246246 Bクラス 性能と維持費 4WD/7AT 490万円 2015年式

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・5人乗りハッチバック、2代目のDBA-246246型Bクラス B250 4matic Sport W246【2015/01モデル・211PS/35.7kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

246246 Bクラス
販売期間:2012/04 - 2019/06

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4440mm×全幅1785mm×全高1545mm、排気量は1991ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。
参考:200PS~250PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4440mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

246246型 Bクラス [1991cc/211PS 4WD/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目Bクラスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2013/02
246244型
[B250 Blue-Efficiency W246]
2.0L-TB・FF/7AT・435.0万円
211PS・35.7kgm・14.6km/L
211PS
35.7kgm
14.6km/L
2012/04
246242型
[B180 Blue-Efficiency W246]
1.6L-TB・FF/7AT・299.0万円
122PS・20.4kgm・16.0km/L
122PS
20.4kgm
16.0km/L
Bクラスの新型モデル
3代目 247012型Bクラス
247012型Bクラスは2019/06に登場した3代目モデル。参考車両の「B200d W247」は全長4425mm、全幅1795mm、全高1565mmの車体に、150PS/32.6kgmを発生するOM654型1949ccエンジンを搭載。

Bクラスの旧型モデル
初代 245234型Bクラス
245234型Bクラスは2006/01に登場した初代モデル。参考車両の「B200 Turbo W245」は全長4275mm、全幅1780mm、全高1595mmの車体に、193PS/28.6kgmを発生する266M20型2034ccエンジンを搭載。


246246 Bクラスの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
Bクラス
B250 4matic Sport W246
その他 -
お値段 4900000円
車両型式 DBA-246246
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 5ドア・5名乗車
ホイールベース 2700mm
トレッド 1545mm/1545mm
WB/TR比 1.748
最小半径 5.2m
タイヤ 前輪:225/40R18
後輪:225/40R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1600kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

Bクラスと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
Bクラス
車体寸法
全長 4440mm -
全幅 1785mm -
全高 1545mm -
大きさ 12.24m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1040mm
全幅 1480mm以下 +305mm
全高平均 1640mm -95mm
大きさ平均 8.13m3 +4.11m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -260mm
全幅 1700mm以下 +85mm
全高平均 1496mm +49mm
大きさ平均 10.48m3 +1.76m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -203mm
全幅平均 1815mm -30mm
全高平均 1518mm +27mm
大きさ平均 12.84m3 -0.60m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


246246 Bクラスの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

Bクラスの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
Bクラス
室内広さ
室内長 1815mm -
室内幅 1440mm -
室内高 1290mm -
車内広さ 3372L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm -93mm
室内幅平均 1280mm +160mm
室内高平均 1283mm +7mm
車内広さ平均 3171L +201L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm -98mm
室内幅平均 1404mm +36mm
室内高平均 1196mm +94mm
車内広さ平均 3253L +119L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2050mm -235mm
室内幅平均 1483mm -43mm
室内高平均 1195mm +95mm
車内広さ平均 3698L -326L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 3.372m³
1人あたりのスペース 0.674m³
室内長/全長 40.9%
室内幅/全幅 80.7%
室内高/全高 83.5%
室内容積/車両体積 27.5%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.372m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.674m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は40.9%、同じく室内幅と全幅の比率は80.7%、同じく室内高と全高の比率は83.5%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は27.5%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


Bクラスでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.554m
期待される荷室の幅 1.340m
対角線の長さ 2.052m
期待される荷室の面積 2.082m²

縦方向の長さが1.554m(対角線では2.052m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


246246 Bクラスの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税39500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2015/01モデルのBクラスを10年落ちの中古で296.4万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    Bクラスの2015/01モデルの場合、2025年現在では10年が経過しているため、新車価格の55%である269.5万円に諸経費として26.9万円を足した296.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2015年式を10年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 2000cc以下 13年未満 39500円
自動車重量税
1年分
2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷13.3×195円/L 146620円
オイル交換
5000km毎
1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料
月額5500円
月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 302800円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額49410円×12ヶ月 592920円
ローン返済中の年間維持費 895700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
  • 初度登録から10年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は39500円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算25300円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

Bクラスの維持費は高い?安い?

「Bクラスの年間維持費は302800円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてBクラスの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス192500円-110300円
ヴォクシー ハイブリッド231500円-71300円
ウィッシュ289100円-13700円
スイフト スポーツ292900円-9900円
Bクラスの維持費302800円
基準2000ccクラス平均324800円+22000円
アコード355200円+52400円
WRX STI376200円+73400円
エクスプローラー442300円+139500円
高いBX502800円+200000円

Bクラスの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して110300円高く、最も高いBXと比較して200000円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では22000円安くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、Bクラスの維持費は ちょっと安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

Bクラスを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%390万円33万円26万円
15%260万円22万円17万円
20%200万円17万円14万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は390万円(総支給額33万円/月、手取り26万円/月)、ここから月額維持費2.5万円を支払うと残りは23.5万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は260万円(総支給額22万円/月、手取り17万円/月)、2.5万円を支払うと残りは14.5万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が200万円(総支給額17万円/月、手取り14万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.5万円を引くと残りは11.5万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代15万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費13.3km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 109030円 -37590円
170円/L 127830円 -18790円
185円/L 139110円 -7510円
195円/L 146620円 -
205円/L 154140円 +7520円
220円/L 165420円 +18800円
245円/L 184220円 +37600円

燃費13.3km/Lの246246型 Bクラスで10000km走行するのに必要な燃料は751.9L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は146620円になります。

参考までに、Bクラスの燃料タンクは56リットルですので、751.9Lの給油回数は14回、1回あたりの燃料代は約10480円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては7520円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると18800円、50円も違ってくると37600円にもなります。

これを246246型 Bクラスの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を302800円としたとき、145円/Lに値下がりすれば265210円(87.6%)に、245円/Lに値上がりすれば340400円(112.4%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(39500円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 39500円
自動車重量税 1年分 16400円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 64725円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 43990円 73310円 102630円
オイル交換 5500円 5500円 7700円
タイヤ交換 9600円 9600円 9600円
任意保険料 52800円 56160円 59400円
税金 自賠責 一律 64725円
合計 176700円 209300円 244100円
1万km差額 -126100円 -93500円 -58700円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて126100円安い176700円に、5000km走行では93500円安い209300円に、7000km走行では58700円安い244100円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 146620円 219930円 293240円
オイル交換 11000円 16500円 22000円
タイヤ交換 14400円 17280円 23040円
任意保険料 66000円 72600円 79200円
税金 自賠責 一律 64725円
合計 302800円 391100円 482300円
1万km差額 - +88300円 +179500円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ハッチバック編

Bクラスの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 14.3km/L
燃料タンク容量 56L
航続距離(カタログ燃費) 800.8km
航続距離(80%燃費) 638.4km
満タンプライス 10920円
1km走行コスト 13.64円/km
1万円でどこまで行ける? 733.3km
東京から800.8kmの範囲
Leaflet © OpenStreetMap contributors

JC08モード燃費が14.3km/L、燃料タンク容量56リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は800.8kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(12.9km/L)とすると航続距離は722.4km、80%(11.4km/L)だと638.4km、70%(10.0km/L)では560.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から56リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では10920円、上で計算した航続距離を踏まえると800.8km(80%燃費時638.4km)を走行するのに10920円かかる計算です。

燃費を13.3km/Lとしたときの1km走行コストは13.64円、10万km走行したときの燃料代は136.4万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら13.6万円/年、7年10万kmなら19.5万円/年、5年10万kmなら27.3万円/年、3年10万kmなら45.5万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば733.3km(往復なら片道366.7km)、カタログ値の80%なら586.7km(片道293.3km)離れたところまで行くことができます。

246246 Bクラスのエンジン諸元とカタログデータ

270M20型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 270M20
気筒配列 直列4気筒
排気量1991cc
圧縮比 9.8
吸気方式 ターボ
最高出力 211PS[155kW]/5500rpm
最大トルク 35.7kgm[350Nm]/1200-4000rpm
パワーバンド 1200-5500rpm, 帯域78.2%
使用燃料 ハイオクガソリン
JC08燃費14.3km/L(33.6mpg)
100km燃費7.0L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
1200rpm 60PS/35.7kgm
4000rpm199PS/35.7kgm
5500rpm 211PS/27.5kgm
270M20型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載している270M20型1991cc、直列4気筒のターボエンジンは5500回転時に最高出力211馬力を、1200-4000回転時に最大トルク35.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1200rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の4300rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は78.2%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.583kg/PS(1600kg/211PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.583kg/PS
車体+1人7.844kg/PS
車体+5人8.886kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.867kg/PS
車体+70kg7.915kg/PS
車体+80kg7.962kg/PS
車体+90kg8.009kg/PS
車体+100kg8.057kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.844kg/PS(1655kg/211PS)となり、数値としては0.261kg、比率にすると3.4%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.886kg/PS(1875kg/211PS)となり、数値としては1.303kg、比率にすると17.2%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

246246 Bクラスのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.844kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
Bクラス
7.844kg/PS
211PS・2.0L-TB
車体のみPWR 7.583
1655kg
+3.4%

車種詳細
シビック
7.720kg/PS
182PS・1.5L-TB
車体のみPWR 7.418
1405kg
+4.1%

車種詳細
MPV
7.653kg/PS
245PS・2.3L-TB
車体のみPWR 7.429
1875kg
+3.0%

車種詳細
ロードスター
7.977kg/PS
131PS・1.5L-NA
車体のみPWR 7.557
1045kg
+5.6%

車種詳細
ブーン X4
7.782kg/PS
133PS・1.0L-TB
車体のみPWR 7.368
1035kg
+5.6%

車種詳細
シビック
7.832kg/PS
173PS・1.5L-TB
車体のみPWR 7.514
1355kg
+4.2%


7.609kg/PSから8.079kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りハッチバック・FK7型 シビック、マツダの8人乗りミニバン・LY3P型 MPV、マツダの2人乗りオープンカー・ND5RC型 ロードスター、ダイハツの5人乗りハッチバック・M312S型 ブーン X4、ホンダの5人乗りセダン・FC1型 シビックという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

246246型 Bクラス [B250 4matic Sport W246]のライバル車種|7.844kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は131.9PS/tとなっています。


Bクラスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
KDX125SR|124cc
7.818kg/PS
172kg/22.0PS/1.90kgm
[車体のみPWR:5.318]
2015/01

-
Bクラス|1991cc
7.844kg/PS
1655kg/211PS/35.7kgm
[車体のみPWR:7.583]

車種詳細
スカイウェイブ400|385cc
7.844kg/PS
251kg/32.0PS/3.30kgm
[車体のみPWR:6.125]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではBクラスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

DX125A KDX125SRと競争してみる

まずBクラスより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのKDX125SRが挙げられます。PWRの7.818kg/PSは車両重量117kgにライダーの体重55kgを加えた172kgを、最高出力22.0PSで割ったものです。

CK42A スカイウェイブ400と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのスカイウェイブ400が挙げられます。PWRの7.844kg/PSは車両重量196kg+55kgの251kgを、最高出力32.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.748
平均ピストンスピード 16.87m/s
トルクウェイトレシオ 44.82kg/kgm
1馬力あたりのお値段 23223円
排気量1Lあたり馬力 105.98PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.93kgm/L
1気筒あたりの馬力 52.8PS
1気筒あたりのトルク 8.9kgm
パワーバンド比率 78.2%
燃費×馬力 2806.3pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは44.82kg/kgm(1600kg/35.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4900000円、最高出力が211馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23223円、逆に1万円あたりでは0.43馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は137255円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は105.98PS/L、トルクは17.93kgm/L、1気筒あたりの馬力は52.8馬力、トルクは8.9kgmとなり、このエンジンが211馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.87m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.0mmである270M20型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6520回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.748になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が13.30km/L、最高出力が211PSであるこの車の獲得ポイントは2806.3ptになります。
戯れに車両重量1600kgを100kg単位にした16.0で割ってみたところ、その数値は175.39ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの225/40R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/40R18 | 直径 637mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
35 205/35R18
37.7km/h
径 601mm
差 -36mm
215/35R18
38.2km/h
径 608mm
差 -29mm
225/35R18
38.6km/h
径 615mm
差 -22mm
235/35R18
39.1km/h
径 622mm
差 -15mm
245/35R18
39.5km/h
径 629mm
差 -8mm
40 205/40R18
39.0km/h
径 621mm
差 -16mm
215/40R18
39.5km/h
径 629mm
差 -8mm
225/40R18
40.0km/h
637mm
0mm
235/40R18
40.5km/h
径 645mm
差 +8mm
245/40R18
41.0km/h
径 653mm
差 +16mm
45 205/45R18
40.3km/h
径 642mm
差 +5mm
215/45R18
40.9km/h
径 651mm
差 +14mm
225/45R18
41.4km/h
径 660mm
差 +23mm
235/45R18
42.0km/h
径 669mm
差 +32mm
245/45R18
42.6km/h
径 678mm
差 +41mm
50 205/50R18
41.6km/h
径 662mm
差 +25mm
215/50R18
42.2km/h
径 672mm
差 +35mm
225/50R18
42.8km/h
径 682mm
差 +45mm
235/50R18
43.5km/h
径 692mm
差 +55mm
245/50R18
44.1km/h
径 702mm
差 +65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/40R18 、215/35R18、215/40R18 、225/35R18 、235/35R18 、245/35R18あたりのタイヤがおすすめです。

225/40R18のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが225/40R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】225/40R18のタイヤ銘柄と通販価格

246246型 Bクラス 2.0Lターボ 4WD/7ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS7.58㎏/PS56.0ptB
最高回転数5881rpm5500rpm45.3ptD
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
103.35PS/L105.98PS/L50.9ptC
1リットル
換算トルク
15.98㎏m/L17.93㎏m/L56.0ptB
WB/TR比1.7731.74852.6ptC
ワイド&
ロー指数
0.8940.86652.0ptC
前面の面積2.631m22.758m246.4ptC
最低地上高154.5mm-43.7ptD
スポーツ性能部門の得点483.1pt
総合評価C

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費338761円302800円53.2ptC
JC08燃費17.7km/L14.3km/L44.7ptD
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.0km744.7km55.8ptB
車の大きさ11.467m312.245m346.9ptC
車内の広さ3430.7L3371.5L49.4ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.8L674.3L48.5ptC
車内床面積2.793m22.614m247.4ptC
最小回転
半径
5.17m5.2m49.4ptC
ユーティリティ部門の得点490.4pt
総合評価C

※JC08燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10702車種中 RANK
運動性能 483.1pt 6795位 C
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 490.4pt 5083位 C
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 973.5pt 7132位 C
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は483.1点で全10702車種中の6795位、ユーティリティ部門は490.4点で5083位、総合得点は973.5点で7132位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した246246型 Bクラス(4WD/7AT) の各種スペックを、ハッチバック2000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Bクラスの歴代モデル

3代目 247084型 Bクラス
247084 Bクラスは2019/06に登場した3代目モデル。参考車両の「B180 W247」は全長4425mm、全幅1795mm、全高1565mmの車体に、136PS/20.4kgmを発生するM282型1331ccエンジンを搭載した5人乗りミニバン。

2代目 246244型 Bクラス
246244 Bクラスは2012/04に登場した2代目モデル。参考車両の「B250 Blue-Efficiency W246」は全長4365mm、全幅1785mm、全高1545mmの車体に、211PS/35.7kgmを発生する270M20型1991ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

初代 245234型 Bクラス
245234 Bクラスは2006/01に登場した初代モデル。参考車両の「B200 Turbo W245」は全長4275mm、全幅1780mm、全高1595mmの車体に、193PS/28.6kgmを発生する266M20型2034ccエンジンを搭載した5人乗りミニバン。


人気があるハッチバックの車種比較


L512S ミラ X4 1997 vs L210S ミラ X4 1991 新旧比較
4代目 ミラ X4(1997年式 L512S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、3代目 ミラ X4(1991年式 L210S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.4kgm・4人乗り)を比較。

G201S シャレード デトマソ 1997 vs HT81S スイフト スポーツ 2004 性能比較
4代目 シャレード デトマソ(1997年式 G201S・FF/5MT・1.6L・125PS/14.7kgm・5人乗り)と、初代 スイフト スポーツ Sport(2004年式 HT81S・FF/5MT・1.5L・115PS/14.6kgm・5人乗り)を比較。

AE86 スプリンター トレノ GTV 1983 vs NA6CE ロードスター 1993 性能比較
5代目 スプリンター トレノ GTV GTV Fin4.300(1983年式 AE86・FR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・5人乗り)と、初代 ロードスター V-Special(1993年式 NA6CE・FR/5MT・1.6L・120PS/14.0kgm・2人乗り)を比較。

AE86 スプリンター トレノ GTV 1983 vs AW11 MR2 1600G 1984 性能比較
5代目 スプリンター トレノ GTV GTV Fin4.300(1983年式 AE86・FR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・5人乗り)と、初代 MR2 1600G(1984年式 AW11・MR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・2人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス TRD vs ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 性能比較
9代目 カローラ ランクス 1.8 TRD Sport-M(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・205PS/19.7kgm・5人乗り)と、9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 2004 vs ZZT231 セリカ SS-II 2005 性能比較
9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)を比較。

DJLFS デミオ 15MB 2015 vs ZC31S スイフト スポーツ 2009 性能比較
4代目 デミオ 15MB(2015年式 DJLFS・FF/6MT・1.5L・116PS/15.1kgm・5人乗り)と、2代目 スイフト スポーツ Sport 後期ギヤ比(2009年式 ZC31S・FF/5MT・1.6L・125PS/15.1kgm・5人乗り)を比較。

H31A ミニカ ダンガン 1997 vs H22A ミニカ ダンガンZZ 1992 新旧比較
7代目 ミニカ ダンガン Dangan(1997年式 H31A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.9kgm・4人乗り)と、6代目 ミニカ ダンガンZZ Dangan-ZZ(1992年式 H22A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.8kgm・4人乗り)を比較。