シボレー カマロ コンバーチブル 性能と維持費 FR/6AT 504万円 2013年

このページでは、シボレーの2ドア・4人乗りオープンカー、5代目のカマロ コンバーチブル Convertible【2013/01モデル・327PS/38.4kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

カマロ コンバーチブル
販売期間:2009/12 - 2016/07

画像はシボレーより引用
http://www.chevrolet.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4840mm×全幅1915mm×全高1395mm、排気量は3562ccであることから、大雑把に分類すると3.6リットルクラス(3600cc、自動車税は4.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:300PS~350PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4840mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

カマロ コンバーチブル [3562cc/327PS FR/6AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

5代目カマロ コンバーチブルの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2013/01
型式不明
[LT-RS]
3.6L-NA・FR/6AT・435.0万円
327PS・38.4kgm・-
327PS
38.4kgm
-
2013/01
型式不明
[SS-RS]
6.2L-NA・FR/6AT・540.0万円
405PS・56.7kgm・-
405PS
56.7kgm
-
カマロ コンバーチブルの新型モデル
6代目 謎型カマロ コンバーチブル
謎型カマロ コンバーチブルは2017/11に登場した6代目モデル。参考車両の「Convertible」は全長4780mm、全幅1900mm、全高1350mmの車体に、275PS/40.8kgmを発生する1998ccエンジンを搭載。

カマロ コンバーチブルの旧型モデル
4代目 CF45BK型カマロ コンバーチブル
CF45BK型カマロ コンバーチブルは1993/07に登場した4代目モデル。参考車両の「Z28-Convertible」は全長4910mm、全幅1890mm、全高1330mmの車体に、289PS/44.9kgmを発生する5B型5727ccエンジンを搭載。


ボディサイズの主要諸元と比較

主要諸元
メーカー シボレー
車名&
グレード
カマロ コンバーチブル
Convertible
その他 コンバーチブル 45周年記念限定車 スタイリングスペシャル
お値段 5040000円
車両型式
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
6速AT・6速オートマ車
ドア/定員 2ドア/4名乗車
軸距&
輪距
2855mm
前1620mm/後1620mm
タイヤ 前輪:245/45R20
後輪:275/40R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1840kg

カマロ コンバーチブルの車体寸法比較
規格名 規格寸法 増減
カマロ コンバーチブル
車体寸法
全長 4840mm -
全幅 1915mm -
全高 1395mm -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1440mm
全幅 1480mm以下 +435mm
全高平均 1640mm -245mm
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 +140mm
全幅 1700mm以下 +215mm
全高平均 1496mm -101mm
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +197mm
全幅平均 1815mm +100mm
全高平均 1518mm -123mm

※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税66500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額7500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2013/01モデルのカマロ コンバーチブルを12年落ちの中古で249.5万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    カマロ コンバーチブルの2013/01モデルの場合、2025年現在では12年が経過しているため、新車価格の45%である226.8万円に諸経費として22.7万円を足した249.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2013年式を12年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 4000cc以下 13年未満 66500円
自動車重量税
1年分
2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷6.9㎞/L×180円/L 260870円
オイル交換
5000km毎
1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本24000円×4本÷5年 19200円
任意保険料
月額7500円
月額7500円×12ヶ月 90000円
ローン完済後の年間維持費 474800円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額41580円×12ヶ月 498960円
ローン返済中の年間維持費 973800円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
  • 初度登録から12年経過車の場合、「4000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は66500円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

このあたりのクラスから理想と現実の違い、つまり「乗りたい車」と「乗ることができる車」は違うことを思い知らされます。うっかり手を出せば「いっ…維持費が高すぎて息ができん!フーッ!フーッ!」と目を白黒させることになりかねません。

さて、カマロ コンバーチブル【Convertible】の場合、維持費の月額は39600円になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。

カマロ コンバーチブルの維持費は高い?安い?

「カマロ コンバーチブルの年間維持費は474800円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「4000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてカマロ コンバーチブルの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いラングラー409100円-65700円
フェアレディZ454700円-20100円
スカイライン クーペ471600円-3200円
カマロ コンバーチブルの維持費474800円
FJクルーザー483600円+8800円
基準4000ccクラス平均506900円+32100円
Gクラス 4x4522600円+47800円
チェロキー584200円+109400円
ディスカバリー653300円+178500円
高いランドクルーザー80748100円+273300円

カマロ コンバーチブルの年間維持費を、4000ccクラスで最も維持費が安いラングラーと比較して65700円高く、最も高いランドクルーザー80と比較して273300円安く、4000ccクラスの平均維持費との比較では32100円安くなっています。

最低額のラングラーと最高額のランドクルーザー80は極端な例としても、4000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、カマロ コンバーチブルの維持費は まあまあ安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 4000ccクラスの車 ランキング

カマロ コンバーチブルを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%620万円52万円40万円
15%410万円35万円27万円
20%310万円26万円20万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は620万円(総支給額52万円/月、手取り40万円/月)、ここから月額維持費4.0万円を支払うと残りは36.0万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は410万円(総支給額35万円/月、手取り27万円/月)、4.0万円を支払うと残りは23.0万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が310万円(総支給額26万円/月、手取り20万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。4.0万円を引くと残りは16.0万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代27万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費6.9km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
188410円
[-72460円]
-25円
155円/L
224650円
[-36220円]
-10円
170円/L
246390円
[-14480円]
180円/L260870円
[0円]
+10円
190円/L
275370円
[+14500円]
+25円
205円/L
297110円
[+36240円]
+50円
230円/L
333340円
[+72470円]

燃費6.9km/Lのカマロ コンバーチブルで10000km走行するのに必要な燃料は1449.3L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は260870円になります。

参考までに、カマロ コンバーチブルの燃料タンクは72リットルですので、1449.3Lの給油回数は21回、1回あたりの燃料代は約12430円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては14500円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると36240円、50円も違ってくると72470円にもなります。

これをカマロ コンバーチブルの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり180円の場合を474800円としたとき、130円/Lに値下がりすれば402340円(84.7%)に、230円/Lに値上がりすれば547270円(115.3%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(66500円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66500円 25%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 3000km分 78260円 30%
オイル交換 年1回 6500円 2%
タイヤ交換 6年毎 12800円 5%
任意保険料 80% 72000円 29%
合計
[1万kmとの差額]
261300円
-213500円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66500円 21%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 5000km分 130440円 41%
オイル交換 年1回 6500円 2%
タイヤ交換 6年毎 12800円 4%
任意保険料 85% 76560円 24%
合計
[1万kmとの差額]
318100円
-156700円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66500円 18%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 182610円 48%
オイル交換 年1回 9100円 2%
タイヤ交換 6年毎 12800円 3%
任意保険料 90% 81000円 23%
合計
[1万kmとの差額]
377300円
-97500円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料90000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて213500円安い261300円に、5000km走行では156700円安い318100円に、7000km走行では97500円安い377300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

年間10000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66500円 14%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 10000km分 260870円 55%
オイル交換 年2回 13000円 3%
タイヤ交換 5年毎 19200円 4%
任意保険料 100% 90000円 19%
合計
[1万kmとの差額]
474800円
-
-
年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66500円 11%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 391310円 63%
オイル交換 年3回 19500円 3%
タイヤ交換 3年毎 23040円 4%
任意保険料 110% 99000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
624600円
+149800円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66500円 9%
自動車重量税 1年分 16400円 2%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 521740円 67%
オイル交換 年4回 26000円 3%
タイヤ交換 3年毎 30720円 4%
任意保険料 120% 108000円 14%
合計
[1万kmとの差額]
778200円
+303400円
-
走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
4000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
オープンカー編

カマロ コンバーチブルの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 6.9km/L
燃料タンク容量 72L
航続距離(カタログ燃費) 496.8km
航続距離(80%燃費) 396.0km
満タンプライス 12960円
1km走行コスト 26.09円/km
1万円でどこまで行ける?
東京から496.8kmの範囲

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.9km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量72リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は496.8kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.2km/L)とすると航続距離は446.4km、80%(5.5km/L)だと396.0km、70%(4.8km/L)では345.6kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から72リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり180円では12960円、上で計算した航続距離を踏まえると496.8km(80%燃費時396.0km)を走行するのに12960円かかる計算です。

燃費を6.9km/Lとしたときの1km走行コストは26.09円、10万km走行したときの燃料代は万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら万円/年、7年10万kmなら万円/年、5年10万kmなら万円/年、3年10万kmなら万円/年となります。

カマロ コンバーチブルのエンジン諸元とカタログデータ

LFX型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 LFX
気筒配列 V型6気筒
排気量3562cc
圧縮比 -
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 327PS[240kW]/6800rpm
最大トルク 38.4kgm[377Nm]/4800rpm
パワーバンド 4800-6800rpm, 帯域29.4%
使用燃料 レギュラーガソリン
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
4800回転時
馬力
257PS/4800rpm
6800回転時
トルク
34.4kgm/6800rpm
LFX型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているLFX型3562cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6800回転時に最高出力327馬力を、4800回転時に最大トルク38.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4800rpmから最高出力が発生する6800rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は29.4%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
4000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.627kg/PS(1840kg/327PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.627kg/PS
車体+1人5.795kg/PS
車体+4人6.300kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.810kg/PS
車体+70kg5.841kg/PS
車体+80kg5.872kg/PS
車体+90kg5.902kg/PS
車体+100kg5.933kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.795kg/PS(1895kg/327PS)となり、数値としては0.168kg、比率にすると3.0%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.300kg/PS(2060kg/327PS)となり、数値としては0.673kg、比率にすると12.0%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

カマロ コンバーチブルのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.795kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
カマロ コンバーチブル
5.795kg/PS
327PS・3.6L-NA
車体のみPWR 5.627
1895kg
+3.0%

車種詳細
フォレスター
5.875kg/PS
280PS・2.0L-TB
車体のみPWR 5.679
1645kg
+3.5%

車種詳細
インテグラ タイプR
5.659kg/PS
220PS・2.0L-NA
車体のみPWR 5.409
1245kg
+4.6%

車種詳細
マツダスピード アテンザ
5.938kg/PS
272PS・2.3L-TB
車体のみPWR 5.735
1615kg
+3.5%

車種詳細
インプレッサ
5.660kg/PS
250PS・2.0L-TB
車体のみPWR 5.440
1415kg
+4.0%

車種詳細
RX-8
5.979kg/PS
235PS・1.4L-NA
車体のみPWR 5.745
1405kg
+4.1%


5.563kg/PSから6.027kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スバルの5人乗りSUV・SJG型 フォレスター、ホンダの4人乗りクーペ・DC5型 インテグラ タイプR、マツダの5人乗りセダン・GG3P型 マツダスピード アテンザ、スバルの5人乗りハッチバック・GH8型 インプレッサ、マツダの4人乗りクーペ・SE3P型 RX-8という顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

カマロ コンバーチブル [Convertible]のライバル車種|5.795kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は177.7PS/tとなっています。


カマロ コンバーチブルがバイクと競争するなら…?


車種詳細
CBR250RR|249cc
5.789kg/PS
220kg/38.0PS/2.30kgm
[車体のみPWR:4.342]
1速ギヤ速度:55.5km/h
最小TWR:0.845
2013/01

-
カマロ コンバーチブル|3562cc
5.795kg/PS
1895kg/327PS/38.4kgm
[車体のみPWR:5.627]
1速ギヤ速度:70.2km/h
最小TWR:1.312

車種詳細
アクロス|248cc
5.800kg/PS
232kg/40.0PS/2.70kgm
[車体のみPWR:4.425]
1速ギヤ速度:60.2km/h
最小TWR:0.775

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではカマロ コンバーチブルとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

MC51 CBR250RRと競争してみる

まずカマロ コンバーチブルより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのCBR250RRが挙げられます。PWRの5.789kg/PSは車両重量165kgにライダーの体重55kgを加えた220kgを、最高出力38.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はCBR250RRに14.7km/h勝り、1速TWRは0.467kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

GJ75A アクロスと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのアクロスが挙げられます。PWRの5.800kg/PSは車両重量177kg+55kgの232kgを、最高出力40.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は10.0km/h勝り、1速TWRは0.537kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.762
平均ピストンスピード 19.40m/s
トルクウェイトレシオ 47.92kg/kgm
1馬力あたりのお値段 15413円
排気量1Lあたり馬力 91.80PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.78kgm/L
1気筒あたりの馬力 54.5PS
1気筒あたりのトルク 6.4kgm
パワーバンド比率 29.4%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
オープンカーのPWR
3.5~4.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは47.92kg/kgm(1840kg/38.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5040000円、最高出力が327馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は15413円、逆に1万円あたりでは0.65馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は131250円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
4000cc以下の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は91.80PS/L、トルクは10.78kgm/L、1気筒あたりの馬力は54.5馬力、トルクは6.4kgmとなり、このエンジンが327馬力を6800回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.40m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が85.6mmであるLFX型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7010回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.762になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6800rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7300回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7300rpm|タイヤサイズ 275/40R20|タイヤ直径 72.8cm|円周長 228.7cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
7300rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.065 13.29 - - 75km/h 9690rpm 1402.3kgm
2速 2.371 7.75 0.583 1-2/
4260rpm
129km/h 5650rpm 817.9kgm
3速 1.551 5.07 0.654 2-3/
4770rpm
198km/h 3700rpm 535.0kgm
4速 1.157 3.78 0.746 3-4/
5450rpm
265km/h 2760rpm 399.1kgm
5速 0.853 2.79 0.737 4-5/
5380rpm
359km/h 2030rpm 294.3kgm
6速 0.674 2.20 0.790 5-6/
5770rpm
454km/h 1610rpm 232.5kgm
Final3.270レシオカバレッジ(変速比幅)6.031
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4800rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.270)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(38.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.270)÷タイヤの有効半径(0.364m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの454km(6800rpmでは423.4km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4800回転で最大トルク38.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば47.92kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.627kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1402.3kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1840kg)を1速ギヤの最大駆動力(1402.3kgm)で割ってみると1.312kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6800回転でのトルク(34.4kgm)からTWRを算出すると1.465kg/kgmとなり、4800-6800回転の回転域では1.312-1.465kg/kgmの間で推移することがわかります。


6800rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

謎型カマロ コンバーチブルに搭載されたLFX型3562ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6800rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

6800rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ70km/h-
2速ギヤ120km/h3960rpm
3速ギヤ184km/h4450rpm
4速ギヤ247km/h5070rpm
5速ギヤ335km/h5010rpm
6速ギヤ423km/h5370rpm

まず1速ギヤで6800rpmまで引っ張ると70km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6800rpmから3960rpmまで落ち、そこから6800rpmまで加速を続けると速度は120km/h(+50km/h)になります。

3速ギヤでは4450rpmまで落ちて6800rpmで184km/h(+64km/h)に、4速ギヤでは5070rpmまで落ちて6800rpmで247km/h(+63km/h)になります。

続いて5速ギヤでは5010rpmまで落ちて6800rpmで335km/h(+88km/h)に、6速ギヤでは5370rpmまで落ちて6800rpmで423km/h(+88km/h)という具合に加速していくイメージです。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3870 5810 7750 9690 11620 13560 17440
2速 2260 3390 4520 5650 6780 7910 10170
3速 1480 2220 2960 3700 4440 5170 6650
4速 1100 1650 2210 2760 3310 3860 4960
5速 810 1220 1630 2030 2440 2850 3660
6速 640 960 1280 1610 1930 2250 2890
※赤い数字は暫定レブリミット(7300rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.674)を選択して時速100kmにて走行すると1610回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは960回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1120回転、一般的な高速道路の80km/hでは1280回転、100km/hでは1610回転、制限速度が120km/hになると1930回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2890回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 10 21 31 41 52 62 72 83
2速 18 35 53 71 88 106 124 142
3速 27 54 81 108 135 162 189 216
4速 36 73 109 145 181 218 254 290
5速 49 98 148 197 246 295 344 394
6速 62 125 187 249 311 374 436 498

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7300回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの275/40R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 275/40R20 | 直径 728mm

-20mm
幅255mm
-10mm
幅265mm
変更なし
幅275mm
+10mm
幅285mm
+20mm
幅295mm
35 255/35R20
37.7km/h
径 687mm
差 -41mm
265/35R20
38.1km/h
径 694mm
差 -34mm
275/35R20
38.5km/h
径 701mm
差 -27mm
285/35R20
38.9km/h
径 708mm
差 -20mm
295/35R20
39.3km/h
径 715mm
差 -13mm
40 255/40R20
39.1km/h
径 712mm
差 -16mm
265/40R20
39.6km/h
径 720mm
差 -8mm
275/40R20
40.0km/h
728mm
0mm
285/40R20
40.4km/h
径 736mm
差 +8mm
295/40R20
40.9km/h
径 744mm
差 +16mm
45 255/45R20
40.5km/h
径 738mm
差 +10mm
265/45R20
41.0km/h
径 747mm
差 +19mm
275/45R20
41.5km/h
径 756mm
差 +28mm
285/45R20
42.0km/h
径 765mm
差 +37mm
295/45R20
42.5km/h
径 774mm
差 +46mm
50 255/50R20
41.9km/h
径 763mm
差 +35mm
265/50R20
42.5km/h
径 773mm
差 +45mm
275/50R20
43.0km/h
径 783mm
差 +55mm
285/50R20
43.6km/h
径 793mm
差 +65mm
295/50R20
44.1km/h
径 803mm
差 +75mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、255/40R20 、265/35R20、265/40R20 、275/35R20 、285/35R20 、295/35R20あたりのタイヤがおすすめです。

275/40R20のタイヤ幅を255mmから305mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、275/40R20の適応サイズと性能の変化 [カマロ コンバーチブル編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】275/40R20のタイヤ銘柄と通販価格

カマロ コンバーチブル 3.6L-NA FR/6ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS5.63㎏/PS61.3ptB
最高回転数5881rpm6800rpm61.3ptB
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m1.31㎏/㎏m55.6ptB
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h70.2㎞/h67.6ptA
1リットル
換算馬力
73.10PS/L91.80PS/L64.7ptA
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L10.78㎏m/L66.0ptA
WB/TR比1.7731.76251.1ptC
ワイド&
ロー指数
0.8940.72861.9ptB
前面の面積2.631m22.671m248.9ptC
最低地上高154.5mm-43.7ptD
スポーツ性能部門の得点564.4pt
総合評価A

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費335944円474800円37.7ptE
燃費13.0km/L-44.2ptD
100km/h
回転数
2490rpm1610rpm61.6ptB
航続距離643.9km-46.3ptC
車の大きさ11.466m312.930m344.2ptD
車内の広さ3430.7L-46.6ptC
乗車定員4.8人4人43.3ptD
1人あたり
車内広さ
691.7L-44.2ptD
車内床面積2.793m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.17m-45.3ptD
ユーティリティ部門の得点459.4pt
総合評価D

※燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10698車種中 RANK
運動性能 564.4pt 802位 A
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 459.4pt 8638位 D
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1023.8pt 2894位 B
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は564.4点で全10698車種中の802位、ユーティリティ部門は459.4点で8638位、総合得点は1023.8点で2894位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したカマロ コンバーチブル [Convertible] (FR/6AT) の各種スペックを、オープンカー4000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

カマロ コンバーチブルの歴代モデル

6代目 謎型 カマロ クーペ
謎 カマロ クーペは2017/11に登場した6代目モデル。参考車両の「LT-RS」は全長4780mm、全幅1900mm、全高1340mmの車体に、275PS/40.8kgmを発生する1998ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。

5代目 謎型 カマロ クーペ
謎 カマロ クーペは2009/12に登場した5代目モデル。参考車両の「SS-RS」は全長4840mm、全幅1915mm、全高1380mmの車体に、405PS/56.7kgmを発生するL99型6153ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。

4代目 CF43FK型 カマロ コンバーチブル
CF43FK カマロ コンバーチブルは1993/07に登場した4代目モデル。参考車両の「Sport-Convertible」は全長4910mm、全幅1890mm、全高1330mmの車体に、160PS/27.6kgmを発生する3F型3350ccエンジンを搭載した4人乗りオープンカー。

3代目 CF25B型 カマロ クーペ
CF25B カマロ クーペは1982に登場した3代目モデル。参考車両の「Z28」は全長4885mm、全幅1860mm、全高1285mmの車体に、245PS/47.7kgmを発生する5B型5727ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。


人気があるオープンカーの車種比較


ZZW30 MR-S 2005 vs NCEC ロードスター RS 2009 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、3代目 ロードスター RS-RHT(2009年式 NCEC・FR/6MT・2.0L・170PS/19.3kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs NB8C ロードスター RS-II 2004 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 ロードスター RS-II(2004年式 NB8C・FR/6MT・1.9L・160PS/17.3kgm・2人乗り)を比較。

S15 シルビア ヴァリエッタ 2000 vs S13 シルビア コンバーチブル 1988 新旧比較
7代目 シルビア ヴァリエッタ Varietta(2000年式 S15・FR/4AT・2.0L・160PS/19.2kgm・4人乗り)と、5代目 シルビア コンバーチブル Convertible(1988年式 S13・FR/4AT・1.9L+ターボ・175PS/23.0kgm・4人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 G 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 G(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L・200PS/21.0kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 GT-S 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 GT-S(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L+ターボ・245PS/31.0kgm・2人乗り)を比較。

AE86 スプリンター トレノ GTV 1983 vs NA6CE ロードスター 1993 性能比較
5代目 スプリンター トレノ GTV GTV Fin4.300(1983年式 AE86・FR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・5人乗り)と、初代 ロードスター V-Special(1993年式 NA6CE・FR/5MT・1.6L・120PS/14.0kgm・2人乗り)を比較。

JW5 S660 2021 vs LA400A コペン GR 2019 性能比較
初代 S660 β 最終モデル(2021年式 JW5・MR/6MT・0.66L+ターボ・64PS/10.6kgm・2人乗り)と、2代目 コペン GR GR-Sport(2019年式 LA400A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.4kgm・2人乗り)を比較。

AP2 S2000 2007 vs AP1 S2000 2004 性能比較
初代 S2000 type-S(2007年式 AP2・FR/6MT・2.2L・242PS/22.5kgm・2人乗り)と、初代 S2000 type-V(2004年式 AP1・FR/6MT・2.0L・250PS/22.2kgm・2人乗り)を比較。