NP90 スターレット 性能と維持費 FF/5MT 5人 90万円 1997年式

このページでは、トヨタ自動車の3ドア・5人乗りハッチバック、5代目のKD-NP90型スターレット Reflet【1997/12モデル・55PS/9.1kgm・FF/MT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

NP90 スターレット
販売期間:1996/01 - 1999/07

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長3760mm×全幅1625mm×全高1400mm、排気量は1453ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。ディーゼル燃料を使用する車両は排気量に関係なく、車体の大きさのみで判断される点がガソリン車とは異なるポイントとなっています。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3760mmであるこの車の場合は「スモール」(Small:3500mm超-3850mm以下・Bセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

NP90型 スターレット [1453cc/55PS FF/5MT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

5代目スターレットの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
1997/12
EP91型
[Reflet]
1.3L-NA・FF/4MT・77.5万円
85PS・12.0kgm・19.8km/L
85PS
12.0kgm
19.8km/L
1997/12
EP91型
[Glanza-S]
1.3L-NA・FF/5MT・103.8万円
85PS・12.0kgm・19.4km/L
85PS
12.0kgm
19.4km/L
1997/12
NP90型
[Reflet]
1.5L-NA・FF/4AT・96.8万円
55PS・9.1kgm・-
55PS
9.1kgm
-
5代目 スターレット 型式一覧 P90系まとめ 1996-1999【全14車種】
スターレットの旧型モデル
4代目 EP82型スターレット GT
EP82型スターレット GTは1989/12に登場した4代目モデル。参考車両の「GT」は全長3805mm、全幅1620mm、全高1380mmの車体に、135PS/16.0kgmを発生する4E型1331ccエンジンを搭載。


NP90 スターレットの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー トヨタ自動車
車名&
グレード
スターレット
Reflet
その他 ルフレ カスタムパック装着車
お値段 893000円
車両型式 KD-NP90
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
5速MT・5速マニュアル車
ドア/定員 3ドア・5名乗車
ホイールベース 2300mm
トレッド 1400mm/1405mm
WB/TR比 1.639
最小半径 4.4m
タイヤ 前輪:155/80R13
後輪:155/80R13
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 890kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

スターレットと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
スターレット
車体寸法
全長 3760mm -
全幅 1625mm -
全高 1400mm -
大きさ 8.55m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +360mm
全幅 1480mm以下 +145mm
全高平均 1640mm -240mm
大きさ平均 8.13m3 +0.42m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -940mm
全幅 1700mm以下 -75mm
全高平均 1496mm -96mm
大きさ平均 10.47m3 -1.92m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -883mm
全幅平均 1815mm -190mm
全高平均 1518mm -118mm
大きさ平均 12.84m3 -4.29m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


NP90 スターレットの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

スターレットの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
スターレット
室内広さ
室内長 1705mm -
室内幅 1380mm -
室内高 1180mm -
車内広さ 2776L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm -203mm
室内幅平均 1280mm +100mm
室内高平均 1283mm -103mm
車内広さ平均 3171L -395L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm -208mm
室内幅平均 1403mm -23mm
室内高平均 1195mm -15mm
車内広さ平均 3251L -475L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2050mm -345mm
室内幅平均 1483mm -103mm
室内高平均 1195mm -15mm
車内広さ平均 3698L -922L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 2.776m³
1人あたりのスペース 0.555m³
室内長/全長 45.3%
室内幅/全幅 84.9%
室内高/全高 84.3%
室内容積/車両体積 32.5%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は2.776m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.555m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は45.3%、同じく室内幅と全幅の比率は84.9%、同じく室内高と全高の比率は84.3%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は32.5%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


スターレットでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.316m
期待される荷室の幅 1.280m
対角線の長さ 1.836m
期待される荷室の面積 1.684m²

縦方向の長さが1.316m(対角線では1.836m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。

俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


NP90 スターレットの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税39600円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12600円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かる軽油代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1997/12モデルのスターレットを28年落ちの中古で19.7万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    スターレットの1997/12モデルの場合、2025年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である17.86万円に諸経費として1.8万円を足した19.7万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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1997年式を28年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 1500cc以下 11年経過 39600円
自動車重量税
1年分
1.0トン以下 18年経過 12600円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷11.1㎞/L×165円/L 148650円
オイル交換
5000km毎
1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本6000円×4本÷5年 4800円
任意保険料
月額5000円
月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 282500円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額16370円×12ヶ月 196440円
ローン返済中の年間維持費 479000円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45900円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「1500cc以下で11年経過」クラスの自動車税は39600円、「1.0トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は12600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本6000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算23600円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

スターレットの維持費は高い?安い?

「スターレットの年間維持費は282500円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてスターレットの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いヤリス HV177500円-105000円
ジェイド217100円-65400円
フリード ハイブリッド232000円-50500円
スイフト スポーツ260000円-22500円
基準1500ccクラス平均261300円-21200円
ステップワゴン スパーダ270100円-12400円
スターレットの維持費282500円
アバルト595304800円+22300円
ゴルフ トゥーラン335600円+53100円
高いウーノ388300円+105800円

スターレットの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリス HVと比較して105000円高く、最も高いウーノと比較して105800円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では21200円高くなっています。

最低額のヤリス HVと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、スターレットの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1500ccクラスの車 ランキング

スターレットを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%370万円31万円24万円
15%240万円20万円16万円
20%180万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は370万円(総支給額31万円/月、手取り24万円/月)、ここから月額維持費2.4万円を支払うと残りは21.6万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は240万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)、2.4万円を支払うと残りは13.6万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が180万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.4万円を引くと残りは9.6万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代15万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり165円を基準として、-50円となる115円から、+50円となる215円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費11.1km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
115円/L 103620円 -45030円
140円/L 126140円 -22510円
155円/L 139660円 -8990円
165円/L 148650円 -
175円/L 157680円 +9030円
190円/L 171190円 +22540円
215円/L 193720円 +45070円

燃費11.1km/LのNP90型 スターレットで10000km走行するのに必要な燃料は901L、1リットルあたり165円としたときの燃料代は148650円になります。

参考までに、スターレットの燃料タンクは45リットルですので、901Lの給油回数は21回、1回あたりの燃料代は約7080円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては9030円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると22540円、50円も違ってくると45070円にもなります。

これをNP90型 スターレットの年間維持費に当てはめてみますと、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり165円の場合を282500円としたとき、115円/Lに値下がりすれば237470円(84.1%)に、215円/Lに値上がりすれば327570円(116.0%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(39600円)なり重量税(12600円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば軽油代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 39600円
自動車重量税 1年分 12600円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 61025円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 44600円 74330円 104060円
オイル交換 4000円 4000円 5600円
タイヤ交換 3200円 3200円 3200円
任意保険料 48000円 51000円 54000円
税金 自賠責 一律 61025円
合計 160900円 193600円 227900円
1万km差額 -121600円 -88900円 -54600円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、軽油代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて121600円安い160900円に、5000km走行では88900円安い193600円に、7000km走行では54600円安い227900円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。軽油代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 148650円 222980円 297300円
オイル交換 8000円 12000円 16000円
タイヤ交換 4800円 5760円 7680円
任意保険料 60000円 66000円 72000円
税金 自賠責 一律 61025円
合計 282500円 367800円 454100円
1万km差額 - +85300円 +171600円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
トヨタの小型車&普通車編
1500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ハッチバック編

スターレットの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 11.1km/L
燃料タンク容量 45L
航続距離(カタログ燃費) 499.5km
航続距離(80%燃費) 400.5km
満タンプライス 7425円
1km走行コスト 14.86円/km
1万円でどこまで行ける?
東京から499.5kmの範囲

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので11.1km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量45リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は499.5kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.0km/L)とすると航続距離は450.0km、80%(8.9km/L)だと400.5km、70%(7.8km/L)では351.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から45リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)を1リットルあたり165円では7425円、上で計算した航続距離を踏まえると499.5km(80%燃費時400.5km)を走行するのに7425円かかる計算です。

燃費を11.1km/Lとしたときの1km走行コストは14.86円、10万km走行したときの燃料代は万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら万円/年、7年10万kmなら万円/年、5年10万kmなら万円/年、3年10万kmなら万円/年となります。

NP90 スターレットのエンジン諸元とカタログデータ

1N型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 1N
気筒配列 直列4気筒
排気量1453cc
圧縮比 22.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 55PS[40kW]/5200rpm
最大トルク 9.1kgm[89Nm]/3000rpm
パワーバンド 3000-5200rpm, 帯域42.3%
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
3000rpm 38PS/9.1kgm
5200rpm 55PS/7.6kgm
1N型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載している1N型1453cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは5200回転時に最高出力55馬力を、3000回転時に最大トルク9.1kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3000rpmから最高出力が発生する5200rpmまで」の2200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は42.3%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ16.182kg/PS(890kg/55PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ16.182kg/PS
車体+1人17.182kg/PS
車体+5人21.182kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg17.273kg/PS
車体+70kg17.455kg/PS
車体+80kg17.636kg/PS
車体+90kg17.818kg/PS
車体+100kg18.000kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは17.182kg/PS(945kg/55PS)となり、数値としては1.000kg、比率にすると6.2%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは21.182kg/PS(1165kg/55PS)となり、数値としては5.000kg、比率にすると30.9%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

NP90 スターレットのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ17.182kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
スターレット
17.182kg/PS
55PS・1.5L-NA
車体のみPWR 16.182
945kg
+6.2%

車種詳細
ジムニー
17.109kg/PS
64PS・0.7L-TB
車体のみPWR 16.250
1095kg
+5.3%

車種詳細
モコ
17.130kg/PS
54PS・0.7L-NA
車体のみPWR 16.111
925kg
+6.3%

車種詳細
スペーシア
17.212kg/PS
52PS・0.7L-NA
車体のみPWR 16.154
895kg
+6.5%

車種詳細
タフト
17.019kg/PS
52PS・0.7L-NA
車体のみPWR 15.962
885kg
+6.6%

車種詳細
パンダ
17.212kg/PS
52PS・1.2L-NA
車体のみPWR 16.154
895kg
+6.5%


17.010kg/PSから17.354kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの4人乗り軽SUV・JB64W型 ジムニー、日産の4人乗り軽ミニバン・MG22S型 モコ、スズキの4人乗り軽ミニバン・MK32S型 スペーシア、ダイハツの4人乗り軽SUV・LA900S型 タフト、フィアットの4人乗りハッチバック・141AKB型 パンダという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

NP90型 スターレット [Reflet]のライバル車種|17.182kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は61.8PS/tとなっています。


スターレットがバイクと競争するなら…?


車種詳細
モンキー125|124cc
17.021kg/PS
160kg/9.4PS/1.10kgm
[車体のみPWR:11.170]
1997/12

-
スターレット|1453cc
17.182kg/PS
945kg/55PS/9.1kgm
[車体のみPWR:16.182]

車種詳細
KSR PRO|111cc
17.442kg/PS
150kg/8.6PS/0.88kgm
[車体のみPWR:11.047]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではスターレットとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

JB02 モンキー125と競争してみる

まずスターレットより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのモンキー125が挙げられます。PWRの17.021kg/PSは車両重量105kgにライダーの体重55kgを加えた160kgを、最高出力9.4PSで割ったものです。

KL110EEF KSR PROと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのKSR PROが挙げられます。PWRの17.442kg/PSは車両重量95kg+55kgの150kgを、最高出力8.6PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.639
平均ピストンスピード 14.65m/s
トルクウェイトレシオ 97.80kg/kgm
1馬力あたりのお値段 16236円
排気量1Lあたり馬力 37.85PS/L
排気量1Lあたりトルク 6.26kgm/L
1気筒あたりの馬力 13.8PS
1気筒あたりのトルク 2.3kgm
パワーバンド比率 42.3%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは97.80kg/kgm(890kg/9.1kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が893000円、最高出力が55馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は16236円、逆に1万円あたりでは0.62馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は98132円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
1500cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は37.85PS/L、トルクは6.26kgm/L、1気筒あたりの馬力は13.8馬力、トルクは2.3kgmとなり、このエンジンが55馬力を5200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.65m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.639になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

純正装着タイヤの155/80R13と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 155/80R13 | 直径 578mm

-20mm
幅135mm
-10mm
幅145mm
変更なし
幅155mm
+10mm
幅165mm
+20mm
幅175mm
75 135/75R13
36.9km/h
径 533mm
差 -45mm
145/75R13
37.9km/h
径 548mm
差 -30mm
155/75R13
39.0km/h
径 563mm
差 -15mm
165/75R13
40.0km/h
径 578mm
差 0mm
175/75R13
41.0km/h
径 593mm
差 +15mm
80 135/80R13
37.8km/h
径 546mm
差 -32mm
145/80R13
38.9km/h
径 562mm
差 -16mm
155/80R13
40.0km/h
578mm
0mm
165/80R13
41.1km/h
径 594mm
差 +16mm
175/80R13
42.2km/h
径 610mm
差 +32mm
85 135/85R13
38.8km/h
径 560mm
差 -18mm
145/85R13
39.9km/h
径 577mm
差 -1mm
155/85R13
41.1km/h
径 594mm
差 +16mm
165/85R13
42.3km/h
径 611mm
差 +33mm
175/85R13
43.5km/h
径 628mm
差 +50mm
90 135/90R13
39.7km/h
径 573mm
差 -5mm
145/90R13
40.9km/h
径 591mm
差 +13mm
155/90R13
42.1km/h
径 609mm
差 +31mm
165/90R13
43.4km/h
径 627mm
差 +49mm
175/90R13
44.6km/h
径 645mm
差 +67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、135/85R13 、145/80R13、145/85R13 、155/75R13 、165/75R13 あたりのタイヤがおすすめです。

155/80R13のタイヤ幅を135mmから185mmまで、扁平率を65%から95%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを13インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが155/80R13のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】155/80R13のタイヤ銘柄と通販価格

NP90型 スターレット 1.5L-NA FF/5MTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS16.18㎏/PS32.6ptE
最高回転数5880rpm5200rpm41.6ptD
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.10PS/L37.85PS/L22.2ptF
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L6.26㎏m/L10.9ptF
WB/TR比1.7731.63963.7ptA
ワイド&
ロー指数
0.8940.86252.3ptC
前面の面積2.631m22.275m259.9ptB
最低地上高154.5mm-43.7ptD
スポーツ性能部門の得点421.4pt
総合評価E

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340674円282500円55.1ptB
燃費13.0km/L-44.2ptD
100km/h
回転数
2489rpm-43.4ptD
航続距離644.1km-46.3ptC
車の大きさ11.468m38.554m361.5ptB
車内の広さ3431.7L2776.4L43.6ptD
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.9L555.3L38.5ptD
車内床面積2.793m22.353m243.7ptD
最小回転
半径
5.18m4.4m65.9ptA
ユーティリティ部門の得点493.9pt
総合評価C

※燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10714車種中 RANK
運動性能 421.4pt 9957位 E
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 493.9pt 4699位 C
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 915.3pt 9623位 E
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は421.4点で全10714車種中の9957位、ユーティリティ部門は493.9点で4699位、総合得点は915.3点で9623位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したNP90型 スターレット(FF/5MT) の各種スペックを、ハッチバック1500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

スターレットの歴代モデル

5代目 NP90型 スターレット
NP90 スターレットは1996/01に登場した5代目モデル。参考車両の「Reflet」は全長3760mm、全幅1625mm、全高1400mmの車体に、55PS/9.1kgmを発生する1N型1453ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

4代目 EP82型 スターレット GT
EP82 スターレット GTは1989/12に登場した4代目モデル。参考車両の「GT」は全長3805mm、全幅1620mm、全高1380mmの車体に、135PS/16.0kgmを発生する4E型1331ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

2代目 KP61型 スターレット
KP61 スターレットは1978/02に登場した2代目モデル。参考車両の「S」は全長3725mm、全幅1525mm、全高1370mmの車体に、73PS/10.5kgmを発生する4K型1290ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。


スターレット vs ライバル車種対決


EP91 スターレット グランツァV vs EP91 スターレット グランツァS 性能比較
5代目 スターレット グランツァV Glanza-V(1997年式 EP91・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)と、5代目 スターレット Glanza-S(1997年式 EP91・FF/5MT・1.4L・85PS/12.0kgm・5人乗り)を比較。

EP91 スターレット グランツァV vs G201S シャレード デトマソ 性能比較
5代目 スターレット グランツァV Glanza-V(1997年式 EP91・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 シャレード デトマソ(1997年式 G201S・FF/5MT・1.6L・125PS/14.7kgm・5人乗り)を比較。

EP91 スターレット グランツァV 1997 vs ZC33S スイフト スポーツ 2025 性能比較
5代目 スターレット グランツァV Glanza-V(1997年式 EP91・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 スイフト スポーツ ZC33S Final-Edition(2025年式 ZC33S・FF/6MT・1.4L+ターボ・140PS/23.5kgm・5人乗り)を比較。

EP91 スターレット グランツァV 1997 vs EP82 スターレット GT 1994 性能比較
5代目 スターレット グランツァV Glanza-V(1997年式 EP91・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 スターレット GT(1994年式 EP82・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)を比較。


JA4 トゥデイ Rs 1996 vs JA2 トゥデイ XTi 1991 新旧比較
2代目 トゥデイ Rs 3door(1996年式 JA4・FF/5MT・0.66L・58PS/6.1kgm・4人乗り)と、初代 トゥデイ XTi(1991年式 JA2・FF/5MT・0.66L・52PS/5.6kgm・4人乗り)を比較。

H31A ミニカ ダンガン 1997 vs H22A ミニカ ダンガンZZ 1992 新旧比較
7代目 ミニカ ダンガン Dangan(1997年式 H31A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.9kgm・4人乗り)と、6代目 ミニカ ダンガンZZ Dangan-ZZ(1992年式 H22A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.8kgm・4人乗り)を比較。

H22A ミニカ ダンガンZZ 1992 vs CR22S アルト ワークス RS/X 1994 性能比較
6代目 ミニカ ダンガンZZ Dangan-ZZ(1992年式 H22A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.8kgm・4人乗り)と、3代目 アルト ワークス WORKS RS/X(1994年式 CR22S・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/8.7kgm・4人乗り)を比較。

DE3A FTO GPX 1999 vs EK9 シビック タイプR 1998 性能比較
初代 FTO GPX(1999年式 DE3A・FF/5MT・2.0L・200PS/20.4kgm・4人乗り)と、6代目 シビック タイプR type-R(1998年式 EK9・FF/5MT・1.6L・185PS/16.3kgm・4人乗り)を比較。