MAD7S ソリオ 性能と維持費 4WD/CVT 5人 206万円 2025年式

このページでは、スズキ株式会社の5ドア・5人乗りミニバン、4代目の5AA-MAD7S型ソリオ Hybrid MG【2025/01モデル・82PS/11.1kgm・4WD/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

MAD7S ソリオ
販売期間:2020/12 - 現行車

画像はスズキ株式会社より引用
http://www.suzuki.co.jp/
投稿日:

ボディサイズが全長3810mm×全幅1645mm×全高1745mm、排気量は1197ccであることから、大雑把に分類すると1.2リットルクラス(1200cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3810mmであるこの車の場合は「スモール」(Small:3500mm超-3850mm以下・Bセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

MAD7S型 ソリオ [1197cc/82PS 4WD/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

4代目ソリオの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2023/05
MA47S型
[Hybrid-SZ]
1.2L-NA・FF/5AT・229.3万円
91PS・12.0kgm・22.3km/L
91PS
12.0kgm
22.3km/L
2020/12
MA37S型
[Hybrid MX]
1.2L-NA・FF/CVT・185.0万円
91PS・12.0kgm・19.6km/L
91PS
12.0kgm
19.6km/L
2020/12
MA27S型
[G]
1.2L-NA・FF/CVT・158.2万円
91PS・12.0kgm・19.0km/L
91PS
12.0kgm
19.0km/L
4代目ソリオの車両型式・グレード一覧【全12車種】
ソリオの旧型モデル
3代目 MA36S型ソリオ
MA36S型ソリオは2015/08に登場した3代目モデル。参考車両の「Hybrid MZ」は全長3710mm、全幅1625mm、全高1745mmの車体に、91PS/12.0kgmを発生するK12C型1242ccエンジンを搭載。


MAD7S ソリオの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー スズキ株式会社
車名&
グレード
ソリオ
Hybrid MG
その他 -
お値段 2051500円
車両型式 5AA-MAD7S
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア・5名乗車
ホイールベース 2480mm
トレッド 1435mm/1430mm
WB/TR比 1.731
最小半径 4.8m
最低高 140mm
タイヤ 前輪:165/65R15
後輪:165/65R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 1040kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

ソリオと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
ソリオ
車体寸法
全長 3810mm -
全幅 1645mm -
全高 1745mm -
大きさ 10.94m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +410mm
全幅 1480mm以下 +165mm
全高平均 1640mm +105mm
大きさ平均 8.13m3 +2.81m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -890mm
全幅 1700mm以下 -55mm
全高平均 1496mm +249mm
大きさ平均 10.48m3 +0.46m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -833mm
全幅平均 1815mm -170mm
全高平均 1518mm +227mm
大きさ平均 12.84m3 -1.90m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


MAD7S ソリオの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

ソリオの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
ソリオ
室内広さ
室内長 2500mm -
室内幅 1420mm -
室内高 1365mm -
車内広さ 4846L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm +592mm
室内幅平均 1280mm +140mm
室内高平均 1283mm +82mm
車内広さ平均 3171L +1675L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm +587mm
室内幅平均 1404mm +16mm
室内高平均 1196mm +169mm
車内広さ平均 3253L +1593L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2050mm +450mm
室内幅平均 1483mm -63mm
室内高平均 1195mm +170mm
車内広さ平均 3698L +1148L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 4.846m³
1人あたりのスペース 0.969m³
室内長/全長 65.6%
室内幅/全幅 86.3%
室内高/全高 78.2%
室内容積/車両体積 44.3%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は4.846m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.969m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は65.6%、同じく室内幅と全幅の比率は86.3%、同じく室内高と全高の比率は78.2%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は44.3%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


ソリオでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.333m
期待される荷室の幅 1.320m
対角線の長さ 1.876m
期待される荷室の面積 1.760m²

縦方向の長さが1.333m(対角線では1.876m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。

俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。

多くのミニバンや1BOXは室内長の寸法が大きいことから車中泊への期待が高まりますが、2列目、3列目シートの収納がイマイチの場合は車中泊の難易度がセダンよりも跳ね上がりかねません。その場合はシートを前ではなく後に倒してのフルフラットの可否が鍵を握ります。

車中泊にあると嬉しいアイテム


MAD7S ソリオの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税30500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、ソリオの新車を236.0万円(諸費用として30.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで4年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 1500cc以下 13年未満 30500円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷20.7㎞/L×185円/L 89370円
オイル交換
5000km毎
1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本10000円×4本÷5年 8000円
任意保険料
月額5000円
月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 217000円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額49150円×12ヶ月 589800円
ローン返済中の年間維持費 806800円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
  • 初度登録から0年経過車の場合、「1500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は30500円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

ソリオ【Hybrid MG】の場合、維持費の月額は18100円です。これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたコスパ重視のスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。

ソリオの維持費は高い?安い?

「ソリオの年間維持費は217000円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてソリオの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いヤリス HV177500円-39500円
ソリオの維持費217000円
ジェイド217100円+100円
フリード ハイブリッド229500円+12500円
スイフト スポーツ260000円+43000円
基準1500ccクラス平均260100円+43100円
フリード260100円+43100円
コルト Ralliart-R293000円+76000円
ゴルフ トゥーラン335600円+118600円
高いウーノ381500円+164500円

ソリオの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリス HVと比較して39500円高く、最も高いウーノと比較して164500円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では43100円安くなっています。

最低額のヤリス HVと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、ソリオの維持費は かなり安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1500ccクラスの車 ランキング

ソリオを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%280万円24万円19万円
15%190万円16万円13万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は280万円(総支給額24万円/月、手取り19万円/月)、ここから月額維持費1.8万円を支払うと残りは17.2万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は190万円(総支給額16万円/月、手取り13万円/月)、1.8万円を支払うと残りは11.2万円になります。

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費20.7km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
135円/L 65220円 -24150円
160円/L 77300円 -12070円
175円/L 84550円 -4820円
185円/L 89370円 -
195円/L 94210円 +4840円
210円/L 101460円 +12090円
235円/L 113530円 +24160円

燃費20.7km/LのMAD7S型 ソリオで10000km走行するのに必要な燃料は483.1L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は89370円になります。

参考までに、ソリオの燃料タンクは30リットルですので、483.1Lの給油回数は17回、1回あたりの燃料代は約5260円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては4840円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると12090円、50円も違ってくると24160円にもなります。

これをMAD7S型 ソリオの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり185円の場合を217000円としたとき、135円/Lに値下がりすれば192850円(88.9%)に、235円/Lに値上がりすれば241160円(111.1%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(30500円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 30500円
自動車重量税 1年分 12300円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 51625円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 26810円 44690円 62560円
オイル交換 4000円 4000円 5600円
タイヤ交換 5330円 5330円 5330円
任意保険料 48000円 51000円 54000円
税金 自賠責 一律 51625円
合計 135800円 156700円 179200円
1万km差額 -81200円 -60300円 -37800円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて81200円安い135800円に、5000km走行では60300円安い156700円に、7000km走行では37800円安い179200円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 89370円 134060円 178740円
オイル交換 8000円 12000円 16000円
タイヤ交換 8000円 9600円 12800円
任意保険料 60000円 66000円 72000円
税金 自賠責 一律 51625円
合計 217000円 273300円 331200円
1万km差額 - +56300円 +114200円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
スズキの小型車&普通車編
1500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りミニバン編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(18.0km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(21.2km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(21.8km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(20.7km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代89370円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル185円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地18.0km/L → 18.5km/L
郊外21.2km/L → 21.8km/L
高速道路21.8km/L → 22.5km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km92500円
郊外500km4370円
高速道路500km4240円
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
101110円
+11740円
18.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
98350円
-2760円
18.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が18.0km/Lではガソリン500.0Lを消費して、ガソリン代は92500円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が21.2km/Lではガソリン23.6Lを消費して、ガソリン代は4370円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が21.8km/Lではガソリン22.9Lを消費して、ガソリン代は4240円になります。

このパターンでは使用した燃料量が546.5L、かかったガソリン代が101110円となり、平均燃費は18.3km/L(-2.4km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+11740円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は98350円となり、2760円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で13800円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km51390円
郊外5000km43620円
高速道路0km0円
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
95010円
+5640円
19.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
92450円
-2560円
20.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が18.0km/Lでは277.8Lを消費して、ガソリン代は51390円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が21.2km/Lでは235.8Lを消費して、ガソリン代は43620円になります。

このパターンでは使用した燃料量が513.6L、かかったガソリン代が95010円となり、平均燃費は19.5km/L(-1.2km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+5640円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が92450円となり、1年間で2560円、5年間で12800円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km34230円
郊外3340km29140円
高速道路3330km28270円
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
91640円
+2270円
20.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
89020円
-2620円
20.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が18.0km/Lでは185.0Lを消費して、ガソリン代は34230円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が21.2km/Lでは157.5Lを消費して、ガソリン代は29140円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が21.8km/Lでは152.8Lを消費して、ガソリン代は28270円になります。

このパターンでは使用した燃料量が495.3L、かかったガソリン代が91640円となり、平均燃費は20.2km/L(-0.5km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+2270円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が89020円となり、1年間で2620円、5年間で13100円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km5140円
郊外9000km78530円
高速道路500km4240円
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
87910円
-1460円
21.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
85480円
-2430円
21.6km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が18.0km/Lでは27.8Lを消費して、ガソリン代は5140円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が21.2km/Lでは424.5Lを消費して、ガソリン代は78530円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が21.8km/Lでは22.9Lを消費して、ガソリン代は4240円になります。

このパターンでは使用した燃料量が475.2L、かかったガソリン代が87910円となり、平均燃費は21.0km/L(+0.3km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-1460円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が85480円となり、1年間で2430円、5年間で12150円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(18.3km/L・19.5km/L・20.2km/L・21.0km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(101110円・95010円・91640円・87910円)が出てくることがわかります。

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 30リットル5550円/30L
WLTC燃費
20.7km/L
621.0km
-
8.94円/km
市街地燃費
18.0km/L
540.0km
[-81.0km]
10.3円/km
郊外燃費
21.2km/L
636.0km
[+15.0km]
8.7円/km
高速道路燃費
21.8km/L
654.0km
[+33.0km]
8.5円/km

燃料タンクの容量を30Lとしたとき、市街地モード燃費18.0km/Lでの航続距離は540.0km(-81.0km)、郊外モード燃費21.2km/Lでの航続距離は636.0km(+15.0km)、高速道路モード燃費21.8km/Lでの航続距離は654.0km(+33.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

ソリオの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 20.7km/L
燃料タンク容量 30L
航続距離(カタログ燃費) 621.0km
航続距離(80%燃費) 498.0km
満タンプライス 5550円
1km走行コスト 8.94円/km
1万円でどこまで行ける? 1118.9km
東京から621.0kmの範囲

WLTCモード燃費が20.7km/L、燃料タンク容量30リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は621.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(18.6km/L)とすると航続距離は558.0km、80%(16.6km/L)だと498.0km、70%(14.5km/L)では435.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から30リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり185円では5550円、上で計算した航続距離を踏まえると621.0km(80%燃費時498.0km)を走行するのに5550円かかる計算です。

燃費を20.7km/Lとしたときの1km走行コストは8.94円、10万km走行したときの燃料代は89.4万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら8.9万円/年、7年10万kmなら12.8万円/年、5年10万kmなら17.9万円/年、3年10万kmなら29.8万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1118.9km(往復なら片道559.5km)、カタログ値の80%なら895.1km(片道447.6km)離れたところまで行くことができます。

MAD7S ソリオのエンジン諸元とカタログデータ

Z12E型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 Z12E
気筒配列 直列3気筒+モーター
排気量1197cc
圧縮比 13.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 82PS[60kW]/5700rpm
最大トルク 11.1kgm[109Nm]/4500rpm
パワーバンド 4500-5700rpm, 帯域21.1%
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費20.7km/L(48.7mpg)
JC08燃費24.9km/L(58.6mpg)
100km燃費4.8L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
4500rpm 70PS/11.1kgm
5700rpm 82PS/10.3kgm
モーター諸元
電動機型式WA06D
出力2.3kW/1100rpm
トルク60Nm/100rpm
Z12E型エンジンの諸元と性能まとめ
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列3気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているZ12E型1197cc、直列3気筒+モーターの自然吸気エンジンは5700回転時に最高出力82馬力を、4500回転時に最大トルク11.1kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4500rpmから最高出力が発生する5700rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は21.1%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
スズキの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
スズキの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ12.683kg/PS(1040kg/82PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ12.683kg/PS
車体+1人13.354kg/PS
車体+5人16.037kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg13.415kg/PS
車体+70kg13.537kg/PS
車体+80kg13.659kg/PS
車体+90kg13.780kg/PS
車体+100kg13.902kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは13.354kg/PS(1095kg/82PS)となり、数値としては0.671kg、比率にすると5.3%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは16.037kg/PS(1315kg/82PS)となり、数値としては3.354kg、比率にすると26.4%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

MAD7S ソリオのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ13.354kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
ソリオ
13.354kg/PS
82PS・1.2L-NA
車体のみPWR 12.683
1095kg
+5.3%

車種詳細
フリード
13.227kg/PS
110PS・1.5L-NA
車体のみPWR 12.727
1455kg
+3.9%

車種詳細
パッソ
13.451kg/PS
71PS・1.0L-NA
車体のみPWR 12.676
955kg
+6.1%

車種詳細
フィット ハイブリッド
13.466kg/PS
88PS・1.4L-NA
車体のみPWR 12.841
1185kg
+4.9%

車種詳細
ワゴンR スティングレー
13.359kg/PS
64PS・0.7L-TB
車体のみPWR 12.500
855kg
+6.9%

車種詳細
ハイエース ワゴン
13.344kg/PS
160PS・2.7L-NA
車体のみPWR 13.000
2135kg
+2.6%


13.220kg/PSから13.488kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの6人乗りミニバン・GB7型 フリード、トヨタの5人乗りハッチバック・KGC10型 パッソ、ホンダの5人乗りハッチバック・GP1型 フィット ハイブリッド、スズキの4人乗り軽ミニバン・MH55S型 ワゴンR スティングレー、トヨタの10人乗り1BOX・TRH219W型 ハイエース ワゴンという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

MAD7S型 ソリオ [Hybrid MG]のライバル車種|13.354kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は78.8PS/tとなっています。


ソリオがバイクと競争するなら…?


車種詳細
マジェスティS|155cc
13.333kg/PS
200kg/15.0PS/1.40kgm
[車体のみPWR:9.667]
1速ギヤ速度:33.2km/h
最小TWR:1.216
2025/01

-
ソリオ|1197cc
13.354kg/PS
1095kg/82PS/11.1kgm
[車体のみPWR:12.683]
1速ギヤ速度:45.4km/h
最小TWR:1.979

車種詳細
ジクサー|154cc
13.571kg/PS
190kg/14.0PS/1.40kgm
[車体のみPWR:9.643]
1速ギヤ速度:34.5km/h
最小TWR:1.102

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではソリオとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

SG28J マジェスティSと競争してみる

まずソリオより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのマジェスティSが挙げられます。PWRの13.333kg/PSは車両重量145kgにライダーの体重55kgを加えた200kgを、最高出力15.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はマジェスティSに12.2km/h勝り、1速TWRは0.763kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

NG4BG ジクサーと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのジクサーが挙げられます。PWRの13.571kg/PSは車両重量135kg+55kgの190kgを、最高出力14.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は10.9km/h勝り、1速TWRは0.877kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.731
平均ピストンスピード 17.63m/s
トルクウェイトレシオ 93.69kg/kgm
1馬力あたりのお値段 25018円
排気量1Lあたり馬力 68.50PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.27kgm/L
1気筒あたりの馬力 27.3PS
1気筒あたりのトルク 3.7kgm
パワーバンド比率 21.1%
燃費×馬力 1697.4pt
各種ランキング
トールワゴンのPWR
1.0~1.3L以下のPWR

トルクウェイトレシオは93.69kg/kgm(1040kg/11.1kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2051500円、最高出力が82馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は25018円、逆に1万円あたりでは0.40馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は184820円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
スズキ編
1500cc以下の車編
5人乗りミニバン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は68.50PS/L、トルクは9.27kgm/L、1気筒あたりの馬力は27.3馬力、トルクは3.7kgmとなり、このエンジンが82馬力を5700回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.63m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.8mmであるZ12E型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6470回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.731になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が20.7km/L、最高出力が82PSであるこの車の獲得ポイントは1697.4ptになります。
戯れに車両重量1040kgを100kg単位にした10.4で割ってみたところ、その数値は163.21ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


MAD7S ソリオのギヤ比と回転数・速度のステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5700rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6200回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6200rpm|タイヤサイズ 165/65R15|タイヤ直径 59.6cm|円周長 187.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6200rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.500 14.11 - - 49km/h 12560rpm 525.5kgm
2速 0.392 2.21 0.157 1-2/
970rpm
315km/h 1970rpm 82.4kgm
Final5.643レシオカバレッジ(変速比幅)6.378
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.643)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(11.1kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.643)÷タイヤの有効半径(0.298m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は2速ギヤの315km(5700rpmでは289.4km/h)となります。CVTは無段変速機というだけあって、変速比を低速側の2.500から高速側の0.392の間で自由自在に可変できる変速機ですから、実際にはちょうどいい塩梅の妥当な回転数にて妥当な最高速に落ち着くものと思われます。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4500回転で最大トルク11.1kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば93.69kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(12.683kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと525.5kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1040kg)を1速ギヤの最大駆動力(525.5kgm)で割ってみると1.979kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5700回転でのトルク(10.3kgm)からTWRを算出すると2.133kg/kgmとなり、4500-5700回転の回転域では1.979-2.133kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5020 7540 10050 12560 15070 17580 22610
2速 790 1180 1580 1970 2360 2760 3540
※赤い数字は暫定レブリミット(6200rpm)を上回るもの。
※CVTの場合はどのようにギヤ比を制御をしているのか想像も付かないので参考値です。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.392)を選択して時速100kmにて走行すると1970回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1180回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1380回転、一般的な高速道路の80km/hでは1580回転、100km/hでは1970回転、制限速度が120km/hになると2360回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3540回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 32 40 48 56 64
2速 51 102 152 203 254 305 355 406

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6200回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの165/65R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 165/65R15 | 直径 596mm

-20mm
幅145mm
-10mm
幅155mm
変更なし
幅165mm
+10mm
幅175mm
+20mm
幅185mm
60 145/60R15
37.2km/h
径 555mm
差 -41mm
155/60R15
38.1km/h
径 567mm
差 -29mm
165/60R15
38.9km/h
径 579mm
差 -17mm
175/60R15
39.7km/h
径 591mm
差 -5mm
185/60R15
40.5km/h
径 603mm
差 +7mm
65 145/65R15
38.3km/h
径 570mm
差 -26mm
155/65R15
39.1km/h
径 583mm
差 -13mm
165/65R15
40.0km/h
596mm
0mm
175/65R15
40.9km/h
径 609mm
差 +13mm
185/65R15
41.7km/h
径 622mm
差 +26mm
70 145/70R15
39.2km/h
径 584mm
差 -12mm
155/70R15
40.1km/h
径 598mm
差 +2mm
165/70R15
41.1km/h
径 612mm
差 +16mm
175/70R15
42.0km/h
径 626mm
差 +30mm
185/70R15
43.0km/h
径 640mm
差 +44mm
75 145/75R15
40.2km/h
径 599mm
差 +3mm
155/75R15
41.2km/h
径 614mm
差 +18mm
165/75R15
42.2km/h
径 629mm
差 +33mm
175/75R15
43.2km/h
径 644mm
差 +48mm
185/75R15
44.2km/h
径 659mm
差 +63mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、145/65R15、145/70R15 、155/60R15、155/65R15 、165/60R15 、175/60R15 あたりのタイヤがおすすめです。

165/65R15のタイヤ幅を145mmから195mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、165/65R15の適応サイズと性能の変化 [MAD7S型ソリオ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】165/65R15のタイヤ銘柄と通販価格

MAD7S型 ソリオ 1.2L-NA 4WD/CVTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS12.68㎏/PS42.1ptD
最高回転数5881rpm5700rpm47.8ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m1.98㎏/㎏m41.5ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h45.4㎞/h44.8ptD
1リットル
換算馬力
73.10PS/L68.50PS/L46.4ptC
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L9.27㎏m/L47.6ptC
WB/TR比1.7731.73154.3ptB
ワイド&
ロー指数
0.8941.06138.0ptD
前面の面積2.631m22.871m243.3ptD
最低地上高154.5mm140mm55.9ptB
スポーツ性能部門の得点475.8pt
総合評価C

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費338761円217000円60.7ptB
WLTC燃費16.2km/L20.7km/L59.1ptB
100km/h
回転数
2490rpm1970rpm56.9ptB
航続距離644.0km621.0km48.7ptC
車の大きさ11.467m310.937m352.1ptC
車内の広さ3430.7L4845.8L63.9ptA
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.8L969.1L73.3ptS
車内床面積2.793m23.550m260.8ptB
最小回転
半径
5.17m4.8m57.6ptB
ユーティリティ部門の得点584.8pt
総合評価S

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10701車種中 RANK
運動性能 475.8pt 7465位 C
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 584.8pt 292位 S
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1060.6pt 674位 A
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は475.8点で全10701車種中の7465位、ユーティリティ部門は584.8点で292位、総合得点は1060.6点で674位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したMAD7S型 ソリオ(4WD/CVT) の各種スペックを、トールワゴン1500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

ソリオの歴代モデル

4代目 MA37S型 ソリオ
MA37S ソリオは2020/12に登場した4代目モデル。参考車両の「Hybrid MX」は全長3790mm、全幅1645mm、全高1745mmの車体に、91PS/12.0kgmを発生するK12C型1242ccエンジンを搭載した5人乗りミニバン。

3代目 MA36S型 ソリオ バンディット
MA36S ソリオ バンディットは2015/08に登場した3代目モデル。参考車両の「Hybrid MV」は全長3710mm、全幅1625mm、全高1745mmの車体に、91PS/12.0kgmを発生するK12C型1242ccエンジンを搭載した5人乗りミニバン。

2代目 MA15S型 ソリオ バンディット
MA15S ソリオ バンディットは2012/06に登場した2代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長3710mm、全幅1620mm、全高1765mmの車体に、91PS/12.0kgmを発生するK12B型1242ccエンジンを搭載した5人乗りミニバン。

初代 MA64S型 ワゴンR ソリオ
MA64S ワゴンR ソリオは2000/12に登場した初代モデル。参考車両の「1.0S」は全長3510mm、全幅1620mm、全高1705mmの車体に、70PS/9.7kgmを発生するK10A型996ccエンジンを搭載した5人乗りミニバン。


人気があるミニバンの車種比較


RP6 ステップワゴン 2022 vs MZRA90W ノア 2022 性能比較
6代目 ステップワゴン AIR(2022年式 RP6・FF/CVT・1.5L+ターボ・150PS/20.7kgm・8人乗り)と、4代目 ノア X 8人乗り(2022年式 MZRA90W・FF/CVT・2.0L・170PS/20.6kgm・8人乗り)を比較。

ZWR90W ノア ハイブリッド 2022 vs MZRA90W ノア 2022 性能比較
4代目 ノア ハイブリッド X 8人乗り(2022年式 ZWR90W・FF/CVT・1.8L・98PS/14.5kgm・8人乗り)と、4代目 ノア X 8人乗り(2022年式 MZRA90W・FF/CVT・2.0L・170PS/20.6kgm・8人乗り)を比較。

RP8 ステップワゴン e:HEV 2022 vs ZWR90W ノア ハイブリッド 2022 性能比較
6代目 ステップワゴン e:HEV AIR(2022年式 RP8・FF/CVT・2.0L・145PS/17.8kgm・8人乗り)と、4代目 ノア ハイブリッド X 8人乗り(2022年式 ZWR90W・FF/CVT・1.8L・98PS/14.5kgm・8人乗り)を比較。

B38A デリカ ミニ 2023 vs CV1W デリカD:5 2019 性能比較
初代 デリカ ミニ T(2023年式 B38A・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、5代目 デリカD:5 M(2019年式 CV1W・4WD/8AT・2.3L+ターボ・145PS/38.7kgm・8人乗り)を比較。

MZRA90W ノア 2022 vs C28 セレナ 2022 性能比較
4代目 ノア X 8人乗り(2022年式 MZRA90W・FF/CVT・2.0L・170PS/20.6kgm・8人乗り)と、6代目 セレナ X(2022年式 C28・FF/CVT・2.0L・150PS/20.4kgm・8人乗り)を比較。

S231G アトレー7 2004 vs U66W タウンボックス ワイド 2000 性能比較
4代目 アトレー7 X Low-Roof(2004年式 S231G・4WD/4AT・1.3L・92PS/12.7kgm・7人乗り)と、初代 タウンボックス ワイド(2000年式 U66W・4WD/4AT・1.1L・75PS/10.2kgm・6人乗り)を比較。

GT1 フリード 2024 vs MXPC10G シエンタ 2022 性能比較
3代目 フリード AIR EX(2024年式 GT1・FF/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・7人乗り)と、3代目 シエンタ X(2022年式 MXPC10G・FF/CVT・1.5L・120PS/14.8kgm・7人乗り)を比較。

S231G アトレー7 2004 vs S230G アトレーワゴン 2004 性能比較
4代目 アトレー7 L High-Roof(2004年式 S231G・4WD/5MT・1.3L・92PS/12.7kgm・7人乗り)と、4代目 アトレーワゴン Touring-Turbo Low-Roof(2004年式 S230G・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.5kgm・4人乗り)を比較。