176AR2 プント カブリオ 性能と維持費 FF/CVT 248万円 1997年

このページでは、フィアットの2ドア・4人乗りオープンカー、初代のGF-176AR2型プント カブリオ Cabrio-Selecta【1997/09モデル・60PS/9.8kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

176AR2 プント カブリオ
販売期間:1997/03 - 2001/07

画像はフィアットより引用
http://www.fiat-auto.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長3770mm×全幅1625mm×全高1445mm、排気量は1240ccであることから、大雑把に分類すると1.3リットルクラス(1300cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3770mmであるこの車の場合は「スモール」(Small:3500mm超-3850mm以下・Bセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

176AR2型 プント カブリオ [1240cc/60PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代プント カブリオの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
1999/11
176BV3型
[Sporting-Abarth]
1.2L-NA・FF/5MT・201.5万円
86PS・11.3kgm・-
86PS
11.3kgm
-
1997/09
型式不明
[Selecta-Colore]
1.2L-NA・FF/CVT・188.5万円
60PS・9.8kgm・-
60PS
9.8kgm
-
初代プント カブリオの車両型式・グレード一覧【全4車種】
プント カブリオの新型モデル
2代目 188A6型プント
188A6型プントは2000/06に登場した2代目モデル。参考車両の「1.8-16v HGT」は全長3835mm、全幅1670mm、全高1480mmの車体に、130PS/16.1kgmを発生する188A6型1746ccエンジンを搭載。


176AR2 プント カブリオの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー フィアット
車名&
グレード
プント カブリオ
Cabrio-Selecta
その他 カブリオ セレクタ
お値段 2480000円
車両型式 GF-176AR2
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 2ドア・4名乗車
ホイールベース 2450mm
トレッド 1375mm/1365mm
WB/TR比 1.788
タイヤ 前輪:165/65R14
後輪:165/65R14
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
車両重量 1060kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

プント カブリオと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
プント カブリオ
車体寸法
全長 3770mm -
全幅 1625mm -
全高 1445mm -
大きさ 8.85m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +370mm
全幅 1480mm以下 +145mm
全高平均 1640mm -195mm
大きさ平均 8.13m3 +0.72m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -930mm
全幅 1700mm以下 -75mm
全高平均 1496mm -51mm
大きさ平均 10.47m3 -1.62m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -873mm
全幅平均 1815mm -190mm
全高平均 1518mm -73mm
大きさ平均 12.84m3 -3.99m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。



176AR2 プント カブリオの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税39600円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税18900円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1997/09モデルのプント カブリオを28年落ちの中古で54.6万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    プント カブリオの1997/09モデルの場合、2025年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である49.6万円に諸経費として5.0万円を足した54.6万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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1997年式を28年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 1500cc以下 13年経過 39600円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 18年経過 18900円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷10.6㎞/L×195円/L 183960円
オイル交換
5000km毎
1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本8000円×4本÷5年 6400円
任意保険料
月額5000円
月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 325700円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額45470円×12ヶ月 545640円
ローン返済中の年間維持費 871400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 58500円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「1500cc以下で13年経過」クラスの自動車税は39600円、「1.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は18900円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本8000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした58500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算27200円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

プント カブリオの維持費は高い?安い?

「プント カブリオの年間維持費は325700円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてプント カブリオの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いヤリス HV177500円-148200円
ジェイド217100円-108600円
フリード ハイブリッド232000円-93700円
スイフト スポーツ260000円-65700円
基準1500ccクラス平均261300円-64400円
ステップワゴン スパーダ270100円-55600円
アバルト595304800円-20900円
プント カブリオの維持費325700円
ゴルフ トゥーラン335600円+9900円
高いウーノ388300円+62600円

プント カブリオの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリス HVと比較して148200円高く、最も高いウーノと比較して62600円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では64400円高くなっています。

最低額のヤリス HVと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、プント カブリオの維持費は かなり高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1500ccクラスの車 ランキング

プント カブリオを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%420万円35万円27万円
15%280万円24万円19万円
20%210万円18万円14万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は420万円(総支給額35万円/月、手取り27万円/月)、ここから月額維持費2.7万円を支払うと残りは24.3万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は280万円(総支給額24万円/月、手取り19万円/月)、2.7万円を支払うと残りは16.3万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が210万円(総支給額18万円/月、手取り14万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.7万円を引くと残りは11.3万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代19万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費10.6km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 136800円 -47160円
170円/L 160380円 -23580円
185円/L 174530円 -9430円
195円/L 183960円 -
205円/L 193400円 +9440円
220円/L 207550円 +23590円
245円/L 231140円 +47180円

燃費10.6km/Lの176AR2型 プント カブリオで10000km走行するのに必要な燃料は943.4L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は183960円になります。

参考までに、プント カブリオの燃料タンクは47リットルですので、943.4Lの給油回数は21回、1回あたりの燃料代は約8760円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては9440円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると23590円、50円も違ってくると47180円にもなります。

これを176AR2型 プント カブリオの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を325700円としたとき、145円/Lに値下がりすれば278540円(85.5%)に、245円/Lに値上がりすれば372880円(114.5%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(39600円)なり重量税(18900円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 39600円
自動車重量税 1年分 18900円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 67325円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 55190円 91980円 128770円
オイル交換 4000円 4000円 5600円
タイヤ交換 4270円 4270円 4270円
任意保険料 48000円 51000円 54000円
税金 自賠責 一律 67325円
合計 178800円 218600円 260000円
1万km差額 -146900円 -107100円 -65700円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて146900円安い178800円に、5000km走行では107100円安い218600円に、7000km走行では65700円安い260000円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 183960円 275940円 367920円
オイル交換 8000円 12000円 16000円
タイヤ交換 6400円 7680円 10240円
任意保険料 60000円 66000円 72000円
税金 自賠責 一律 67325円
合計 325700円 429000円 533500円
1万km差額 - +103300円 +207800円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
1500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
オープンカー編

プント カブリオの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 10.6km/L
燃料タンク容量 47L
航続距離(カタログ燃費) 498.2km
航続距離(80%燃費) 399.5km
満タンプライス 9165円
1km走行コスト 18.40円/km
1万円でどこまで行ける?
東京から498.2kmの範囲

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので10.6km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量47リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は498.2kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.5km/L)とすると航続距離は446.5km、80%(8.5km/L)だと399.5km、70%(7.4km/L)では347.8kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から47リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では9165円、上で計算した航続距離を踏まえると498.2km(80%燃費時399.5km)を走行するのに9165円かかる計算です。

燃費を10.6km/Lとしたときの1km走行コストは18.40円、10万km走行したときの燃料代は万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら万円/年、7年10万kmなら万円/年、5年10万kmなら万円/年、3年10万kmなら万円/年となります。

176AR2 プント カブリオのエンジン諸元とカタログデータ

簡易エンジン性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 直列4気筒
排気量1240cc
圧縮比 9.6
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 60PS[44kW]/5500rpm
最大トルク 9.8kgm[96Nm]/3000rpm
パワーバンド 3000-5500rpm, 帯域45.5%
使用燃料 ハイオクガソリン
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
3000rpm 41PS/9.8kgm
5500rpm 60PS/7.8kgm

直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載している直列4気筒、1240ccの自然吸気エンジンは5500回転時に最高出力60馬力を、3000回転時に最大トルク9.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3000rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の2500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は45.5%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ17.667kg/PS(1060kg/60PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ17.667kg/PS
車体+1人18.583kg/PS
車体+4人21.333kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg18.667kg/PS
車体+70kg18.833kg/PS
車体+80kg19.000kg/PS
車体+90kg19.167kg/PS
車体+100kg19.333kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは18.583kg/PS(1115kg/60PS)となり、数値としては0.916kg、比率にすると5.2%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは21.333kg/PS(1280kg/60PS)となり、数値としては3.666kg、比率にすると20.8%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

176AR2 プント カブリオのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ18.583kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
プント カブリオ
18.583kg/PS
60PS・1.3L-NA
車体のみPWR 17.667
1115kg
+5.2%

車種詳細
eKワゴン
18.700kg/PS
50PS・0.7L-NA
車体のみPWR 17.600
935kg
+6.2%

車種詳細
ライフ
18.558kg/PS
52PS・0.7L-NA
車体のみPWR 17.500
965kg
+6.0%

車種詳細
タント
18.750kg/PS
52PS・0.7L-NA
車体のみPWR 17.692
975kg
+6.0%

車種詳細
ムーヴ キャンバス
18.558kg/PS
52PS・0.7L-NA
車体のみPWR 17.500
965kg
+6.0%

車種詳細
ドミンゴ
18.646kg/PS
48PS・1.0L-NA
車体のみPWR 17.500
895kg
+6.5%


18.397kg/PSから18.769kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、三菱の4人乗り軽ミニバン・H82W型 eKワゴン、ホンダの4人乗り軽ミニバン・JB6型 ライフ、ダイハツの4人乗り軽ミニバン・LA600S型 タント、ダイハツの4人乗り軽ミニバン・LA800S型 ムーヴ キャンバス、スバルの7人乗り1BOX・KJ5型 ドミンゴという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

176AR2型 プント カブリオ [Cabrio-Selecta]のライバル車種|18.583kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は56.6PS/tとなっています。


プント カブリオがバイクと競争するなら…?


車種詳細
カブ100EX|97cc
18.500kg/PS
148kg/8.0PS/0.83kgm
[車体のみPWR:11.625]
1速ギヤ速度:29.7km/h
最小TWR:1.105
1997/09

-
プント カブリオ|1240cc
18.583kg/PS
1115kg/60PS/9.8kgm
[車体のみPWR:17.667]
1速ギヤ速度:50.8km/h
最小TWR:2.650

車種詳細
スーパージョグZR|49cc
18.676kg/PS
127kg/6.8PS/0.71kgm
[車体のみPWR:10.588]
1速ギヤ速度:17.8km/h
最小TWR:0.683

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではプント カブリオとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

HA05 カブ100EXと競争してみる

まずプント カブリオより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのカブ100EXが挙げられます。PWRの18.500kg/PSは車両重量93kgにライダーの体重55kgを加えた148kgを、最高出力8.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はカブ100EXに21.1km/h勝り、1速TWRは1.545kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

SA13J スーパージョグZRと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのスーパージョグZRが挙げられます。PWRの18.676kg/PSは車両重量72kg+55kgの127kgを、最高出力6.8PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は33.0km/h勝り、1速TWRは1.967kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.788
平均ピストンスピード 14.45m/s
トルクウェイトレシオ 108.16kg/kgm
1馬力あたりのお値段 41333円
排気量1Lあたり馬力 48.39PS/L
排気量1Lあたりトルク 7.90kgm/L
1気筒あたりの馬力 15.0PS
1気筒あたりのトルク 2.5kgm
パワーバンド比率 45.5%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
オープンカーのPWR
1.0~1.3L以下のPWR

トルクウェイトレシオは108.16kg/kgm(1060kg/9.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2480000円、最高出力が60馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は41333円、逆に1万円あたりでは0.24馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は253061円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
1500cc以下の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は48.39PS/L、トルクは7.90kgm/L、1気筒あたりの馬力は15.0馬力、トルクは2.5kgmとなり、このエンジンが60馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.45m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が78.8mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7610回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.788になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

176AR2 プント カブリオのギヤ比と回転数・速度のステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 165/65R14|タイヤ直径 57.0cm|円周長 179.1cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.503 11.63 - - 55km/h 10820rpm 400.0kgm
2速 0.497 2.31 0.199 1-2/
1190rpm
279km/h 2150rpm 79.4kgm
Final4.647レシオカバレッジ(変速比幅)5.036
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.647)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(9.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.647)÷タイヤの有効半径(0.285m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は2速ギヤの279km(5500rpmでは255.9km/h)となります。CVTは無段変速機というだけあって、変速比を低速側の2.503から高速側の0.497の間で自由自在に可変できる変速機ですから、実際にはちょうどいい塩梅の妥当な回転数にて妥当な最高速に落ち着くものと思われます。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3000回転で最大トルク9.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば108.16kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(17.667kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと400.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1060kg)を1速ギヤの最大駆動力(400.0kgm)で割ってみると2.650kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(7.8kgm)からTWRを算出すると3.330kg/kgmとなり、3000-5500回転の回転域では2.650-3.330kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4330 6490 8660 10820 12990 15150 19480
2速 860 1290 1720 2150 2580 3010 3870
※赤い数字は暫定レブリミット(6000rpm)を上回るもの。
※CVTの場合はどのようにギヤ比を制御をしているのか想像も付かないので参考値です。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.497)を選択して時速100kmにて走行すると2150回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1290回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1500回転、一般的な高速道路の80km/hでは1720回転、100km/hでは2150回転、制限速度が120km/hになると2580回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3870回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 18 28 37 46 55 65 74
2速 47 93 140 186 233 279 326 372

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの165/65R14と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 165/65R14 | 直径 570mm

-20mm
幅145mm
-10mm
幅155mm
変更なし
幅165mm
+10mm
幅175mm
+20mm
幅185mm
60 145/60R14
37.2km/h
径 530mm
差 -40mm
155/60R14
38.0km/h
径 542mm
差 -28mm
165/60R14
38.9km/h
径 554mm
差 -16mm
175/60R14
39.7km/h
径 566mm
差 -4mm
185/60R14
40.6km/h
径 578mm
差 +8mm
65 145/65R14
38.2km/h
径 545mm
差 -25mm
155/65R14
39.2km/h
径 558mm
差 -12mm
165/65R14
40.0km/h
570mm
0mm
175/65R14
41.0km/h
径 584mm
差 +14mm
185/65R14
41.9km/h
径 597mm
差 +27mm
70 145/70R14
39.2km/h
径 559mm
差 -11mm
155/70R14
40.2km/h
径 573mm
差 +3mm
165/70R14
41.2km/h
径 587mm
差 +17mm
175/70R14
42.2km/h
径 601mm
差 +31mm
185/70R14
43.2km/h
径 615mm
差 +45mm
75 145/75R14
40.3km/h
径 574mm
差 +4mm
155/75R14
41.3km/h
径 589mm
差 +19mm
165/75R14
42.4km/h
径 604mm
差 +34mm
175/75R14
43.4km/h
径 619mm
差 +49mm
185/75R14
44.5km/h
径 634mm
差 +64mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、145/65R14、145/70R14 、155/60R14、155/65R14 、165/60R14 、175/60R14 あたりのタイヤがおすすめです。

165/65R14のタイヤ幅を145mmから195mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、165/65R14の適応サイズと性能の変化 [176AR2型プント カブリオ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】165/65R14のタイヤ銘柄と通販価格

176AR2型 プント カブリオ 1.3L-NA FF/CVTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS17.67㎏/PS28.6ptF
最高回転数5880rpm5500rpm45.3ptD
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m2.65㎏/㎏m27.4ptF
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h50.8㎞/h49.8ptC
1リットル
換算馬力
73.10PS/L48.39PS/L30.5ptE
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L7.90㎏m/L30.9ptE
WB/TR比1.7731.78848.5ptC
ワイド&
ロー指数
0.8940.88950.4ptC
前面の面積2.631m22.348m257.9ptB
最低地上高154.5mm-43.7ptD
スポーツ性能部門の得点422.9pt
総合評価E

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340674円325700円51.3ptC
燃費13.0km/L-44.2ptD
100km/h
回転数
2489rpm2150rpm54.5ptB
航続距離644.1km-46.3ptC
車の大きさ11.468m38.852m360.3ptB
車内の広さ3431.7L-46.6ptC
乗車定員4.8人4人43.3ptD
1人あたり
車内広さ
691.9L-44.2ptD
車内床面積2.793m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.18m-45.5ptD
ユーティリティ部門の得点482.2pt
総合評価C

※燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10715車種中 RANK
運動性能 422.9pt 9929位 E
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 482.2pt 6025位 C
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 905.1pt 9821位 E
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は422.9点で全10715車種中の9929位、ユーティリティ部門は482.2点で6025位、総合得点は905.1点で9821位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した176AR2型 プント カブリオ(FF/CVT) の各種スペックを、オープンカー1500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

プント カブリオの歴代モデル

3代目 199145型 プント エヴォ
199145 プント エヴォは2010/10に登場した3代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長4080mm、全幅1720mm、全高1490mmの車体に、163PS/23.5kgmを発生する955A8型1368ccエンジンを搭載した4人乗りハッチバック。

2代目 188A6型 プント
188A6 プントは2000/06に登場した2代目モデル。参考車両の「1.8-16v HGT」は全長3835mm、全幅1670mm、全高1480mmの車体に、130PS/16.1kgmを発生する188A6型1746ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

初代 199145型 アバルト プント
199145 アバルト プントは2012/10に登場した初代モデル。参考車両の「Super-Sport」は全長4080mm、全幅1720mm、全高1490mmの車体に、180PS/27.5kgmを発生する955A8型1368ccエンジンを搭載した4人乗りハッチバック。


人気があるオープンカーの車種比較


ZZW30 MR-S 2005 vs NB8C ロードスター RS-II 2004 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 ロードスター RS-II(2004年式 NB8C・FR/6MT・1.9L・160PS/17.3kgm・2人乗り)を比較。

S15 シルビア ヴァリエッタ 2000 vs NB8C ロードスター 2004 性能比較
7代目 シルビア ヴァリエッタ Varietta(2000年式 S15・FR/5MT・2.0L・165PS/19.6kgm・4人乗り)と、2代目 ロードスター RS-II(2004年式 NB8C・FR/6MT・1.9L・160PS/17.3kgm・2人乗り)を比較。

S15 シルビア ヴァリエッタ 2000 vs S13 シルビア コンバーチブル 1988 新旧比較
7代目 シルビア ヴァリエッタ Varietta(2000年式 S15・FR/4AT・2.0L・160PS/19.2kgm・4人乗り)と、5代目 シルビア コンバーチブル Convertible(1988年式 S13・FR/4AT・1.9L+ターボ・175PS/23.0kgm・4人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 GT-S 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 GT-S(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L+ターボ・245PS/31.0kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs NCEC ロードスター RS 2009 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、3代目 ロードスター RS-RHT(2009年式 NCEC・FR/6MT・2.0L・170PS/19.3kgm・2人乗り)を比較。

ST202C セリカ コンバーチブル vs ST183C セリカ コンバーチブル 新旧比較
6代目 セリカ コンバーチブル Convertible(1996年式 ST202C・FF/5MT・2.0L・180PS/19.5kgm・4人乗り)と、5代目 セリカ コンバーチブル Convertible 4WS(1991年式 ST183C・FF/5MT・2.0L・165PS/19.5kgm・4人乗り)を比較。

AE86 スプリンター トレノ GTV 1983 vs NA6CE ロードスター 1993 性能比較
5代目 スプリンター トレノ GTV GTV Fin4.300(1983年式 AE86・FR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・5人乗り)と、初代 ロードスター V-Special(1993年式 NA6CE・FR/5MT・1.6L・120PS/14.0kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 G 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 G(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L・200PS/21.0kgm・2人乗り)を比較。