EL31 コルサ 性能と維持費 FF/5MT 5人 118万円 1988年式

このページでは、トヨタ自動車の3ドア・5人乗りハッチバック、3代目のE-EL31型コルサ Retra SXi【1988/05モデル・88PS/12.2kgm・FF/MT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

EL31 コルサ
販売期間:1986/05 - 1990/09

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長3910mm×全幅1635mm×全高1370mm、排気量は1456ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3910mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下・Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

EL31型 コルサ [1456cc/88PS FF/5MT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

3代目コルサの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
1988/05
EL31型
[Retra GP-Turbo]
1.5L-TB・FF/5MT・144.6万円
115PS・17.5kgm・14.8km/L
115PS
17.5kgm
14.8km/L
1988/05
EL31型
[Retra GP-Turbo]
1.5L-TB・FF/4AT・153.1万円
115PS・17.5kgm・11.4km/L
115PS
17.5kgm
11.4km/L
1988/05
EL31型
[Retra SXi CanvasTop]
1.5L-NA・FF/5MT・131.3万円
88PS・12.2kgm・15.2km/L
88PS
12.2kgm
15.2km/L
3代目コルサの車両型式・グレード一覧【全6車種】
コルサの新型モデル
4代目 EL43型コルサ
EL43型コルサは1990/09に登場した4代目モデル。参考車両の「SZ」は全長3930mm、全幅1645mm、全高1365mmの車体に、115PS/13.8kgmを発生する5E型1496ccエンジンを搭載。

コルサの旧型モデル
2代目 AL21型コルサ セダン
AL21型コルサ セダンは1982/05に登場した2代目モデル。参考車両の「EX」は全長4125mm、全幅1615mm、全高1385mmの車体に、70PS/10.9kgmを発生する3A型1452ccエンジンを搭載。


EL31 コルサの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー トヨタ自動車
車名&
グレード
コルサ
Retra SXi
その他 リトラUXは79PS/12.0kgm
お値段 1173000円
車両型式 E-EL31
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
5速MT・5速マニュアル車
ドア/定員 3ドア・5名乗車
ホイールベース 2380mm
トレッド 1385mm/1355mm
WB/TR比 1.737
最小半径 4.7m
最低高 160mm
タイヤ 前輪:165/70R13
後輪:165/70R13
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
車両重量 860kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

コルサと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
コルサ
車体寸法
全長 3910mm -
全幅 1635mm -
全高 1370mm -
大きさ 8.76m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +510mm
全幅 1480mm以下 +155mm
全高平均 1640mm -270mm
大きさ平均 8.13m3 +0.63m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -790mm
全幅 1700mm以下 -65mm
全高平均 1496mm -126mm
大きさ平均 10.48m3 -1.72m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -733mm
全幅平均 1815mm -180mm
全高平均 1518mm -148mm
大きさ平均 12.84m3 -4.08m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


EL31 コルサの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

コルサの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
コルサ
室内広さ
室内長 1795mm -
室内幅 1400mm -
室内高 1155mm -
車内広さ 2903L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm -113mm
室内幅平均 1280mm +120mm
室内高平均 1283mm -128mm
車内広さ平均 3171L -268L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm -118mm
室内幅平均 1404mm -4mm
室内高平均 1196mm -41mm
車内広さ平均 3253L -350L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2050mm -255mm
室内幅平均 1483mm -83mm
室内高平均 1195mm -40mm
車内広さ平均 3698L -795L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 2.903m³
1人あたりのスペース 0.581m³
室内長/全長 45.9%
室内幅/全幅 85.6%
室内高/全高 84.3%
室内容積/車両体積 33.1%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は2.903m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.581m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は45.9%、同じく室内幅と全幅の比率は85.6%、同じく室内高と全高の比率は84.3%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は33.1%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


コルサでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.369m
期待される荷室の幅 1.300m
対角線の長さ 1.888m
期待される荷室の面積 1.780m²

縦方向の長さが1.369m(対角線では1.888m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。

俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


EL31 コルサの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税39600円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12600円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1988/05モデルのコルサを37年落ちの中古で25.8万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    コルサの1988/05モデルの場合、2025年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である23.46万円に諸経費として2.3万円を足した25.8万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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1988年式を37年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 1500cc以下 13年経過 39600円
自動車重量税
1年分
1.0トン以下 18年経過 12600円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷12.9㎞/L×185円/L 143410円
オイル交換
5000km毎
1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本6000円×4本÷5年 4800円
任意保険料
月額5000円
月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 277300円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額21510円×12ヶ月 258120円
ローン返済中の年間維持費 535400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45900円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「1500cc以下で13年経過」クラスの自動車税は39600円、「1.0トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は12600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本6000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算23200円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

コルサの維持費は高い?安い?

「コルサの年間維持費は277300円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてコルサの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いヤリス HV177500円-99800円
ジェイド217100円-60200円
フリード ハイブリッド232000円-45300円
スイフト スポーツ260000円-17300円
基準1500ccクラス平均261300円-16000円
ステップワゴン スパーダ270100円-7200円
コルサの維持費277300円
アバルト595304800円+27500円
ゴルフ トゥーラン335600円+58300円
高いウーノ388300円+111000円

コルサの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリス HVと比較して99800円高く、最も高いウーノと比較して111000円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では16000円高くなっています。

最低額のヤリス HVと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、コルサの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1500ccクラスの車 ランキング

コルサを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%360万円30万円24万円
15%240万円20万円16万円
20%180万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は360万円(総支給額30万円/月、手取り24万円/月)、ここから月額維持費2.3万円を支払うと残りは21.7万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は240万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)、2.3万円を支払うと残りは13.7万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が180万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.3万円を引くと残りは9.7万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代15万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費12.9km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
135円/L 104660円 -38750円
160円/L 124040円 -19370円
175円/L 135660円 -7750円
185円/L 143410円 -
195円/L 151170円 +7760円
210円/L 162800円 +19390円
235円/L 182180円 +38770円

燃費12.9km/LのEL31型 コルサで10000km走行するのに必要な燃料は775.2L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は143410円になります。

参考までに、コルサの燃料タンクは45リットルですので、775.2Lの給油回数は18回、1回あたりの燃料代は約7970円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては7760円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると19390円、50円も違ってくると38770円にもなります。

これをEL31型 コルサの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり185円の場合を277300円としたとき、135円/Lに値下がりすれば238550円(86.0%)に、235円/Lに値上がりすれば316070円(114.0%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(39600円)なり重量税(12600円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 39600円
自動車重量税 1年分 12600円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 61025円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 43020円 71710円 100390円
オイル交換 4000円 4000円 5600円
タイヤ交換 3200円 3200円 3200円
任意保険料 48000円 51000円 54000円
税金 自賠責 一律 61025円
合計 159300円 191000円 224300円
1万km差額 -118000円 -86300円 -53000円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて118000円安い159300円に、5000km走行では86300円安い191000円に、7000km走行では53000円安い224300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 143410円 215120円 286820円
オイル交換 8000円 12000円 16000円
タイヤ交換 4800円 5760円 7680円
任意保険料 60000円 66000円 72000円
税金 自賠責 一律 61025円
合計 277300円 360000円 443600円
1万km差額 - +82700円 +166300円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
トヨタの小型車&普通車編
1500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ハッチバック編

コルサの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 15.2km/L
燃料タンク容量 45L
航続距離(カタログ燃費) 684.0km
航続距離(80%燃費) 549.0km
満タンプライス 8325円
1km走行コスト 12.17円/km
1万円でどこまで行ける? 821.6km
東京から684.0kmの範囲

10・15モード燃費が15.2km/L、燃料タンク容量45リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は684.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(13.7km/L)とすると航続距離は616.5km、80%(12.2km/L)だと549.0km、70%(10.6km/L)では477.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から45リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり185円では8325円、上で計算した航続距離を踏まえると684.0km(80%燃費時549.0km)を走行するのに8325円かかる計算です。

燃費を12.9km/Lとしたときの1km走行コストは12.17円、10万km走行したときの燃料代は121.7万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら12.2万円/年、7年10万kmなら17.4万円/年、5年10万kmなら24.3万円/年、3年10万kmなら40.6万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば821.6km(往復なら片道410.8km)、カタログ値の80%なら657.3km(片道328.6km)離れたところまで行くことができます。

EL31 コルサのエンジン諸元とカタログデータ

3E-E型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 3E-E
気筒配列 直列4気筒
排気量1456cc
圧縮比 9.3
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 88PS[65kW]/6000rpm
最大トルク 12.2kgm[120Nm]/4800rpm
パワーバンド 4800-6000rpm, 帯域20.0%
使用燃料 レギュラーガソリン
10・15燃費15.2km/L(35.8mpg)
100km燃費6.6L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
4800rpm 82PS/12.2kgm
6000rpm 88PS/10.5kgm
3E-E型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載している3E型1456cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力88馬力を、4800回転時に最大トルク12.2kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4800rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は20.0%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.773kg/PS(860kg/88PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.773kg/PS
車体+1人10.398kg/PS
車体+5人12.898kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.455kg/PS
車体+70kg10.568kg/PS
車体+80kg10.682kg/PS
車体+90kg10.795kg/PS
車体+100kg10.909kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.398kg/PS(915kg/88PS)となり、数値としては0.625kg、比率にすると6.4%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは12.898kg/PS(1135kg/88PS)となり、数値としては3.125kg、比率にすると32.0%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

EL31 コルサのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.398kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
コルサ
10.398kg/PS
88PS・1.5L-NA
車体のみPWR 9.773
915kg
+6.4%

車種詳細
ジェイド RS
10.433kg/PS
150PS・1.5L-TB
車体のみPWR 10.067
1565kg
+3.6%

車種詳細
フィット ハイブリッド
10.318kg/PS
110PS・1.5L-NA
車体のみPWR 9.818
1135kg
+5.1%

車種詳細
ライズ
10.459kg/PS
98PS・1.0L-TB
車体のみPWR 9.898
1025kg
+5.7%

車種詳細
2シリーズ アクティブツアラー
10.367kg/PS
150PS・2.0L-TB
車体のみPWR 10.000
1555kg
+3.7%

車種詳細
ストリーム
10.321kg/PS
140PS・1.8L-NA
車体のみPWR 9.929
1445kg
+4.0%


10.294kg/PSから10.502kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの6人乗りミニバン・FR5型 ジェイド RS、ホンダの5人乗りハッチバック・GP5型 フィット ハイブリッド、トヨタの5人乗りSUV・A200A型 ライズ、BMWの5人乗りハッチバック・2C20型 2シリーズ アクティブツアラー、ホンダの7人乗りミニバン・RN6型 ストリームという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

EL31型 コルサ [Retra SXi]のライバル車種|10.398kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は102.3PS/tとなっています。


コルサがバイクと競争するなら…?


車種詳細
スカイウェイブSS|249cc
10.385kg/PS
270kg/26.0PS/2.50kgm
[車体のみPWR:8.269]
1988/05

-
コルサ|1456cc
10.398kg/PS
915kg/88PS/12.2kgm
[車体のみPWR:9.773]

車種詳細
エストレヤ|249cc
10.400kg/PS
208kg/20.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:7.650]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではコルサとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

CJ46A スカイウェイブSSと競争してみる

まずコルサより少しPWRが低いバイクとして、スズキのスカイウェイブSSが挙げられます。PWRの10.385kg/PSは車両重量215kgにライダーの体重55kgを加えた270kgを、最高出力26.0PSで割ったものです。

BJ250A エストレヤと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのエストレヤが挙げられます。PWRの10.400kg/PSは車両重量153kg+55kgの208kgを、最高出力20.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.737
平均ピストンスピード 17.40m/s
トルクウェイトレシオ 70.49kg/kgm
1馬力あたりのお値段 13330円
排気量1Lあたり馬力 60.44PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.38kgm/L
1気筒あたりの馬力 22.0PS
1気筒あたりのトルク 3.0kgm
パワーバンド比率 20.0%
燃費×馬力 1137.0pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは70.49kg/kgm(860kg/12.2kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が1173000円、最高出力が88馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は13330円、逆に1万円あたりでは0.75馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は96148円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
1500cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は60.44PS/L、トルクは8.38kgm/L、1気筒あたりの馬力は22.0馬力、トルクは3.0kgmとなり、このエンジンが88馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.40m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が87.0mmである3E型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6900回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.737になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が12.92km/L、最高出力が88PSであるこの車の獲得ポイントは1137.0ptになります。
戯れに車両重量860kgを100kg単位にした8.6で割ってみたところ、その数値は132.20ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの165/70R13と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 165/70R13 | 直径 561mm

-20mm
幅145mm
-10mm
幅155mm
変更なし
幅165mm
+10mm
幅175mm
+20mm
幅185mm
65 145/65R13
37.0km/h
径 519mm
差 -42mm
155/65R13
37.9km/h
径 532mm
差 -29mm
165/65R13
38.9km/h
径 545mm
差 -16mm
175/65R13
39.8km/h
径 558mm
差 -3mm
185/65R13
40.7km/h
径 571mm
差 +10mm
70 145/70R13
38.0km/h
径 533mm
差 -28mm
155/70R13
39.0km/h
径 547mm
差 -14mm
165/70R13
40.0km/h
561mm
0mm
175/70R13
41.0km/h
径 575mm
差 +14mm
185/70R13
42.0km/h
径 589mm
差 +28mm
75 145/75R13
39.1km/h
径 548mm
差 -13mm
155/75R13
40.1km/h
径 563mm
差 +2mm
165/75R13
41.2km/h
径 578mm
差 +17mm
175/75R13
42.3km/h
径 593mm
差 +32mm
185/75R13
43.4km/h
径 608mm
差 +47mm
80 145/80R13
40.1km/h
径 562mm
差 +1mm
155/80R13
41.2km/h
径 578mm
差 +17mm
165/80R13
42.4km/h
径 594mm
差 +33mm
175/80R13
43.5km/h
径 610mm
差 +49mm
185/80R13
44.6km/h
径 626mm
差 +65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、145/70R13、145/75R13 、155/70R13 、165/65R13 、175/65R13 あたりのタイヤがおすすめです。

165/70R13のタイヤ幅を145mmから195mmまで、扁平率を55%から85%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを13インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが165/70R13のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】165/70R13のタイヤ銘柄と通販価格

EL31型 コルサ 1.5L-NA FF/5MTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS9.77㎏/PS50.0ptC
最高回転数5880rpm6000rpm51.5ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.10PS/L60.44PS/L40.0ptD
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L8.38㎏m/L36.7ptE
WB/TR比1.7731.73753.7ptC
ワイド&
ロー指数
0.8940.83854.0ptB
前面の面積2.631m22.240m260.9ptB
最低地上高154.5mm160mm47.8ptC
スポーツ性能部門の得点486.6pt
総合評価C

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340696円277300円55.5ptB
10-15燃費13.0km/L15.2km/L54.7ptB
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.1km581.4km46.4ptC
車の大きさ11.468m38.758m360.7ptB
車内の広さ3430.7L2902.5L44.8ptD
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.9L580.5L40.6ptD
車内床面積2.793m22.513m246.0ptC
最小回転
半径
5.17m4.7m59.6ptB
ユーティリティ部門の得点503.4pt
総合評価C

※10-15燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10706車種中 RANK
運動性能 486.6pt 6396位 C
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 503.4pt 3698位 C
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 990.0pt 5841位 C
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は486.6点で全10706車種中の6396位、ユーティリティ部門は503.4点で3698位、総合得点は990.0点で5841位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したEL31型 コルサ(FF/5MT) の各種スペックを、ハッチバック1500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

コルサの歴代モデル

5代目 EL55型 コルサ セダン
EL55 コルサ セダンは1994/09に登場した5代目モデル。参考車両の「VIT-X」は全長4130mm、全幅1660mm、全高1385mmの車体に、91PS/13.2kgmを発生する5E型1496ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

4代目 EL41型 コルサ
EL41 コルサは1990/09に登場した4代目モデル。参考車両の「TX」は全長3930mm、全幅1645mm、全高1365mmの車体に、97PS/11.5kgmを発生する4E型1331ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

3代目 EL31型 コルサ GPターボ
EL31 コルサ GPターボは1986/05に登場した3代目モデル。参考車両の「Retra GP-Turbo」は全長3910mm、全幅1635mm、全高1370mmの車体に、115PS/17.5kgmを発生する3E型1456ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

2代目 AL21型 コルサ セダン
AL21 コルサ セダンは1982/05に登場した2代目モデル。参考車両の「EX」は全長4125mm、全幅1615mm、全高1385mmの車体に、70PS/10.9kgmを発生する3A型1452ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。


人気があるハッチバックの車種比較


L512S ミラ X4 1997 vs L210S ミラ X4 1991 新旧比較
4代目 ミラ X4(1997年式 L512S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、3代目 ミラ X4(1991年式 L210S・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.4kgm・4人乗り)を比較。

CJ4A ミラージュ サイボーグZR 1999 vs EK9 シビック タイプR 1998 性能比較
5代目 ミラージュ サイボーグZR Cyborg-ZR(1999年式 CJ4A・FF/5MT・1.6L・175PS/17.0kgm・5人乗り)と、6代目 シビック タイプR type-R(1998年式 EK9・FF/5MT・1.6L・185PS/16.3kgm・4人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス TRD vs ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 性能比較
9代目 カローラ ランクス 1.8 TRD Sport-M(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・205PS/19.7kgm・5人乗り)と、9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)を比較。

K13 マーチ NISMO 2013 vs AK12 マーチ 12SR 2008 新旧比較
4代目 マーチ NISMO Nismo-S(2013年式 K13・FF/5MT・1.5L・116PS/15.9kgm・5人乗り)と、3代目 マーチ 12SR(2008年式 AK12・FF/5MT・1.3L・110PS/13.7kgm・5人乗り)を比較。

H31A ミニカ ダンガン 1997 vs H22A ミニカ ダンガンZZ 1992 新旧比較
7代目 ミニカ ダンガン Dangan(1997年式 H31A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.9kgm・4人乗り)と、6代目 ミニカ ダンガンZZ Dangan-ZZ(1992年式 H22A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.8kgm・4人乗り)を比較。

AUCJXF ゴルフR 2017 vs VAB WRX STI RA-R 2018 性能比較
7代目 ゴルフR(2017年式 AUCJXF・4WD/6MT・2.0L+ターボ・310PS/38.7kgm・5人乗り)と、初代 WRX STI type RA-R(2018年式 VAB・4WD/6MT・2.0L+ターボ・329PS/44.1kgm・5人乗り)を比較。

BBM5P2 メガーヌ RS 2023 vs FL5 シビック タイプR 2022 性能比較
4代目 メガーヌ RS Renault-Sport Trophy(2023年式 BBM5P2・FF/6MT・1.8L+ターボ・300PS/40.8kgm・5人乗り)と、11代目 シビック タイプR type-R(2022年式 FL5・FF/6MT・2.0L+ターボ・330PS/42.8kgm・4人乗り)を比較。

EP91 スターレット グランツァV 1997 vs EP82 スターレット GT 1994 新旧比較
5代目 スターレット グランツァV Glanza-V(1997年式 EP91・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 スターレット GT(1994年式 EP82・FF/5MT・1.4L+ターボ・135PS/16.0kgm・5人乗り)を比較。