MS01:ZERO1,ゼロワンの性能と維持費 FR/4AT 339万円 1997年式

このページでは、光岡自動車の2人乗りオープンカー、初代のE-MS01型ZERO1,ゼロワン Classic type-F【1997/05モデル・130PS/16.0kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

MS01 ZERO1,ゼロワン
販売期間:1994/01 - 2000/01

画像は光岡自動車より引用
http://www.mitsuoka-motor.com/
投稿:2011/12/23|更新:2019/09/26

ボディサイズが全長3740mm×全幅1695mm×全高1190mm、排気量は1839ccであることから、大雑把に分類すると1.9リットルクラス(1900cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3740mmであるこの車の場合は「スモール」(Small:3500mm超-3850mm以下・Bセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


MS01型 ZERO1,ゼロワン [1839cc/130PS FR/4AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー 光岡自動車
車名&
グレード
ZERO1,ゼロワン
Classic type-F
その他 クラシック タイプF ベースグレード
お値段 3382000円
車両型式 E-MS01
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
4速AT・4速オートマ車
ドア/定員 0ドア/2名乗車
車体寸法 長3740×幅1695×高1190mm
軸距&
輪距
2355mm
前1440mm/後1460mm
タイヤ 前輪:185/60R14
後輪:185/60R14
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 740kg
エンジン諸元
原動機型式 BP-ZE
気筒配列 直列4気筒
排気量1839cc
圧縮比9.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 130PS[96kW]/6500rpm
最大トルク 16.0kgm[157Nm]/4500rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
BP-ZE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税45400円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12600円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1997/05モデルのZERO1,ゼロワンを27年落ちの中古で74.4万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ZERO1,ゼロワンの1997/05モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である67.6万円に諸経費として6.8万円を足した74.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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1997年式を27年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年経過 45400円
自動車重量税(1年分) 1.0トン以下 18年経過 12600円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷14.3km/L×170円/L
7000km÷14.3km/L×170円/L
5000km÷14.3km/L×170円/L
3000km÷14.3km/L×170円/L
118880円
(83220円)
(59440円)
(35660円)
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本8000円×4本÷5年 6400円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 267200円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額30980円×12ヶ月 371760円
ローン返済中の年間維持費 638900円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45900円
名目 金額
自動車税(1年分) 45400円
自動車重量税(1年分) 12600円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
118880円
(83220円)
(59440円)
(35660円)
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 6400円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 267200円
名目 金額
車のローン額(1年分) 371760円
ローン返済中の年間維持費 638900円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
45900円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「2000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は45400円、「1.0トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は12600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本8000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。ZERO1,ゼロワン【Classic type-F】の場合、維持費の月額は22300円(ローン完済前は53300円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

ZERO1,ゼロワンの維持費は高い?安い?

「ZERO1,ゼロワンの年間維持費は267200円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてZERO1,ゼロワンの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス188500円-78700円
アコード222100円-45100円
ZERO1,ゼロワンの維持費267200円
CLE クーペ279200円+12000円
Eクラス ステーションワゴン282200円+15000円
基準2000ccクラス平均312100円+44900円
GLC クーペ312800円+45600円
WRX STI359000円+91800円
エクスプローラー406700円+139500円
高いBX476000円+208800円

ZERO1,ゼロワンの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して78700円高く、最も高いBXと比較して208800円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では44900円安くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、ZERO1,ゼロワンの維持費は まあまあ安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり170円を基準として、-50円となる120円から、+50円となる220円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費14.3km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
120円/L
83930円
[-34950円]
-25円
145円/L
101420円
[-17460円]
-10円
160円/L
111910円
[-6970円]
170円/L118880円
[0円]
+10円
180円/L
125900円
[+7020円]
+25円
195円/L
136390円
[+17510円]
+50円
220円/L
153870円
[+34990円]

燃費14.3km/LのMS01型 ZERO1,ゼロワンで10000km走行するのに必要な燃料は699.4L、1リットルあたり170円としたときの燃料代は118880円になります。

参考までに、ZERO1,ゼロワンの燃料タンクは35リットルですので、699.4Lの給油回数は20回、1回あたりの燃料代は約5950円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては7020円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると17510円、50円も違ってくると34990円にもなります。

これをMS01型 ZERO1,ゼロワンの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり170円の場合を267200円としたとき、120円/Lに値下がりすれば232250円(86.9%)に、220円/Lに値上がりすれば302190円(113.1%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(45400円)なり重量税(12600円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 28%
自動車重量税 1年分 12600円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 3000km分 35660円 22%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 4270円 3%
任意保険料 80% 52800円 31%
合計
[1万kmとの差額]
164100円
-103100円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 24%
自動車重量税 1年分 12600円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 59440円 31%
オイル交換 年1回 4500円 2%
タイヤ交換 6年毎 4270円 2%
任意保険料 85% 56160円 29%
合計
[1万kmとの差額]
191200円
-76000円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 21%
自動車重量税 1年分 12600円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 83220円 38%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 4270円 2%
任意保険料 90% 59400円 26%
合計
[1万kmとの差額]
220100円
-47100円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて103100円安い164100円に、5000km走行では76000円安い191200円に、7000km走行では47100円安い220100円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 13%
自動車重量税 1年分 12600円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 15000km分 178320円 51%
オイル交換 年3回 27000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 9600円 3%
任意保険料 100% 66000円 18%
合計
[1万kmとの差額]
347800円
+80600円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 11%
自動車重量税 1年分 12600円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 237760円 57%
オイル交換 年4回 36000円 9%
タイヤ交換 2年毎 12800円 3%
任意保険料 100% 66000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
419400円
+152200円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

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ZERO1,ゼロワンの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 14.3km/L
燃料タンク容量 35L
航続距離(カタログ燃費) 500.5km
航続距離(80%燃費) 399.0km
満タンプライス 5950円
1km走行コスト 11.89円
1万円でどこまで行ける? km

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので14.3km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量35リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は500.5kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(12.9km/L)とすると航続距離は451.5km、80%(11.4km/L)だと399.0km、70%(10.0km/L)では350.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から35リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり170円では5950円、上で計算した航続距離を踏まえると500.5km(80%燃費時399.0km)を走行するのに5950円かかる計算です。

燃費を14.3km/Lとしたときの1km走行コストは11.89円、10万km走行したときの燃料代は万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら万円/年、7年10万kmなら万円/年、5年10万kmなら万円/年、3年10万kmなら万円/年となります。


カタログデータから見えてくる要素

BP-ZE型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
4500回転時の馬力 101PS
6500回転時の馬力 130PS
各回転域でのトルク
4500回転時のトルク 16.0kgm
6500回転時のトルク 14.3kgm
BP-ZE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているBP型1839cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは6500回転時に最高出力130馬力を、4500回転時に最大トルク16.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4500rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は30.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

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うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.692kg/PS(740kg/130PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.692kg/PS
車体+1人6.115kg/PS
車体+2人6.538kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.154kg/PS
車体+70kg6.231kg/PS
車体+80kg6.308kg/PS
車体+90kg6.385kg/PS
車体+100kg6.462kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.115kg/PS(795kg/130PS)となり、数値としては0.423kg、比率にすると7.4%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.538kg/PS(850kg/130PS)となり、数値としては0.846kg、比率にすると14.9%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

MS01 ZERO1,ゼロワンのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
1997/05

-
ZERO1,ゼロワン
6.115kg/PS
795kg/130PS|1.9L-NA
[車体のみPWR:5.692]
2005/06

車種詳細
マツダスピード アテンザ
5.938kg/PS
1615kg/272PS|2.3L-TB
車体のみPWR:5.735
1998/09

車種詳細
シビック タイプR
6.081kg/PS
1125kg/185PS|1.6L-NA
車体のみPWR:5.784
2005/12

車種詳細
セリカ
6.184kg/PS
1175kg/190PS|1.8L-NA
車体のみPWR:5.895
2009/05

車種詳細
RX-8
5.979kg/PS
1405kg/235PS|1.4L-NA
車体のみPWR:5.745
2001/05

車種詳細
アコード
6.295kg/PS
1385kg/220PS|2.2L-NA
車体のみPWR:6.045

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.115kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

5.932kg/PSから6.298kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りセダン「GG3P型 マツダスピード アテンザ」、ホンダの4人乗りハッチバック「EK9型 シビック タイプR」、トヨタの4人乗りクーペ「ZZT231型 セリカ」、マツダの4人乗りクーペ「SE3P型 RX-8」、ホンダの5人乗りセダン「CL1型 アコード」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

MS01型 ZERO1,ゼロワン [Classic type-F]のライバル車種|6.115kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は175.7PS/tとなっています。


ZERO1,ゼロワンがバイクと競争するなら…?


車種詳細
MT-25|249cc
6.111kg/PS
220kg/36.0PS/2.30kgm
[車体のみPWR:4.583]
1997/05

-
ZERO1,ゼロワン|1839cc
6.115kg/PS
795kg/130PS/16.0kgm
[車体のみPWR:5.692]

車種詳細
YZF-R25|249cc
6.139kg/PS
221kg/36.0PS/2.30kgm
[車体のみPWR:4.611]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではZERO1,ゼロワンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

RG10J MT-25と競争してみる

まずZERO1,ゼロワンより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのMT-25が挙げられます。PWRの6.111kg/PSは車両重量165kgにライダーの体重55kgを加えた220kgを、最高出力36.0PSで割ったものです。

RG10J YZF-R25と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのYZF-R25が挙げられます。PWRの6.139kg/PSは車両重量166kg+55kgの221kgを、最高出力36.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.624
平均ピストンスピード 18.42m/s
トルクウェイトレシオ 46.25kg/kgm
1馬力あたりのお値段 26015円
排気量1Lあたり馬力 70.69PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.70kgm/L
1気筒あたりの馬力 32.5PS
1気筒あたりのトルク 4.0kgm
パワーバンド比率 30.8%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
オープンカーのPWR
1.8~2.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは46.25kg/kgm(740kg/16.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3382000円、最高出力が130馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は26015円、逆に1万円あたりでは0.38馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は211375円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
ミツオカ編
2000cc以下の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は70.69PS/L、トルクは8.70kgm/L、1気筒あたりの馬力は32.5馬力、トルクは4.0kgmとなり、このエンジンが130馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.42m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が85.0mmであるBP型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7060回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.624になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

純正装着タイヤの185/60R14と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 185/60R14 | 直径 578mm

-20mm
幅165mm
-10mm
幅175mm
変更なし
幅185mm
+10mm
幅195mm
+20mm
幅205mm
-5%
55
扁平
165/55R14
37.2km/h
直径538mm
径差-40mm
175/55R14
38.0km/h
直径549mm
径差-29mm
185/55R14
38.8km/h
直径560mm
径差-18mm
195/55R14
39.5km/h
直径571mm
径差-7mm
205/55R14
40.3km/h
直径582mm
径差+4mm
0%
60
扁平
165/60R14
38.3km/h
直径554mm
径差-24mm
175/60R14
39.2km/h
直径566mm
径差-12mm
185/60R14
40.0km/h
578mm
0mm
195/60R14
40.8km/h
直径590mm
径差+12mm
205/60R14
41.7km/h
直径602mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
165/65R14
39.5km/h
直径571mm
径差-7mm
175/65R14
40.4km/h
直径584mm
径差+6mm
185/65R14
41.3km/h
直径597mm
径差+19mm
195/65R14
42.2km/h
直径610mm
径差+32mm
205/65R14
43.1km/h
直径623mm
径差+45mm
+10%
70
扁平
165/70R14
40.6km/h
直径587mm
径差+9mm
175/70R14
41.6km/h
直径601mm
径差+23mm
185/70R14
42.6km/h
直径615mm
径差+37mm
195/70R14
43.5km/h
直径629mm
径差+51mm
205/70R14
44.5km/h
直径643mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、165/60R14、165/65R14 、175/55R14、175/60R14 、185/55R14 、195/55R14 あたりのタイヤがおすすめです。

185/60R14のタイヤ幅を165mmから215mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを14インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが185/60R14のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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MS01型ZERO1,ゼロワン[1.9L-NA FR/4AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.692kg/ps61.15
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力70.69ps/L48.11
1L換算トルク8.70kgm/L40.61
WB/TR比1.62465.36
ワイド&ロー指数0.70263.83
前面の面積2.017m²67.08
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点429.76

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費267200円55.45
100kmh回転数-43.42
航続距離-26.05
車の大きさ7.544m³34.51
室内の広さ(仮) 1.368m³30.49
最小回転半径-39.45
馬力単価26015円44.14
ユーティリティ部門の得点314.91

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した MS01型ZERO1,ゼロワン[1.9L-NA FR/4AT] の総合得点は 744.67 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したMS01型ZERO1,ゼロワン(FR/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「2000ccのオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。