207459 Eクラス カブリオレ 性能と維持費 FR/7AT 913万円 2011年

このページでは、メルセデスベンツの2ドア・4人乗りオープンカー、4代目のRBA-207459型Eクラス カブリオレ E350 Blue-Efficiency Cabriolet A207【2011/07モデル・306PS/37.7kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

207459 Eクラス カブリオレ
販売期間:2009/05 - 2018/01

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4705mm×全幅1785mm×全高1395mm、排気量は3497ccであることから、大雑把に分類すると3.5リットルクラス(3500cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:300PS~350PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4705mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

207459型 Eクラス カブリオレ [3497cc/306PS FR/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

4代目Eクラス カブリオレの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2015/04
212075型
[E63S AMG W212]
5.5L-TB・FR/7AT・1695.0万円
585PS・81.5kgm・8.9km/L
585PS
81.5kgm
8.9km/L
2015/04
212074型
[E63 AMG W212]
5.5L-TB・FR/7AT・1568.0万円
557PS・73.4kgm・9.5km/L
557PS
73.4kgm
9.5km/L
2015/04
212276型
[E63S AMG 4matic S212]
5.5L-TB・4WD/7AT・1774.0万円
585PS・81.5kgm・8.5km/L
585PS
81.5kgm
8.5km/L
4代目 Eクラス 型式一覧 W212/S212/A207/C207系まとめ 2009-2018【全40車種】
Eクラス カブリオレの新型モデル
5代目 238461型Eクラス カブリオレ AMG
238461型Eクラス カブリオレ AMGは2016/07に登場した5代目モデル。参考車両の「E53 4matic+ Cabriolet A238」は全長4845mm、全幅1860mm、全高1430mmの車体に、435PS/53.0kgmを発生するM256型2996ccエンジンを搭載。

Eクラス カブリオレの旧型モデル
初代 124066型Eクラス
124066型Eクラスは1993/10に登場した初代モデル。参考車両の「E320-Cabriolet W124」は全長4655mm、全幅1740mm、全高1390mmの車体に、225PS/32.3kgmを発生するM1049型3199ccエンジンを搭載。


207459 Eクラス カブリオレの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
Eクラス カブリオレ
E350 Blue-Efficiency Cabriolet A207
その他 ブルーエフィシェンシー
お値段 9130000円
車両型式 RBA-207459
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 2ドア・4名乗車
ホイールベース 2760mm
トレッド 1540mm/1545mm
WB/TR比 1.789
最小半径 5.1m
最低高 135mm
タイヤ 前輪:235/45R17
後輪:235/45R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1810kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

Eクラス カブリオレと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
Eクラス カブリオレ
車体寸法
全長 4705mm -
全幅 1785mm -
全高 1395mm -
大きさ 11.72m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1305mm
全幅 1480mm以下 +305mm
全高平均 1640mm -245mm
大きさ平均 8.13m3 +3.59m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 +5mm
全幅 1700mm以下 +85mm
全高平均 1496mm -101mm
大きさ平均 10.47m3 +1.25m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +62mm
全幅平均 1815mm -30mm
全高平均 1518mm -123mm
大きさ平均 12.84m3 -1.12m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


207459 Eクラス カブリオレの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

Eクラス カブリオレの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
Eクラス カブリオレ
室内広さ
室内長 1850mm -
室内幅 1360mm -
室内高 1140mm -
車内広さ 2868L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm -58mm
室内幅平均 1280mm +80mm
室内高平均 1283mm -143mm
車内広さ平均 3171L -303L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm -63mm
室内幅平均 1403mm -43mm
室内高平均 1195mm -55mm
車内広さ平均 3251L -383L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2049mm -199mm
室内幅平均 1483mm -123mm
室内高平均 1195mm -55mm
車内広さ平均 3697L -829L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 2.868m³
1人あたりのスペース 0.717m³
室内長/全長 39.3%
室内幅/全幅 76.2%
室内高/全高 81.7%
室内容積/車両体積 24.5%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は2.868m³です。この車の乗車定員は4人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.717m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は39.3%、同じく室内幅と全幅の比率は76.2%、同じく室内高と全高の比率は81.7%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は24.5%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


207459 Eクラス カブリオレの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税66700円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税22800円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2011/07モデルのEクラス カブリオレを14年落ちの中古で351.6万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    Eクラス カブリオレの2011/07モデルの場合、2025年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の35%である319.55万円に諸経費として32.0万円を足した351.6万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2011年式を14年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 3500cc以下 13年経過 66700円
自動車重量税
1年分
2.0トン以下 13年-17年経過 22800円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷11.9×195円/L 163870円
オイル交換
5000km毎
1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料
月額7000円
月額7000円×12ヶ月 84000円
ローン完済後の年間維持費 370200円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額58580円×12ヶ月 702960円
ローン返済中の年間維持費 1073200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 66300円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「3500cc以下で13年経過」クラスの自動車税は66700円、「2.0トン以下で13年-17年経過」クラスの自動車重量税は22800円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした66300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

このあたりのクラスから理想と現実の違い、つまり「乗りたい車」と「乗ることができる車」は違うことを思い知らされます。うっかり手を出せば「いっ…維持費が高すぎて息ができん!フーッ!フーッ!」と目を白黒させることになりかねません。

さて、Eクラス カブリオレ【E350 Blue-Efficiency Cabriolet A207】の場合、維持費の月額は30900円になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。

Eクラス カブリオレの維持費は高い?安い?

「Eクラス カブリオレの年間維持費は370200円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「3500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてEクラス カブリオレの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いCX-60 ハイブリッド278700円-91500円
ディグニティ310600円-59600円
Eクラス セダン351800円-18400円
Eクラス カブリオレの維持費370200円
IS387200円+17000円
基準3500ccクラス平均443800円+73600円
911 クーペ502500円+132300円
カマロ クーペ553300円+183100円
高い5シリーズ セダン782900円+412700円

Eクラス カブリオレの年間維持費を、3500ccクラスで最も維持費が安いCX-60 ハイブリッドと比較して91500円高く、最も高い5シリーズ セダンと比較して412700円安く、3500ccクラスの平均維持費との比較では73600円安くなっています。

最低額のCX-60 ハイブリッドと最高額の5シリーズ セダンは極端な例としても、3500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、Eクラス カブリオレの維持費は まあまあ安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 3500ccクラスの車 ランキング

Eクラス カブリオレを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%480万円40万円31万円
15%320万円27万円21万円
20%240万円20万円16万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は480万円(総支給額40万円/月、手取り31万円/月)、ここから月額維持費3.1万円を支払うと残りは27.9万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は320万円(総支給額27万円/月、手取り21万円/月)、3.1万円を支払うと残りは17.9万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が240万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。3.1万円を引くと残りは12.9万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代17万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費11.9km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 121860円 -42010円
170円/L 142870円 -21000円
185円/L 155480円 -8390円
195円/L 163870円 -
205円/L 172290円 +8420円
220円/L 184890円 +21020円
245円/L 205900円 +42030円

燃費11.9km/Lの207459型 Eクラス カブリオレで10000km走行するのに必要な燃料は840.4L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は163870円になります。

参考までに、Eクラス カブリオレの燃料タンクは66リットルですので、840.4Lの給油回数は13回、1回あたりの燃料代は約12610円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては8420円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると21020円、50円も違ってくると42030円にもなります。

これを207459型 Eクラス カブリオレの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を370200円としたとき、145円/Lに値下がりすれば328190円(88.7%)に、245円/Lに値上がりすれば412230円(111.4%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(66700円)なり重量税(22800円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 66700円
自動車重量税 1年分 22800円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 98325円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 49160円 81940円 114710円
オイル交換 6000円 6000円 8400円
タイヤ交換 8000円 8000円 8000円
任意保険料 67200円 71400円 75600円
税金 自賠責 一律 98325円
合計 228700円 265700円 305100円
1万km差額 -141500円 -104500円 -65100円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて141500円安い228700円に、5000km走行では104500円安い265700円に、7000km走行では65100円安い305100円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 163870円 245810円 327740円
オイル交換 12000円 18000円 24000円
タイヤ交換 12000円 14400円 19200円
任意保険料 84000円 92400円 100800円
税金 自賠責 一律 98325円
合計 370200円 469000円 570100円
1万km差額 - +98800円 +199900円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
3500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
オープンカー編

Eクラス カブリオレの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 12.8km/L
燃料タンク容量 66L
航続距離(カタログ燃費) 844.8km
航続距離(80%燃費) 673.2km
満タンプライス 12870円
1km走行コスト 15.23円/km
1万円でどこまで行ける? 656.4km
東京から844.8kmの範囲

JC08モード燃費が12.8km/L、燃料タンク容量66リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は844.8kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(11.5km/L)とすると航続距離は759.0km、80%(10.2km/L)だと673.2km、70%(9.0km/L)では594.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から66リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では12870円、上で計算した航続距離を踏まえると844.8km(80%燃費時673.2km)を走行するのに12870円かかる計算です。

燃費を11.9km/Lとしたときの1km走行コストは15.23円、10万km走行したときの燃料代は152.3万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら15.2万円/年、7年10万kmなら21.8万円/年、5年10万kmなら30.5万円/年、3年10万kmなら50.8万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば656.4km(往復なら片道328.2km)、カタログ値の80%なら525.1km(片道262.6km)離れたところまで行くことができます。

207459 Eクラス カブリオレのエンジン諸元とカタログデータ

M276型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 M276
気筒配列 V型6気筒
排気量3497cc
圧縮比 12.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 306PS[225kW]/6500rpm
最大トルク 37.7kgm[370Nm]/3500-5250rpm
パワーバンド 3500-6500rpm, 帯域46.1%
使用燃料 ハイオクガソリン
JC08燃費12.8km/L(30.1mpg)
10・15燃費12.4km/L(29.2mpg)
100km燃費7.8L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
3500rpm 184PS/37.7kgm
5250rpm276PS/37.7kgm
6500rpm 306PS/33.7kgm
M276型NAエンジン諸元と性能
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているM276型3497cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6500回転時に最高出力306馬力を、3500-5250回転時に最大トルク37.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3500rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の3000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は46.1%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.915kg/PS(1810kg/306PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.915kg/PS
車体+1人6.095kg/PS
車体+4人6.634kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.111kg/PS
車体+70kg6.144kg/PS
車体+80kg6.176kg/PS
車体+90kg6.209kg/PS
車体+100kg6.242kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.095kg/PS(1865kg/306PS)となり、数値としては0.180kg、比率にすると3.0%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.634kg/PS(2030kg/306PS)となり、数値としては0.719kg、比率にすると12.2%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

207459 Eクラス カブリオレのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.095kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
Eクラス カブリオレ
6.095kg/PS
306PS・3.5L-NA
車体のみPWR 5.915
1865kg
+3.0%

車種詳細
マツダスピード アテンザ
5.938kg/PS
272PS・2.3L-TB
車体のみPWR 5.735
1615kg
+3.5%

車種詳細
シビック タイプR
6.081kg/PS
185PS・1.6L-NA
車体のみPWR 5.784
1125kg
+5.1%

車種詳細
セリカ
6.184kg/PS
190PS・1.8L-NA
車体のみPWR 5.895
1175kg
+4.9%

車種詳細
RX-8
5.979kg/PS
235PS・1.4L-NA
車体のみPWR 5.745
1405kg
+4.1%

車種詳細
フォレスター tS
5.982kg/PS
280PS・2.0L-TB
車体のみPWR 5.786
1675kg
+3.4%


5.912kg/PSから6.278kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りセダン・GG3P型 マツダスピード アテンザ、ホンダの4人乗りハッチバック・EK9型 シビック タイプR、トヨタの4人乗りクーペ・ZZT231型 セリカ、マツダの4人乗りクーペ・SE3P型 RX-8、スバルの5人乗りSUV・SJG型 フォレスター tSという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

207459型 Eクラス カブリオレ [E350 Blue-Efficiency Cabriolet A207]のライバル車種|6.095kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は169.1PS/tとなっています。


Eクラス カブリオレがバイクと競争するなら…?


車種詳細
バルカン1500 クラシック|1470cc
6.033kg/PS
368kg/61.0PS/11.00kgm
[車体のみPWR:5.131]
2011/07

-
Eクラス カブリオレ|3497cc
6.095kg/PS
1865kg/306PS/37.7kgm
[車体のみPWR:5.915]

車種詳細
WR250X|249cc
6.097kg/PS
189kg/31.0PS/2.40kgm
[車体のみPWR:4.323]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではEクラス カブリオレとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

VNT50D バルカン1500 クラシックと競争してみる

まずEクラス カブリオレより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのバルカン1500 クラシックが挙げられます。PWRの6.033kg/PSは車両重量313kgにライダーの体重55kgを加えた368kgを、最高出力61.0PSで割ったものです。

DG15J WR250Xと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのWR250Xが挙げられます。PWRの6.097kg/PSは車両重量134kg+55kgの189kgを、最高出力31.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.789
平均ピストンスピード 18.63m/s
トルクウェイトレシオ 48.01kg/kgm
1馬力あたりのお値段 29837円
排気量1Lあたり馬力 87.50PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.78kgm/L
1気筒あたりの馬力 51.0PS
1気筒あたりのトルク 6.3kgm
パワーバンド比率 46.1%
燃費×馬力 3641.4pt
各種ランキング
オープンカーのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは48.01kg/kgm(1810kg/37.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が9130000円、最高出力が306馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は29837円、逆に1万円あたりでは0.34馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は242175円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3500cc以下の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は87.50PS/L、トルクは10.78kgm/L、1気筒あたりの馬力は51.0馬力、トルクは6.3kgmとなり、このエンジンが306馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.63m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が86.0mmであるM276型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6980回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.789になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が11.90km/L、最高出力が306PSであるこの車の獲得ポイントは3641.4ptになります。
戯れに車両重量1810kgを100kg単位にした18.1で割ってみたところ、その数値は201.18ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの235/45R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/45R17 | 直径 643mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
40 215/40R17
37.6km/h
径 604mm
差 -39mm
225/40R17
38.1km/h
径 612mm
差 -31mm
235/40R17
38.6km/h
径 620mm
差 -23mm
245/40R17
39.1km/h
径 628mm
差 -15mm
255/40R17
39.6km/h
径 636mm
差 -7mm
45 215/45R17
38.9km/h
径 626mm
差 -17mm
225/45R17
39.5km/h
径 635mm
差 -8mm
235/45R17
40.0km/h
643mm
0mm
245/45R17
40.6km/h
径 653mm
差 +10mm
255/45R17
41.2km/h
径 662mm
差 +19mm
50 215/50R17
40.2km/h
径 647mm
差 +4mm
225/50R17
40.9km/h
径 657mm
差 +14mm
235/50R17
41.5km/h
径 667mm
差 +24mm
245/50R17
42.1km/h
径 677mm
差 +34mm
255/50R17
42.7km/h
径 687mm
差 +44mm
55 215/55R17
41.6km/h
径 669mm
差 +26mm
225/55R17
42.3km/h
径 680mm
差 +37mm
235/55R17
43.0km/h
径 691mm
差 +48mm
245/55R17
43.7km/h
径 702mm
差 +59mm
255/55R17
44.4km/h
径 713mm
差 +70mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/45R17 、225/40R17、225/45R17 、235/40R17 、245/40R17 、255/40R17あたりのタイヤがおすすめです。

235/45R17のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを17インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが235/45R17のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】235/45R17のタイヤ銘柄と通販価格

207459型 Eクラス カブリオレ 3.5L-NA FR/7ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS5.92㎏/PS60.5ptB
最高回転数5880rpm6500rpm57.6ptB
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-41.5ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.09PS/L87.50PS/L61.4ptB
1リットル
換算トルク
9.46㎏m/L10.78㎏m/L65.9ptA
WB/TR比1.7731.78948.4ptC
ワイド&
ロー指数
0.8940.78258.0ptB
前面の面積2.631m22.490m253.9ptC
最低地上高154.6mm135mm57.9ptB
スポーツ性能部門の得点541.4pt
総合評価B

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340601円370200円47.4ptC
JC08燃費17.7km/L12.8km/L42.3ptD
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.3km785.7km58.1ptB
車の大きさ11.468m311.716m349.0ptC
車内の広さ3429.9L2868.2L44.5ptD
乗車定員4.8人4人43.3ptD
1人あたり
車内広さ
692.0L717.1L52.1ptC
車内床面積2.794m22.516m246.0ptC
最小回転
半径
5.17m5.1m51.4ptC
ユーティリティ部門の得点477.5pt
総合評価C

※JC08燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10721車種中 RANK
運動性能 541.4pt 1582位 B
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 477.5pt 6555位 C
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1018.9pt 3338位 B
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は541.4点で全10721車種中の1582位、ユーティリティ部門は477.5点で6555位、総合得点は1018.9点で3338位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した207459型 Eクラス カブリオレ(FR/7AT) の各種スペックを、オープンカー3500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Eクラス カブリオレの歴代モデル

6代目 214214型 Eクラス オールテレイン
214214 Eクラス オールテレインは2024/02に登場した6代目モデル。参考車両の「E220d 4MATIC ALLTERRAIN S214」は全長4960mm、全幅1890mm、全高1495mmの車体に、197PS/44.9kgmを発生する654M型1992ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

5代目 213042C型 Eクラス セダン
213042C Eクラス セダンは2016/07に登場した5代目モデル。参考車両の「E200 Avantgarde W213」は全長4930mm、全幅1850mm、全高1455mmの車体に、184PS/30.6kgmを発生するM274型1991ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

4代目 212201C型 Eクラス ステーションワゴン
212201C Eクラス ステーションワゴンは2010/02に登場した4代目モデル。参考車両の「E220 BlueTEC S212」は全長4910mm、全幅1855mm、全高1500mmの車体に、177PS/40.8kgmを発生するOM651型2142ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

3代目 211282型 Eクラス ステーションワゴン
211282 Eクラス ステーションワゴンは2003/08に登場した3代目モデル。参考車両の「E320 4Matic Avantgarde S211」は全長4850mm、全幅1820mm、全高1505mmの車体に、224PS/32.1kgmを発生するM112型3199ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

2代目 W210型 Eクラス
W210 Eクラスは1995/07に登場した2代目モデル。参考車両の「E320 W210」は全長4800mm、全幅1800mm、全高1425mmの車体に、220PS/32.1kgmを発生する104995型3199ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

初代 W124型 Eクラス
W124 Eクラスは1993/10に登場した初代モデル。参考車両の「E400-4.2 S3」は全長4740mm、全幅1765mm、全高1410mmの車体に、312PS/43.3kgmを発生する119975型4195ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。


人気があるオープンカーの車種比較


S15 シルビア ヴァリエッタ 2000 vs S13 シルビア コンバーチブル 1988 新旧比較
7代目 シルビア ヴァリエッタ Varietta(2000年式 S15・FR/4AT・2.0L・160PS/19.2kgm・4人乗り)と、5代目 シルビア コンバーチブル Convertible(1988年式 S13・FR/4AT・1.9L+ターボ・175PS/23.0kgm・4人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs NCEC ロードスター RS 2009 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、3代目 ロードスター RS-RHT(2009年式 NCEC・FR/6MT・2.0L・170PS/19.3kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 GT-S 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 GT-S(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L+ターボ・245PS/31.0kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs NB8C ロードスター RS-II 2004 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 ロードスター RS-II(2004年式 NB8C・FR/6MT・1.9L・160PS/17.3kgm・2人乗り)を比較。

JW5 S660 2015 vs L880K コペン 2010 性能比較
初代 S660 β(2015年式 JW5・MR/6MT・0.66L+ターボ・64PS/10.6kgm・2人乗り)と、初代 コペン ActiveTop(2010年式 L880K・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/11.2kgm・2人乗り)を比較。

S15 シルビア ヴァリエッタ 2000 vs NB8C ロードスター 2004 性能比較
7代目 シルビア ヴァリエッタ Varietta(2000年式 S15・FR/5MT・2.0L・165PS/19.6kgm・4人乗り)と、2代目 ロードスター RS-II(2004年式 NB8C・FR/6MT・1.9L・160PS/17.3kgm・2人乗り)を比較。

AP2 S2000 2007 vs AP1 S2000 2004 性能比較
初代 S2000 type-S(2007年式 AP2・FR/6MT・2.2L・242PS/22.5kgm・2人乗り)と、初代 S2000 type-V(2004年式 AP1・FR/6MT・2.0L・250PS/22.2kgm・2人乗り)を比較。

ST202C セリカ コンバーチブル vs ST183C セリカ コンバーチブル 新旧比較
6代目 セリカ コンバーチブル Convertible(1996年式 ST202C・FF/5MT・2.0L・180PS/19.5kgm・4人乗り)と、5代目 セリカ コンバーチブル Convertible 4WS(1991年式 ST183C・FF/5MT・2.0L・165PS/19.5kgm・4人乗り)を比較。