このページでは、ダイハツ工業の5ドア・4人乗り軽SUV、初代の5BA-LA910S型タフト X eco-IDLE非装着車【2023/04モデル・52PS/6.1kgm・4WD/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。
LA910S タフト 販売期間:2020/06 - 現行車 |
ボディサイズが全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mm、排気量は658ccであることから、大雑把に分類すると軽自動車クラス(軽四輪、軽自動車税を適用)に属した車です。走行性能や衝突安全性は普通車に敵わないものの、その圧倒的な経済性は他の追随を許さない大人気カテゴリです。
参考:軽自動車の人気車種
駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。
ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3395mmであるこの車の場合は「ミニ」(Mini:3500mm以下・Aセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。
LA910S型 タフト [658cc/52PS 4WD/CVT] お品書き
維持費にまつわるエトセトラ | エンジンの最高出力・最大トルク | ギヤ比と加速・回転数と最高速 | タイヤサイズ変更とメーター誤差 | 各種スペックの相対評価と通知表 |
お金にまつわるエトセトラ 1年間のランニングコスト | |
エンジン性能と特性 パワーウェイトレシオ | |
ギヤ比と加速力& エンジン回転数と最高速 | |
タイヤサイズ変更と スピードメーター誤差 | |
各種スペックの相対評価と レーダーチャート |
初代タフトの類型&他グレード 新着順
- 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
- 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
年式 画像 | 車両型式 グレード | 出力 燃費 | |
---|---|---|---|
2023/04 |
LA900S型 [X-Turbo eco-IDLE非装着車]0.66L-TB・FF/CVT・140.8万円 64PS・10.2kgm・18.7km/L |
64PS 10.2kgm 18.7km/L |
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2023/04 |
LA910S型 [X-Turbo eco-IDLE非装着車]0.66L-TB・4WD/CVT・153.4万円 64PS・10.2kgm・18.2km/L |
64PS 10.2kgm 18.2km/L |
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2023/04 |
LA900S型 [X eco-IDLE非装着車]0.66L-NA・FF/CVT・132.0万円 52PS・6.1kgm・19.8km/L |
52PS 6.1kgm 19.8km/L |
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初代タフトの車両型式・グレード一覧【全8車種】 |
主要諸元とエンジン諸元
主要諸元 | |
---|---|
メーカー | ダイハツ工業 |
車名& グレード |
タフト X eco-IDLE非装着車 |
その他 | 5BA-LA910S-GBDF | アイドリングストップ非装着車 | G ダーククロム ベンチャー |
お値段 | 1446500円 |
車両型式 | 5BA-LA910S |
駆動方式 変速機 |
4WD・四輪駆動(AWD) (無段変速機) |
ドア/定員 | 5ドア/4名乗車 |
車体寸法 | 長3395×幅1475×高1630mm |
室内寸法 | 長2050×幅1305×高1270mm |
軸距& 輪距 |
2460mm 前1300mm/後1265mm |
最小半径 | 4.8m |
最低高 | 190mm |
タイヤ | 前輪:165/65R15 後輪:165/65R15 |
ブレーキ | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ドラム |
車両重量 | 880kg |
エンジン諸元 | |
---|---|
原動機型式 | KF |
気筒配列 | 直列3気筒 |
排気量 | 658cc |
圧縮比 | 11.5 |
吸気方式 | 自然吸気(NA・ノンターボ) |
最高出力 | 52PS[38kW]/6900rpm |
最大トルク | 6.1kgm[60Nm]/3600rpm |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
WLTC燃費 | 19.4km/L(45.6mpg) |
100km燃費 | 5.2L/100km |
※KF型NAエンジン諸元と性能 ※直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。 ※直列3気筒の最高出力ランキング |
税金と年間維持費のシミュレーション
ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される軽自動車税10800円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税3300円/年と自賠責保険料8770円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代、月額4000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。
さらに、タフトの新車を166.3万円(諸費用として21.7万円を加算)にて購入し、頭金なしで3年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。
- ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
- 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費
名目 | 区分 | 金額 | |
---|---|---|---|
自動車税(1年分) | 軽自動車 | 13年未満 | 10800円 |
自動車重量税(1年分) | 軽自動車 | 13年未満 | 3300円 |
自賠責保険料(1年分) | 軽自動車 | 8770円 | |
燃料代(年間1万km) | 10000km÷19.4km/L×175円/L | 90210円 | |
オイル交換(5000km毎) | 1回3000円×2回 | 6000円 | |
タイヤ交換(5年5万km毎) | 1本10000円×4本÷5年 | 8000円 | |
任意保険料(月額4000円) | 月額4000円×12ヶ月 | 48000円 | |
ローン完済後の年間維持費 | 175100円 | ||
名目 | 区分 | 金額 | |
車のローン額(1年分) | 月額46210円×12ヶ月 | 554520円 | |
ローン返済中の年間維持費 | 729600円 | ||
次回車検費用の積み立て目安 | |||
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 | 27200円 |
名目 | 金額 |
---|---|
自動車税(1年分) | 10800円 |
自動車重量税(1年分) | 3300円 |
自賠責保険料(1年分) | 8770円 |
年間10000km走行燃料代 年間7000km走行の場合 年間5000km走行の場合 年間3000km走行の場合 |
90210円 (63150円) (45110円) (27060円) |
オイル交換(5000km毎) | 6000円 |
タイヤ交換(4年4万km毎) | 8000円 |
任意保険料(月額4000円) | 48000円 |
ローン完済後の年間維持費 | 175100円 |
名目 | 金額 |
車のローン額(1年分) | 554520円 |
ローン返済中の年間維持費 | 729600円 |
次回車検費用の積み立て目安 | |
重量税2年分+自賠責24ヶ月分 +検査手数料等3000円程度 |
27200円 |
- 初度登録から1年経過車の場合、「軽自動車で13年未満」クラスの自動車税は10800円、「軽自動車で13年未満」クラスの自動車重量税は3300円(単年)です。
- エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに3000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
- タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
- 任意保険料の金額は、月額4000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
- 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
- 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
- 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。 - 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
- 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
- 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
- 車検費用の目安とした27200円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。
タフト【X eco-IDLE非装着車】の場合、お値段なんと驚きの月額14600円という抜群のコストパフォーマンスを誇っています。こと自動車を所有するにおいて最もコストをかけずに所有できる、とてもお財布にやさしい車です。
「こんな車にしか乗れない」ではなく、「あえて乗っている、本質を理解している」風を装えば、カーライフが一段と充実したものになること請け合いで、タフトのおかげで余力ができれば浮いたお金でもう1台所有してみるも良し、趣味の1つでも見つけて自己満足度を高めてみるも良し、お金に物を言わせて我が世の春を謳歌してみるも良し。維持費の安さが生み出す可能性はまさに無限大です。
タフトの維持費は高い?安い?
「タフトの年間維持費は175100円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「軽自動車クラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてタフトの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。
車名 | 年間維持費 | 差額 | |
---|---|---|---|
安い | アルト | 132600円 | -42500円 |
↑ | タント カスタム | 158200円 | -16900円 |
↑ | ピクシス メガ | 163500円 | -11600円 |
→ | タフトの維持費 | 175100円 | |
↑ | S660 | 176300円 | +1200円 |
基準 | 軽自動車クラス平均 | 185000円 | +9900円 |
↓ | アルト ラパン | 196600円 | +21500円 |
↓ | エブリイ ワゴン | 213000円 | +37900円 |
↓ | コペン | 217800円 | +42700円 |
高い | ジムニー | 247900円 | +72800円 |
タフトの年間維持費を、軽自動車クラスで最も維持費が安いアルトと比較して42500円高く、最も高いジムニーと比較して72800円安く、軽自動車クラスの平均維持費との比較では9900円安くなっています。
最低額のアルトと最高額のジムニーは極端な例としても、軽自動車クラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、タフトの維持費は ちょっと安い! と言えそうです。
タフトを維持するための年収要件
せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。
覚悟% | 年収 | 月給 | 手取り |
---|---|---|---|
10% | 230万円 | 20万円 | 16万円 |
15% | 150万円 | 13万円 | 10万円 |
維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は230万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)、ここから月額維持費1.5万円を支払うと残りは14.5万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。
15%まで許容する場合に必要な年収は150万円(総支給額13万円/月、手取り10万円/月)、1.5万円を支払うと残りは8.5万円になります。
燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション
現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。
ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。
というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり175円を基準として、-50円となる125円から、+50円となる225円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費19.4km/Lとしてシミュレーションしてみました。
燃料価格/L | 10000km燃料代 [差額] |
---|---|
-50円 125円/L | 64440円 [-25770円] |
-25円 150円/L | 77330円 [-12880円] |
-10円 165円/L | 85060円 [-5150円] |
175円/L | 90210円 [0円] |
+10円 185円/L | 95370円 [+5160円] |
+25円 200円/L | 103100円 [+12890円] |
+50円 225円/L | 115990円 [+25780円] |
燃費19.4km/LのLA910S型 タフトで10000km走行するのに必要な燃料は515.5L、1リットルあたり175円としたときの燃料代は90210円になります。
参考までに、タフトの燃料タンクは30リットルですので、515.5Lの給油回数は18回、1回あたりの燃料代は約5020円です。
ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては5160円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると12890円、50円も違ってくると25780円にもなります。
これをLA910S型 タフトの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり175円の場合を175100円としたとき、125円/Lに値下がりすれば149330円(85.3%)に、225円/Lに値上がりすれば200880円(114.7%)になる計算です。
安くなるものについては自動車税(10800円)なり重量税(3300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。
ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。
税金の安さは折り紙付き!
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km
せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。
走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。
年間3000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 10800円 | 11% |
自動車重量税 1年分 | 3300円 | 3% |
自賠責保険料 1年分 | 8770円 | 9% |
燃料代 3000km分 | 27060円 | 28% |
オイル交換 年1回 | 3000円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 5330円 | 6% |
任意保険料 80% | 38400円 | 40% |
合計 [1万kmとの差額] |
96700円 -78400円 |
- |
年間5000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 10800円 | 9% |
自動車重量税 1年分 | 3300円 | 3% |
自賠責保険料 1年分 | 8770円 | 7% |
燃料代 5000km分 | 45110円 | 38% |
オイル交換 年1回 | 3000円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 5330円 | 5% |
任意保険料 85% | 40800円 | 35% |
合計 [1万kmとの差額] |
117200円 -57900円 |
- |
年間7000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 10800円 | 8% |
自動車重量税 1年分 | 3300円 | 2% |
自賠責保険料 1年分 | 8770円 | 6% |
燃料代 7000km分 | 63150円 | 45% |
オイル交換 年1回 | 4200円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 5330円 | 4% |
任意保険料 90% | 43200円 | 32% |
合計 [1万kmとの差額] |
138800円 -36300円 |
- |
自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。
タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料48000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。
年間3000km走行では、10000km走行に比べて78400円安い96700円に、5000km走行では57900円安い117200円に、7000km走行では36300円安い138800円という結果になりました。
多走行距離での年間維持費|15000km・20000km
続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。
年間15000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 10800円 | 5% |
自動車重量税 1年分 | 3300円 | 1% |
自賠責保険料 1年分 | 8770円 | 4% |
燃料代 15000km分 | 135320円 | 57% |
オイル交換 年3回 | 18000円 | 8% |
タイヤ交換 2.7年毎 | 12000円 | 5% |
任意保険料 100% | 48000円 | 20% |
合計 [1万kmとの差額] |
236200円 +61100円 |
- |
年間20000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 10800円 | 4% |
自動車重量税 1年分 | 3300円 | 1% |
自賠責保険料 1年分 | 8770円 | 3% |
燃料代 20000km分 | 180420円 | 62% |
オイル交換 年4回 | 24000円 | 8% |
タイヤ交換 2年毎 | 16000円 | 5% |
任意保険料 100% | 48000円 | 17% |
合計 [1万kmとの差額] |
291300円 +116200円 |
- |
自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。
「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。
ダイハツの軽自動車編 |
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軽自動車クラス編 |
軽自動車の新車編 |
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軽自動車のSUV・RV編 |
【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?
ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(16.0km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(21.1km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(20.2km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(19.4km/L)ということになります。
ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代90210円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。
- 1リットル175円として計算。
- []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…? | |
市街地 | 16.0km/L → 16.5km/L |
郊外 | 21.1km/L → 21.7km/L |
高速道路 | 20.2km/L → 20.8km/L |
●例1:都市部にお住まい
まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。
市街地90%・郊外5%・高速5% | ||
---|---|---|
市街地 | 9000km | 98440円 [95460円] |
郊外 | 500km | 4150円 [4030円] |
高速道路 | 500km | 4340円 [4200円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 106930円 +16720円 16.4km/L |
|
エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 103690円 -3240円 16.9km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が16.0km/Lではガソリン562.5Lを消費して、ガソリン代は98440円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が21.1km/Lではガソリン23.7Lを消費して、ガソリン代は4150円になります。 - 高速道路走行のガソリン代
高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が20.2km/Lではガソリン24.8Lを消費して、ガソリン代は4340円になります。
このパターンでは使用した燃料量が611.0L、かかったガソリン代が106930円となり、平均燃費は16.4km/L(-3.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+16720円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は103690円となり、3240円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で16200円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?
●例2:市街地と郊外を行き来
次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。
市街地50%・郊外50%・高速0% | ||
---|---|---|
市街地 | 5000km | 54690円 [53030円] |
郊外 | 5000km | 41480円 [40320円] |
高速道路 | 0km | 0円 [0円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 96170円 +5960円 18.2km/L |
|
エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 93350円 -2820円 18.7km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が16.0km/Lでは312.5Lを消費して、ガソリン代は54690円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が21.1km/Lでは237.0Lを消費して、ガソリン代は41480円になります。
このパターンでは使用した燃料量が549.5L、かかったガソリン代が96170円となり、平均燃費は18.2km/L(-1.2km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+5960円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着ではガソリン代が93350円となり、1年間で2820円、5年間で14100円の経費削減になる計算です。
●例3:市街地・郊外・高速道路をMix
続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。
市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3% | ||
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市街地 | 3330km | 36420円 [35320円] |
郊外 | 3340km | 27700円 [26930円] |
高速道路 | 3330km | 28860円 [28020円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 92980円 +2770円 18.8km/L |
|
エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 90270円 -2710円 19.4km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が16.0km/Lでは208.1Lを消費して、ガソリン代は36420円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が21.1km/Lでは158.3Lを消費して、ガソリン代は27700円になります。 - 高速道路走行のガソリン代
高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が20.2km/Lでは164.9Lを消費して、ガソリン代は28860円になります。
このパターンでは使用した燃料量が531.3L、かかったガソリン代が92980円となり、平均燃費は18.8km/L(-0.6km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+2770円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着ではガソリン代が90270円となり、1年間で2710円、5年間で13550円の経費削減になる計算です。
●例4:農村部にお住まい
最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。
市街地5%・郊外90%・高速5% | ||
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市街地 | 500km | 5460円 [5300円] |
郊外 | 9000km | 74640円 [72570円] |
高速道路 | 500km | 4340円 [4200円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 84440円 -5770円 20.7km/L |
|
エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 82070円 -2370円 21.3km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が16.0km/Lでは31.2Lを消費して、ガソリン代は5460円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が21.1km/Lでは426.5Lを消費して、ガソリン代は74640円になります。 - 高速道路走行のガソリン代
高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が20.2km/Lでは24.8Lを消費して、ガソリン代は4340円になります。
このパターンでは使用した燃料量が482.5L、かかったガソリン代が84440円となり、平均燃費は20.7km/L(+1.3km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-5770円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着ではガソリン代が82070円となり、1年間で2370円、5年間で11850円の経費削減になる計算です。
以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(16.4km/L・18.2km/L・18.8km/L・20.7km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(106930円・96170円・92980円・84440円)が出てくることがわかります。
市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離
各モード燃費と航続距離 | |
---|---|
燃料タンク容量 | 30リットル |
WLTCモード燃費 19.4km/L |
582.0km |
市街地燃費 16.0km/L |
480.0km [-102.0km] |
郊外燃費 21.1km/L |
633.0km [+51.0km] |
高速道路燃費 20.2km/L |
606.0km [+24.0km] |
満タン給油価格 | 5250円 |
1km走行コスト | 9.02円 |
1万円走行距離 | 1108.6km |
WLTCモード燃費が19.4km/L、燃料タンク容量30リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は582.0kmです。
実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(17.5km/L)とすると航続距離は525.0km、80%(15.5km/L)だと465.0km、70%(13.6km/L)では408.0kmになります。
WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。
燃料タンクの容量を30Lとしたとき、市街地モード燃費16.0km/Lでの航続距離は480.0km(-102.0km)、郊外モード燃費21.1km/Lでの航続距離は633.0km(+51.0km)、高速道路モード燃費20.2km/Lでの航続距離は606.0km(+24.0km)となります。
ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。
燃料タンクに1滴の燃料もない状態から30リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり175円では5250円、上で計算した航続距離を踏まえると582.0km(80%燃費時465.0km)を走行するのに5250円かかる計算です。
燃費を19.4km/Lとしたときの1km走行コストは9.02円、10万km走行したときの燃料代は90.2万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら9.0万円/年、7年10万kmなら12.9万円/年、5年10万kmなら18.0万円/年、3年10万kmなら30.1万円/年となります。
ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1108.6km(往復なら片道554.3km)、カタログ値の80%なら886.9km(片道443.4km)離れたところまで行くことができます。
カタログデータから見えてくる要素
KF型エンジン簡易性能曲線図 | |
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各回転域での馬力 | |
3600回転時の馬力 | 31PS |
6900回転時の馬力 | 52PS |
各回転域でのトルク | |
3600回転時のトルク | 6.1kgm |
6900回転時のトルク | 5.4kgm |
KF型NAエンジンの性能 |
まずおさらいとして、搭載しているKF型658cc、直列3気筒の自然吸気エンジンは6900回転時に最高出力52馬力を、3600回転時に最大トルク6.1kgmを発生します。
馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。
トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。
※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。
ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3600rpmから最高出力が発生する6900rpmまで」の3300rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は47.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域
最高出力ランキング リスト |
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軽自動車クラス編 |
ダイハツの軽自動車編 |
最大トルク ランキング リスト |
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軽自動車クラス編 |
ダイハツの軽自動車編 |
うわっ…私の体重、重すぎ…?
さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ は16.923kg/PS(880kg/52PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。
車重と搭乗者とPWR | |
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車体のみ | 16.923kg/PS |
車体+1人 | 17.981kg/PS |
車体+4人 | 21.154kg/PS |
お腹と車重とPWR | |
車体+60kg | 18.077kg/PS |
車体+70kg | 18.269kg/PS |
車体+80kg | 18.462kg/PS |
車体+90kg | 18.654kg/PS |
車体+100kg | 18.846kg/PS |
というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは17.981kg/PS(935kg/52PS)となり、数値としては1.058kg、比率にすると6.3%ほど悪化します。
次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは21.154kg/PS(1100kg/52PS)となり、数値としては4.231kg、比率にすると25.0%も悪化することになります。
もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。
LA910S タフトのライバル候補車たち
愛すべきライバル車種 | |
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2023/04 - |
タフト 17.981kg/PS 935kg/52PS|0.7L-NA [車体のみPWR:16.923] |
2018/12 車種詳細 |
スペーシア ギア 17.981kg/PS 935kg/52PS|0.7L-NA 車体のみPWR:16.923 |
1996/09 車種詳細 |
ドミンゴ 17.951kg/PS 1095kg/61PS|1.2L-NA 車体のみPWR:17.049 |
2008/07 車種詳細 |
ディアス ワゴン 17.845kg/PS 1035kg/58PS|0.7L-SC 車体のみPWR:16.897 |
1991/08 車種詳細 |
デリカ スターワゴン 17.941kg/PS 1525kg/85PS|2.5L-TB 車体のみPWR:17.294 |
2011/12 車種詳細 |
N-BOX 18.017kg/PS 1045kg/58PS|0.7L-NA 車体のみPWR:17.069 |
車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ17.981kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。
17.801kg/PSから18.161kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの4人乗り軽SUV「MK53S型 スペーシア ギア」、スバルの7人乗り1BOX「FA8型 ドミンゴ」、スバルの4人乗り軽1BOX「TW1型 ディアス ワゴン」、三菱の10人乗り1BOX「P15W型 デリカ スターワゴン」、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JF2型 N-BOX」という顔ぶれが並びました。
「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。
●LA910S型 タフト [X eco-IDLE非装着車]のライバル車種|17.981kg/PS
ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は59.1PS/tとなっています。
タフトがバイクと競争するなら…?
車種詳細 |
ベンリィ CD125T|124cc 17.909kg/PS 197kg/11.0PS/1.00kgm [車体のみPWR:12.909] 1速ギヤ速度:31.0km/h 最小TWR:1.296 |
2023/04 - |
タフト|658cc 17.981kg/PS 935kg/52PS/6.1kgm [車体のみPWR:16.923] 1速ギヤ速度:42.8km/h 最小TWR:2.373 |
車種詳細 |
スーパーカブ110|109cc 18.049kg/PS 148kg/8.2PS/0.86kgm [車体のみPWR:11.341] 1速ギヤ速度:30.7km/h 最小TWR:1.173 |
幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。
などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではタフトとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。
JA03 ベンリィ CD125Tと競争してみる
まずタフトより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのベンリィ CD125Tが挙げられます。PWRの17.909kg/PSは車両重量142kgにライダーの体重55kgを加えた197kgを、最高出力11.0PSで割ったものです。
自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はベンリィ CD125Tに11.8km/h勝り、1速TWRは1.077kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)
JA07 スーパーカブ110と競争してみる
続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのスーパーカブ110が挙げられます。PWRの18.049kg/PSは車両重量93kg+55kgの148kgを、最高出力8.2PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は12.1km/h勝り、1速TWRは1.200kg劣る、という結果になりました。
その他の諸元いろいろ
いろいろな数値 | |
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WB/TR比 | 1.917 |
平均ピストンスピード | 16.19m/s |
トルクウェイトレシオ | 144.26kg/kgm |
1馬力あたりのお値段 | 27817円 |
排気量1Lあたり馬力 | 79.03PS/L |
排気量1Lあたりトルク | 9.27kgm/L |
1気筒あたりの馬力 | 17.3PS |
1気筒あたりのトルク | 2.0kgm |
パワーバンド比率 | 47.8% |
燃費×馬力 | 1008.8pt |
各種ランキング | |
ミニバン・1BOXのPWR 軽自動車のPWR(ターボ) |
トルクウェイトレシオは144.26kg/kgm(880kg/6.1kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)
ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が1446500円、最高出力が52馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は27817円、逆に1万円あたりでは0.36馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は237131円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。
1馬力あたりのお値段が安い車ランキング |
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総合ランキング |
ダイハツ編 |
軽自動車編 |
5人乗りSUV編 |
●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は79.03PS/L、トルクは9.27kgm/L、1気筒あたりの馬力は17.3馬力、トルクは2.0kgmとなり、このエンジンが52馬力を6900回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.19m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング
ちなみに、ストローク量が70.4mmであるKF型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は8520回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング
●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.917になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング
●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が19.4km/L、最高出力が52PSであるこの車の獲得ポイントは1008.8ptになります。
戯れに車両重量880kgを100kg単位にした8.8で割ってみたところ、その数値は114.64ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)
- 低燃費で高出力な自動車ランキング
燃費×最高出力の数値順。燃費が良くて高出力なほど高得点。 - 低燃費で高出力で軽量な自動車ランキング
燃費×最高出力÷車両重量の数値順。燃費が良くて高出力で車両重量が軽いほど高得点。
人間様の占有スペース
ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。
人間様の占有スペース | |
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室内長×室内幅×室内高 | 3.398m³ |
1人あたりのスペース | 0.850m³ |
室内長/全長 | 60.4% |
室内幅/全幅 | 88.5% |
室内高/全高 | 77.9% |
室内容積/車両体積 | 41.6% |
まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.398m³です。この車の乗車定員は4人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.850m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は60.4%、同じく室内幅と全幅の比率は88.5%、同じく室内高と全高の比率は77.9%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は41.6%でした。
室内の広さ・長さランキング | |||
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室内長が長い車 | 室内幅が広い車 | 室内高が高い車 | 車内の空間が広い車 |
室内長が長い車 | |||
室内幅が広い車 | |||
室内高が高い車 | |||
車内の空間が広い車 |
タフトでの車中泊
ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。
期待される客室寸法 | |
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期待される荷室の長さ | 1.188m |
期待される荷室の幅 | 1.205m |
対角線の長さ | 1.692m |
期待される荷室の面積 | 1.432m² |
縦方向の長さが1.188m(対角線では1.692m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。
俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。
軽自動車の場合、1BOXタイプ以外のものでは計算するまでもなく絶対的な長さが足りていません。前席を後に倒してフルフラット化できるとか、助手席だけでも前に倒せるなら後のスペースと連結して長さを確保できますが、そうでない場合は腰を痛める覚悟で車中泊に臨むことになります。
ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係
続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。
しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。
ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6900rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7400回転を仮のレブリミットとして計算してみます。
暫定レブ 7400rpm|タイヤサイズ 165/65R15|タイヤ直径 59.6cm|円周長 187.2cm | |||||||
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ギヤ | ギヤ比 | 総減速比 | ステップ比 | シフトアップ 後の回転数 |
7400rpm の速度 |
100kmh の回転数 |
タイヤの 最大駆動力 |
1速 | 3.327 | 18.11 | - | - |
46km/h | 16130rpm | 370.8kgm |
2速 | 0.628 | 3.42 | 0.189 | 1-2/ 1400rpm |
243km/h | 3040rpm | 70.0kgm |
Final | 5.444 | レシオカバレッジ(変速比幅)5.298 |
- ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
- シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
- 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3600rpm)を下回るもの。
- 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.444)で算出。
- タイヤの最大駆動力は最大トルク(6.1kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.444)÷タイヤの有効半径(0.298m)で算出。
ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。
本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は2速ギヤの243km(6900rpmでは226.7km/h)となります。CVTは無段変速機というだけあって、変速比を低速側の3.327から高速側の0.628の間で自由自在に可変できる変速機ですから、実際にはちょうどいい塩梅の妥当な回転数にて妥当な最高速に落ち着くものと思われます。
タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3600回転で最大トルク6.1kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。
この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば144.26kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(16.923kg/ps)に比べると霞んで見えます。
しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと370.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(880kg)を1速ギヤの最大駆動力(370.8kgm)で割ってみると2.373kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6900回転でのトルク(5.4kgm)からTWRを算出すると2.681kg/kgmとなり、3600-6900回転の回転域では2.373-2.681kg/kgmの間で推移することがわかります。
ある速度における各ギヤでの回転数
ギヤ | 40 km/h |
60 km/h |
80 km/h |
100 km/h |
120 km/h |
140 km/h |
180 km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1速 | 6450 | 9680 | 12900 | 16130 | 19350 | 22580 | 29030 |
2速 | 1220 | 1830 | 2440 | 3040 | 3650 | 4260 | 5480 |
※CVTの場合はどのようにギヤ比を制御をしているのか想像も付かないので参考値です。
この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.628)を選択して時速100kmにて走行すると3040回転まで回ります。
ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1830回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは2130回転、一般的な高速道路の80km/hでは2440回転、100km/hでは3040回転、制限速度が120km/hになると3650回転、軽自動車の速度リミッターが働く140km/hでは4260回転になります。仮にリミッター解除で180km/hまで出たとすると5480回転まで回ります。
時速100kmでの巡航回転数が3000回転を超えるようになってくると、ややパワーが心許ないとか、荷物や人を多く乗せる車であるとか、より鋭い加速を得たい場合のギヤ比ではないかと思います。エンジンのレイアウト(直列3気筒とか)によっては独特の振動が生じたりするので不快感を覚えるようになるかもしれません。ある回転数における各ギヤでの速度
ギヤ | 1000 rpm |
2000 rpm |
3000 rpm |
4000 rpm |
5000 rpm |
6000 rpm |
7000 rpm |
8000 rpm |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1速 | 6 | 12 | 19 | 25 | 31 | 37 | 43 | 50 |
2速 | 33 | 66 | 99 | 131 | 164 | 197 | 230 | 263 |
この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7400回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。
純正装着タイヤの165/65R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版
下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。
※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。
純正タイヤ 165/65R15 | 直径 596mm | |||||
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-20mm 幅145mm |
-10mm 幅155mm |
変更なし 幅165mm |
+10mm 幅175mm |
+20mm 幅185mm |
|
-5% 60 扁平 |
145/60R15 37.2km/h 直径555mm 径差-41mm |
155/60R15 38.1km/h 直径567mm 径差-29mm |
165/60R15 38.9km/h 直径579mm 径差-17mm |
175/60R15 39.7km/h 直径591mm 径差-5mm |
185/60R15 40.5km/h 直径603mm 径差+7mm |
0% 65 扁平 |
145/65R15 38.3km/h 直径570mm 径差-26mm |
155/65R15 39.1km/h 直径583mm 径差-13mm |
165/65R15 40.0km/h 596mm 0mm |
175/65R15 40.9km/h 直径609mm 径差+13mm |
185/65R15 41.7km/h 直径622mm 径差+26mm |
+5% 70 扁平 |
145/70R15 39.2km/h 直径584mm 径差-12mm |
155/70R15 40.1km/h 直径598mm 径差+2mm |
165/70R15 41.1km/h 直径612mm 径差+16mm |
175/70R15 42.0km/h 直径626mm 径差+30mm |
185/70R15 43.0km/h 直径640mm 径差+44mm |
+10% 75 扁平 |
145/75R15 40.2km/h 直径599mm 径差+3mm |
155/75R15 41.2km/h 直径614mm 径差+18mm |
165/75R15 42.2km/h 直径629mm 径差+33mm |
175/75R15 43.2km/h 直径644mm 径差+48mm |
185/75R15 44.2km/h 直径659mm 径差+63mm |
もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、145/65R15、145/70R15 、155/60R15、155/65R15 、165/60R15 、175/60R15 あたりのタイヤがおすすめです。
165/65R15のタイヤ幅を145mmから195mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、165/65R15の適応サイズと性能の変化 [LA910S型タフト編]のページをご覧ください。
純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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LA910S型タフト[0.66L-NA 4WD/CVT]の通知表
ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。
スポーツ性能部門 | ||
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評価項目 | 数値 | 得点 |
パワーウェイト | 16.923kg/ps | 30.42 |
1速ギヤ加速性能 | 2.373kg/kgm | 32.97 |
1L換算馬力 | 79.03ps/L | 54.68 |
1L換算トルク | 9.27kgm/L | 47.56 |
WB/TR比 | 1.917 | 35.15 |
ワイド&ロー指数 | 1.105 | 34.60 |
前面の面積 | 2.404m² | 56.25 |
最低地上高 | 190mm | 35.57 |
スポーツ性能部門の得点 | 327.20 |
※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。
ユーティリティ部門 | ||
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評価項目 | 数値 | 得点 |
WLTC燃費 | 19.4km/L | 56.58 |
年間維持費 | 175100円 | 63.88 |
100kmh回転数 | 3040rpm | 42.80 |
航続距離 | 582.0km | 42.38 |
車の大きさ | 8.162m³ | 36.96 |
室内の広さ | 3.398m³ | 49.81 |
最小回転半径 | 4.8m | 57.55 |
馬力単価 | 27817円 | 41.77 |
ユーティリティ部門の得点 | 391.73 |
※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。
スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した LA910S型タフト[0.66L-NA 4WD/CVT] の総合得点は 718.93 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。
上記リンク先では、今回このページで紹介したLA910S型タフト(4WD/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「軽自動車の5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。