1・FF/CVT・1.5L+ターボ・173PS/22.4kgm・5人乗り)と、2代目 ヴェゼル G(2021年式 RV4・4WD/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

MXGA10 カローラ クロス 2023 vs MXPB10 ヤリス クロス 2020 性能比較
12代目 カローラ クロス G-X(2023年式 MXGA10・FF/CVT・2.0L・170PS/20.6kgm・5人乗り)と、4代目 ヤリス クロス X B-package(2020年式 MXPB10・FF/CVT・1.5L・120PS/14.8kgm・5人乗り)を比較。

AXUH85 ハリアー ハイブリッド 2020 vs RV6 ヴェゼル e:HEV 2021 性能比較
4代目 ハリアー ハイブリッド S-Hybrid(2020年式 AXUH85・4WD/CVT・2.5L・178PS/22.5kgm・5人乗り)と、2代目 ヴェゼル e:HEV Z(2021年式 RV6・4WD/CVT・1.5L・106PS/13.0kgm・5人乗り)を比較。

RV6 ヴェゼル e:HEV e:HEV 2021 vs RV4 ヴェゼル G 2021 性能比較
2代目 ヴェゼル e:HEV Z(2021年式 RV6・4WD/CVT・1.5L・106PS/13.0kgm・5人乗り)と、2代目 ヴェゼル G(2021年式 RV4・4WD/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

CT20 ティグアン TDI 2024 vs SK5 フォレスター SPORT 2020 性能比較
3代目 ティグアン TDI 4MOTION Active(2024年式 CT20・4WD/7AT・2.0L+ターボ・193PS/40.8kgm・5人乗り)と、5代目 フォレスター SPORT(2020年式 SK5・4WD/CVT・1.8L+ターボ・177PS/30.6kgm・5人乗り)を比較。

HE21S アルト ラパン SS 2007 vs HN22S Kei ワークス 2008 性能比較
初代 アルト ラパン SS(2007年式 HE21S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.8kgm・4人乗り)と、初代 Kei ワークス WORKS(2008年式 HN22S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.8kgm・4人乗り)を比較。