GBDAD A1 スポーツバック 性能と維持費 FF/7AT 365万円 2019年

このページでは、アウディの5ドア・5人乗りハッチバック、2代目の3BA-GBDAD型A1 スポーツバック 35 TFSI advanced【2019/11モデル・150PS/25.5kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

GBDAD A1 スポーツバック
販売期間:2019/11 -

画像はアウディより引用
http://www.audi.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4040mm×全幅1740mm×全高1435mm、排気量は1497ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4040mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下・Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

GBDAD型 A1 スポーツバック [1497cc/150PS FF/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目A1 スポーツバックの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2024/12
GBDKL型
[25 TFSI advanced]
1.0L-TB・FF/7AT・351.0万円
95PS・17.8kgm・18.1km/L
95PS
17.8kgm
18.1km/L
2022/04
GBDKR型
[CityCarver Black-Style PLUS]
1.0L-TB・FF/7AT・464.0万円
116PS・20.4kgm・15.3km/L
116PS
20.4kgm
15.3km/L
2020/06
GBDKL型
[25 TFSI]
1.0L-TB・FF/7AT・294.0万円
95PS・17.8kgm・15.2km/L
95PS
17.8kgm
15.2km/L
2代目A1 スポーツバックの車両型式・グレード一覧【全4車種】
A1 スポーツバックの旧型モデル
初代 8XCWZF型S1スポーツバック
8XCWZF型S1スポーツバックは2014/11に登場した初代モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長3990mm、全幅1745mm、全高1440mmの車体に、231PS/37.8kgmを発生するCWZ型1984ccエンジンを搭載。


GBDAD A1 スポーツバックの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー アウディ
車名&
グレード
A1 スポーツバック
35 TFSI advanced
その他 Sライン|1stエディション|4.800(1-2-3-4)/3.428(5-6-7)/4.500(B)
お値段 3650000円
車両型式 3BA-GBDAD
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 5ドア・5名乗車
ホイールベース 2560mm
トレッド 1510mm/1490mm
WB/TR比 1.707
最小半径 5.1m
最低高 165mm
タイヤ 前輪:215/45R17
後輪:215/45R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1220kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

A1 スポーツバックと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
A1 スポーツバック
車体寸法
全長 4040mm -
全幅 1740mm -
全高 1435mm -
大きさ 10.09m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +640mm
全幅 1480mm以下 +260mm
全高平均 1640mm -205mm
大きさ平均 8.13m3 +1.96m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -660mm
全幅 1700mm以下 +40mm
全高平均 1496mm -61mm
大きさ平均 10.47m3 -0.38m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -603mm
全幅平均 1815mm -75mm
全高平均 1518mm -83mm
大きさ平均 12.84m3 -2.75m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。



A1 スポーツバックでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.414m
期待される荷室の幅 1.340m
対角線の長さ 1.948m
期待される荷室の面積 1.895m²

縦方向の長さが1.414m(対角線では1.948m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。

普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


GBDAD A1 スポーツバックの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税34500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、A1 スポーツバックの新車を419.8万円(諸費用として54.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 1500cc以下 13年未満 34500円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷15.6㎞/L×195円/L 125000円
オイル交換
5000km毎
1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料
月額5000円
月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 261700円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額69960円×12ヶ月 839520円
ローン返済中の年間維持費 1101200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
  • 初度登録から6年経過車の場合、「1500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は34500円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算21900円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

A1 スポーツバックの維持費は高い?安い?

「A1 スポーツバックの年間維持費は261700円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてA1 スポーツバックの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いヤリス HV177500円-84200円
ジェイド217100円-44600円
フリード ハイブリッド232000円-29700円
スイフト スポーツ260000円-1700円
基準1500ccクラス平均261300円-400円
A1 スポーツバックの維持費261700円
ステップワゴン スパーダ270100円+8400円
アバルト595304800円+43100円
ゴルフ トゥーラン335600円+73900円
高いウーノ388300円+126600円

A1 スポーツバックの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリス HVと比較して84200円高く、最も高いウーノと比較して126600円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では400円高くなっています。

最低額のヤリス HVと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、A1 スポーツバックの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1500ccクラスの車 ランキング

A1 スポーツバックを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%340万円29万円23万円
15%230万円20万円16万円
20%170万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は340万円(総支給額29万円/月、手取り23万円/月)、ここから月額維持費2.2万円を支払うと残りは20.8万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は230万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)、2.2万円を支払うと残りは13.8万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が170万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.2万円を引くと残りは9.8万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代13万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費15.6km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 92960円 -32040円
170円/L 108990円 -16010円
185円/L 118610円 -6390円
195円/L 125000円 -
205円/L 131430円 +6430円
220円/L 141050円 +16050円
245円/L 157070円 +32070円

燃費15.6km/LのGBDAD型 A1 スポーツバックで10000km走行するのに必要な燃料は641.1L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は125000円になります。

参考までに、A1 スポーツバックの燃料タンクは40リットルですので、641.1Lの給油回数は17回、1回あたりの燃料代は約7360円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては6430円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると16050円、50円も違ってくると32070円にもなります。

これをGBDAD型 A1 スポーツバックの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を261700円としたとき、145円/Lに値下がりすれば229660円(87.8%)に、245円/Lに値上がりすれば293770円(112.3%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(34500円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 34500円
自動車重量税 1年分 12300円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 55625円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 37500円 62500円 87500円
オイル交換 4500円 4500円 6300円
タイヤ交換 8000円 8000円 8000円
任意保険料 48000円 51000円 54000円
税金 自賠責 一律 55625円
合計 153700円 181700円 211500円
1万km差額 -108000円 -80000円 -50200円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて108000円安い153700円に、5000km走行では80000円安い181700円に、7000km走行では50200円安い211500円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 125000円 187500円 250000円
オイル交換 9000円 13500円 18000円
タイヤ交換 12000円 14400円 19200円
任意保険料 60000円 66000円 72000円
税金 自賠責 一律 55625円
合計 261700円 337100円 414900円
1万km差額 - +75400円 +153200円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
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小型車&普通車の新車編
ハッチバック編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(11.7km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(15.8km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(18.1km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(15.6km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代125000円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

走行例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 9000km 769.2L 149990円
郊外 500km 31.6L 6160円
高速道路 500km 27.6L 5380円
平均燃費 12.1km/L 828.4L 161530円
WLTC 総合燃費との差額 +36530円

走行例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 5000km 427.4L 83340円
郊外 5000km 316.5L 61720円
高速道路 0km 0L 0円
平均燃費 13.4km/L 743.9L 145060円
WLTC 総合燃費との差額 +20060円

走行例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤(33%)、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤(34%)、高速利用もバッチリ!(33%)という感じでシミュレーションしてみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 3330km 284.6L 55500円
郊外 3340km 211.4L 41220円
高速道路 3330km 184.0L 35880円
平均燃費 14.7km/L 680.0L 132600円
WLTC 総合燃費との差額 +7600円

走行例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、隣町の市街地へ買い出しに行くため500km走行、パトロールがてらにいつもの田んぼ道を9000km走行、一念発起して都会の空気を吸いに高速道路を500km走行したとする場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 500km 42.7L 8330円
郊外 9000km 569.6L 111070円
高速道路 500km 27.6L 5380円
平均燃費 15.6km/L 639.9L 124780円
WLTC 総合燃費との差額 -220円


走行距離は同じ1万kmであっても、走行する環境によって燃料代はずいぶん大きく変わります。信号待ちや渋滞のSTOP&GOで燃費が悪くなりがちな走行例1と、渋滞知らずで燃費にも車にも優しい走行例4では燃料の消費量が188.5リットルの差、金額にして36750円の差が生じます。

参考:燃費が3%向上すると…?

モード 各モード燃費 +3%燃費 燃費差
総合燃費 15.6km/L 16.1km/L +0.5km/L
市街地 11.7km/L 12.1km/L +0.4km/L
郊外 15.8km/L 16.3km/L +0.5km/L
高速道路 18.1km/L 18.6km/L +0.5km/L

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費の航続距離
モード 燃費 航続距離 1km費用
総合 15.6km/L 624km - 12.50円/km
市街地 11.7km/L 468km -156km 16.7円/km
郊外 15.8km/L 632km +8km 12.3円/km
高速 18.1km/L 724km +100km 10.8円/km

※1km費用は燃料価格195円/Lを各モード燃費で割ったもの。1km走行するために必要な燃料代。

燃料タンクの容量を40Lとしたとき、市街地モード燃費11.7km/Lでの航続距離は468km(-156km)、郊外モード燃費15.8km/Lでの航続距離は632km(+8km)、高速道路モード燃費18.1km/Lでの航続距離は724km(+100km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

A1 スポーツバックの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 15.6km/L
燃料タンク容量 40L
航続距離(カタログ燃費) 624.0km
航続距離(80%燃費) 500.0km
満タンプライス 7800円
1km走行コスト 12.50円/km
1万円でどこまで行ける? 800.0km
東京から624.0kmの範囲

WLTCモード燃費が15.6km/L、燃料タンク容量40リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は624.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(14.0km/L)とすると航続距離は560.0km、80%(12.5km/L)だと500.0km、70%(10.9km/L)では436.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から40リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では7800円、上で計算した航続距離を踏まえると624.0km(80%燃費時500.0km)を走行するのに7800円かかる計算です。

燃費を15.6km/Lとしたときの1km走行コストは12.50円、10万km走行したときの燃料代は125.0万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら12.5万円/年、7年10万kmなら17.9万円/年、5年10万kmなら25.0万円/年、3年10万kmなら41.7万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば800.0km(往復なら片道400.0km)、カタログ値の80%なら640.0km(片道320.0km)離れたところまで行くことができます。

GBDAD A1 スポーツバックのエンジン諸元とカタログデータ

DAD型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 DAD
気筒配列 直列4気筒
排気量1497cc
圧縮比 10.5
吸気方式 ターボ
最高出力 150PS[110kW]/5000-6000rpm
最大トルク 25.5kgm[250Nm]/1500-3500rpm
パワーバンド 1500-6000rpm, 帯域75.0%
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費15.6km/L(36.7mpg)
JC08燃費17.3km/L(40.7mpg)
100km燃費6.4L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
1500rpm 53PS/25.5kgm
3500rpm125PS/25.5kgm
5000rpm150PS/21.5kgm
6000rpm 150PS/17.9kgm
DAD型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているDAD型1497cc、直列4気筒のターボエンジンは5000-6000回転時に最高出力150馬力を、1500-3500回転時に最大トルク25.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1500rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の4500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は75.0%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.133kg/PS(1220kg/150PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.133kg/PS
車体+1人8.500kg/PS
車体+5人9.967kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg8.533kg/PS
車体+70kg8.600kg/PS
車体+80kg8.667kg/PS
車体+90kg8.733kg/PS
車体+100kg8.800kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.500kg/PS(1275kg/150PS)となり、数値としては0.367kg、比率にすると4.5%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは9.967kg/PS(1495kg/150PS)となり、数値としては1.834kg、比率にすると22.6%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

GBDAD A1 スポーツバックのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.500kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
A1 スポーツバック
8.500kg/PS
150PS・1.5L-TB
車体のみPWR 8.133
1275kg
+4.5%

車種詳細
フィット
8.371kg/PS
132PS・1.5L-NA
車体のみPWR 7.955
1105kg
+5.2%

車種詳細
スイフト スポーツ
8.565kg/PS
115PS・1.5L-NA
車体のみPWR 8.087
985kg
+5.9%

車種詳細
アクセラ スポーツ
8.486kg/PS
175PS・2.2L-TB
車体のみPWR 8.171
1485kg
+3.8%

車種詳細
ルポ
8.520kg/PS
125PS・1.6L-NA
車体のみPWR 8.080
1065kg
+5.4%

車種詳細
エルグランド
8.646kg/PS
240PS・3.5L-NA
車体のみPWR 8.417
2075kg
+2.7%


8.330kg/PSから8.670kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りハッチバック・GK5型 フィット、スズキの5人乗りハッチバック・HT81S型 スイフト スポーツ、マツダの5人乗りハッチバック・BM2FS型 アクセラ スポーツ、フォルクスワーゲンの4人乗りハッチバック・6EAVY型 ルポ、日産の8人乗りミニバン・E51型 エルグランドという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

GBDAD型 A1 スポーツバック [35 TFSI advanced]のライバル車種|8.500kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は123.0PS/tとなっています。


A1 スポーツバックがバイクと競争するなら…?


車種詳細
スカイウェイブ400|399cc
8.469kg/PS
271kg/32.0PS/3.50kgm
[車体のみPWR:6.750]
1速ギヤ速度:58.8km/h
最小TWR:1.283
2019/11

-
A1 スポーツバック|1497cc
8.500kg/PS
1275kg/150PS/25.5kgm
[車体のみPWR:8.133]
1速ギヤ速度:42.1km/h
最小TWR:0.890

車種詳細
SL230|223cc
8.500kg/PS
170kg/20.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:5.750]
1速ギヤ速度:31.3km/h
最小TWR:0.607

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではA1 スポーツバックとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

CK44A スカイウェイブ400と競争してみる

まずA1 スポーツバックより少しPWRが低いバイクとして、スズキのスカイウェイブ400が挙げられます。PWRの8.469kg/PSは車両重量216kgにライダーの体重55kgを加えた271kgを、最高出力32.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はスカイウェイブ400に16.7km/h劣り、1速TWRは0.393kg勝る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

MD33 SL230と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのSL230が挙げられます。PWRの8.500kg/PSは車両重量115kg+55kgの170kgを、最高出力20.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は10.8km/h勝り、1速TWRは0.283kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.707
平均ピストンスピード 17.18m/s
トルクウェイトレシオ 47.84kg/kgm
1馬力あたりのお値段 24333円
排気量1Lあたり馬力 100.20PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.03kgm/L
1気筒あたりの馬力 37.5PS
1気筒あたりのトルク 6.4kgm
パワーバンド比率 75.0%
燃費×馬力 2340.0pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは47.84kg/kgm(1220kg/25.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3650000円、最高出力が150馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は24333円、逆に1万円あたりでは0.41馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は143137円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
1500cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は100.20PS/L、トルクは17.03kgm/L、1気筒あたりの馬力は37.5馬力、トルクは6.4kgmとなり、このエンジンが150馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.18m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が85.9mmであるDAD型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6980回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.707になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が15.6km/L、最高出力が150PSであるこの車の獲得ポイントは2340.0ptになります。
戯れに車両重量1220kgを100kg単位にした12.2で割ってみたところ、その数値は191.80ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


GBDAD A1 スポーツバックのギヤ比と回転数・速度のステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5000-6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 215/45R17|タイヤ直径 62.5cm|円周長 196.3cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.500 16.80 - - 46km/h 14260rpm 1370.9kgm
2速 2.086 10.01 0.596 1-2/
3870rpm
76km/h 8500rpm 817.0kgm
3速 1.342 6.44 0.643 2-3/
4180rpm
119km/h 5470rpm 525.6kgm
4速 0.933 4.48 0.695 3-4/
4520rpm
171km/h 3800rpm 365.4kgm
5速 0.695 3.34 0.745 4-5/
4840rpm
229km/h 2830rpm 272.2kgm
6速 0.555 2.66 0.799 5-6/
5190rpm
287km/h 2260rpm 217.4kgm
7速 0.466 2.24 0.840 6-7/
5460rpm
342km/h 1900rpm 182.5kgm
Final4.800レシオカバレッジ(変速比幅)7.511
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1500-3500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.800)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(25.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.800)÷タイヤの有効半径(0.3125m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は7速ギヤの342km(6000rpmでは315.9km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1500-3500回転で最大トルク25.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば47.84kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(8.133kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1370.9kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1220kg)を1速ギヤの最大駆動力(1370.9kgm)で割ってみると0.890kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(17.9kgm)からTWRを算出すると1.268kg/kgmとなり、1500-6000回転の回転域では0.890-1.268kg/kgmの間で推移することがわかります。


6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

GBDAD型A1 スポーツバックに搭載されたDAD型1497ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

6000rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ42km/h-
2速ギヤ71km/h3580rpm
3速ギヤ110km/h3860rpm
4速ギヤ158km/h4170rpm
5速ギヤ212km/h4470rpm
6速ギヤ265km/h4790rpm
7速ギヤ316km/h5040rpm

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると42km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3580rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は71km/h(+29km/h)になります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5710 8560 11410 14260 17120 19970 25670
2速 3400 5100 6800 8500 10200 11900 15300
3速 2190 3280 4380 5470 6560 7660 9840
4速 1520 2280 3040 3800 4560 5320 6840
5速 1130 1700 2270 2830 3400 3970 5100
6速 900 1360 1810 2260 2710 3170 4070
7速 760 1140 1520 1900 2280 2660 3420
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.466)を選択して時速100kmにて走行すると1900回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1140回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1330回転、一般的な高速道路の80km/hでは1520回転、100km/hでは1900回転、制限速度が120km/hになると2280回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3420回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7 14 21 28 35 42 49 56
2速 12 24 35 47 59 71 82 94
3速 18 37 55 73 91 110 128 146
4速 26 53 79 105 131 158 184 210
5速 35 71 106 141 177 212 247 282
6速 44 88 133 177 221 265 309 354
7速 53 105 158 211 263 316 369 421

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの215/45R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/45R17 | 直径 625mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
40 195/40R17
37.6km/h
径 588mm
差 -37mm
205/40R17
38.1km/h
径 596mm
差 -29mm
215/40R17
38.7km/h
径 604mm
差 -21mm
225/40R17
39.2km/h
径 612mm
差 -13mm
235/40R17
39.7km/h
径 620mm
差 -5mm
45 195/45R17
38.9km/h
径 608mm
差 -17mm
205/45R17
39.5km/h
径 617mm
差 -8mm
215/45R17
40.0km/h
625mm
0mm
225/45R17
40.6km/h
径 635mm
差 +10mm
235/45R17
41.2km/h
径 644mm
差 +19mm
50 195/50R17
40.1km/h
径 627mm
差 +2mm
205/50R17
40.8km/h
径 637mm
差 +12mm
215/50R17
41.4km/h
径 647mm
差 +22mm
225/50R17
42.0km/h
径 657mm
差 +32mm
235/50R17
42.7km/h
径 667mm
差 +42mm
55 195/55R17
41.4km/h
径 647mm
差 +22mm
205/55R17
42.1km/h
径 658mm
差 +33mm
215/55R17
42.8km/h
径 669mm
差 +44mm
225/55R17
43.5km/h
径 680mm
差 +55mm
235/55R17
44.2km/h
径 691mm
差 +66mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/45R17 、205/40R17、205/45R17 、215/40R17 、225/40R17 、235/40R17あたりのタイヤがおすすめです。

215/45R17のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/45R17の適応サイズと性能の変化 [GBDAD型A1 スポーツバック編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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GBDAD型 A1 スポーツバック 1.5Lターボ FF/7ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS8.13㎏/PS54.5ptB
最高回転数5880rpm5000rpm39.2ptD
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m0.89㎏/㎏m64.5ptA
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h42.1㎞/h41.8ptD
1リットル
換算馬力
103.37PS/L100.20PS/L48.9ptC
1リットル
換算トルク
15.99㎏m/L17.03㎏m/L53.2ptC
WB/TR比1.7731.70756.7ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.82554.9ptB
前面の面積2.631m22.497m253.7ptC
最低地上高154.5mm165mm45.7ptD
スポーツ性能部門の得点513.7pt
総合評価C

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340674円261700円56.9ptB
WLTC燃費16.2km/L15.6km/L48.7ptC
100km/h
回転数
2489rpm1900rpm57.8ptB
航続距離644.1km624.0km48.8ptC
車の大きさ11.468m310.087m355.5ptB
車内の広さ3431.7L-46.6ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.9L-44.2ptD
車内床面積2.793m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.18m5.1m51.6ptC
ユーティリティ部門の得点507.8pt
総合評価C

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10713車種中 RANK
運動性能 513.7pt 3484位 C
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 507.8pt 3330位 C
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1021.5pt 3095位 B
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は513.7点で全10713車種中の3484位、ユーティリティ部門は507.8点で3330位、総合得点は1021.5点で3095位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したGBDAD型 A1 スポーツバック(FF/7AT) の各種スペックを、ハッチバック1500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

A1 スポーツバックの歴代モデル

2代目 GBDKL型 A1 スポーツバック
GBDKL A1 スポーツバックは2019/11に登場した2代目モデル。参考車両の「25 TFSI」は全長4040mm、全幅1740mm、全高1435mmの車体に、95PS/17.8kgmを発生するDKL型999ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

初代 8XCWZF型 S1スポーツバック
8XCWZF S1スポーツバックは2014/11に登場した初代モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長3990mm、全幅1745mm、全高1440mmの車体に、231PS/37.8kgmを発生するCWZ型1984ccエンジンを搭載した4人乗りハッチバック。


人気があるハッチバックの車種比較


EP91 スターレット グランツァV 1997 vs EP82 スターレット GT 1994 新旧比較
5代目 スターレット グランツァV Glanza-V(1997年式 EP91・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 スターレット GT(1994年式 EP82・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)を比較。

HN22S Kei ワークス 2008 vs HT81S スイフト スポーツ 2004 性能比較
初代 Kei ワークス WORKS(2008年式 HN22S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.8kgm・4人乗り)と、初代 スイフト スポーツ Sport(2004年式 HT81S・FF/5MT・1.5L・115PS/14.6kgm・5人乗り)を比較。

FL5 シビック タイプR 2022 vs ZC6 BRZ 2016 性能比較
11代目 シビック タイプR type-R(2022年式 FL5・FF/6MT・2.0L+ターボ・330PS/42.8kgm・4人乗り)と、初代 BRZ R Customize(2016年式 ZC6・FR/6MT・2.0L・207PS/21.6kgm・4人乗り)を比較。

GR1 フィット 2020 vs ZCDDS スイフト 2023 性能比較
4代目 フィット BASIC(2020年式 GR1・FF/CVT・1.4L・98PS/12.0kgm・5人乗り)と、5代目 スイフト XG(2023年式 ZCDDS・FF/CVT・1.2L・82PS/11.0kgm・5人乗り)を比較。

JA4 トゥデイ Rs 1996 vs JA2 トゥデイ XTi 1991 新旧比較
2代目 トゥデイ Rs 3door(1996年式 JA4・FF/5MT・0.66L・58PS/6.1kgm・4人乗り)と、初代 トゥデイ XTi(1991年式 JA2・FF/5MT・0.66L・52PS/5.6kgm・4人乗り)を比較。

H22A ミニカ ダンガンZZ 1992 vs CR22S アルト ワークス RS/X 1994 性能比較
6代目 ミニカ ダンガンZZ Dangan-ZZ(1992年式 H22A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.8kgm・4人乗り)と、3代目 アルト ワークス WORKS RS/X(1994年式 CR22S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/8.7kgm・4人乗り)を比較。

L512S ミラ X4 1997 vs L210S ミラ X4 1991 新旧比較
4代目 ミラ X4(1997年式 L512S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、3代目 ミラ X4(1991年式 L210S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.4kgm・4人乗り)を比較。

L235S エッセ 2010 vs L700S ミラ TR 1999 性能比較
初代 エッセ D(2010年式 L235S・FF/5MT・0.66L・58PS/6.6kgm・4人乗り)と、5代目 ミラ TR(1999年式 L700S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.9kgm・4人乗り)を比較。