230477 SLクラス 性能と維持費 FR/5AT 1959万円 2011年式

このページでは、メルセデスベンツの2ドア・2人乗りオープンカー、5代目のABA-230477型SLクラス SL600 R230【2011/05モデル・517PS/84.6kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

230477 SLクラス
販売期間:2001/10 - 2012/03

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4565mm×全幅1820mm×全高1300mm、排気量は5513ccであることから、大雑把に分類すると5.6リットルクラス(5600cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。
参考:500PS~600PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4565mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

230477型 SLクラス [5513cc/517PS FR/5AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

5代目SLクラスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2011/05
230470型
[SL63 AMG R230]
6.2L-NA・FR/7AT・1939.0万円
525PS・64.0kgm・4.7km/L
525PS
64.0kgm
4.7km/L
2011/05
230471型
[SL550 R230]
5.5L-NA・FR/7AT・1533.0万円
387PS・54.0kgm・7.1km/L
387PS
54.0kgm
7.1km/L
2011/05
230458型
[SL350 R230]
3.5L-NA・FR/7AT・1200.0万円
316PS・36.7kgm・8.6km/L
316PS
36.7kgm
8.6km/L
R230型 5代目SLクラスまとめ【全8件】
SLクラスの新型モデル
6代目 231474型SLクラス
231474型SLクラスは2012/03に登場した6代目モデル。参考車両の「SL65 AMG R231」は全長4645mm、全幅1875mm、全高1310mmの車体に、630PS/102.0kgmを発生するM279型5980ccエンジンを搭載。

SLクラスの旧型モデル
4代目 129076型SLクラス
129076型SLクラスは1993/10に登場した4代目モデル。参考車両の「SL73 R129」は全長4500mm、全幅1810mm、全高1300mmの車体に、525PS/76.5kgmを発生する12098312型7290ccエンジンを搭載。


230477 SLクラスの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
SLクラス
SL600 R230
その他 -
お値段 19590000円
車両型式 ABA-230477
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
5速AT・5速オートマ車
ドア/定員 2ドア・2名乗車
ホイールベース 2560mm
トレッド 1560mm/1535mm
WB/TR比 1.654
最小半径 5.1m
タイヤ 前輪:255/40R18
後輪:285/35R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1980kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

SLクラスと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
SLクラス
車体寸法
全長 4565mm -
全幅 1820mm -
全高 1300mm -
大きさ 10.80m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1165mm
全幅 1480mm以下 +340mm
全高平均 1640mm -340mm
大きさ平均 8.13m3 +2.67m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -135mm
全幅 1700mm以下 +120mm
全高平均 1496mm -196mm
大きさ平均 10.47m3 +0.33m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -78mm
全幅平均 1815mm +5mm
全高平均 1518mm -218mm
大きさ平均 12.84m3 -2.04m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。



230477 SLクラスの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税101100円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税22800円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額9500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2011/05モデルのSLクラスを14年落ちの中古で754.2万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    SLクラスの2011/05モデルの場合、2025年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の35%である685.65万円に諸経費として68.6万円を足した754.2万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2011年式を14年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 6000cc以下 13年経過 101100円
自動車重量税
1年分
2.0トン以下 13年-17年経過 22800円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷4.9㎞/L×195円/L 397960円
オイル交換
5000km毎
1回11000円×2回 22000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料
月額9500円
月額9500円×12ヶ月 114000円
ローン完済後の年間維持費 681100円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額125700円×12ヶ月 1508400円
ローン返済中の年間維持費 2189500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 66300円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「6000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は101100円、「2.0トン以下で13年-17年経過」クラスの自動車重量税は22800円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに11000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額9500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした66300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

天に見放されし生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。金額を見ただけで気が遠くなります。その維持費は月額でさえ56800円(ローン完済前は182500円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られし大富豪でもなければ、お給金の大半をSLクラスに吸い取られ泣くハメになりそうですが、ということはつまり、この車のステータス性は抜群であると言えます。

SLクラスの維持費は高い?安い?

「SLクラスの年間維持費は681100円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「6000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてSLクラスの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いセンチュリー391600円-289500円
IS446100円-235000円
LC コンバーチブル477600円-203500円
LX544400円-136700円
基準6000ccクラス平均561100円-120000円
グランドチェロキー566800円-114300円
レンジローバー635400円-45700円
レンジローバー ヴォーグ667400円-13700円
SLクラスの維持費681100円
高い7シリーズ719600円+38500円

SLクラスの年間維持費を、6000ccクラスで最も維持費が安いセンチュリーと比較して289500円高く、最も高い7シリーズと比較して38500円安く、6000ccクラスの平均維持費との比較では120000円高くなっています。

最低額のセンチュリーと最高額の7シリーズは極端な例としても、6000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、SLクラスの維持費は ものすごく高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 6000ccクラスの車 ランキング

SLクラスを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%890万円75万円58万円
15%590万円50万円39万円
20%440万円37万円29万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は890万円(総支給額75万円/月、手取り58万円/月)、ここから月額維持費5.7万円を支払うと残りは52.3万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は590万円(総支給額50万円/月、手取り39万円/月)、5.7万円を支払うと残りは33.3万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が440万円(総支給額37万円/月、手取り29万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。5.7万円を引くと残りは23.3万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代40万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費4.9km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 295940円 -102020円
170円/L 346960円 -51000円
185円/L 377570円 -20390円
195円/L 397960円 -
205円/L 418390円 +20430円
220円/L 449000円 +51040円
245円/L 500030円 +102070円

燃費4.9km/Lの230477型 SLクラスで10000km走行するのに必要な燃料は2040.9L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は397960円になります。

参考までに、SLクラスの燃料タンクは80リットルですので、2040.9Lの給油回数は26回、1回あたりの燃料代は約15310円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては20430円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると51040円、50円も違ってくると102070円にもなります。

これを230477型 SLクラスの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を681100円としたとき、145円/Lに値下がりすれば579080円(85.0%)に、245円/Lに値上がりすれば783170円(115.0%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(101100円)なり重量税(22800円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 101100円
自動車重量税 1年分 22800円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 132725円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 119390円 198980円 278570円
オイル交換 11000円 11000円 15400円
タイヤ交換 9600円 9600円 9600円
任意保険料 91200円 96960円 102600円
税金 自賠責 一律 132725円
合計 364000円 449300円 538900円
1万km差額 -317100円 -231800円 -142200円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料114000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて317100円安い364000円に、5000km走行では231800円安い449300円に、7000km走行では142200円安い538900円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 397960円 596940円 795920円
オイル交換 22000円 33000円 44000円
タイヤ交換 14400円 17280円 23040円
任意保険料 114000円 125400円 136800円
税金 自賠責 一律 132725円
合計 681100円 905400円 1132500円
1万km差額 - +224300円 +451400円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
5000cc超クラス編
小型車&普通車の新車編
オープンカー編

SLクラスの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 5.8km/L
燃料タンク容量 80L
航続距離(カタログ燃費) 464.0km
航続距離(80%燃費) 368.0km
満タンプライス 15600円
1km走行コスト 33.62円/km
1万円でどこまで行ける? 297.4km
東京から464.0kmの範囲

10・15モード燃費が5.8km/L、燃料タンク容量80リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は464.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.2km/L)とすると航続距離は416.0km、80%(4.6km/L)だと368.0km、70%(4.1km/L)では328.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から80リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では15600円、上で計算した航続距離を踏まえると464.0km(80%燃費時368.0km)を走行するのに15600円かかる計算です。

燃費を4.9km/Lとしたときの1km走行コストは33.62円、10万km走行したときの燃料代は336.2万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら33.6万円/年、7年10万kmなら48.0万円/年、5年10万kmなら67.2万円/年、3年10万kmなら112.1万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば297.4km(往復なら片道148.7km)、カタログ値の80%なら237.9km(片道119.0km)離れたところまで行くことができます。

230477 SLクラスのエンジン諸元とカタログデータ

M275型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 M275
気筒配列 V型12気筒
排気量5513cc
圧縮比 9.0
吸気方式 ツインターボ
最高出力 517PS[380kW]/5000rpm
最大トルク 84.6kgm[830Nm]/1900-3500rpm
パワーバンド 1900-5000rpm, 帯域62.0%
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費5.8km/L(13.6mpg)
100km燃費17.2L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
1900rpm 224PS/84.6kgm
3500rpm413PS/84.6kgm
5000rpm 517PS/74.1kgm
M275型エンジンの諸元と性能まとめ
V型12気筒とは‥シリンダをV字型に交互で12個配置する方式。満足度の高さはピカイチ。
V型12気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているM275型5513cc、V型12気筒のツインターボエンジンは5000回転時に最高出力517馬力を、1900-3500回転時に最大トルク84.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1900rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の3100rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は62.0%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ3.830kg/PS(1980kg/517PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ3.830kg/PS
車体+1人3.936kg/PS
車体+2人4.043kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg3.946kg/PS
車体+70kg3.965kg/PS
車体+80kg3.985kg/PS
車体+90kg4.004kg/PS
車体+100kg4.023kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは3.936kg/PS(2035kg/517PS)となり、数値としては0.106kg、比率にすると2.8%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは4.043kg/PS(2090kg/517PS)となり、数値としては0.213kg、比率にすると5.6%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

230477 SLクラスのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ3.936kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
SLクラス
3.936kg/PS
517PS・5.6L-TT
車体のみPWR 3.830
2035kg
+2.8%

車種詳細
Aクラス
4.239kg/PS
381PS・2.0L-TB
車体のみPWR 4.094
1615kg
+3.5%

車種詳細
RC-F
3.847kg/PS
477PS・5.0L-NA
車体のみPWR 3.732
1835kg
+3.1%

車種詳細
IS-F
4.058kg/PS
430PS・5.0L-NA
車体のみPWR 3.930
1745kg
+3.3%

車種詳細
インプレッサ WRX S202
4.328kg/PS
320PS・2.0L-TB
車体のみPWR 4.156
1385kg
+4.1%

車種詳細
GS-F
3.952kg/PS
477PS・5.0L-NA
車体のみPWR 3.836
1885kg
+3.0%


3.542kg/PSから4.330kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、メルセデスベンツの5人乗りハッチバック・176052型 Aクラス、レクサスの4人乗りクーペ・USC10型 RC-F、レクサスの4人乗りセダン・USE20型 IS-F、スバルの5人乗りセダン・GDB型 インプレッサ WRX S202、レクサスの5人乗りセダン・URL10型 GS-Fという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

230477型 SLクラス [SL600 R230]のライバル車種|3.936kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は261.1PS/tとなっています。


SLクラスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ヴェルシス650|649cc
3.928kg/PS
271kg/69.0PS/6.50kgm
[車体のみPWR:3.130]
2011/05

-
SLクラス|5513cc
3.936kg/PS
2035kg/517PS/84.6kgm
[車体のみPWR:3.830]

車種詳細
VFR400Z|399cc
3.949kg/PS
233kg/59.0PS/4.00kgm
[車体のみPWR:3.017]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではSLクラスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

LE650F ヴェルシス650と競争してみる

まずSLクラスより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのヴェルシス650が挙げられます。PWRの3.928kg/PSは車両重量216kgにライダーの体重55kgを加えた271kgを、最高出力69.0PSで割ったものです。

NC21 VFR400Zと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのVFR400Zが挙げられます。PWRの3.949kg/PSは車両重量178kg+55kgの233kgを、最高出力59.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.654
平均ピストンスピード 14.50m/s
トルクウェイトレシオ 23.40kg/kgm
1馬力あたりのお値段 37892円
排気量1Lあたり馬力 93.78PS/L
排気量1Lあたりトルク 15.35kgm/L
1気筒あたりの馬力 43.1PS
1気筒あたりのトルク 7.0kgm
パワーバンド比率 62.0%
燃費×馬力 2548.8pt
各種ランキング
オープンカーのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは23.40kg/kgm(1980kg/84.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が19590000円、最高出力が517馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は37892円、逆に1万円あたりでは0.26馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は231560円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
5000cc超の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は93.78PS/L、トルクは15.35kgm/L、1気筒あたりの馬力は43.1馬力、トルクは7.0kgmとなり、このエンジンが517馬力を5000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.50m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が87.0mmであるM275型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6900回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.654になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が4.93km/L、最高出力が517PSであるこの車の獲得ポイントは2548.8ptになります。
戯れに車両重量1980kgを100kg単位にした19.8で割ってみたところ、その数値は128.73ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの285/35R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 285/35R18 | 直径 657mm

-20mm
幅265mm
-10mm
幅275mm
変更なし
幅285mm
+10mm
幅295mm
+20mm
幅305mm
30 265/30R18
37.5km/h
径 616mm
差 -41mm
275/30R18
37.9km/h
径 622mm
差 -35mm
285/30R18
38.2km/h
径 628mm
差 -29mm
295/30R18
38.6km/h
径 634mm
差 -23mm
305/30R18
39.0km/h
径 640mm
差 -17mm
35 265/35R18
39.1km/h
径 643mm
差 -14mm
275/35R18
39.6km/h
径 650mm
差 -7mm
285/35R18
40.0km/h
657mm
0mm
295/35R18
40.4km/h
径 664mm
差 +7mm
305/35R18
40.9km/h
径 671mm
差 +14mm
40 265/40R18
40.7km/h
径 669mm
差 +12mm
275/40R18
41.2km/h
径 677mm
差 +20mm
285/40R18
41.7km/h
径 685mm
差 +28mm
295/40R18
42.2km/h
径 693mm
差 +36mm
305/40R18
42.7km/h
径 701mm
差 +44mm
45 265/45R18
42.4km/h
径 696mm
差 +39mm
275/45R18
42.9km/h
径 705mm
差 +48mm
285/45R18
43.5km/h
径 714mm
差 +57mm
295/45R18
44.0km/h
径 723mm
差 +66mm
305/45R18
44.6km/h
径 732mm
差 +75mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/35R18 、275/35R18 、285/30R18 、295/30R18 、305/30R18あたりのタイヤがおすすめです。

285/35R18のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが285/35R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】285/35R18のタイヤ銘柄と通販価格

230477型 SLクラス 5.6L-TT FR/5ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS3.83㎏/PS66.2ptA
最高回転数5880rpm5000rpm39.2ptD
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-41.5ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
103.35PS/L93.78PS/L46.5ptC
1リットル
換算トルク
15.98㎏m/L15.35㎏m/L48.1ptC
WB/TR比1.7731.65462.1ptA
ワイド&
ロー指数
0.8940.71462.9ptA
前面の面積2.631m22.366m257.4ptB
最低地上高154.6mm-43.7ptD
スポーツ性能部門の得点502.6pt
総合評価C

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340623円681100円20.4ptF
10-15燃費13.0km/L5.8km/L34.2ptE
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.3km394.4km35.6ptE
車の大きさ11.468m310.801m352.6ptC
車内の広さ3429.3L-46.6ptC
乗車定員4.8人2人26.7ptF
1人あたり
車内広さ
692.0L-44.2ptD
車内床面積2.794m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.17m5.1m51.4ptC
ユーティリティ部門の得点401.1pt
総合評価F

※10-15燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10716車種中 RANK
運動性能 502.6pt 4622位 C
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 401.1pt 10634位 F
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 903.7pt 9845位 E
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は502.6点で全10716車種中の4622位、ユーティリティ部門は401.1点で10634位、総合得点は903.7点で9845位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した230477型 SLクラス(FR/5AT) の各種スペックを、オープンカー6000cc超という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

SLクラスの歴代モデル

6代目 231474型 SLクラス
231474 SLクラスは2012/03に登場した6代目モデル。参考車両の「SL65 AMG R231」は全長4645mm、全幅1875mm、全高1310mmの車体に、630PS/102.0kgmを発生するM279型5980ccエンジンを搭載した2人乗りオープンカー。

5代目 230475型 SLクラス
230475 SLクラスは2001/10に登場した5代目モデル。参考車両の「SL500 R230」は全長4535mm、全幅1830mm、全高1300mmの車体に、306PS/46.9kgmを発生するM113型4965ccエンジンを搭載した2人乗りオープンカー。

4代目 R129型 SLクラス
R129 SLクラスは1993/10に登場した4代目モデル。参考車両の「SL500-6.0 R129」は全長4550mm、全幅1815mm、全高1300mmの車体に、381PS/59.1kgmを発生する119982型5956ccエンジンを搭載した2人乗りオープンカー。


人気があるオープンカーの車種比較


ZZW30 MR-S 2005 vs NB8C ロードスター RS-II 2004 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 ロードスター RS-II(2004年式 NB8C・FR/6MT・1.9L・160PS/17.3kgm・2人乗り)を比較。

S15 シルビア ヴァリエッタ 2000 vs S13 シルビア コンバーチブル 1988 新旧比較
7代目 シルビア ヴァリエッタ Varietta(2000年式 S15・FR/4AT・2.0L・160PS/19.2kgm・4人乗り)と、5代目 シルビア コンバーチブル Convertible(1988年式 S13・FR/4AT・1.9L+ターボ・175PS/23.0kgm・4人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 GT-S 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 GT-S(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L+ターボ・245PS/31.0kgm・2人乗り)を比較。

S15 シルビア ヴァリエッタ 2000 vs NB8C ロードスター 2004 性能比較
7代目 シルビア ヴァリエッタ Varietta(2000年式 S15・FR/5MT・2.0L・165PS/19.6kgm・4人乗り)と、2代目 ロードスター RS-II(2004年式 NB8C・FR/6MT・1.9L・160PS/17.3kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs NCEC ロードスター RS 2009 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、3代目 ロードスター RS-RHT(2009年式 NCEC・FR/6MT・2.0L・170PS/19.3kgm・2人乗り)を比較。

JW5 S660 2021 vs LA400A コペン GR 2019 性能比較
初代 S660 β 最終モデル(2021年式 JW5・MR/6MT・0.66L+ターボ・64PS/10.6kgm・2人乗り)と、2代目 コペン GR GR-Sport(2019年式 LA400A・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.4kgm・2人乗り)を比較。

ST202C セリカ コンバーチブル vs ST183C セリカ コンバーチブル 新旧比較
6代目 セリカ コンバーチブル Convertible(1996年式 ST202C・FF/5MT・2.0L・180PS/19.5kgm・4人乗り)と、5代目 セリカ コンバーチブル Convertible 4WS(1991年式 ST183C・FF/5MT・2.0L・165PS/19.5kgm・4人乗り)を比較。

AE86 スプリンター トレノ GTV 1983 vs NA6CE ロードスター 1993 性能比較
5代目 スプリンター トレノ GTV GTV Fin4.300(1983年式 AE86・FR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・5人乗り)と、初代 ロードスター V-Special(1993年式 NA6CE・FR/5MT・1.6L・120PS/14.0kgm・2人乗り)を比較。