GRG75 センチュリー SUV 性能と維持費 4WD/CVT 4人 2500万円 2023

このページでは、トヨタ自動車の5ドア・4人乗りSUV、3代目の6LA-GRG75型センチュリー SUV BaseGrade【2023/09モデル・262PS/34.2kgm・4WD/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

GRG75 センチュリー SUV
販売期間:2018/06 -

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長5205mm×全幅1990mm×全高1805mm、排気量は3456ccであることから、大雑把に分類すると3.5リットルクラス(3500cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:250PS~300PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5205mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

GRG75型 センチュリー SUV [3456cc/262PS 4WD/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

3代目センチュリー SUVの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/05
UWG60型
[BaseGrade]
5.0L-NA・FR/CVT・2008.0万円
381PS・52.0kgm・12.4km/L
381PS
52.0kgm
12.4km/L
2018/06
UWG60型
[BaseGrade]
5.0L-NA・FR/CVT・1960.0万円
381PS・52.0kgm・13.6km/L
381PS
52.0kgm
13.6km/L
センチュリー SUVの旧型モデル
2代目 GZG50型センチュリー
GZG50型センチュリーは1997/04に登場した2代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長5270mm、全幅1890mm、全高1475mmの車体に、280PS/49.0kgmを発生する1GZ型4996ccエンジンを搭載。


GRG75 センチュリー SUVの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー トヨタ自動車
車名&
グレード
センチュリー SUV
BaseGrade
その他 6LA-GRG75-CNXGB
お値段 25000000円
車両型式 6LA-GRG75
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア・4名乗車
ホイールベース 2950mm
トレッド 1705mm/1715mm
WB/TR比 1.725
最小半径 5.5m
最低高 185mm
タイヤ 前輪:255/55R20
後輪:255/55R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2570kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

センチュリー SUVと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
センチュリー SUV
車体寸法
全長 5205mm -
全幅 1990mm -
全高 1805mm -
大きさ 18.70m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1805mm
全幅 1480mm以下 +510mm
全高平均 1640mm +165mm
大きさ平均 8.13m3 +10.57m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 +505mm
全幅 1700mm以下 +290mm
全高平均 1496mm +309mm
大きさ平均 10.48m3 +8.22m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +562mm
全幅平均 1815mm +175mm
全高平均 1518mm +287mm
大きさ平均 12.84m3 +5.86m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


GRG75 センチュリー SUVの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

センチュリー SUVの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
センチュリー SUV
室内広さ
室内長 2145mm -
室内幅 1605mm -
室内高 1245mm -
車内広さ 4286L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm +237mm
室内幅平均 1280mm +325mm
室内高平均 1283mm -38mm
車内広さ平均 3171L +1115L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm +232mm
室内幅平均 1404mm +201mm
室内高平均 1196mm +49mm
車内広さ平均 3253L +1033L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2050mm +95mm
室内幅平均 1483mm +122mm
室内高平均 1195mm +50mm
車内広さ平均 3698L +588L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 4.286m³
1人あたりのスペース 1.071m³
室内長/全長 41.2%
室内幅/全幅 80.7%
室内高/全高 69.0%
室内容積/車両体積 22.9%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は4.286m³です。この車の乗車定員は4人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約1.071m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は41.2%、同じく室内幅と全幅の比率は80.7%、同じく室内高と全高の比率は69.0%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は22.9%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


センチュリー SUVでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.822m
期待される荷室の幅 1.505m
対角線の長さ 2.363m
期待される荷室の面積 2.742m²

縦方向の長さが1.822m(対角線では2.363m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


GRG75 センチュリー SUVの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税57000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税24600円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、センチュリー SUVの新車を2875.0万円(諸費用として375.0万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 3500cc以下 13年未満 57000円
自動車重量税
1年分
3.0トン以下 13年未満 24600円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷14.2㎞/L×195円/L 137320円
オイル交換
5000km毎
1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本24000円×4本÷5年 19200円
任意保険料
月額7000円
月額7000円×12ヶ月 84000円
ローン完済後の年間維持費 343000円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額479170円×12ヶ月 5750040円
ローン返済中の年間維持費 6093000円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 69900円
  • 初度登録から2年経過車の場合、「3500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は57000円、「3.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は24600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした69900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算28600円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

センチュリー SUVの維持費は高い?安い?

「センチュリー SUVの年間維持費は343000円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「3500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてセンチュリー SUVの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いCX-60 ハイブリッド278700円-64300円
ディグニティ310600円-32400円
センチュリー SUVの維持費343000円
Eクラス セダン351800円+8800円
IS387200円+44200円
基準3500ccクラス平均443800円+100800円
911 クーペ502500円+159500円
カマロ クーペ553300円+210300円
高い5シリーズ セダン782900円+439900円

センチュリー SUVの年間維持費を、3500ccクラスで最も維持費が安いCX-60 ハイブリッドと比較して64300円高く、最も高い5シリーズ セダンと比較して439900円安く、3500ccクラスの平均維持費との比較では100800円安くなっています。

最低額のCX-60 ハイブリッドと最高額の5シリーズ セダンは極端な例としても、3500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、センチュリー SUVの維持費は かなり安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 3500ccクラスの車 ランキング

センチュリー SUVを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%450万円38万円30万円
15%300万円25万円20万円
20%220万円19万円15万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は450万円(総支給額38万円/月、手取り30万円/月)、ここから月額維持費2.9万円を支払うと残りは27.1万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は300万円(総支給額25万円/月、手取り20万円/月)、2.9万円を支払うと残りは17.1万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が220万円(総支給額19万円/月、手取り15万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.9万円を引くと残りは12.1万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代14万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費14.2km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 102130円 -35190円
170円/L 119740円 -17580円
185円/L 130300円 -7020円
195円/L 137320円 -
205円/L 144390円 +7070円
220円/L 154950円 +17630円
245円/L 172560円 +35240円

燃費14.2km/LのGRG75型 センチュリー SUVで10000km走行するのに必要な燃料は704.3L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は137320円になります。

参考までに、センチュリー SUVの燃料タンクは55リットルですので、704.3Lの給油回数は13回、1回あたりの燃料代は約10570円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては7070円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると17630円、50円も違ってくると35240円にもなります。

これをGRG75型 センチュリー SUVの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を343000円としたとき、145円/Lに値下がりすれば307810円(89.7%)に、245円/Lに値上がりすれば378240円(110.3%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(57000円)なり重量税(24600円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 57000円
自動車重量税 1年分 24600円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 90425円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 41200円 68660円 96120円
オイル交換 6000円 6000円 8400円
タイヤ交換 12800円 12800円 12800円
任意保険料 67200円 71400円 75600円
税金 自賠責 一律 90425円
合計 217700円 249300円 283400円
1万km差額 -125300円 -93700円 -59600円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて125300円安い217700円に、5000km走行では93700円安い249300円に、7000km走行では59600円安い283400円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 137320円 205980円 274640円
オイル交換 12000円 18000円 24000円
タイヤ交換 19200円 23040円 30720円
任意保険料 84000円 92400円 100800円
税金 自賠責 一律 90425円
合計 343000円 429900円 520600円
1万km差額 - +86900円 +177600円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
トヨタの小型車&普通車編
3500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(10.6km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(16.2km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(15.2km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(14.2km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代137320円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

走行例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 9000km 849.1L 165570円
郊外 500km 30.9L 6030円
高速道路 500km 32.9L 6420円
平均燃費 11.0km/L 912.9L 178020円
WLTC 総合燃費との差額 +40700円

走行例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 5000km 471.7L 91980円
郊外 5000km 308.6L 60180円
高速道路 0km 0L 0円
平均燃費 12.8km/L 780.3L 152160円
WLTC 総合燃費との差額 +14840円

走行例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤(33%)、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤(34%)、高速利用もバッチリ!(33%)という感じでシミュレーションしてみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 3330km 314.2L 61270円
郊外 3340km 206.2L 40210円
高速道路 3330km 219.1L 42720円
平均燃費 13.5km/L 739.5L 144200円
WLTC 総合燃費との差額 +6880円

走行例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、隣町の市街地へ買い出しに行くため500km走行、パトロールがてらにいつもの田んぼ道を9000km走行、一念発起して都会の空気を吸いに高速道路を500km走行したとする場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 500km 47.2L 9200円
郊外 9000km 555.6L 108340円
高速道路 500km 32.9L 6420円
平均燃費 15.7km/L 635.7L 123960円
WLTC 総合燃費との差額 -13360円


走行距離は同じ1万kmであっても、走行する環境によって燃料代はずいぶん大きく変わります。信号待ちや渋滞のSTOP&GOで燃費が悪くなりがちな走行例1と、渋滞知らずで燃費にも車にも優しい走行例4では燃料の消費量が277.2リットルの差、金額にして54060円の差が生じます。

参考:燃費が3%向上すると…?

モード 各モード燃費 +3%燃費 燃費差
総合燃費 14.2km/L 14.6km/L +0.4km/L
市街地 10.6km/L 10.9km/L +0.3km/L
郊外 16.2km/L 16.7km/L +0.5km/L
高速道路 15.2km/L 15.7km/L +0.5km/L

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費の航続距離
モード 燃費 航続距離 1km費用
総合 14.2km/L 781km - 13.73円/km
市街地 10.6km/L 583km -198km 18.4円/km
郊外 16.2km/L 891km +110km 12.0円/km
高速 15.2km/L 836km +55km 12.8円/km

※1km費用は燃料価格195円/Lを各モード燃費で割ったもの。1km走行するために必要な燃料代。

燃料タンクの容量を55Lとしたとき、市街地モード燃費10.6km/Lでの航続距離は583km(-198km)、郊外モード燃費16.2km/Lでの航続距離は891km(+110km)、高速道路モード燃費15.2km/Lでの航続距離は836km(+55km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

センチュリー SUVの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 14.2km/L
燃料タンク容量 55L
航続距離(カタログ燃費) 781.0km
航続距離(80%燃費) 627.0km
満タンプライス 10725円
1km走行コスト 13.73円/km
1万円でどこまで行ける? 728.2km
東京から781.0kmの範囲

WLTCモード燃費が14.2km/L、燃料タンク容量55リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は781.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(12.8km/L)とすると航続距離は704.0km、80%(11.4km/L)だと627.0km、70%(9.9km/L)では544.5kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から55リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では10725円、上で計算した航続距離を踏まえると781.0km(80%燃費時627.0km)を走行するのに10725円かかる計算です。

燃費を14.2km/Lとしたときの1km走行コストは13.73円、10万km走行したときの燃料代は137.3万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら13.7万円/年、7年10万kmなら19.6万円/年、5年10万kmなら27.5万円/年、3年10万kmなら45.8万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば728.2km(往復なら片道364.1km)、カタログ値の80%なら582.6km(片道291.3km)離れたところまで行くことができます。

GRG75 センチュリー SUVのエンジン諸元とカタログデータ

2GR-FXS型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 2GR-FXS
気筒配列 V型6気筒+モーター
排気量3456cc
圧縮比 -
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 262PS[193kW]/6000rpm
最大トルク 34.2kgm[335Nm]/4600rpm
パワーバンド 4600-6000rpm, 帯域23.3%
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費14.2km/L(33.4mpg)
100km燃費7.0L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
4600rpm 220PS/34.2kgm
6000rpm 262PS/31.3kgm
モーター諸元
電動機型式5NM
出力134kW
トルク270Nm
電動機型式1YM
出力80kW
トルク169Nm
2GR-FXS型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
V型6気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載している2GR型3456cc、V型6気筒+モーターの自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力262馬力を、4600回転時に最大トルク34.2kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4600rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の1400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.3%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.809kg/PS(2570kg/262PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.809kg/PS
車体+1人10.019kg/PS
車体+4人10.649kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.038kg/PS
車体+70kg10.076kg/PS
車体+80kg10.115kg/PS
車体+90kg10.153kg/PS
車体+100kg10.191kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.019kg/PS(2625kg/262PS)となり、数値としては0.210kg、比率にすると2.1%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.649kg/PS(2790kg/262PS)となり、数値としては0.840kg、比率にすると8.6%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

GRG75 センチュリー SUVのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.019kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
センチュリー SUV
10.019kg/PS
262PS・3.5L-NA
車体のみPWR 9.809
2625kg
+2.1%

車種詳細
ヴェゼル
10.038kg/PS
132PS・1.5L-NA
車体のみPWR 9.621
1325kg
+4.3%

車種詳細
ヴィッツ G’s
10.000kg/PS
109PS・1.5L-NA
車体のみPWR 9.495
1090kg
+5.3%

車種詳細
イグニス
9.945kg/PS
91PS・1.3L-NA
車体のみPWR 9.341
905kg
+6.5%

車種詳細
フォレスター
10.101kg/PS
148PS・2.0L-NA
車体のみPWR 9.730
1495kg
+3.8%

車種詳細
ヴィッツ
9.955kg/PS
110PS・1.5L-NA
車体のみPWR 9.455
1095kg
+5.3%


9.919kg/PSから10.119kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りSUV・RU3型 ヴェゼル、トヨタの5人乗りハッチバック・NCP131型 ヴィッツ G’s、スズキの5人乗りSUV・FF21S型 イグニス、スバルの5人乗りSUV・SJ5型 フォレスター、トヨタの5人乗りハッチバック・NCP91型 ヴィッツという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

GRG75型 センチュリー SUV [BaseGrade]のライバル車種|10.019kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は101.9PS/tとなっています。


センチュリー SUVがバイクと競争するなら…?


車種詳細
イントルーダークラシック400|399cc
10.000kg/PS
330kg/33.0PS/3.40kgm
[車体のみPWR:8.333]
2023/09

-
センチュリー SUV|3456cc
10.019kg/PS
2625kg/262PS/34.2kgm
[車体のみPWR:9.809]

車種詳細
グラストラッカー|249cc
10.053kg/PS
191kg/19.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:7.158]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではセンチュリー SUVとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

VK56A イントルーダークラシック400と競争してみる

まずセンチュリー SUVより少しPWRが低いバイクとして、スズキのイントルーダークラシック400が挙げられます。PWRの10.000kg/PSは車両重量275kgにライダーの体重55kgを加えた330kgを、最高出力33.0PSで割ったものです。

NJ4DA グラストラッカーと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのグラストラッカーが挙げられます。PWRの10.053kg/PSは車両重量136kg+55kgの191kgを、最高出力19.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.725
平均ピストンスピード 16.60m/s
トルクウェイトレシオ 75.15kg/kgm
1馬力あたりのお値段 95420円
排気量1Lあたり馬力 75.81PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.90kgm/L
1気筒あたりの馬力 43.7PS
1気筒あたりのトルク 5.7kgm
パワーバンド比率 23.3%
燃費×馬力 3720.4pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは75.15kg/kgm(2570kg/34.2kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が25000000円、最高出力が262馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は95420円、逆に1万円あたりでは0.10馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は730994円、1万円あたりでは0.01kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
3500cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は75.81PS/L、トルクは9.90kgm/L、1気筒あたりの馬力は43.7馬力、トルクは5.7kgmとなり、このエンジンが262馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.60m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.0mmである2GR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7230回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.725になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が14.2km/L、最高出力が262PSであるこの車の獲得ポイントは3720.4ptになります。
戯れに車両重量2570kgを100kg単位にした25.7で割ってみたところ、その数値は144.76ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの255/55R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 255/55R20 | 直径 789mm

-20mm
幅235mm
-10mm
幅245mm
変更なし
幅255mm
+10mm
幅265mm
+20mm
幅275mm
50 235/50R20
37.7km/h
径 743mm
差 -46mm
245/50R20
38.2km/h
径 753mm
差 -36mm
255/50R20
38.7km/h
径 763mm
差 -26mm
265/50R20
39.2km/h
径 773mm
差 -16mm
275/50R20
39.7km/h
径 783mm
差 -6mm
55 235/55R20
38.9km/h
径 767mm
差 -22mm
245/55R20
39.4km/h
径 778mm
差 -11mm
255/55R20
40.0km/h
789mm
0mm
265/55R20
40.6km/h
径 800mm
差 +11mm
275/55R20
41.1km/h
径 811mm
差 +22mm
60 235/60R20
40.1km/h
径 790mm
差 +1mm
245/60R20
40.7km/h
径 802mm
差 +13mm
255/60R20
41.3km/h
径 814mm
差 +25mm
265/60R20
41.9km/h
径 826mm
差 +37mm
275/60R20
42.5km/h
径 838mm
差 +49mm
65 235/65R20
41.3km/h
径 814mm
差 +25mm
245/65R20
41.9km/h
径 827mm
差 +38mm
255/65R20
42.6km/h
径 840mm
差 +51mm
265/65R20
43.2km/h
径 853mm
差 +64mm
275/65R20
43.9km/h
径 866mm
差 +77mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、235/55R20 、245/50R20、245/55R20 、255/50R20 、265/50R20 、275/50R20あたりのタイヤがおすすめです。

255/55R20のタイヤ幅を235mmから285mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを20インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが255/55R20のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】255/55R20のタイヤ銘柄と通販価格

センチュリー SUV 3.5L-NA 4WD/CVTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS9.81㎏/PS49.9ptC
最高回転数5880rpm6000rpm51.5ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.10PS/L75.81PS/L52.1ptC
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L9.90㎏m/L55.2ptB
WB/TR比1.7731.72554.9ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.90749.1ptC
前面の面積2.631m23.592m223.1ptF
最低地上高154.5mm185mm37.7ptE
スポーツ性能部門の得点431.1pt
総合評価E

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340696円343000円49.8ptC
WLTC燃費16.2km/L14.2km/L45.8ptD
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.1km781.0km57.9ptB
車の大きさ11.468m318.696m321.4ptF
車内の広さ3430.7L4286.2L58.4ptB
乗車定員4.8人4人43.3ptD
1人あたり
車内広さ
691.9L1071.5L81.9ptS
車内床面積2.793m23.443m259.3ptB
最小回転
半径
5.17m5.5m43.3ptD
ユーティリティ部門の得点504.5pt
総合評価C

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10707車種中 RANK
運動性能 431.1pt 9762位 E
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 504.5pt 3589位 C
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 935.6pt 9065位 D
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は431.1点で全10707車種中の9762位、ユーティリティ部門は504.5点で3589位、総合得点は935.6点で9065位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したセンチュリー SUV(4WD/CVT) の各種スペックを、5人乗SUV3500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

センチュリー SUVの歴代モデル

3代目 UWG60型 センチュリー
UWG60 センチュリーは2018/06に登場した3代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長5335mm、全幅1930mm、全高1505mmの車体に、381PS/52.0kgmを発生する2UR型4968ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

2代目 GZG50型 センチュリー
GZG50 センチュリーは1997/04に登場した2代目モデル。参考車両の「CNG Column-Shift」は全長5270mm、全幅1890mm、全高1475mmの車体に、258PS/41.3kgmを発生する1GZ型4996ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

初代 VG45型 センチュリー
VG45 センチュリーは1967/11に登場した初代モデル。参考車両の「L-type」は全長5270mm、全幅1890mm、全高1430mmの車体に、165PS/29.5kgmを発生する5V型3994ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。


人気があるSUVの車種比較


WDB3S フロンクス 2024 vs DG5 WR-V 2024 性能比較
初代 フロンクス(2024年式 WDB3S・FF/6AT・1.5L・101PS/13.8kgm・5人乗り)と、初代 WR-V X(2024年式 DG5・FF/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

A210A ライズ 2021 vs NGX50 C-HR GRスポーツ 2020 性能比較
初代 ライズ Z(2021年式 A210A・4WD/CVT・1.0L+ターボ・98PS/14.3kgm・5人乗り)と、初代 C-HR GRスポーツ S-T GR-Sport(2020年式 NGX50・4WD/CVT・1.2L+ターボ・116PS/18.9kgm・5人乗り)を比較。

RV4 ヴェゼル 2021 vs NGX50 C-HR GRスポーツ 2020 性能比較
2代目 ヴェゼル G(2021年式 RV4・4WD/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)と、初代 C-HR GRスポーツ S-T GR-Sport(2020年式 NGX50・4WD/CVT・1.2L+ターボ・116PS/18.9kgm・5人乗り)を比較。

RV6 ヴェゼル e:HEV e:HEV 2021 vs RV4 ヴェゼル G 2021 性能比較
2代目 ヴェゼル e:HEV Z(2021年式 RV6・4WD/CVT・1.5L・106PS/13.0kgm・5人乗り)と、2代目 ヴェゼル G(2021年式 RV4・4WD/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

H57A パジェロ ジュニア 1997 vs H56A パジェロ ミニ 1997 性能比較
初代 パジェロ ジュニア ZR-I(1997年式 H57A・4WD/5MT・1.1L・80PS/10.0kgm・4人乗り)と、初代 パジェロ ミニ Duke-V(1997年式 H56A・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.9kgm・4人乗り)を比較。

MN71S クロスビー 2020 vs MR52S ハスラー 2020 性能比較
初代 クロスビー Hybrid-MX(2020年式 MN71S・4WD/6AT・1.0L+ターボ・99PS/15.3kgm・5人乗り)と、2代目 ハスラー Hybrid-G Turbo(2020年式 MR52S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.0kgm・4人乗り)を比較。

MR31S ハスラー 2013 vs JB64W ジムニー 2022 性能比較
初代 ハスラー G(2013年式 MR31S・4WD/5MT・0.66L・52PS/6.4kgm・4人乗り)と、4代目 ジムニー XL(2022年式 JB64W・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.8kgm・4人乗り)を比較。

LA910S タフト 2023 vs MR52S ハスラー 2020 性能比較
初代 タフト X-Turbo eco-IDLE非装着車(2023年式 LA910S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、2代目 ハスラー Hybrid-G Turbo(2020年式 MR52S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.0kgm・4人乗り)を比較。