このページでは、BMWの4ドア・5人乗りセダン、7代目の3AA-22EH30型7シリーズ 740i Excellence G70【2022/07モデル・381PS/53.0kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。
22EH30 7シリーズ 販売期間:2022/04 - 現行車 ![]() |
ボディサイズが全長5390mm×全幅1950mm×全高1545mm、排気量は2997ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:350PS~400PSの自動車 一覧
駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。
ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5390mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。
22EH30型 7シリーズ [2997cc/381PS FR/8AT] お品書き
![]() 維持費にまつわるエトセトラ | ![]() エンジンの最高出力・最大トルク | ![]() ギヤ比と加速・回転数と最高速 | ![]() タイヤサイズ変更とメーター誤差 | ![]() 各種スペックの相対評価と通知表 |
![]() | お金にまつわるエトセトラ 1年間のランニングコスト |
![]() | エンジン性能と特性 パワーウェイトレシオ |
![]() | ギヤ比と加速力& エンジン回転数と最高速 |
![]() | タイヤサイズ変更と スピードメーター誤差 |
![]() | 各種スペックの相対評価と レーダーチャート |
7代目7シリーズの類型&他グレード 新着順
- 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
- 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
年式 画像 | 車両型式 グレード | 出力 燃費 |
---|
7シリーズの旧型モデル | |
---|---|
![]() | 6代目 7H66型7シリーズ |
7H66型7シリーズは2015/10に登場した6代目モデル。参考車両の「M760Li xDrive G12」は全長5250mm、全幅1900mm、全高1485mmの車体に、609PS/81.6kgmを発生するN74B66型6591ccエンジンを搭載。 |
ボディサイズの主要諸元と比較
主要諸元 | |
---|---|
メーカー | BMW |
車名& グレード |
7シリーズ 740i Excellence G70 |
その他 | エクセレンス | Mスポーツ |
お値段 | 14900000円 |
車両型式 | 3AA-22EH30 |
駆動方式 変速機 |
FR・後輪駆動(RWD,2WD) 8速AT・8速オートマ車 |
ドア/定員 | 4ドア/5名乗車 |
軸距& 輪距 |
3215mm 前1665mm/後1650mm |
最小半径 | 6.1m |
最低高 | 147mm |
タイヤ | 前輪:255/45R20 後輪:285/40R20 |
ブレーキ | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ベンチレーテッドディスク |
車両重量 | 2120kg |
7シリーズの車体寸法比較 | ||
---|---|---|
規格名 | 規格寸法 | 増減 |
7シリーズ 車体寸法 |
全長 5390mm | - |
全幅 1950mm | - | |
全高 1545mm | - | |
軽自動車 新規格 |
全長 3400mm以下 | +1990mm |
全幅 1480mm以下 | +470mm | |
全高平均 1640mm | -95mm | |
小型車規格 5ナンバー車 |
全長 4700mm以下 | +690mm |
全幅 1700mm以下 | +250mm | |
全高平均 1496mm | +49mm | |
普通車平均 3ナンバー車 |
全長平均 4643mm | +747mm |
全幅平均 1815mm | +135mm | |
全高平均 1518mm | +27mm |
※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。
税金と年間維持費のシミュレーション
ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税50000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税20500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代、月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。
さらに、7シリーズの新車を1713.5万円(諸費用として223.5万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。
- ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
- 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費
名目 | 区分 | 金額 | |
---|---|---|---|
自動車税 | 3000cc以下 | 13年未満 | 50000円 |
自動車重量税 1年分 |
2.5トン以下 | 13年未満 | 20500円 |
自賠責保険料 (1年換算) |
自家用乗用車 | 8825円 | |
燃料代 年間1万㎞ |
1万㎞÷12.8㎞/L×190円/L | 148440円 | |
オイル交換 5000km毎 |
1回6500円×2回 | 13000円 | |
タイヤ交換 5年5万km毎 |
1本24000円×4本÷5年 | 19200円 | |
任意保険料 月額6500円 |
月額6500円×12ヶ月 | 78000円 | |
ローン完済後の年間維持費 | 338000円 | ||
名目 | 区分 | 金額 | |
車のローン額 1年分 |
月額285580円×12ヶ月 | 3426960円 | |
ローン返済中の年間維持費 | 3765000円 | ||
次回車検費用の積み立て目安 | |||
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 | 61700円 |
- 初度登録から3年経過車の場合、「3000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は50000円、「2.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は20500円(単年)です。
- エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
- タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
- 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
- 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
- 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
- 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。 - 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
- 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
- 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
- 車検費用の目安とした61700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。
お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算28200円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。
口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。
7シリーズの維持費は高い?安い?
「7シリーズの年間維持費は338000円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「3000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたして7シリーズの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。
車名 | 年間維持費 | 差額 | |
---|---|---|---|
安い | ハイエース バン | 274670円 | -63330円 |
→ | 7シリーズの維持費 | 338000円 | |
↑ | スープラ | 343900円 | +5900円 |
↑ | スカイライン | 379100円 | +41100円 |
↑ | ハイエース ワゴン | 387600円 | +49600円 |
基準 | 3000ccクラス平均 | 414100円 | +76100円 |
↓ | アリスト | 453300円 | +115300円 |
↓ | スカイライン GT-R | 480700円 | +142700円 |
↓ | X5 | 519600円 | +181600円 |
高い | XM ワゴン | 623000円 | +285000円 |
7シリーズの年間維持費を、3000ccクラスで最も維持費が安いハイエース バンと比較して63330円高く、最も高いXM ワゴンと比較して285000円安く、3000ccクラスの平均維持費との比較では76100円安くなっています。
最低額のハイエース バンと最高額のXM ワゴンは極端な例としても、3000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、7シリーズの維持費は かなり安い! と言えそうです。
7シリーズを維持するための年収要件
せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。
覚悟% | 年収 | 月給 | 手取り |
---|---|---|---|
10% | 440万円 | 37万円 | 29万円 |
15% | 290万円 | 25万円 | 20万円 |
20% | 220万円 | 19万円 | 15万円 |
維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は440万円(総支給額37万円/月、手取り29万円/月)、ここから月額維持費2.8万円を支払うと残りは26.2万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。
15%まで許容する場合に必要な年収は290万円(総支給額25万円/月、手取り20万円/月)、2.8万円を支払うと残りは17.2万円になります。
さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が220万円(総支給額19万円/月、手取り15万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.8万円を引くと残りは12.2万円…まあ…余裕があるとは言えません。
多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代15万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)
燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション
現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。
ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。
というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり190円を基準として、-50円となる140円から、+50円となる240円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費12.8km/Lとしてシミュレーションしてみました。
燃料価格/L | 10000km燃料代 [差額] |
---|---|
-50円 140円/L | 109390円 [-39050円] |
-25円 165円/L | 128920円 [-19520円] |
-10円 180円/L | 140640円 [-7800円] |
190円/L | 148440円 [0円] |
+10円 200円/L | 156260円 [+7820円] |
+25円 215円/L | 167980円 [+19540円] |
+50円 240円/L | 187520円 [+39080円] |
燃費12.8km/Lの22EH30型 7シリーズで10000km走行するのに必要な燃料は781.3L、1リットルあたり190円としたときの燃料代は148440円になります。
参考までに、7シリーズの燃料タンクは74リットルですので、781.3Lの給油回数は11回、1回あたりの燃料代は約13500円です。
ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては7820円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると19540円、50円も違ってくると39080円にもなります。
これを22EH30型 7シリーズの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり190円の場合を338000円としたとき、140円/Lに値下がりすれば298950円(88.4%)に、240円/Lに値上がりすれば377080円(111.6%)になる計算です。
安くなるものについては自動車税(50000円)なり重量税(20500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。
ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。
税金の安さは折り紙付き!
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km
せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。
走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。
年間3000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 50000円 | 24% |
自動車重量税 1年分 | 20500円 | 10% |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 | 4% |
燃料代 3000km分 | 44530円 | 22% |
オイル交換 年1回 | 6500円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 12800円 | 6% |
任意保険料 80% | 62400円 | 31% |
合計 [1万kmとの差額] |
205600円 -132400円 |
- |
年間5000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 50000円 | 21% |
自動車重量税 1年分 | 20500円 | 9% |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 | 4% |
燃料代 5000km分 | 74220円 | 31% |
オイル交換 年1回 | 6500円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 12800円 | 5% |
任意保険料 85% | 66360円 | 27% |
合計 [1万kmとの差額] |
239300円 -98700円 |
- |
年間7000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 50000円 | 18% |
自動車重量税 1年分 | 20500円 | 7% |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 | 3% |
燃料代 7000km分 | 103910円 | 38% |
オイル交換 年1回 | 9100円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 12800円 | 5% |
任意保険料 90% | 70200円 | 26% |
合計 [1万kmとの差額] |
275400円 -62600円 |
- |
自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。
タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。
年間3000km走行では、10000km走行に比べて132400円安い205600円に、5000km走行では98700円安い239300円に、7000km走行では62600円安い275400円という結果になりました。
多走行距離での年間維持費|15000km・20000km
続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。
年間10000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 50000円 | 15% |
自動車重量税 1年分 | 20500円 | 6% |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 | 3% |
燃料代 10000km分 | 148440円 | 44% |
オイル交換 年2回 | 13000円 | 4% |
タイヤ交換 5年毎 | 19200円 | 6% |
任意保険料 100% | 78000円 | 22% |
合計 [1万kmとの差額] |
338000円 - |
- |
年間15000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 50000円 | 12% |
自動車重量税 1年分 | 20500円 | 5% |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 | 2% |
燃料代 15000km分 | 222660円 | 52% |
オイル交換 年3回 | 19500円 | 5% |
タイヤ交換 3年毎 | 23040円 | 5% |
任意保険料 110% | 85800円 | 19% |
合計 [1万kmとの差額] |
430400円 +92400円 |
- |
年間20000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 50000円 | 9% |
自動車重量税 1年分 | 20500円 | 4% |
自賠責保険料 1年分 | 8825円 | 2% |
燃料代 20000km分 | 296880円 | 56% |
オイル交換 年4回 | 26000円 | 5% |
タイヤ交換 3年毎 | 30720円 | 6% |
任意保険料 120% | 93600円 | 18% |
合計 [1万kmとの差額] |
526600円 +188600円 |
- |
自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。
「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。
輸入車・外車の小型車&普通車編 |
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3000cc以下クラス編 |
小型車&普通車の新車編 |
---|
4ドア・セダン編 |
【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?
ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(8.8km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(14.1km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(14.8km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(12.8km/L)ということになります。
ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代148440円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。
- 1リットル190円として計算。
- []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…? | |
市街地 | 8.8km/L → 9.1km/L |
郊外 | 14.1km/L → 14.5km/L |
高速道路 | 14.8km/L → 15.2km/L |
●例1:都市部にお住まい
まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。
市街地90%・郊外5%・高速5% | ||
---|---|---|
市街地 | 9000km | 194310円 [187910円] |
郊外 | 500km | 6750円 [6560円] |
高速道路 | 500km | 6420円 [6250円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 207480円 +59040円 9.2km/L |
|
エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 200720円 -6760円 9.5km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が8.8km/Lではガソリン1022.7Lを消費して、ガソリン代は194310円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が14.1km/Lではガソリン35.5Lを消費して、ガソリン代は6750円になります。 - 高速道路走行のガソリン代
高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が14.8km/Lではガソリン33.8Lを消費して、ガソリン代は6420円になります。
このパターンでは使用した燃料量が1092.0L、かかったガソリン代が207480円となり、平均燃費は9.2km/L(-3.6km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+59040円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は200720円となり、6760円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で33800円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?
●例2:市街地と郊外を行き来
次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。
市街地50%・郊外50%・高速0% | ||
---|---|---|
市街地 | 5000km | 107960円 [104410円] |
郊外 | 5000km | 67370円 [65510円] |
高速道路 | 0km | 0円 [0円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 175330円 +26890円 10.8km/L |
|
エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 169920円 -5410円 11.2km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が8.8km/Lでは568.2Lを消費して、ガソリン代は107960円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が14.1km/Lでは354.6Lを消費して、ガソリン代は67370円になります。
このパターンでは使用した燃料量が922.8L、かかったガソリン代が175330円となり、平均燃費は10.8km/L(-2.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+26890円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着ではガソリン代が169920円となり、1年間で5410円、5年間で27050円の経費削減になる計算です。
●例3:市街地・郊外・高速道路をMix
続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。
市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3% | ||
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市街地 | 3330km | 71900円 [69520円] |
郊外 | 3340km | 45010円 [43760円] |
高速道路 | 3330km | 42750円 [41630円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 159660円 +11220円 11.9km/L |
|
エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 154910円 -4750円 12.3km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が8.8km/Lでは378.4Lを消費して、ガソリン代は71900円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が14.1km/Lでは236.9Lを消費して、ガソリン代は45010円になります。 - 高速道路走行のガソリン代
高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が14.8km/Lでは225.0Lを消費して、ガソリン代は42750円になります。
このパターンでは使用した燃料量が840.3L、かかったガソリン代が159660円となり、平均燃費は11.9km/L(-0.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+11220円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着ではガソリン代が154910円となり、1年間で4750円、5年間で23750円の経費削減になる計算です。
●例4:農村部にお住まい
最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。
市街地5%・郊外90%・高速5% | ||
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市街地 | 500km | 10790円 [10430円] |
郊外 | 9000km | 121280円 [117930円] |
高速道路 | 500km | 6420円 [6250円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 138490円 -9950円 13.7km/L |
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エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 134610円 -3880円 14.1km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が8.8km/Lでは56.8Lを消費して、ガソリン代は10790円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が14.1km/Lでは638.3Lを消費して、ガソリン代は121280円になります。 - 高速道路走行のガソリン代
高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が14.8km/Lでは33.8Lを消費して、ガソリン代は6420円になります。
このパターンでは使用した燃料量が728.9L、かかったガソリン代が138490円となり、平均燃費は13.7km/L(+0.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-9950円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着ではガソリン代が134610円となり、1年間で3880円、5年間で19400円の経費削減になる計算です。
以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(9.2km/L・10.8km/L・11.9km/L・13.7km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(207480円・175330円・159660円・138490円)が出てくることがわかります。
市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離
WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。
各モード燃費と航続距離 | ||
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燃料タンク容量 | 74リットル | 14060円/74L |
WLTC燃費 12.8km/L |
947.2km - | 14.84円/km |
市街地燃費 8.8km/L |
651.2km [-296.0km] | 21.6円/km |
郊外燃費 14.1km/L |
1043.4km [+96.2km] | 13.5円/km |
高速道路燃費 14.8km/L |
1095.2km [+148.0km] | 12.8円/km |
燃料タンクの容量を74Lとしたとき、市街地モード燃費8.8km/Lでの航続距離は651.2km(-296.0km)、郊外モード燃費14.1km/Lでの航続距離は1043.4km(+96.2km)、高速道路モード燃費14.8km/Lでの航続距離は1095.2km(+148.0km)となります。
ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。
7シリーズの燃料タンクと燃費と航続距離と
燃料タンクと燃費と航続距離と | |
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WLTCモード燃費 | 12.8km/L |
燃料タンク容量 | 74L |
航続距離(カタログ燃費) | 947.2km |
航続距離(80%燃費) | 754.8km |
満タンプライス | 14060円 |
1km走行コスト | 14.84円/km |
1万円でどこまで行ける? | 673.7km |
東京から947.2kmの範囲 | |
WLTCモード燃費が12.8km/L、燃料タンク容量74リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は947.2kmです。
実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(11.5km/L)とすると航続距離は851.0km、80%(10.2km/L)だと754.8km、70%(9.0km/L)では666.0kmになります。
燃料タンクに1滴の燃料もない状態から74リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり190円では14060円、上で計算した航続距離を踏まえると947.2km(80%燃費時754.8km)を走行するのに14060円かかる計算です。
燃費を12.8km/Lとしたときの1km走行コストは14.84円、10万km走行したときの燃料代は148.4万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら14.8万円/年、7年10万kmなら21.2万円/年、5年10万kmなら29.7万円/年、3年10万kmなら49.5万円/年となります。
ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば673.7km(往復なら片道336.8km)、カタログ値の80%なら538.9km(片道269.5km)離れたところまで行くことができます。
7シリーズのエンジン諸元とカタログデータ
B58B30P型エンジン簡易性能曲線図 | |
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エンジン諸元 | |
原動機型式 | B58B30P |
気筒配列 | 直列6気筒+モーター |
排気量 | 2997cc |
圧縮比 | - |
吸気方式 | ターボ |
最高出力 | 381PS[280kW]/5500rpm |
最大トルク | 53.0kgm[520Nm]/1850-5000rpm | パワーバンド | 1850-5500rpm, 帯域66.4% |
使用燃料 | ハイオクガソリン |
WLTC燃費 | 12.8km/L(30.1mpg) |
JC08燃費 | 16.0km/L(37.6mpg) |
100km燃費 | 7.8L/100km |
最高出力・最大トルク 各回転数での出力 | |
1850回転時 馬力 |
137PS/1850rpm |
5000回転時 馬力 | 370PS/5000rpm |
5500回転時 トルク |
49.6kgm/5500rpm |
モーター諸元 | |
電動機型式 | PA0001N0 |
出力 | 13kW/2000rpm |
トルク | 200Nm/0-500rpm |
※B58B30P型エンジンの諸元と性能まとめ ※直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。 ※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧 ※直列6気筒の最高出力ランキング |
まずおさらいとして、搭載しているB58B30型2997cc、直列6気筒+モーターのターボエンジンは5500回転時に最高出力381馬力を、1850-5000回転時に最大トルク53.0kgmを発生します。
馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。
トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。
※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。
ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1850rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の3650rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は66.4%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。
|
うわっ…私の体重、重すぎ…?
さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ は5.564kg/PS(2120kg/381PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。
車重と搭乗者とPWR | |
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車体のみ | 5.564kg/PS |
車体+1人 | 5.709kg/PS |
車体+5人 | 6.286kg/PS |
お腹と車重とPWR | |
車体+60kg | 5.722kg/PS |
車体+70kg | 5.748kg/PS |
車体+80kg | 5.774kg/PS |
車体+90kg | 5.801kg/PS |
車体+100kg | 5.827kg/PS |
というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.709kg/PS(2175kg/381PS)となり、数値としては0.145kg、比率にすると2.6%ほど悪化します。
次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.286kg/PS(2395kg/381PS)となり、数値としては0.722kg、比率にすると13.0%も悪化することになります。
もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。
22EH30 7シリーズのライバル候補車たち
車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.709kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。
愛すべきライバル車種 | ||
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Page Link | 車名 PWR | +55kg |
![]() - |
7シリーズ 5.709kg/PS 381PS・3.0L-TB 車体のみPWR 5.564 |
2175kg +2.6% |
![]() 車種詳細 |
フォレスター 5.875kg/PS 280PS・2.0L-TB 車体のみPWR 5.679 |
1645kg +3.5% |
![]() 車種詳細 |
レガシィ ツーリングワゴン 5.517kg/PS 300PS・2.0L-TB 車体のみPWR 5.333 |
1655kg +3.4% |
![]() 車種詳細 |
インテグラ タイプR 5.659kg/PS 220PS・2.0L-NA 車体のみPWR 5.409 |
1245kg +4.6% |
![]() 車種詳細 |
インプレッサ 5.660kg/PS 250PS・2.0L-TB 車体のみPWR 5.440 |
1415kg +4.0% |
![]() 車種詳細 |
マツダスピード アクセラ 5.701kg/PS 264PS・2.3L-TB 車体のみPWR 5.492 |
1505kg +3.8% |
5.481kg/PSから5.937kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スバルの5人乗りSUV・SJG型 フォレスター、スバルの5人乗りワゴン・BRG型 レガシィ ツーリングワゴン、ホンダの4人乗りクーペ・DC5型 インテグラ タイプR、スバルの5人乗りハッチバック・GH8型 インプレッサ、マツダの5人乗りハッチバック・BL3FW型 マツダスピード アクセラという顔ぶれが並びました。
最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。
こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。
●22EH30型 7シリーズ [740i Excellence G70]のライバル車種|5.709kg/PS
ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は179.7PS/tとなっています。
7シリーズがバイクと競争するなら…?
![]() 車種詳細 |
CTX700N|669cc 5.708kg/PS 274kg/47.6PS/6.12kgm [車体のみPWR:4.562] 1速ギヤ速度:56.2km/h 最小TWR:0.856 |
2022/07![]() - |
7シリーズ|2997cc 5.709kg/PS 2175kg/381PS/53.0kgm [車体のみPWR:5.564] 1速ギヤ速度:47.2km/h 最小TWR:0.911 |
![]() 車種詳細 |
ブルバード800|805cc 5.712kg/PS 297kg/52.0PS/6.90kgm [車体のみPWR:4.654] 1速ギヤ速度:50.7km/h 最小TWR:0.786 |
幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。
などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここでは7シリーズとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。
RC68 CTX700Nと競争してみる
まず7シリーズより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのCTX700Nが挙げられます。PWRの5.708kg/PSは車両重量219kgにライダーの体重55kgを加えた274kgを、最高出力47.6PSで割ったものです。
自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はCTX700Nに9.0km/h劣り、1速TWRは0.055kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)
VS56A ブルバード800と競争してみる
続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのブルバード800が挙げられます。PWRの5.712kg/PSは車両重量242kg+55kgの297kgを、最高出力52.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は3.5km/h劣り、1速TWRは0.125kg劣る、という結果になりました。
その他の諸元いろいろ
いろいろな数値 | |
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WB/TR比 | 1.939 |
平均ピストンスピード | 17.34m/s |
トルクウェイトレシオ | 40.00kg/kgm |
1馬力あたりのお値段 | 39108円 |
排気量1Lあたり馬力 | 127.13PS/L |
排気量1Lあたりトルク | 17.68kgm/L |
1気筒あたりの馬力 | 63.5PS |
1気筒あたりのトルク | 8.8kgm |
パワーバンド比率 | 66.4% |
燃費×馬力 | 4876.8pt |
各種ランキング | |
セダンのPWR 2.5~3.0Lターボ車のPWR |
トルクウェイトレシオは40.00kg/kgm(2120kg/53.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)
ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が14900000円、最高出力が381馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は39108円、逆に1万円あたりでは0.26馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は281132円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。
1馬力あたりのお値段が安い車ランキング |
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総合ランキング |
輸入車編 |
3000cc以下の車編 |
セダン編 |
●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は127.13PS/L、トルクは17.68kgm/L、1気筒あたりの馬力は63.5馬力、トルクは8.8kgmとなり、このエンジンが381馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.34m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング
ちなみに、ストローク量が94.6mmであるB58B30型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6340回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング
●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.939になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、小回りよりも真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング
●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が12.8km/L、最高出力が381PSであるこの車の獲得ポイントは4876.8ptになります。
戯れに車両重量2120kgを100kg単位にした21.2で割ってみたところ、その数値は230.04ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)
- 低燃費で高出力な自動車ランキング
燃費×最高出力の数値順。燃費が良くて高出力なほど高得点。 - 低燃費で高出力で軽量な自動車ランキング
燃費×最高出力÷車両重量の数値順。燃費が良くて高出力で車両重量が軽いほど高得点。
7シリーズでの車中泊
ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。
期待される客室寸法 | |
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期待される荷室の長さ | 1.886m |
期待される荷室の幅 | 1.550m |
対角線の長さ | 2.441m |
期待される荷室の面積 | 2.923m² |
縦方向の長さが1.886m(対角線では2.441m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。
これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。
セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。
ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係
続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。
しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。
ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。
暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 285/40R20|タイヤ直径 73.6cm|円周長 231.2cm | |||||||
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ギヤ | ギヤ比 | 総減速比 | ステップ比 | シフトアップ 後の回転数 |
6000rpm の速度 |
100kmh の回転数 |
タイヤの 最大駆動力 |
1速 | 5.250 | 16.15 | - | - | 52km/h | 11650rpm | 2326.6kgm |
2速 | 3.360 | 10.34 | 0.640 | 1-2/ 3840rpm |
81km/h | 7450rpm | 1489.0kgm |
3速 | 2.172 | 6.68 | 0.646 | 2-3/ 3880rpm |
125km/h | 4820rpm | 962.5kgm |
4速 | 1.720 | 5.29 | 0.792 | 3-4/ 4750rpm |
157km/h | 3820rpm | 762.2kgm |
5速 | 1.316 | 4.05 | 0.765 | 4-5/ 4590rpm |
206km/h | 2920rpm | 583.2kgm |
6速 | 1.000 | 3.08 | 0.760 | 5-6/ 4560rpm |
270km/h | 2220rpm | 443.2kgm |
7速 | 0.822 | 2.53 | 0.822 | 6-7/ 4930rpm |
329km/h | 1820rpm | 364.3kgm |
8速 | 0.640 | 1.97 | 0.779 | 7-8/ 4670rpm |
423km/h | 1420rpm | 283.6kgm |
Final | 3.077 | レシオカバレッジ(変速比幅)8.203 |
- ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
- シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
- 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1850-5000rpm)を下回るもの。
- 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.077)で算出。
- タイヤの最大駆動力は最大トルク(53.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.077)÷タイヤの有効半径(0.368m)で算出。
ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。
本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの423km(5500rpmでは387.4km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。
タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1850-5000回転で最大トルク53.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。
この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば40.00kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.564kg/ps)に比べると霞んで見えます。
しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2326.6kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2120kg)を1速ギヤの最大駆動力(2326.6kgm)で割ってみると0.911kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(49.6kgm)からTWRを算出すると0.974kg/kgmとなり、1850-5500回転の回転域では0.911-0.974kg/kgmの間で推移することがわかります。
5500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度
22EH30型7シリーズに搭載されたB58B30型2997ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。
5500rpmでの速度とシフトアップ後の回転数 | ||
---|---|---|
ギヤ | 速度 | 回転数 |
1速ギヤ | 47km/h | - |
2速ギヤ | 74km/h | 3520rpm |
3速ギヤ | 114km/h | 3550rpm |
4速ギヤ | 144km/h | 4360rpm |
5速ギヤ | 188km/h | 4210rpm |
6速ギヤ | 248km/h | 4180rpm |
7速ギヤ | 302km/h | 4520rpm |
8速ギヤ | 387km/h | 4280rpm |
まず1速ギヤで5500rpmまで引っ張ると47km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5500rpmから3520rpmまで落ち、そこから5500rpmまで加速を続けると速度は74km/h(+27km/h)になります。
ある速度における各ギヤでの回転数
ギヤ | 40 km/h |
60 km/h |
80 km/h |
100 km/h |
120 km/h |
140 km/h |
180 km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1速 | 4660 | 6990 | 9320 | 11650 | 13970 | 16300 | 20960 |
2速 | 2980 | 4470 | 5960 | 7450 | 8940 | 10430 | 13420 |
3速 | 1930 | 2890 | 3850 | 4820 | 5780 | 6740 | 8670 |
4速 | 1530 | 2290 | 3050 | 3820 | 4580 | 5340 | 6870 |
5速 | 1170 | 1750 | 2340 | 2920 | 3500 | 4090 | 5250 |
6速 | 890 | 1330 | 1770 | 2220 | 2660 | 3110 | 3990 |
7速 | 730 | 1090 | 1460 | 1820 | 2190 | 2550 | 3280 |
8速 | 570 | 850 | 1140 | 1420 | 1700 | 1990 | 2560 |
この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.640)を選択して時速100kmにて走行すると1420回転まで回ります。
ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは850回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは990回転、一般的な高速道路の80km/hでは1140回転、100km/hでは1420回転、制限速度が120km/hになると1700回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2550回転まで回ります。
これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。ある回転数における各ギヤでの速度
ギヤ | 1000 rpm |
2000 rpm |
3000 rpm |
4000 rpm |
5000 rpm |
6000 rpm |
7000 rpm |
8000 rpm |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1速 | 9 | 17 | 26 | 34 | 43 | 52 | 60 | 69 |
2速 | 13 | 27 | 40 | 54 | 67 | 81 | 94 | 107 |
3速 | 21 | 42 | 62 | 83 | 104 | 125 | 145 | 166 |
4速 | 26 | 52 | 79 | 105 | 131 | 157 | 183 | 210 |
5速 | 34 | 69 | 103 | 137 | 171 | 206 | 240 | 274 |
6速 | 45 | 90 | 135 | 180 | 225 | 270 | 316 | 361 |
7速 | 55 | 110 | 165 | 219 | 274 | 329 | 384 | 439 |
8速 | 70 | 141 | 211 | 282 | 352 | 423 | 493 | 564 |
この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。
純正装着タイヤの285/40R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版
下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。
※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。
純正タイヤ 285/40R20 | 直径 736mm | |||||
---|---|---|---|---|---|
-20mm 幅265mm |
-10mm 幅275mm |
変更なし 幅285mm |
+10mm 幅295mm |
+20mm 幅305mm |
|
35 | 265/35R20 37.7km/h 径 694mm 差 -42mm |
275/35R20 38.1km/h 径 701mm 差 -35mm |
285/35R20 38.5km/h 径 708mm 差 -28mm |
295/35R20 38.9km/h 径 715mm 差 -21mm |
305/35R20 39.2km/h 径 722mm 差 -14mm |
40 | 265/40R20 39.1km/h 径 720mm 差 -16mm |
275/40R20 39.6km/h 径 728mm 差 -8mm |
285/40R20 40.0km/h 736mm 0mm |
295/40R20 40.4km/h 径 744mm 差 +8mm |
305/40R20 40.9km/h 径 752mm 差 +16mm |
45 | 265/45R20 40.6km/h 径 747mm 差 +11mm |
275/45R20 41.1km/h 径 756mm 差 +20mm |
285/45R20 41.6km/h 径 765mm 差 +29mm |
295/45R20 42.1km/h 径 774mm 差 +38mm |
305/45R20 42.6km/h 径 783mm 差 +47mm |
50 | 265/50R20 42.0km/h 径 773mm 差 +37mm |
275/50R20 42.6km/h 径 783mm 差 +47mm |
285/50R20 43.1km/h 径 793mm 差 +57mm |
295/50R20 43.6km/h 径 803mm 差 +67mm |
305/50R20 44.2km/h 径 813mm 差 +77mm |
もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/40R20 、275/35R20、275/40R20 、285/35R20 、295/35R20 、305/35R20あたりのタイヤがおすすめです。
285/40R20のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、285/40R20の適応サイズと性能の変化 [22EH30型7シリーズ編]のページをご覧ください。
純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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22EH30型 7シリーズ 3.0Lターボ FR/8ATの通知表
ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。
運動性能部門 10項目 | ||||
---|---|---|---|---|
評価項目 | 全車種平均 | 数値 | 得点 | 評価 |
PWR | 9.78㎏/PS | 5.56㎏/PS | 61.5pt | B |
最高回転数 | 5881rpm | 5500rpm | 45.3pt | D |
1速ギヤ 加速性能 | 1.58㎏/㎏m | 0.91㎏/㎏m | 64.1pt | A |
1速ギヤ 最高速 | 51.1㎞/h | 47.2㎞/h | 46.4pt | C |
1リットル 換算馬力 | 103.35PS/L | 127.13PS/L | 58.6pt | B |
1リットル 換算トルク | 15.98㎏m/L | 17.68㎏m/L | 55.3pt | B |
WB/TR比 | 1.773 | 1.939 | 33.1pt | E |
ワイド& ロー指数 | 0.894 | 0.792 | 57.3pt | B |
前面の面積 | 2.631m2 | 3.013m2 | 39.3pt | D |
最低地上高 | 154.5mm | 147mm | 53.0pt | C |
スポーツ性能部門の得点 | 487.7pt | |||
総合評価 | C |
※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。
ユーティリティ部門 10項目 | ||||
---|---|---|---|---|
評価項目 | 全車種平均 | 数値 | 得点 | 評価 |
年間維持費 | 335944円 | 338000円 | 49.8pt | C |
WLTC燃費 | 16.2km/L | 12.8km/L | 43.0pt | D |
100km/h 回転数 | 2490rpm | 1420rpm | 64.1pt | A |
航続距離 | 643.9km | 947.2km | 67.5pt | A |
車の大きさ | 11.466m3 | 16.239m3 | 31.1pt | E |
車内の広さ | 3430.7L | - | 46.6pt | C |
乗車定員 | 4.8人 | 5人 | 51.7pt | C |
1人あたり 車内広さ | 691.7L | - | 44.2pt | D |
車内床面積 | 2.793m2 | - | 46.0pt | C |
最小回転 半径 | 5.17m | 6.1m | 31.0pt | E |
ユーティリティ部門の得点 | 475.0pt | |||
総合評価 | D |
※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。
部門 | 全10699車種中 | RANK | |
---|---|---|---|
運動性能 | 487.7pt | 6263位 | C |
運動性能部門 ランキング | |||
ユーティリティ | 475.0pt | 6891位 | D |
ユーティリティ部門 ランキング | |||
総合得点 | 962.7pt | 7821位 | D |
総合得点ランキング |
スポーツ性能部門は487.7点で全10699車種中の6263位、ユーティリティ部門は475.0点で6891位、総合得点は962.7点で7821位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。
上記リンク先では、今回このページで紹介した22EH30型 7シリーズ(FR/8AT) の各種スペックを、セダン・3000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。
7シリーズの歴代モデル
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6代目 7E30型 7シリーズ |
7E30 7シリーズは2015/10に登場した6代目モデル。参考車両の「740Li M-sport G12」は全長5250mm、全幅1900mm、全高1480mmの車体に、326PS/45.9kgmを発生するB58B30型2997ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。 |
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5代目 YE44型 7シリーズ |
YE44 7シリーズは2009/03に登場した5代目モデル。参考車両の「750Li F02」は全長5220mm、全幅1900mm、全高1485mmの車体に、450PS/66.3kgmを発生するN63B44型4394ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。 |
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4代目 GN60型 7シリーズ |
GN60 7シリーズは2001/10に登場した4代目モデル。参考車両の「760iL E66」は全長5180mm、全幅1900mm、全高1490mmの車体に、445PS/61.2kgmを発生するN73B60型5972ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。 |
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3代目 GF40型 7シリーズ |
GF40 7シリーズは1994/10に登場した3代目モデル。参考車両の「740i 40-8S E38」は全長4985mm、全幅1860mm、全高1435mmの車体に、286PS/40.0kgmを発生するM60B40型3981ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。 |
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2代目 L35型 7シリーズ |
L35 7シリーズは1987/11に登場した2代目モデル。参考車両の「735iL E32」は全長5025mm、全幅1845mm、全高1400mmの車体に、211PS/31.1kgmを発生する3.34M.J1型3430ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。 |
人気があるセダンの車種比較
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EC5A ギャラン VR-4 2000 vs CT9A ランサー Evolution VII GSR 2001 性能比較 8代目 ギャラン VR-4 type-V(2000年式 EC5A・4WD/5MT・2.5L+ツインターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)と、6代目 ランサー Evolution VII GSR(2001年式 CT9A・4WD/5MT・2.0L+ターボ・280PS/39.0kgm・5人乗り)を比較。 |
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GE8P クロノス V6 1993 vs CB6A ランサー V6 1994 性能比較 初代 クロノス 18VL(1993年式 GE8P・FF/5MT・1.9L・140PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 ランサー MX-Saloon V6(1994年式 CB6A・FF/5MT・1.6L・140PS/15.0kgm・5人乗り)を比較。 |
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