このページでは、ロータスの2ドア・2人乗りクーペ、初代のエミーラ V6 First Edition【2022/04モデル・405PS/42.8kgm・MR/MT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。
エミーラ 販売期間:2021/10 - 現行車 |
ボディサイズが全長4413mm×全幅1895mm×全高1226mm、排気量は3456ccであることから、大雑把に分類すると3.5リットルクラス(3500cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。
参考:400PS~450PSの自動車 一覧
駆動方式にはエンジンを車体の中央(運転席より後、後輪よりは前)に搭載し、後輪のみを駆動する、ミッドシップエンジン・リヤドライブ方式(MR)を採用しています。エンジンやミッションといった重量物が車体の中心近くにあるため切れ味鋭いハンドリングを実現するとされ、生粋のスポーツカー、スーパーカーの代名詞的な駆動方式です。
ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4413mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。
エミーラ [3456cc/405PS MR/6MT] お品書き
維持費にまつわるエトセトラ | エンジンの最高出力・最大トルク | No Data | タイヤサイズ変更とメーター誤差 | 各種スペックの相対評価と通知表 |
お金にまつわるエトセトラ 1年間のランニングコスト | |
エンジン性能と特性 パワーウェイトレシオ | |
No Data | |
タイヤサイズ変更と スピードメーター誤差 | |
各種スペックの相対評価と レーダーチャート |
初代エミーラの類型&他グレード 新着順
- 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
- 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
年式 画像 | 車両型式 グレード | 出力 燃費 |
---|---|---|
2022/04 |
型式不明 [First Edition]2.0L-TB・MR/8AT・1386.0万円 366PS・43.8kgm・- |
366PS 43.8kgm - |
主要諸元とエンジン諸元
主要諸元 | |
---|---|
メーカー | ロータス |
車名& グレード |
エミーラ V6 First Edition |
その他 | V6ファーストエディション | MT車は420Nm AT車は430Nm |
お値段 | 14520000円 |
車両型式 | 謎 |
駆動方式 変速機 |
MR・後輪駆動(RWD,2WD) 6速MT・6速マニュアル車 |
ドア/定員 | 2ドア/2名乗車 |
車体寸法 | 長4413×幅1895×高1226mm |
軸距& 輪距 |
2575mm 前1608mm/後1626mm |
最低高 | 125mm |
タイヤ | 前輪:245/35R20 後輪:295/30R20 |
ブレーキ | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ベンチレーテッドディスク |
車両重量 | 1458kg |
エンジン諸元 | |
---|---|
原動機型式 | 2GR-FE |
気筒配列 | V型6気筒 |
排気量 | 3456cc |
圧縮比 | 10.8 |
吸気方式 | スーパーチャージャー |
最高出力 | 405PS[298kW]/6800rpm |
最大トルク | 42.8kgm[420Nm]/2700-6700rpm |
使用燃料 | ハイオクガソリン |
※2GR-FE型の過給エンジン諸元と性能 ※V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。 ※V型6気筒の最高出力ランキング |
税金と年間維持費のシミュレーション
ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税57000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代、月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。
さらに、エミーラの新車を1669.8万円(諸費用として217.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。
- ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
- 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費
名目 | 区分 | 金額 | |
---|---|---|---|
自動車税(1年分) | 3500cc以下 | 13年未満 | 57000円 |
自動車重量税(1年分) | 1.5トン以下 | 13年未満 | 12300円 |
自賠責保険料(1年分) | 自家用乗用車 | 8825円 | |
燃料代(年間1万km) | 10000km÷8.3km/L×185円/L | 222890円 | |
オイル交換(5000km毎) | 1回7500円×2回 | 15000円 | |
タイヤ交換(5年5万km毎) | 1本24000円×4本÷5年 | 19200円 | |
任意保険料(月額7000円) | 月額7000円×12ヶ月 | 84000円 | |
ローン完済後の年間維持費 | 419300円 | ||
名目 | 区分 | 金額 | |
車のローン額(1年分) | 月額278300円×12ヶ月 | 3339600円 | |
ローン返済中の年間維持費 | 3758900円 | ||
次回車検費用の積み立て目安 | |||
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 | 45300円 |
名目 | 金額 |
---|---|
自動車税(1年分) | 57000円 |
自動車重量税(1年分) | 12300円 |
自賠責保険料(1年分) | 8825円 |
年間10000km走行燃料代 年間7000km走行の場合 年間5000km走行の場合 年間3000km走行の場合 |
222890円 (156020円) (111450円) (66870円) |
オイル交換(5000km毎) | 15000円 |
タイヤ交換(4年4万km毎) | 19200円 |
任意保険料(月額7000円) | 84000円 |
ローン完済後の年間維持費 | 419300円 |
名目 | 金額 |
車のローン額(1年分) | 3339600円 |
ローン返済中の年間維持費 | 3758900円 |
次回車検費用の積み立て目安 | |
重量税2年分+自賠責24ヶ月分 +検査手数料等3000円程度 |
45300円 |
- 初度登録から2年経過車の場合、「3500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は57000円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
- エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
- タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
- 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
- 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
- 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
- 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。 - 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
- 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
- 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
- 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。
このあたりのクラスから理想と現実の違い、つまり「乗りたい車」と「乗ることができる車」は違うことを思い知らされます。うっかり手を出せば「いっ…維持費が高すぎて息ができん!フーッ!フーッ!」と目を白黒させることになりかねません。
さて、エミーラ【V6 First Edition】の場合、維持費の月額は35000円になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。
エミーラの維持費は高い?安い?
「エミーラの年間維持費は419300円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「3500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてエミーラの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。
車名 | 年間維持費 | 差額 | |
---|---|---|---|
安い | CX-60 | 271400円 | -147900円 |
↑ | ディグニティ | 310600円 | -108700円 |
↑ | Eクラス セダン | 351800円 | -67500円 |
↑ | IS | 387200円 | -32100円 |
→ | エミーラの維持費 | 419300円 | |
基準 | 3500ccクラス平均 | 425800円 | +6500円 |
↓ | 911 クーペ | 502500円 | +83200円 |
↓ | カマロ クーペ | 553300円 | +134000円 |
高い | 5シリーズ セダン | 736000円 | +316700円 |
エミーラの年間維持費を、3500ccクラスで最も維持費が安いCX-60と比較して147900円高く、最も高い5シリーズ セダンと比較して316700円安く、3500ccクラスの平均維持費との比較では6500円安くなっています。
最低額のCX-60と最高額の5シリーズ セダンは極端な例としても、3500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、エミーラの維持費は ちょっと安い! と言えそうです。
エミーラを維持するための年収要件
せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。
覚悟% | 年収 | 月給 | 手取り |
---|---|---|---|
10% | 550万円 | 46万円 | 36万円 |
15% | 360万円 | 30万円 | 24万円 |
20% | 270万円 | 23万円 | 18万円 |
維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は550万円(総支給額46万円/月、手取り36万円/月)、ここから月額維持費3.5万円を支払うと残りは32.5万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。
15%まで許容する場合に必要な年収は360万円(総支給額30万円/月、手取り24万円/月)、3.5万円を支払うと残りは20.5万円になります。
さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が270万円(総支給額23万円/月、手取り18万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。3.5万円を引くと残りは14.5万円…まあ…余裕があるとは言えません。
多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代23万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)
燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション
現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。
ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。
というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費8.3km/Lとしてシミュレーションしてみました。
燃料価格/L | 10000km燃料代 [差額] |
---|---|
-50円 135円/L | 162670円 [-60220円] |
-25円 160円/L | 192790円 [-30100円] |
-10円 175円/L | 210860円 [-12030円] |
185円/L | 222890円 [0円] |
+10円 195円/L | 234960円 [+12070円] |
+25円 210円/L | 253030円 [+30140円] |
+50円 235円/L | 283160円 [+60270円] |
燃費8.3km/Lのエミーラで10000km走行するのに必要な燃料は1204.9L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は222890円になります。
参考までに、エミーラの燃料タンクは60リットルですので、1204.9Lの給油回数は21回、1回あたりの燃料代は約10620円です。
ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては12070円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると30140円、50円も違ってくると60270円にもなります。
これをエミーラの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を419300円としたとき、135円/Lに値下がりすれば359080円(85.6%)に、235円/Lに値上がりすれば479570円(114.4%)になる計算です。
安くなるものについては自動車税(57000円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。
ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km
せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。
走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。
年間3000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 57000円 | 25% |
自動車重量税 1年分 | 12300円 | 5% |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 | 4% |
燃料代 3000km分 | 66870円 | 29% |
オイル交換 年1回 | 7500円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 12800円 | 6% |
任意保険料 80% | 67200円 | 28% |
合計 [1万kmとの差額] |
232500円 -186800円 |
- |
年間5000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 57000円 | 20% |
自動車重量税 1年分 | 12300円 | 4% |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 | 3% |
燃料代 5000km分 | 111450円 | 40% |
オイル交換 年1回 | 7500円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 12800円 | 5% |
任意保険料 85% | 71400円 | 25% |
合計 [1万kmとの差額] |
281300円 -138000円 |
- |
年間7000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 57000円 | 17% |
自動車重量税 1年分 | 12300円 | 4% |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 | 3% |
燃料代 7000km分 | 156020円 | 47% |
オイル交換 年1回 | 10500円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 12800円 | 4% |
任意保険料 90% | 75600円 | 22% |
合計 [1万kmとの差額] |
333100円 -86200円 |
- |
自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。
タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。
年間3000km走行では、10000km走行に比べて186800円安い232500円に、5000km走行では138000円安い281300円に、7000km走行では86200円安い333100円という結果になりました。
多走行距離での年間維持費|15000km・20000km
続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。
年間15000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 57000円 | 10% |
自動車重量税 1年分 | 12300円 | 2% |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 | 2% |
燃料代 15000km分 | 334340円 | 59% |
オイル交換 年3回 | 45000円 | 8% |
タイヤ交換 2.7年毎 | 28800円 | 5% |
任意保険料 100% | 84000円 | 14% |
合計 [1万kmとの差額] |
570300円 +151000円 |
- |
年間20000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 57000円 | 8% |
自動車重量税 1年分 | 12300円 | 2% |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 | 1% |
燃料代 20000km分 | 445780円 | 63% |
オイル交換 年4回 | 60000円 | 8% |
タイヤ交換 2年毎 | 38400円 | 5% |
任意保険料 100% | 84000円 | 13% |
合計 [1万kmとの差額] |
706400円 +287100円 |
- |
自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。
「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。
輸入車・外車の小型車&普通車編 |
---|
3500cc以下クラス編 |
小型車&普通車の新車編 |
---|
2ドア・クーペ編 |
エミーラの燃料タンクと燃費と航続距離と
燃料タンクと燃費と航続距離と | |
---|---|
暫定基準燃費 | 8.3km/L |
燃料タンク容量 | 60L |
航続距離(カタログ燃費) | 498.0km |
航続距離(80%燃費) | 396.0km |
満タンプライス | 11100円 |
1km走行コスト | 22.29円 |
1万円でどこまで行ける? | km |
10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので8.3km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量60リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は498.0kmです。
実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(7.5km/L)とすると航続距離は450.0km、80%(6.6km/L)だと396.0km、70%(5.8km/L)では348.0kmになります。
燃料タンクに1滴の燃料もない状態から60リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では11100円、上で計算した航続距離を踏まえると498.0km(80%燃費時396.0km)を走行するのに11100円かかる計算です。
燃費を8.3km/Lとしたときの1km走行コストは22.29円、10万km走行したときの燃料代は万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら万円/年、7年10万kmなら万円/年、5年10万kmなら万円/年、3年10万kmなら万円/年となります。
カタログデータから見えてくる要素
2GR-FE型エンジン簡易性能曲線図 | |
---|---|
各回転域での馬力 | |
2700回転時の馬力 | 161PS |
6700回転時の馬力 | 400PS |
6800回転時の馬力 | 405PS |
各回転域でのトルク | |
2700回転時のトルク | 42.8kgm |
6700回転時のトルク | 42.8kgm |
6800回転時のトルク | 42.7kgm |
2GR-FE型の過給エンジンの性能 |
まずおさらいとして、搭載している2GR型3456cc、V型6気筒のスーパーチャージャー付きエンジンは6800回転時に最高出力405馬力を、2700-6700回転時に最大トルク42.8kgmを発生します。
馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。
トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。
※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。
ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2700rpmから最高出力が発生する6800rpmまで」の4100rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は60.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域
最高出力ランキング リスト |
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3500cc以下クラス編 |
輸入車・外車の小型車&普通車編 |
最大トルク ランキング リスト |
---|
3500cc以下クラス編 |
輸入車・外車の小型車&普通車編 |
うわっ…私の体重、重すぎ…?
さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ は3.600kg/PS(1458kg/405PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。
車重と搭乗者とPWR | |
---|---|
車体のみ | 3.600kg/PS |
車体+1人 | 3.736kg/PS |
車体+2人 | 3.872kg/PS |
お腹と車重とPWR | |
車体+60kg | 3.748kg/PS |
車体+70kg | 3.773kg/PS |
車体+80kg | 3.798kg/PS |
車体+90kg | 3.822kg/PS |
車体+100kg | 3.847kg/PS |
というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは3.736kg/PS(1513kg/405PS)となり、数値としては0.136kg、比率にすると3.8%ほど悪化します。
次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは3.872kg/PS(1568kg/405PS)となり、数値としては0.272kg、比率にすると7.6%も悪化することになります。
もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。
エミーラのライバル候補車たち
愛すべきライバル車種 | |
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2022/04 - |
エミーラ 3.736kg/PS 1513kg/405PS|3.5L-SC [車体のみPWR:3.600] |
2015/01 車種詳細 |
RC-F 3.847kg/PS 1835kg/477PS|5.0L-NA 車体のみPWR:3.732 |
2013/09 車種詳細 |
IS-F 4.058kg/PS 1745kg/430PS|5.0L-NA 車体のみPWR:3.930 |
2015/11 車種詳細 |
GS-F 3.952kg/PS 1885kg/477PS|5.0L-NA 車体のみPWR:3.836 |
2012/10 車種詳細 |
マスタング 4.073kg/PS 1735kg/426PS|5.0L-NA 車体のみPWR:3.944 |
2016/08 車種詳細 |
NSX 3.619kg/PS 1835kg/507PS|3.5L-TT 車体のみPWR:3.511 |
車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ3.736kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。
3.362kg/PSから4.110kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、レクサスの4人乗りクーペ「USC10型 RC-F」、レクサスの4人乗りセダン「USE20型 IS-F」、レクサスの5人乗りセダン「URL10型 GS-F」、フォードの4人乗りクーペ「謎型 マスタング」、ホンダの2人乗りクーペ「NC1型 NSX」という顔ぶれが並びました。
「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。
●エミーラ [V6 First Edition]のライバル車種|3.736kg/PS
ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は277.8PS/tとなっています。
エミーラがバイクと競争するなら…?
車種詳細 |
ゼファー1100|1062cc 3.721kg/PS 320kg/86.0PS/8.50kgm [車体のみPWR:3.081] |
2022/04 - |
エミーラ|3456cc 3.736kg/PS 1513kg/405PS/42.8kgm [車体のみPWR:3.600] |
車種詳細 |
ナイトホーク750|747cc 3.773kg/PS 283kg/75.1PS/6.50kgm [車体のみPWR:3.040] |
幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。
などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではエミーラとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。
ZRT10A ゼファー1100と競争してみる
まずエミーラより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのゼファー1100が挙げられます。PWRの3.721kg/PSは車両重量265kgにライダーの体重55kgを加えた320kgを、最高出力86.0PSで割ったものです。
RC39 ナイトホーク750と競争してみる
続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのナイトホーク750が挙げられます。PWRの3.773kg/PSは車両重量228kg+55kgの283kgを、最高出力75.1PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。
その他の諸元いろいろ
いろいろな数値 | |
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WB/TR比 | 1.592 |
平均ピストンスピード | 18.81m/s |
トルクウェイトレシオ | 34.07kg/kgm |
1馬力あたりのお値段 | 35852円 |
排気量1Lあたり馬力 | 117.19PS/L |
排気量1Lあたりトルク | 12.38kgm/L |
1気筒あたりの馬力 | 67.5PS |
1気筒あたりのトルク | 7.1kgm |
パワーバンド比率 | 60.3% |
燃費×馬力 | No data |
各種ランキング | |
クーペのPWR 3.0~3.5L以下のPWR |
トルクウェイトレシオは34.07kg/kgm(1458kg/42.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)
ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が14520000円、最高出力が405馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は35852円、逆に1万円あたりでは0.28馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は339252円、1万円あたりでは0.03kgmとなります。
1馬力あたりのお値段が安い車ランキング |
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総合ランキング |
輸入車編 |
3500cc以下の車編 |
クーペ編 |
●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は117.19PS/L、トルクは12.38kgm/L、1気筒あたりの馬力は67.5馬力、トルクは7.1kgmとなり、このエンジンが405馬力を6800回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.81m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング
ちなみに、ストローク量が83.0mmである2GR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7230回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング
●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.592になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、真っ直ぐ進むよりも小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング
純正装着タイヤの295/30R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版
下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。
※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。
純正タイヤ 295/30R20 | 直径 685mm | |||||
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-20mm 幅275mm |
-10mm 幅285mm |
変更なし 幅295mm |
+10mm 幅305mm |
+20mm 幅315mm |
|
-5% 25 扁平 |
275/25R20 37.7km/h 直径646mm 径差-39mm |
285/25R20 38.0km/h 直径651mm 径差-34mm |
295/25R20 38.3km/h 直径656mm 径差-29mm |
305/25R20 38.6km/h 直径661mm 径差-24mm |
315/25R20 38.9km/h 直径666mm 径差-19mm |
0% 30 扁平 |
275/30R20 39.3km/h 直径673mm 径差-12mm |
285/30R20 39.6km/h 直径679mm 径差-6mm |
295/30R20 40.0km/h 685mm 0mm |
305/30R20 40.4km/h 直径691mm 径差+6mm |
315/30R20 40.7km/h 直径697mm 径差+12mm |
+5% 35 扁平 |
275/35R20 40.9km/h 直径701mm 径差+16mm |
285/35R20 41.3km/h 直径708mm 径差+23mm |
295/35R20 41.8km/h 直径715mm 径差+30mm |
305/35R20 42.2km/h 直径722mm 径差+37mm |
315/35R20 42.6km/h 直径729mm 径差+44mm |
+10% 40 扁平 |
275/40R20 42.5km/h 直径728mm 径差+43mm |
285/40R20 43.0km/h 直径736mm 径差+51mm |
295/40R20 43.4km/h 直径744mm 径差+59mm |
305/40R20 43.9km/h 直径752mm 径差+67mm |
315/40R20 44.4km/h 直径760mm 径差+75mm |
もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、275/30R20 、285/25R20、285/30R20 、295/25R20 、305/25R20 、315/25R20あたりのタイヤがおすすめです。
295/30R20のタイヤ幅を275mmから325mmまで、扁平率を15%から45%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを20インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが295/30R20のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。
純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】295/30R20のタイヤ銘柄と通販価格
エミーラ[3.5L-SC MR/6MT]の通知表
ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。
スポーツ性能部門 | ||
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評価項目 | 数値 | 得点 |
パワーウェイト | 3.600kg/ps | 66.88 |
1速ギヤ加速性能 | - | 39.90 |
1L換算馬力 | 117.19ps/L | 55.09 |
1L換算トルク | 12.38kgm/L | 38.94 |
WB/TR比 | 1.592 | 68.66 |
ワイド&ロー指数 | 0.647 | 67.82 |
前面の面積 | 2.323m² | 58.52 |
最低地上高 | 125mm | 61.99 |
スポーツ性能部門の得点 | 457.80 |
※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。
ユーティリティ部門 | ||
---|---|---|
評価項目 | 数値 | 得点 |
燃費 | - | 41.40 |
年間維持費 | 419300円 | 41.51 |
100kmh回転数 | - | 43.42 |
航続距離 | - | 26.05 |
車の大きさ | 10.253m³ | 45.24 |
室内の広さ | (仮) 1.859m³ | 35.17 |
最小回転半径 | - | 39.45 |
馬力単価 | 35852円 | 31.21 |
ユーティリティ部門の得点 | 303.45 |
※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。
スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計したエミーラ[3.5L-SC MR/6MT] の総合得点は 761.25 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。
上記リンク先では、今回このページで紹介したエミーラ [V6 First Edition] (MR/6MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのクーペ」、「3500ccのクーペ」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。