177084:Aクラスの性能と維持費 FF/7AT 5人 322万円 2018年式

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・5人乗りハッチバック、4代目の5BA-177084型Aクラス A180 W177【2018/10モデル・136PS/20.4kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

177084 Aクラス
販売期間:2018/10 -

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:2019/07/23|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4420mm×全幅1800mm×全高1420mm、排気量は1331ccであることから、大雑把に分類すると1.4リットルクラス(1400cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4420mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


177084型 Aクラス [1331cc/136PS FF/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

4代目Aクラスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2023/11
177084型
[A180 W177]
1.3L-TB・FF/7AT・499.0万円
136PS・23.5kgm・16.8km/L
136PS
23.5kgm
16.8km/L
2023/11
177012型
[A180 W177]
1.9L-TB・FF/8AT・568.0万円
150PS・32.6kgm・19.1km/L
150PS
32.6kgm
19.1km/L
2021/10
177086型
[A250e W177]
1.3L-TB・FF/8AT・590.0万円
160PS・25.5kgm・16.3km/L
160PS
25.5kgm
16.3km/L
4代目 Aクラス 型式一覧 W177/V177系まとめ 2018-【全13車種】
Aクラスの旧型モデル
3代目 176052型Aクラス
176052型Aクラスは2013/01に登場した3代目モデル。参考車両の「AMG A45 4Matic W176」は全長4370mm、全幅1780mm、全高1420mmの車体に、381PS/48.4kgmを発生するM133型1991ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
Aクラス
A180 W177
その他 Style AMGライン|4.176(1-2-6-7)/4.733(3-4-5-B)
お値段 3220000円
車両型式 5BA-177084
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4420×幅1800×高1420mm
軸距&
輪距
2730mm
前1570mm/後1555mm
最小半径 5.0m
最低高 130mm
タイヤ 前輪:205/60R16
後輪:205/60R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1360kg
エンジン諸元
原動機型式 M282
気筒配列 直列4気筒
排気量1331cc
圧縮比10.6
吸気方式 ターボ
最高出力 136PS[100kW]/5500rpm
最大トルク 20.4kgm[200Nm]/1460-4000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 15.0km/L(35.3mpg)
100km燃費 6.7L/100km
M282型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税34500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、Aクラスの新車を370.3万円(諸費用として48.3万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 34500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷15.0km/L×185円/L 123330円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本12000円×4本÷5年 9600円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 257600円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額61720円×12ヶ月 740640円
ローン返済中の年間維持費 998200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 12300円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
123330円
(86330円)
(61670円)
(37000円)
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 9600円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 257600円
名目 金額
車のローン額(1年分) 740640円
ローン返済中の年間維持費 998200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
45300円
  • 初度登録から6年経過車の場合、「1500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は34500円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算21500円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

Aクラスの維持費は高い?安い?

「Aクラスの年間維持費は257600円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてAクラスの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いヤリス173300円-84300円
ジェイド210700円-46900円
フリード ハイブリッド224600円-33000円
スイフト スポーツ250200円-7400円
基準1500ccクラス平均251400円-6200円
Aクラスの維持費257600円
ステップワゴン スパーダ259700円+2100円
コルト Ralliart-R281600円+24000円
ゴルフ トゥーラン321300円+63700円
高いウーノ367800円+110200円

Aクラスの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリスと比較して84300円高く、最も高いウーノと比較して110200円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では6200円高くなっています。

最低額のヤリスと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、Aクラスの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1500ccクラスの車 ランキング

Aクラスを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%330万円28万円22万円
15%220万円19万円15万円
20%170万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は330万円(総支給額28万円/月、手取り22万円/月)、ここから月額維持費2.1万円を支払うと残りは19.9万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は220万円(総支給額19万円/月、手取り15万円/月)、2.1万円を支払うと残りは12.9万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が170万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.1万円を引くと残りは9.9万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代13万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費15.0km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
90010円
[-33320円]
-25円
160円/L
106680円
[-16650円]
-10円
175円/L
116680円
[-6650円]
185円/L123330円
[0円]
+10円
195円/L
130010円
[+6680円]
+25円
210円/L
140010円
[+16680円]
+50円
235円/L
156680円
[+33350円]

燃費15.0km/Lの177084型 Aクラスで10000km走行するのに必要な燃料は666.7L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は123330円になります。

参考までに、Aクラスの燃料タンクは43リットルですので、666.7Lの給油回数は16回、1回あたりの燃料代は約7710円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては6680円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると16680円、50円も違ってくると33350円にもなります。

これを177084型 Aクラスの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を257600円としたとき、135円/Lに値下がりすれば224280円(87.1%)に、235円/Lに値上がりすれば290950円(112.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(34500円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 23%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 3000km分 37000円 24%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 4%
任意保険料 80% 48000円 32%
合計
[1万kmとの差額]
151600円
-106000円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 19%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 61670円 34%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 4%
任意保険料 85% 51000円 28%
合計
[1万kmとの差額]
179200円
-78400円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 17%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 86330円 41%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 3%
任意保険料 90% 54000円 26%
合計
[1万kmとの差額]
208700円
-48900円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて106000円安い151600円に、5000km走行では78400円安い179200円に、7000km走行では48900円安い208700円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 10%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 15000km分 185000円 54%
オイル交換 年3回 27000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 14400円 4%
任意保険料 100% 60000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
342100円
+84500円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 8%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 246660円 59%
オイル交換 年4回 36000円 9%
タイヤ交換 2年毎 19200円 5%
任意保険料 100% 60000円 14%
合計
[1万kmとの差額]
417500円
+159900円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
1500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ハッチバック編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(10.1km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(15.6km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(18.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(15.0km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代123330円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル185円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地10.1km/L → 10.4km/L
郊外15.6km/L → 16.1km/L
高速道路18.5km/L → 19.1km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km164850円
[160100円]
郊外500km5940円
[5750円]
高速道路500km5000円
[4850円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
175790円
+52460円
10.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
170700円
-5090円
10.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が10.1km/Lではガソリン891.1Lを消費して、ガソリン代は164850円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が15.6km/Lではガソリン32.1Lを消費して、ガソリン代は5940円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が18.5km/Lではガソリン27.0Lを消費して、ガソリン代は5000円になります。

このパターンでは使用した燃料量が950.2L、かかったガソリン代が175790円となり、平均燃費は10.5km/L(-4.5km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+52460円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は170700円となり、5090円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で25450円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km91580円
[88950円]
郊外5000km59290円
[57460円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
150870円
+27540円
12.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
146410円
-4460円
12.6km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が10.1km/Lでは495.0Lを消費して、ガソリン代は91580円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が15.6km/Lでは320.5Lを消費して、ガソリン代は59290円になります。

このパターンでは使用した燃料量が815.5L、かかったガソリン代が150870円となり、平均燃費は12.3km/L(-2.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+27540円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が146410円となり、1年間で4460円、5年間で22300円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km60990円
[59240円]
郊外3340km39610円
[38390円]
高速道路3330km33300円
[32250円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
133900円
+10570円
13.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
129880円
-4020円
14.2km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が10.1km/Lでは329.7Lを消費して、ガソリン代は60990円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が15.6km/Lでは214.1Lを消費して、ガソリン代は39610円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が18.5km/Lでは180.0Lを消費して、ガソリン代は33300円になります。

このパターンでは使用した燃料量が723.8L、かかったガソリン代が133900円となり、平均燃費は13.8km/L(-1.2km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+10570円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が129880円となり、1年間で4020円、5年間で20100円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km9160円
[8900円]
郊外9000km106730円
[103420円]
高速道路500km5000円
[4850円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
120890円
-2440円
15.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
117170円
-3720円
15.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が10.1km/Lでは49.5Lを消費して、ガソリン代は9160円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が15.6km/Lでは576.9Lを消費して、ガソリン代は106730円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が18.5km/Lでは27.0Lを消費して、ガソリン代は5000円になります。

このパターンでは使用した燃料量が653.4L、かかったガソリン代が120890円となり、平均燃費は15.3km/L(+0.3km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-2440円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が117170円となり、1年間で3720円、5年間で18600円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(10.5km/L・12.3km/L・13.8km/L・15.3km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(175790円・150870円・133900円・120890円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 43リットル
WLTCモード燃費
15.0km/L
645.0km
市街地燃費
10.1km/L
434.3km
[-210.7km]
郊外燃費
15.6km/L
670.8km
[+25.8km]
高速道路燃費
18.5km/L
795.5km
[+150.5km]
満タン給油価格 7955円
1km走行コスト 12.33円
1万円走行距離 810.8km

WLTCモード燃費が15.0km/L、燃料タンク容量43リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は645.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(13.5km/L)とすると航続距離は580.5km、80%(12.0km/L)だと516.0km、70%(10.5km/L)では451.5kmになります。

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を43Lとしたとき、市街地モード燃費10.1km/Lでの航続距離は434.3km(-210.7km)、郊外モード燃費15.6km/Lでの航続距離は670.8km(+25.8km)、高速道路モード燃費18.5km/Lでの航続距離は795.5km(+150.5km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から43リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では7955円、上で計算した航続距離を踏まえると645.0km(80%燃費時516.0km)を走行するのに7955円かかる計算です。

燃費を15.0km/Lとしたときの1km走行コストは12.33円、10万km走行したときの燃料代は123.3万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら12.3万円/年、7年10万kmなら17.6万円/年、5年10万kmなら24.7万円/年、3年10万kmなら41.1万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば810.8km(往復なら片道405.4km)、カタログ値の80%なら648.6km(片道324.3km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

M282型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1460回転時の馬力 42PS
4000回転時の馬力 114PS
5500回転時の馬力 136PS
各回転域でのトルク
1460回転時のトルク 20.4kgm
4000回転時のトルク 20.4kgm
5500回転時のトルク 17.7kgm
M282型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM282型1331cc、直列4気筒のターボエンジンは5500回転時に最高出力136馬力を、1460-4000回転時に最大トルク20.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1460rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の4040rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は73.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.000kg/PS(1360kg/136PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.000kg/PS
車体+1人10.404kg/PS
車体+5人12.022kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.441kg/PS
車体+70kg10.515kg/PS
車体+80kg10.588kg/PS
車体+90kg10.662kg/PS
車体+100kg10.735kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.404kg/PS(1415kg/136PS)となり、数値としては0.404kg、比率にすると4.0%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは12.022kg/PS(1635kg/136PS)となり、数値としては2.022kg、比率にすると20.2%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

177084 Aクラスのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2018/10

-
Aクラス
10.404kg/PS
1415kg/136PS|1.4L-TB
[車体のみPWR:10.000]
2015/05

車種詳細
ジェイド RS
10.433kg/PS
1565kg/150PS|1.5L-TB
車体のみPWR:10.067
2013/09

車種詳細
フィット ハイブリッド
10.318kg/PS
1135kg/110PS|1.5L-NA
車体のみPWR:9.818
2019/11

車種詳細
ライズ
10.459kg/PS
1025kg/98PS|1.0L-TB
車体のみPWR:9.898
2015/05

車種詳細
2シリーズ アクティブツアラー
10.367kg/PS
1555kg/150PS|2.0L-TB
車体のみPWR:10.000
2009/06

車種詳細
ストリーム
10.321kg/PS
1445kg/140PS|1.8L-NA
車体のみPWR:9.929

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.404kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.300kg/PSから10.508kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの6人乗りミニバン「FR5型 ジェイド RS」、ホンダの5人乗りハッチバック「GP5型 フィット ハイブリッド」、トヨタの5人乗りSUV「A200A型 ライズ」、BMWの5人乗りハッチバック「2C20型 2シリーズ アクティブツアラー」、ホンダの7人乗りミニバン「RN6型 ストリーム」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

177084型 Aクラス [A180 W177]のライバル車種|10.404kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は100.0PS/tとなっています。


Aクラスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
エストレヤ|249cc
10.400kg/PS
208kg/20.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:7.650]
1速ギヤ速度:39.7km/h
最小TWR:1.020
2018/10

-
Aクラス|1331cc
10.404kg/PS
1415kg/136PS/20.4kgm
[車体のみPWR:10.000]
1速ギヤ速度:36.3km/h
最小TWR:1.166

車種詳細
XT250X|249cc
10.444kg/PS
188kg/18.0PS/1.90kgm
[車体のみPWR:7.389]
1速ギヤ速度:32.3km/h
最小TWR:0.799

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではAクラスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

BJ250A エストレヤと競争してみる

まずAクラスより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのエストレヤが挙げられます。PWRの10.400kg/PSは車両重量153kgにライダーの体重55kgを加えた208kgを、最高出力20.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はエストレヤに3.4km/h劣り、1速TWRは0.146kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

DG17J XT250Xと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのXT250Xが挙げられます。PWRの10.444kg/PSは車両重量133kg+55kgの188kgを、最高出力18.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は4.0km/h勝り、1速TWRは0.367kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.747
平均ピストンスピード 14.91m/s
トルクウェイトレシオ 66.67kg/kgm
1馬力あたりのお値段 23676円
排気量1Lあたり馬力 102.18PS/L
排気量1Lあたりトルク 15.33kgm/L
1気筒あたりの馬力 34.0PS
1気筒あたりのトルク 5.1kgm
パワーバンド比率 73.5%
燃費×馬力 2040.0pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは66.67kg/kgm(1360kg/20.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3220000円、最高出力が136馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23676円、逆に1万円あたりでは0.42馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は157843円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
1500cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は102.18PS/L、トルクは15.33kgm/L、1気筒あたりの馬力は34.0馬力、トルクは5.1kgmとなり、このエンジンが136馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.91m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が81.3mmであるM282型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7380回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.747になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が15.0km/L、最高出力が136PSであるこの車の獲得ポイントは2040.0ptになります。
戯れに車両重量1360kgを100kg単位にした13.6で割ってみたところ、その数値は150.00ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



Aクラスでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.547m
期待される荷室の幅 1.400m
対角線の長さ 2.086m
期待される荷室の面積 2.166m²

縦方向の長さが1.547m(対角線では2.086m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 205/60R16|タイヤ直径 65.2cm|円周長 204.8cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.462 18.63 -
-
40km/h 15160rpm 1166.0kgm
2速 2.647 11.05 0.593 1-2/
3560rpm
67km/h 9000rpm 691.7kgm
3速 1.630 6.81 0.616 2-3/
3700rpm
108km/h 5540rpm 426.0kgm
4速 1.106 4.62 0.679 3-4/
4070rpm
160km/h 3760rpm 289.0kgm
5速 0.856 3.57 0.774 4-5/
4640rpm
206km/h 2910rpm 223.7kgm
6速 0.683 2.85 0.798 5-6/
4790rpm
258km/h 2320rpm 178.5kgm
7速 0.547 2.28 0.801 6-7/
4810rpm
323km/h 1860rpm 142.9kgm
Final 4.176 レシオカバレッジ(変速比幅)8.157

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1460-4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.176)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(20.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.176)÷タイヤの有効半径(0.326m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は7速ギヤの323km(5500rpmでは295.9km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1460-4000回転で最大トルク20.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば66.67kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(10.000kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1166.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1360kg)を1速ギヤの最大駆動力(1166.0kgm)で割ってみると1.166kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(17.7kgm)からTWRを算出すると1.344kg/kgmとなり、1460-5500回転の回転域では1.166-1.344kg/kgmの間で推移することがわかります。


おまけ:5500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

177084型Aクラスに搭載されたM282型1331ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

5500rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ36km/h-
2速ギヤ61km/h3260rpm
3速ギヤ99km/h3390rpm
4速ギヤ146km/h3730rpm
5速ギヤ189km/h4260rpm
6速ギヤ237km/h4390rpm
7速ギヤ296km/h4410rpm

まず1速ギヤで5500rpmまで引っ張ると36km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5500rpmから3260rpmまで落ち、そこから5500rpmまで加速を続けると速度は61km/h(+25km/h)になります。

3速ギヤでは3390rpmまで落ちて5500rpmで99km/h(+38km/h)に、4速ギヤでは3730rpmまで落ちて5500rpmで146km/h(+47km/h)に、5速ギヤでは4260rpmまで落ちて5500rpmで189km/h(+43km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4390rpmまで落ちて5500rpmで237km/h(+48km/h)に、7速ギヤでは4410rpmまで落ちて5500rpmで296km/h(+59km/h)という具合に加速していくイメージです。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 6070 9100 12130 15160 18200 21230 27290
2速 3600 5400 7200 9000 10790 12590 16190
3速 2220 3320 4430 5540 6650 7760 9970
4速 1500 2260 3010 3760 4510 5260 6770
5速 1160 1750 2330 2910 3490 4070 5240
6速 930 1390 1860 2320 2790 3250 4180
7速 740 1120 1490 1860 2230 2600 3350
※赤い数字は暫定レブリミット(6000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.547)を選択して時速100kmにて走行すると1860回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1120回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1300回転、一般的な高速道路の80km/hでは1490回転、100km/hでは1860回転、制限速度が120km/hになると2230回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3350回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7 13 20 26 33 40 46 53
2速 11 22 33 44 56 67 78 89
3速 18 36 54 72 90 108 126 144
4速 27 53 80 106 133 160 186 213
5速 34 69 103 138 172 206 241 275
6速 43 86 129 172 215 258 302 345
7速 54 108 161 215 269 323 377 430

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの205/60R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/60R16 | 直径 652mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
55
扁平
185/55R16
37.4km/h
直径610mm
径差-42mm
195/55R16
38.1km/h
直径621mm
径差-31mm
205/55R16
38.8km/h
直径632mm
径差-20mm
215/55R16
39.4km/h
直径643mm
径差-9mm
225/55R16
40.1km/h
直径654mm
径差+2mm
0%
60
扁平
185/60R16
38.5km/h
直径628mm
径差-24mm
195/60R16
39.3km/h
直径640mm
径差-12mm
205/60R16
40.0km/h
652mm
0mm
215/60R16
40.7km/h
直径664mm
径差+12mm
225/60R16
41.5km/h
直径676mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
185/65R16
39.7km/h
直径647mm
径差-5mm
195/65R16
40.5km/h
直径660mm
径差+8mm
205/65R16
41.3km/h
直径673mm
径差+21mm
215/65R16
42.1km/h
直径686mm
径差+34mm
225/65R16
42.9km/h
直径699mm
径差+47mm
+10%
70
扁平
185/70R16
40.8km/h
直径665mm
径差+13mm
195/70R16
41.7km/h
直径679mm
径差+27mm
205/70R16
42.5km/h
直径693mm
径差+41mm
215/70R16
43.4km/h
直径707mm
径差+55mm
225/70R16
44.2km/h
直径721mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/60R16、185/65R16 、195/55R16、195/60R16 、205/55R16 、215/55R16 あたりのタイヤがおすすめです。

205/60R16のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、205/60R16の適応サイズと性能の変化 [177084型Aクラス編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】205/60R16のタイヤ銘柄と通販価格

177084型Aクラス[1.4Lターボ FF/7AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.000kg/ps49.37
1速ギヤ加速性能1.166kg/kgm58.76
1L換算馬力102.18ps/L49.65
1L換算トルク15.33kgm/L48.11
WB/TR比1.74752.68
ワイド&ロー指数0.78957.52
前面の面積2.556m²51.99
最低地上高130mm59.96
スポーツ性能部門の得点428.04

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費15.0km/L47.62
年間維持費257600円56.33
100kmh回転数1860rpm58.37
航続距離645.0km46.03
車の大きさ11.298m³49.38
室内の広さ(仮) 2.049m³36.97
最小回転半径5.0m53.47
馬力単価23676円47.22
ユーティリティ部門の得点395.39

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 177084型Aクラス[1.4Lターボ FF/7AT] の総合得点は 823.43 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した177084型Aクラス(FF/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「1500ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Aクラスの歴代モデル

4代目 177012型 Aクラス
177012 Aクラスは2018/10に登場した4代目モデル。参考車両の「A200d W177」は全長4420mm、全幅1800mm、全高1420mmの車体に、150PS/32.6kgmを発生するOM654型1949ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

3代目 176052型 Aクラス
176052 Aクラスは2013/01に登場した3代目モデル。参考車両の「AMG A45 4Matic W176」は全長4370mm、全幅1780mm、全高1420mmの車体に、381PS/48.4kgmを発生するM133型1991ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

2代目 169034型 Aクラス
169034 Aクラスは2005/02に登場した2代目モデル。参考車両の「A200 Turbo-Avantgarde W169」は全長3850mm、全幅1765mm、全高1585mmの車体に、193PS/28.6kgmを発生する266M20型2034ccエンジンを搭載した5人乗りミニバン。

初代 168135型 Aクラス
168135 Aクラスは1998/09に登場した初代モデル。参考車両の「A210L Evolution W168」は全長3825mm、全幅1720mm、全高1600mmの車体に、140PS/20.9kgmを発生する166M21型2083ccエンジンを搭載した4人乗りミニバン。