6RCPT ポロ 性能と維持費 FF/7AT 5人 263万円 2013年式

このページでは、フォルクスワーゲンの5ドア・5人乗りハッチバック、5代目のDBA‐6RCPT型ポロ Blue-GT BlueMotion【2013/09モデル・140PS/25.5kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

6RCPT ポロ
販売期間:2009/10 - 2018/03

画像はフォルクスワーゲンより引用
http://www.volkswagen.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長3995mm×全幅1685mm×全高1460mm、排気量は1394ccであることから、大雑把に分類すると1.4リットルクラス(1400cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3995mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下・Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

6RCPT型 ポロ [1394cc/140PS FF/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

5代目ポロの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2015/09
6RCHZ型
[BlueMotion]
1.0L-TB・FF/7AT・269.9万円
95PS・16.3kgm・23.4km/L
95PS
16.3kgm
23.4km/L
2012/04
6RCBZ型
[TSI BlueMotion-Tech]
1.2L-TB・FF/7AT・218.0万円
105PS・17.8kgm・21.2km/L
105PS
17.8kgm
21.2km/L
2010/06
6RCBZ型
[TSI High-line]
1.2L-TB・FF/7AT・242.0万円
105PS・17.8kgm・20.0km/L
105PS
17.8kgm
20.0km/L
5代目 ポロ 型式一覧 6R系まとめ 2009-2018【全9車種】
ポロの新型モデル
6代目 AWDNN型ポロ GTI
AWDNN型ポロ GTIは2018/03に登場した6代目モデル。参考車両の「GTI_MC2」は全長4085mm、全幅1750mm、全高1430mmの車体に、207PS/32.6kgmを発生するDNN型1984ccエンジンを搭載。

ポロの旧型モデル
4代目 9NBJX型ポロ GTI
9NBJX型ポロ GTIは2002/05に登場した4代目モデル。参考車両の「GTI」は全長3915mm、全幅1665mm、全高1465mmの車体に、150PS/22.4kgmを発生するBJX型1780ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー フォルクスワーゲン
車名&
グレード
ポロ
Blue-GT BlueMotion
その他 4.800(1-2-3-4)/3.428(5-6-7)/4.500(B)
お値段 2630000円
車両型式 DBA‐6RCPT
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長3995×幅1685×高1460mm
軸距&
輪距
2470mm
前1440mm/後1435mm
最小半径 4.9m
最低高 115mm
タイヤ 前輪:215/40R17
後輪:215/40R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1170kg
エンジン諸元
原動機型式 CPT
気筒配列 直列4気筒
排気量1394cc
圧縮比10.0
吸気方式 ターボ
最高出力 140PS[103kW]/4500-6000rpm
最大トルク 25.5kgm[250Nm]/1500-3500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
JC08燃費 21.3km/L(50.1mpg)
100km燃費 4.7L/100km
CPT型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税34500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2013/09モデルのポロを12年落ちの中古で130.2万円にて購入し、頭金なしで3年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ポロの2013/09モデルの場合、2025年現在では12年が経過しているため、新車価格の45%である118.35万円に諸経費として11.8万円を足した130.2万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2013年式を12年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 1500cc以下 13年未満 34500円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷19.8×190円/L 95960円
オイル交換
5000km毎
1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料
月額5000円
月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 232600円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額36160円×12ヶ月 433920円
ローン返済中の年間維持費 666600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
  • 初度登録から12年経過車の場合、「1500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は34500円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

ポロ【Blue-GT BlueMotion】の場合、維持費の月額は19400円です。これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたコスパ重視のスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。

ポロの維持費は高い?安い?

「ポロの年間維持費は232600円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてポロの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いヤリス HV176100円-56500円
ジェイド217100円-15500円
フリード ハイブリッド229500円-3100円
ポロの維持費232600円
スイフト スポーツ256800円+24200円
基準1500ccクラス平均260300円+27700円
ステップワゴン スパーダ270100円+37500円
アバルト595304800円+72200円
ゴルフ トゥーラン335600円+103000円
高いウーノ388300円+155700円

ポロの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリス HVと比較して56500円高く、最も高いウーノと比較して155700円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では27700円安くなっています。

最低額のヤリス HVと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、ポロの維持費は まあまあ安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1500ccクラスの車 ランキング

ポロを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%300万円25万円20万円
15%200万円17万円14万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は300万円(総支給額25万円/月、手取り20万円/月)、ここから月額維持費1.9万円を支払うと残りは18.1万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は200万円(総支給額17万円/月、手取り14万円/月)、1.9万円を支払うと残りは12.1万円になります。

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり190円を基準として、-50円となる140円から、+50円となる240円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費19.8km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
140円/L
70720円
[-25240円]
-25円
165円/L
83350円
[-12610円]
-10円
180円/L
90920円
[-5040円]
190円/L95960円
[0円]
+10円
200円/L
101020円
[+5060円]
+25円
215円/L
108600円
[+12640円]
+50円
240円/L
121230円
[+25270円]

燃費19.8km/Lの6RCPT型 ポロで10000km走行するのに必要な燃料は505.1L、1リットルあたり190円としたときの燃料代は95960円になります。

参考までに、ポロの燃料タンクは45リットルですので、505.1Lの給油回数は12回、1回あたりの燃料代は約8000円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては5060円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると12640円、50円も違ってくると25270円にもなります。

これを6RCPT型 ポロの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり190円の場合を232600円としたとき、140円/Lに値下がりすれば207360円(89.1%)に、240円/Lに値上がりすれば257870円(110.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(34500円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 24%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 3000km分 28790円 20%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 6%
任意保険料 80% 48000円 33%
合計
[1万kmとの差額]
145000円
-87600円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 21%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 47980円 29%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 5%
任意保険料 85% 51000円 30%
合計
[1万kmとの差額]
167200円
-65400円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 18%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 7000km分 67170円 35%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 4%
任意保険料 90% 54000円 29%
合計
[1万kmとの差額]
191100円
-41500円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて87600円安い145000円に、5000km走行では65400円安い167200円に、7000km走行では41500円安い191100円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

年間10000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 15%
自動車重量税 1年分 12300円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 10000km分 95960円 41%
オイル交換 年2回 9000円 4%
タイヤ交換 5年毎 12000円 5%
任意保険料 100% 60000円 26%
合計
[1万kmとの差額]
232600円
-
-
年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 12%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 15000km分 143940円 49%
オイル交換 年3回 13500円 5%
タイヤ交換 3年毎 14400円 5%
任意保険料 110% 66000円 22%
合計
[1万kmとの差額]
293500円
+60900円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 10%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 191920円 54%
オイル交換 年4回 18000円 5%
タイヤ交換 3年毎 19200円 5%
任意保険料 120% 72000円 21%
合計
[1万kmとの差額]
356800円
+124200円
-
走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
1500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ハッチバック編

ポロの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 21.3km/L
燃料タンク容量 45L
航続距離(カタログ燃費) 958.5km
航続距離(80%燃費) 765.0km
満タンプライス 8550円
1km走行コスト 8.92円/km
1万円でどこまで行ける? 1121.1km
東京から958.5kmの範囲

JC08モード燃費が21.3km/L、燃料タンク容量45リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は958.5kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(19.2km/L)とすると航続距離は864.0km、80%(17.0km/L)だと765.0km、70%(14.9km/L)では670.5kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から45リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり190円では8550円、上で計算した航続距離を踏まえると958.5km(80%燃費時765.0km)を走行するのに8550円かかる計算です。

燃費を19.8km/Lとしたときの1km走行コストは8.92円、10万km走行したときの燃料代は89.2万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら8.9万円/年、7年10万kmなら12.7万円/年、5年10万kmなら17.8万円/年、3年10万kmなら29.7万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1121.1km(往復なら片道560.5km)、カタログ値の80%なら896.8km(片道448.4km)離れたところまで行くことができます。

ポロのカタログデータから見えてくる要素

CPT型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1500回転時の馬力 53PS
3500回転時の馬力 125PS
4500回転時の馬力 140PS
6000回転時の馬力 140PS
各回転域でのトルク
1500回転時のトルク 25.5kgm
3500回転時のトルク 25.5kgm
4500回転時のトルク 22.3kgm
6000回転時のトルク 16.7kgm
CPT型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているCPT型1394cc、直列4気筒のターボエンジンは4500-6000回転時に最高出力140馬力を、1500-3500回転時に最大トルク25.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1500rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の4500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は75.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.357kg/PS(1170kg/140PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.357kg/PS
車体+1人8.750kg/PS
車体+5人10.321kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg8.786kg/PS
車体+70kg8.857kg/PS
車体+80kg8.929kg/PS
車体+90kg9.000kg/PS
車体+100kg9.071kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.750kg/PS(1225kg/140PS)となり、数値としては0.393kg、比率にすると4.7%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.321kg/PS(1445kg/140PS)となり、数値としては1.964kg、比率にすると23.5%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

6RCPT ポロのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.750kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
ポロ
8.750kg/PS
140PS・1.4L-TB
車体のみPWR 8.357
1225kg
+4.7%

車種詳細
エルグランド
8.646kg/PS
240PS・3.5L-NA
車体のみPWR 8.417
2075kg
+2.7%

車種詳細
UX
8.764kg/PS
174PS・2.0L-NA
車体のみPWR 8.448
1525kg
+3.7%

車種詳細
ゴルフ オールトラック
8.861kg/PS
180PS・1.8L-TB
車体のみPWR 8.556
1595kg
+3.6%

車種詳細
アバルト500
8.630kg/PS
135PS・1.4L-TB
車体のみPWR 8.222
1165kg
+5.0%

車種詳細
ナビゲーター
8.869kg/PS
314PS・5.5L-NA
車体のみPWR 8.694
2785kg
+2.0%


8.575kg/PSから8.925kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、日産の8人乗りミニバン・E51型 エルグランド、レクサスの5人乗りSUV・MZAA10型 UX、フォルクスワーゲンの5人乗りSUV・AUCJSF型 ゴルフ オールトラック、アバルトの4人乗りハッチバック・312141型 アバルト500、リンカーンの8人乗りSUV・謎型 ナビゲーターという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

6RCPT型 ポロ [Blue-GT BlueMotion]のライバル車種|8.750kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は119.7PS/tとなっています。


ポロがバイクと競争するなら…?


車種詳細
スティード|398cc
8.742kg/PS
271kg/31.0PS/3.40kgm
[車体のみPWR:6.968]
1速ギヤ速度:53.2km/h
最小TWR:1.195
2013/09

-
ポロ|1394cc
8.750kg/PS
1225kg/140PS/25.5kgm
[車体のみPWR:8.357]
1速ギヤ速度:40.6km/h
最小TWR:0.825

車種詳細
CRF250 RALLY|249cc
8.750kg/PS
210kg/24.0PS/2.30kgm
[車体のみPWR:6.458]
1速ギヤ速度:38.9km/h
最小TWR:0.818

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではポロとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

NC26 スティードと競争してみる

まずポロより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのスティードが挙げられます。PWRの8.742kg/PSは車両重量216kgにライダーの体重55kgを加えた271kgを、最高出力31.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はスティードに12.6km/h劣り、1速TWRは0.370kg勝る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

MD44 CRF250 RALLYと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのCRF250 RALLYが挙げられます。PWRの8.750kg/PSは車両重量155kg+55kgの210kgを、最高出力24.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は1.7km/h勝り、1速TWRは0.007kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.718
平均ピストンスピード 16.00m/s
トルクウェイトレシオ 45.88kg/kgm
1馬力あたりのお値段 18786円
排気量1Lあたり馬力 100.43PS/L
排気量1Lあたりトルク 18.29kgm/L
1気筒あたりの馬力 35.0PS
1気筒あたりのトルク 6.4kgm
パワーバンド比率 75.0%
燃費×馬力 2773.4pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは45.88kg/kgm(1170kg/25.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2630000円、最高出力が140馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は18786円、逆に1万円あたりでは0.53馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は103137円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
1500cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は100.43PS/L、トルクは18.29kgm/L、1気筒あたりの馬力は35.0馬力、トルクは6.4kgmとなり、このエンジンが140馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.00m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が80.0mmであるCPT型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7500回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.718になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が19.81km/L、最高出力が140PSであるこの車の獲得ポイントは2773.4ptになります。
戯れに車両重量1170kgを100kg単位にした11.7で割ってみたところ、その数値は237.04ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



ポロでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.398m
期待される荷室の幅 1.285m
対角線の長さ 1.899m
期待される荷室の面積 1.796m²

縦方向の長さが1.398m(対角線では1.899m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。

俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4500-6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 215/40R17|タイヤ直径 60.4cm|円周長 189.7cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.500 16.80 - - 44km/h 14760rpm 1418.5kgm
2速 2.086 10.01 0.596 1-2/
3870rpm
74km/h 8800rpm 845.5kgm
3速 1.342 6.44 0.643 2-3/
4180rpm
115km/h 5660rpm 543.9kgm
4速 0.933 4.48 0.695 3-4/
4520rpm
165km/h 3930rpm 378.1kgm
5速 0.695 3.34 0.745 4-5/
4840rpm
222km/h 2930rpm 281.7kgm
6速 0.555 2.66 0.799 5-6/
5190rpm
278km/h 2340rpm 224.9kgm
7速 0.466 2.24 0.840 6-7/
5460rpm
331km/h 1970rpm 188.9kgm
Final4.800レシオカバレッジ(変速比幅)7.511
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1500-3500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.800)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(25.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.800)÷タイヤの有効半径(0.302m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は7速ギヤの331km(6000rpmでは305.3km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1500-3500回転で最大トルク25.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば45.88kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(8.357kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1418.5kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1170kg)を1速ギヤの最大駆動力(1418.5kgm)で割ってみると0.825kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(16.7kgm)からTWRを算出すると1.259kg/kgmとなり、1500-6000回転の回転域では0.825-1.259kg/kgmの間で推移することがわかります。


6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6RCPT型ポロに搭載されたCPT型1394ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

6000rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ41km/h-
2速ギヤ68km/h3580rpm
3速ギヤ106km/h3860rpm
4速ギヤ152km/h4170rpm
5速ギヤ205km/h4470rpm
6速ギヤ256km/h4790rpm
7速ギヤ305km/h5040rpm

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると41km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3580rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は68km/h(+27km/h)になります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5900 8860 11810 14760 17710 20660 26570
2速 3520 5280 7040 8800 10560 12320 15830
3速 2260 3400 4530 5660 6790 7920 10190
4速 1570 2360 3150 3930 4720 5510 7080
5速 1170 1760 2340 2930 3520 4100 5280
6速 940 1400 1870 2340 2810 3280 4210
7速 790 1180 1570 1970 2360 2750 3540
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.466)を選択して時速100kmにて走行すると1970回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1180回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1380回転、一般的な高速道路の80km/hでは1570回転、100km/hでは1970回転、制限速度が120km/hになると2360回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3540回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7 14 20 27 34 41 47 54
2速 11 23 34 45 57 68 80 91
3速 18 35 53 71 88 106 124 141
4速 25 51 76 102 127 152 178 203
5速 34 68 102 136 171 205 239 273
6速 43 85 128 171 214 256 299 342
7速 51 102 153 204 254 305 356 407

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの215/40R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/40R17 | 直径 604mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
35 195/35R17
37.7km/h
径 569mm
差 -35mm
205/35R17
38.1km/h
径 576mm
差 -28mm
215/35R17
38.6km/h
径 583mm
差 -21mm
225/35R17
39.1km/h
径 590mm
差 -14mm
235/35R17
39.5km/h
径 597mm
差 -7mm
40 195/40R17
38.9km/h
径 588mm
差 -16mm
205/40R17
39.5km/h
径 596mm
差 -8mm
215/40R17
40.0km/h
604mm
0mm
225/40R17
40.5km/h
径 612mm
差 +8mm
235/40R17
41.1km/h
径 620mm
差 +16mm
45 195/45R17
40.3km/h
径 608mm
差 +4mm
205/45R17
40.9km/h
径 617mm
差 +13mm
215/45R17
41.5km/h
径 626mm
差 +22mm
225/45R17
42.1km/h
径 635mm
差 +31mm
235/45R17
42.6km/h
径 644mm
差 +40mm
50 195/50R17
41.5km/h
径 627mm
差 +23mm
205/50R17
42.2km/h
径 637mm
差 +33mm
215/50R17
42.8km/h
径 647mm
差 +43mm
225/50R17
43.5km/h
径 657mm
差 +53mm
235/50R17
44.2km/h
径 667mm
差 +63mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/40R17 、205/35R17、205/40R17 、215/35R17 、225/35R17 、235/35R17あたりのタイヤがおすすめです。

215/40R17のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/40R17の適応サイズと性能の変化 [6RCPT型ポロ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】215/40R17のタイヤ銘柄と通販価格

6RCPT型 ポロ 1.4Lターボ FF/7ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS8.36㎏/PS53.9ptC
最高回転数5881rpm4500rpm33.0ptE
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m0.82㎏/㎏m65.9ptA
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h40.6㎞/h40.4ptD
1リットル
換算馬力
103.35PS/L100.43PS/L48.9ptC
1リットル
換算トルク
15.98㎏m/L18.29㎏m/L57.2ptB
WB/TR比1.7731.71855.6ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.86652.0ptC
前面の面積2.630m22.460m254.8ptB
最低地上高154.5mm115mm66.0ptA
スポーツ性能部門の得点532.2pt
総合評価B

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340714円232600円59.4ptB
JC08燃費17.7km/L21.3km/L55.6ptB
100km/h
回転数
2490rpm1960rpm57.0ptB
航続距離644.1km891.4km64.3ptA
車の大きさ11.466m39.828m356.5ptB
車内の広さ3430.4L-46.6ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.7L-44.2ptD
車内床面積2.793m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.17m4.9m55.5ptB
ユーティリティ部門の得点536.8pt
総合評価B

※JC08燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10694車種中 RANK
運動性能 532.2pt 2093位 B
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 536.8pt 1611位 B
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1069.0pt 460位 A
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は532.2点で全10694車種中の2093位、ユーティリティ部門は536.8点で1611位、総合得点は1069.0点で460位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した6RCPT型 ポロ(FF/7AT) の各種スペックを、ハッチバック1500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

ポロの歴代モデル

6代目 AWCHZ型 ポロ
AWCHZ ポロは2018/03に登場した6代目モデル。参考車両の「TSI Trendline」は全長4060mm、全幅1750mm、全高1450mmの車体に、95PS/17.8kgmを発生するCHZ型999ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

5代目 6RCHZ型 ポロ
6RCHZ ポロは2009/10に登場した5代目モデル。参考車両の「BlueMotion」は全長3995mm、全幅1685mm、全高1460mmの車体に、95PS/16.3kgmを発生するCHZ型999ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

4代目 9NBJX型 ポロ GTI
9NBJX ポロ GTIは2002/05に登場した4代目モデル。参考車両の「GTI」は全長3915mm、全幅1665mm、全高1465mmの車体に、150PS/22.4kgmを発生するBJX型1780ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

3代目 6NAEE型 ポロ
6NAEE ポロは1996/08に登場した3代目モデル。参考車両の「2door」は全長3715mm、全幅1660mm、全高1435mmの車体に、75PS/13.8kgmを発生するAEE型1597ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

2代目 80NZ型 ポロ
80NZ ポロは1988/06に登場した2代目モデル。参考車両の「Coupe-CL」は全長3655mm、全幅1590mm、全高1350mmの車体に、55PS/9.8kgmを発生するNZ型1272ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。


人気があるハッチバックの車種比較


AE86 スプリンター トレノ GTV 1983 vs NA6CE ロードスター 1993 性能比較
5代目 スプリンター トレノ GTV GTV Fin4.300(1983年式 AE86・FR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・5人乗り)と、初代 ロードスター V-Special(1993年式 NA6CE・FR/5MT・1.6L・120PS/14.0kgm・2人乗り)を比較。

L512S ミラ X4 1997 vs L210S ミラ X4 1991 新旧比較
4代目 ミラ X4(1997年式 L512S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、3代目 ミラ X4(1991年式 L210S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.4kgm・4人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 2004 vs ZZT231 セリカ SS-II 2005 性能比較
9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)を比較。

H31A ミニカ ダンガン 1997 vs H22A ミニカ ダンガンZZ 1992 新旧比較
7代目 ミニカ ダンガン Dangan(1997年式 H31A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.9kgm・4人乗り)と、6代目 ミニカ ダンガンZZ Dangan-ZZ(1992年式 H22A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.8kgm・4人乗り)を比較。

L235S エッセ 2010 vs L700S ミラ TR 1999 性能比較
初代 エッセ D(2010年式 L235S・FF/5MT・0.66L・58PS/6.6kgm・4人乗り)と、5代目 ミラ TR(1999年式 L700S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.9kgm・4人乗り)を比較。

AUCJXF ゴルフR 2017 vs VAB WRX STI RA-R 2018 性能比較
7代目 ゴルフR(2017年式 AUCJXF・4WD/6MT・2.0L+ターボ・310PS/38.7kgm・5人乗り)と、初代 WRX STI type RA-R(2018年式 VAB・4WD/6MT・2.0L+ターボ・329PS/44.1kgm・5人乗り)を比較。

EP91 スターレット グランツァV 1997 vs EP82 スターレット GT 1994 新旧比較
5代目 スターレット グランツァV Glanza-V(1997年式 EP91・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 スターレット GT(1994年式 EP82・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)を比較。

AE86 スプリンター トレノ GTV 1983 vs EG6 シビック SiR-II 1993 性能比較
5代目 スプリンター トレノ GTV GTV Fin4.300(1983年式 AE86・FR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・5人乗り)と、5代目 シビック SiR-II(1993年式 EG6・FF/5MT・1.6L・170PS/16.0kgm・4人乗り)を比較。