CY25E コルベット コンバーチブルの性能と維持費 FR/4AT 810万円

このページでは、シボレーの2ドア・2人乗りオープンカー、5代目のGH-CY25E型コルベット コンバーチブル Convertible C5【2004/04モデル・355PS/49.8kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

CY25E コルベット コンバーチブル
販売期間:1997/06 - 2005/02

画像はシボレーより引用
http://www.chevrolet.co.jp/
投稿:2013/02/11|更新:2019/09/26

ボディサイズが全長4555mm×全幅1870mm×全高1230mm、排気量は5665ccであることから、大雑把に分類すると5.7リットルクラス(5700cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。
参考:350PS~400PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4555mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


CY25E型 コルベット コンバーチブル [5665cc/355PS FR/4AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

5代目コルベット コンバーチブルの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2004/04
CY25E型
[Coupe C5]
5.7L-NA・FR/4AT・692.8万円
355PS・49.8kgm・-
355PS
49.8kgm
-
2002/11
CY25E型
[Z51 C5]
5.7L-NA・FR/6MT・729.0万円
355PS・51.8kgm・-
355PS
51.8kgm
-
コルベット コンバーチブルの新型モデル
6代目 X245S型コルベット コンバーチブル
X245S型コルベット コンバーチブルは2005/02に登場した6代目モデル。参考車両の「Gran-Sport Convertible C6」は全長4465mm、全幅1935mm、全高1250mmの車体に、436PS/58.6kgmを発生する6F型6156ccエンジンを搭載。

コルベット コンバーチブルの旧型モデル
4代目 CY15BK型コルベット コンバーチブル
CY15BK型コルベット コンバーチブルは1983に登場した4代目モデル。参考車両の「Convertible C4」は全長4535mm、全幅1840mm、全高1240mmの車体に、300PS/47.0kgmを発生する5B型5727ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー シボレー
車名&
グレード
コルベット コンバーチブル
Convertible C5
その他 コメモラティブ エディション ベースグレード コンバーチブル
お値段 8095500円
車両型式 GH-CY25E
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
4速AT・4速オートマ車
ドア/定員 2ドア/2名乗車
車体寸法 長4555×幅1870×高1230mm
室内寸法 長980×幅1450×高1030mm
軸距&
輪距
2655mm
前1575mm/後1575mm
最小半径 6.1m
タイヤ 前輪:245/45R17
後輪:275/40R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1500kg
エンジン諸元
原動機型式 5E
気筒配列 V型8気筒
排気量5665cc
圧縮比10.1
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 355PS[261kW]/5200rpm
最大トルク 49.8kgm[488Nm]/4000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
5E型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中?大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税101100円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税18900円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額9500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2004/04モデルのコルベット コンバーチブルを20年落ちの中古で178.1万円にて購入し、頭金なしで3年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    コルベット コンバーチブルの2004/04モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である161.91万円に諸経費として16.2万円を足した178.1万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2004年式を20年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年経過 101100円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 18年経過 18900円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷7.1km/L×185円/L 260560円
オイル交換(5000km毎) 1回9000円×2回 18000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料(月額9500円) 月額9500円×12ヶ月 114000円
ローン完済後の年間維持費 535800円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額49470円×12ヶ月 593640円
ローン返済中の年間維持費 1129500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 58500円
名目 金額
自動車税(1年分) 101100円
自動車重量税(1年分) 18900円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
260560円
(182390円)
(130280円)
(78170円)
オイル交換(5000km毎) 18000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 14400円
任意保険料(月額9500円) 114000円
ローン完済後の年間維持費 535800円
名目 金額
車のローン額(1年分) 593640円
ローン返済中の年間維持費 1129500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
58500円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「6000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は101100円、「1.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は18900円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに9000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額9500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした58500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。もしくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、ある種のカタルシスを感じているかもしれません。

名にし負うコルベット コンバーチブルともなれば、その維持費は月額でさえ44700円(ローン完済前は94200円)という破格の金額。とてもじゃないが頭金0円!一世一代のフルローン!で乗るような車ではありません。どうしても乗りたい言うなら、清水の舞台から飛び降りる覚悟でご近所をノロノロ運転して満足するか、盆栽としてガレージに飾っておくならまあ、あるいは…

コルベット コンバーチブルの維持費は高い?安い?

「コルベット コンバーチブルの年間維持費は535800円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「6000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてコルベット コンバーチブルの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いセンチュリー391600円-144200円
IS446100円-89700円
LC コンバーチブル477600円-58200円
コルベット コンバーチブルの維持費535800円
LX544400円+8600円
基準6000ccクラス平均561100円+25300円
グランドチェロキー566800円+31000円
レンジローバー635400円+99600円
レンジローバー ヴォーグ667400円+131600円
高い7シリーズ719600円+183800円

コルベット コンバーチブルの年間維持費を、6000ccクラスで最も維持費が安いセンチュリーと比較して144200円高く、最も高い7シリーズと比較して183800円安く、6000ccクラスの平均維持費との比較では25300円安くなっています。

最低額のセンチュリーと最高額の7シリーズは極端な例としても、6000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、コルベット コンバーチブルの維持費は ちょっと安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 6000ccクラスの車 ランキング

コルベット コンバーチブルを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%700万円59万円46万円
15%460万円39万円30万円
20%350万円30万円24万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は700万円(総支給額59万円/月、手取り46万円/月)、ここから月額維持費4.5万円を支払うと残りは41.5万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は460万円(総支給額39万円/月、手取り30万円/月)、4.5万円を支払うと残りは25.5万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が350万円(総支給額30万円/月、手取り24万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。4.5万円を引くと残りは19.5万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代27万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費7.1km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
190150円
[-70410円]
-25円
160円/L
225360円
[-35200円]
-10円
175円/L
246490円
[-14070円]
185円/L260560円
[0円]
+10円
195円/L
274660円
[+14100円]
+25円
210円/L
295790円
[+35230円]
+50円
235円/L
331000円
[+70440円]

燃費7.1km/LのCY25E型 コルベット コンバーチブルで10000km走行するのに必要な燃料は1408.5L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は260560円になります。

参考までに、コルベット コンバーチブルの燃料タンクは70リットルですので、1408.5Lの給油回数は21回、1回あたりの燃料代は約12410円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては14100円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると35230円、50円も違ってくると70440円にもなります。

これをCY25E型 コルベット コンバーチブルの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を535800円としたとき、135円/Lに値下がりすれば465390円(86.9%)に、235円/Lに値上がりすれば606240円(113.1%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(101100円)なり重量税(18900円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 32%
自動車重量税 1年分 18900円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 3000km分 78170円 25%
オイル交換 年1回 9000円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 3%
任意保険料 80% 91200円 28%
合計
[1万kmとの差額]
316800円
-219000円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 27%
自動車重量税 1年分 18900円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 5000km分 130280円 35%
オイル交換 年1回 9000円 2%
タイヤ交換 6年毎 9600円 3%
任意保険料 85% 96960円 26%
合計
[1万kmとの差額]
374700円
-161100円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 23%
自動車重量税 1年分 18900円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 182390円 42%
オイル交換 年1回 12600円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 2%
任意保険料 90% 102600円 24%
合計
[1万kmとの差額]
436100円
-99700円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料114000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて219000円安い316800円に、5000km走行では161100円安い374700円に、7000km走行では99700円安い436100円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 14%
自動車重量税 1年分 18900円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 390840円 55%
オイル交換 年3回 54000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 21600円 3%
任意保険料 100% 114000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
709300円
+173500円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 12%
自動車重量税 1年分 18900円 2%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 521120円 60%
オイル交換 年4回 72000円 8%
タイヤ交換 2年毎 28800円 3%
任意保険料 100% 114000円 14%
合計
[1万kmとの差額]
864800円
+329000円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
5000cc超クラス編
小型車&普通車の新車編
オープンカー編

コルベット コンバーチブルの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 7.1km/L
燃料タンク容量 70L
航続距離(カタログ燃費) 497.0km
航続距離(80%燃費) 399.0km
満タンプライス 12950円
1km走行コスト 26.06円
1万円でどこまで行ける? km

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので7.1km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量70リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は497.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.4km/L)とすると航続距離は448.0km、80%(5.7km/L)だと399.0km、70%(5.0km/L)では350.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から70リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では12950円、上で計算した航続距離を踏まえると497.0km(80%燃費時399.0km)を走行するのに12950円かかる計算です。

燃費を7.1km/Lとしたときの1km走行コストは26.06円、10万km走行したときの燃料代は万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら万円/年、7年10万kmなら万円/年、5年10万kmなら万円/年、3年10万kmなら万円/年となります。


カタログデータから見えてくる要素

5E型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 278PS
5200回転時の馬力 355PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 49.8kgm
5200回転時のトルク 48.9kgm
5E型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している5E型5665cc、V型8気筒の自然吸気エンジンは5200回転時に最高出力355馬力を、4000回転時に最大トルク49.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する5200rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.225kg/PS(1500kg/355PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.225kg/PS
車体+1人4.380kg/PS
車体+2人4.535kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg4.394kg/PS
車体+70kg4.423kg/PS
車体+80kg4.451kg/PS
車体+90kg4.479kg/PS
車体+100kg4.507kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは4.380kg/PS(1555kg/355PS)となり、数値としては0.155kg、比率にすると3.7%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは4.535kg/PS(1610kg/355PS)となり、数値としては0.310kg、比率にすると7.3%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

CY25E コルベット コンバーチブルのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2004/04

-
コルベット コンバーチブル
4.380kg/PS
1555kg/355PS|5.7L-NA
[車体のみPWR:4.225]
2017/09

車種詳細
シビック タイプR
4.516kg/PS
1445kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.344
2019/09

車種詳細
スカイライン
4.481kg/PS
1815kg/405PS|3.0L-TT
車体のみPWR:4.346
2015/12

車種詳細
Aクラス
4.239kg/PS
1615kg/381PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.094
2006/11

車種詳細
インプレッサ WRX
4.516kg/PS
1445kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.344
2002/06

車種詳細
インプレッサ WRX
4.328kg/PS
1385kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.156

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ4.380kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.161kg/PSから4.599kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの4人乗りハッチバック「FK8型 シビック タイプR」、日産の5人乗りセダン「RV37型 スカイライン」、メルセデスベンツの5人乗りハッチバック「176052型 Aクラス」、スバルの5人乗りセダン「GDB型 インプレッサ WRX」、スバルの5人乗りセダン「GDB型 インプレッサ WRX」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

CY25E型 コルベット コンバーチブル [Convertible C5]のライバル車種|4.380kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は236.7PS/tとなっています。


コルベット コンバーチブルがバイクと競争するなら…?


車種詳細
インパルス400|399cc
4.377kg/PS
232kg/53.0PS/3.80kgm
[車体のみPWR:3.340]
1速ギヤ速度:64.5km/h
最小TWR:0.725
2004/04

-
コルベット コンバーチブル|5665cc
4.380kg/PS
1555kg/355PS/49.8kgm
[車体のみPWR:4.225]
1速ギヤ速度:68.8km/h
最小TWR:1.057

車種詳細
GSR400|398cc
4.426kg/PS
270kg/61.0PS/4.00kgm
[車体のみPWR:3.525]
1速ギヤ速度:79.1km/h
最小TWR:0.940

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではコルベット コンバーチブルとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

GK7CA インパルス400と競争してみる

まずコルベット コンバーチブルより少しPWRが低いバイクとして、スズキのインパルス400が挙げられます。PWRの4.377kg/PSは車両重量177kgにライダーの体重55kgを加えた232kgを、最高出力53.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はインパルス400に4.3km/h勝り、1速TWRは0.332kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

GK7EA GSR400と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのGSR400が挙げられます。PWRの4.426kg/PSは車両重量215kg+55kgの270kgを、最高出力61.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は10.3km/h劣り、1速TWRは0.117kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.686
平均ピストンスピード 15.95m/s
トルクウェイトレシオ 30.12kg/kgm
1馬力あたりのお値段 22804円
排気量1Lあたり馬力 62.67PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.79kgm/L
1気筒あたりの馬力 44.4PS
1気筒あたりのトルク 6.2kgm
パワーバンド比率 23.1%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
オープンカーのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは30.12kg/kgm(1500kg/49.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が8095500円、最高出力が355馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は22804円、逆に1万円あたりでは0.44馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は162560円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
5000cc超の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は62.67PS/L、トルクは8.79kgm/L、1気筒あたりの馬力は44.4馬力、トルクは6.2kgmとなり、このエンジンが355馬力を5200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.95m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.0mmである5E型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6520回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.686になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

人間様の占有スペース

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

人間様の占有スペース
室内長×室内幅×室内高 1.464m³
1人あたりのスペース 0.732m³
室内長/全長 21.5%
室内幅/全幅 77.5%
室内高/全高 83.7%
室内容積/車両体積 14.0%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は1.464m³です。この車の乗車定員は2人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.732m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は21.5%、同じく室内幅と全幅の比率は77.5%、同じく室内高と全高の比率は83.7%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は14.0%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5200rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5700回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5700rpm|タイヤサイズ 275/40R18|タイヤ直径 67.7cm|円周長 212.7cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5700rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.058 9.64 -
-
75km/h 7560rpm 1418.5kgm
2速 1.625 5.12 0.531 1-2/
3030rpm
142km/h 4010rpm 753.8kgm
3速 1.000 3.15 0.615 2-3/
3510rpm
231km/h 2470rpm 463.9kgm
4速 0.696 2.19 0.696 3-4/
3970rpm
331km/h 1720rpm 322.9kgm
Final 3.153 レシオカバレッジ(変速比幅)4.394

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.153)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(49.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.153)÷タイヤの有効半径(0.3385m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの331km(5200rpmでは302.4km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4000回転で最大トルク49.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば30.12kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(4.225kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1418.5kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1500kg)を1速ギヤの最大駆動力(1418.5kgm)で割ってみると1.057kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5200回転でのトルク(48.9kgm)からTWRを算出すると1.077kg/kgmとなり、4000-5200回転の回転域では1.057-1.077kg/kgmの間で推移することがわかります。


おまけ:5200rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

CY25E型コルベット コンバーチブルに搭載された5E型5665ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5200rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

5200rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ69km/h-
2速ギヤ130km/h2760rpm
3速ギヤ210km/h3200rpm
4速ギヤ302km/h3620rpm

まず1速ギヤで5200rpmまで引っ張ると69km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5200rpmから2760rpmまで落ち、そこから5200rpmまで加速を続けると速度は130km/h(+61km/h)になります。

3速ギヤでは3200rpmまで落ちて5200rpmで210km/h(+80km/h)に、4速ギヤでは3620rpmまで落ちて5200rpmで302km/h(+92km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3020 4530 6040 7560 9070 10580 13600
2速 1610 2410 3210 4010 4820 5620 7230
3速 990 1480 1980 2470 2960 3460 4450
4速 690 1030 1380 1720 2060 2410 3100
※赤い数字は暫定レブリミット(5700rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.696)を選択して時速100kmにて走行すると1720回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1030回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1200回転、一般的な高速道路の80km/hでは1380回転、100km/hでは1720回転、制限速度が120km/hになると2060回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3090回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 13 26 40 53 66 79 93 106
2速 25 50 75 100 125 149 174 199
3速 40 81 121 162 202 243 283 324
4速 58 116 174 233 291 349 407 465

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5700回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの275/40R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 275/40R18 | 直径 677mm

-20mm
幅255mm
-10mm
幅265mm
変更なし
幅275mm
+10mm
幅285mm
+20mm
幅295mm
-5%
35
扁平
255/35R18
37.6km/h
直径636mm
径差-41mm
265/35R18
38.0km/h
直径643mm
径差-34mm
275/35R18
38.4km/h
直径650mm
径差-27mm
285/35R18
38.8km/h
直径657mm
径差-20mm
295/35R18
39.2km/h
直径664mm
径差-13mm
0%
40
扁平
255/40R18
39.1km/h
直径661mm
径差-16mm
265/40R18
39.5km/h
直径669mm
径差-8mm
275/40R18
40.0km/h
677mm
0mm
285/40R18
40.5km/h
直径685mm
径差+8mm
295/40R18
40.9km/h
直径693mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
255/45R18
40.6km/h
直径687mm
径差+10mm
265/45R18
41.1km/h
直径696mm
径差+19mm
275/45R18
41.7km/h
直径705mm
径差+28mm
285/45R18
42.2km/h
直径714mm
径差+37mm
295/45R18
42.7km/h
直径723mm
径差+46mm
+10%
50
扁平
255/50R18
42.1km/h
直径712mm
径差+35mm
265/50R18
42.7km/h
直径722mm
径差+45mm
275/50R18
43.2km/h
直径732mm
径差+55mm
285/50R18
43.8km/h
直径742mm
径差+65mm
295/50R18
44.4km/h
直径752mm
径差+75mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、255/40R18 、265/35R18、265/40R18 、275/35R18 、285/35R18 、295/35R18あたりのタイヤがおすすめです。

275/40R18のタイヤ幅を255mmから305mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、275/40R18の適応サイズと性能の変化 [CY25E型コルベット コンバーチブル編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】275/40R18のタイヤ銘柄と通販価格

CY25E型コルベット コンバーチブル[5.7L-NA FR/4AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト4.225kg/ps65.17
1速ギヤ加速性能1.057kg/kgm61.09
1L換算馬力62.67ps/L41.78
1L換算トルク8.79kgm/L41.71
WB/TR比1.68658.97
ワイド&ロー指数0.65867.02
前面の面積2.300m²59.16
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点438.62

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費535800円30.84
100kmh回転数1720rpm60.22
航続距離-26.05
車の大きさ10.477m³46.13
室内の広さ1.464m³31.40
最小回転半径6.1m31.02
馬力単価22804円48.36
ユーティリティ部門の得点315.42

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した CY25E型コルベット コンバーチブル[5.7L-NA FR/4AT] の総合得点は 754.04 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したCY25E型コルベット コンバーチブル(FR/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「5000cc超のオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

コルベット コンバーチブルの歴代モデル

8代目 Y2XC型 コルベット クーペ
Y2XC コルベット クーペは2020/01に登場した8代目モデル。参考車両の「Coupe 2LT」は全長4630mm、全幅1940mm、全高1225mmの車体に、502PS/65.0kgmを発生するLT2型6156ccエンジンを搭載した2人乗りクーペ。

7代目 C7型 コルベット コンバーチブル
C7 コルベット コンバーチブルは2014/04に登場した7代目モデル。参考車両の「Convertible Z51」は全長4510mm、全幅1880mm、全高1230mmの車体に、466PS/64.2kgmを発生するLT1型6153ccエンジンを搭載した2人乗りオープンカー。

6代目 X245型 コルベット クーペ
X245 コルベット クーペは2005/02に登場した6代目モデル。参考車両の「Coupe C6」は全長4455mm、全幅1860mm、全高1250mmの車体に、404PS/55.6kgmを発生する5G型5967ccエンジンを搭載した2人乗りクーペ。

5代目 CY25E型 コルベット クーペ
CY25E コルベット クーペは1997/06に登場した5代目モデル。参考車両の「Z51 C5」は全長4555mm、全幅1870mm、全高1230mmの車体に、355PS/51.8kgmを発生する5E型5665ccエンジンを搭載した2人乗りクーペ。

4代目 CY15BK型 コルベット コンバーチブル
CY15BK コルベット コンバーチブルは1983に登場した4代目モデル。参考車両の「Convertible C4」は全長4535mm、全幅1840mm、全高1240mmの車体に、300PS/47.0kgmを発生する5B型5727ccエンジンを搭載した2人乗りオープンカー。