447811C:Vクラスの性能と維持費 FR/7AT 7人 791万円 2021年式

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・7人乗りミニバン、3代目の3DA-447811C型Vクラス V220d Avantgarde W447【2021/07モデル・163PS/38.7kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

447811C Vクラス
販売期間:2015/10 -

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:2022/07/01|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4905mm×全幅1930mm×全高1930mm、排気量は2142ccであることから、大雑把に分類すると2.2リットルクラス(2200cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4905mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


447811C型 Vクラス [2142cc/163PS FR/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

3代目Vクラスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/07
447815C型
[V220d Avantgarde Extra-Long W447]
2.1L-TB | FR/7AT
| 841.0万円
163PS
38.7kgm
11.4km/L
2021/07
447811C型
[V220d Avantgarde Long W447]
2.1L-TB | FR/7AT
| 816.0万円
163PS
38.7kgm
11.4km/L
2015/10
447815型
[V220d Avantgarde Extra-Long W447]
2.1L-TB | FR/7AT
| 730.0万円
163PS
38.7kgm
15.3km/L
3代目Vクラスの車両型式・グレード一覧【全6車種】
Vクラスの旧型モデル
2代目 639350C型Vクラス
639350C型Vクラスは1998/06に登場した2代目モデル。参考車両の「V350-Trend W639」は全長4770mm、全幅1910mm、全高1900mmの車体に、258PS/34.7kgmを発生するM272型3497ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MERCEDES_BENZ
車名&
グレード
Vクラス
V220d Avantgarde W447
その他 アヴァンギャルド
お値段 7910000円
車両型式 3DA-447811C
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 5ドア/7名乗車
車体寸法 長4905×幅1930×高1930mm
軸距&
輪距
3200mm
前1665mm/後1645mm
最小半径 5.6m
最低高 105mm
タイヤ 前輪:245/45R18
後輪:245/45R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 2320kg
エンジン諸元
原動機型式 OM651
気筒配列 直列4気筒
排気量2142cc
圧縮比16.2
吸気方式 ターボ
最高出力 163PS[120kW]/3800rpm
最大トルク 38.7kgm[380Nm]/1400-2400rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費 11.4km/L(26.8mpg)
100km燃費 8.8L/100km
OM651型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税43500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税20500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かる軽油代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、Vクラスの新車を909.7万円(諸費用として118.7万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2500cc以下 11年未満 43500円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年未満 20500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷11.4km/L×150円/L
7000km÷11.4km/L×150円/L
5000km÷11.4km/L×150円/L
3000km÷11.4km/L×150円/L
131580円
(92110円)
(65790円)
(39470円)
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料(月額6000円) 月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 302900円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額151610円×12ヶ月 1819320円
ローン返済中の年間維持費 2122200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61700円
名目 金額
自動車税(1年分) 43500円
自動車重量税(1年分) 20500円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
131580円
(92110円)
(65790円)
(39470円)
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 14400円
任意保険料(月額6000円) 72000円
ローン完済後の年間維持費 302900円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1819320円
ローン返済中の年間維持費 2122200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
61700円
  • 初度登録から3年経過車の場合、「2500cc以下で11年未満」クラスの自動車税は43500円、「2.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした61700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。Vクラス【V220d Avantgarde W447】の場合、維持費の月額は25300円(ローン完済前は176900円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり150円を基準として、-50円となる100円から、+50円となる200円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費11.4km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
100円/L
87720円
[-43860円]
-25円
125円/L
109650円
[-21930円]
-10円
140円/L
122810円
[-8770円]
150円/L131580円
[0円]
+10円
160円/L
140360円
[+8780円]
+25円
175円/L
153510円
[+21930円]
+50円
200円/L
175440円
[+43860円]

燃費11.4km/Lの447811C型 Vクラスで10000km走行するのに必要な燃料は877.2L、1リットルあたり150円としたときの燃料代は131580円になります。

参考までに、Vクラスの燃料タンクは70リットルですので、877.2Lの給油回数は13回、1回あたりの燃料代は約10130円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては8780円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると21930円、50円も違ってくると43860円にもなります。

これを447811C型 Vクラスの年間維持費に当てはめてみますと、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり150円の場合を302900円としたとき、100円/Lに値下がりすれば259040円(85.5%)に、200円/Lに値上がりすれば346760円(114.5%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(43500円)なり重量税(20500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば軽油代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 23%
自動車重量税 1年分 20500円 11%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 3000km分 39470円 21%
オイル交換 年1回 6000円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 5%
任意保険料 80% 57600円 32%
合計
[1万kmとの差額]
185500円
-117400円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 20%
自動車重量税 1年分 20500円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 5000km分 65790円 31%
オイル交換 年1回 6000円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 4%
任意保険料 85% 61200円 28%
合計
[1万kmとの差額]
215500円
-87400円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 18%
自動車重量税 1年分 20500円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 92110円 37%
オイル交換 年1回 8400円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 4%
任意保険料 90% 64800円 26%
合計
[1万kmとの差額]
247800円
-55100円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、軽油代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて117400円安い185500円に、5000km走行では87400円安い215500円に、7000km走行では55100円安い247800円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。軽油代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 11%
自動車重量税 1年分 20500円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 197370円 49%
オイル交換 年3回 36000円 9%
タイヤ交換 2.7年毎 21600円 5%
任意保険料 100% 72000円 19%
合計
[1万kmとの差額]
399800円
+96900円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 9%
自動車重量税 1年分 20500円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 263160円 54%
オイル交換 年4回 48000円 10%
タイヤ交換 2年毎 28800円 6%
任意保険料 100% 72000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
484800円
+181900円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(8.5km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(11.2km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(13.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(11.4km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での軽油代131580円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル150円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合の軽油代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地8.5km/L → 8.8km/L
郊外11.2km/L → 11.5km/L
高速道路13.5km/L → 13.9km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km158820円
[153410円]
郊外500km6690円
[6530円]
高速道路500km5550円
[5400円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
171060円
+39480円
8.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
165340円
-5720円
9.1km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が8.5km/Lでは軽油1058.8Lを消費して、軽油代は158820円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が11.2km/Lでは軽油44.6Lを消費して、軽油代は6690円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.5km/Lでは軽油37.0Lを消費して、軽油代は5550円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1140.4L、かかった軽油代が171060円となり、平均燃費は8.8km/L(-2.6km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+39480円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると軽油代は165340円となり、5720円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で28600円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km88230円
[85230円]
郊外5000km66960円
[65220円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
155190円
+23610円
9.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
150450円
-4740円
10.0km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が8.5km/Lでは588.2Lを消費して、軽油代は88230円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が11.2km/Lでは446.4Lを消費して、軽油代は66960円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1034.6L、かかった軽油代が155190円となり、平均燃費は9.7km/L(-1.7km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+23610円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が150450円となり、1年間で4740円、5年間で23700円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km58770円
[56760円]
郊外3340km44730円
[43560円]
高速道路3330km37010円
[35940円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
140510円
+8930円
10.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
136260円
-4250円
11.0km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が8.5km/Lでは391.8Lを消費して、軽油代は58770円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が11.2km/Lでは298.2Lを消費して、軽油代は44730円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が13.5km/Lでは246.7Lを消費して、軽油代は37010円になります。

このパターンでは使用した燃料量が936.7L、かかった軽油代が140510円となり、平均燃費は10.7km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+8930円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が136260円となり、1年間で4250円、5年間で21250円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km8820円
[8520円]
郊外9000km120540円
[117390円]
高速道路500km5550円
[5400円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
134910円
+3330円
11.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
131310円
-3600円
11.4km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が8.5km/Lでは58.8Lを消費して、軽油代は8820円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が11.2km/Lでは803.6Lを消費して、軽油代は120540円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.5km/Lでは37.0Lを消費して、軽油代は5550円になります。

このパターンでは使用した燃料量が899.4L、かかった軽油代が134910円となり、平均燃費は11.1km/L(-0.3km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+3330円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が131310円となり、1年間で3600円、5年間で18000円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(8.8km/L・9.7km/L・10.7km/L・11.1km/L)、軽油代のほうもなかなかな違い(171060円・155190円・140510円・134910円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
11.4km/L
798.0km
市街地燃費
8.5km/L
595.0km
[-203.0km]
郊外燃費
11.2km/L
784.0km
[-14.0km]
高速道路燃費
13.5km/L
945.0km
[+147.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を70Lとしたとき、市街地モード燃費8.5km/Lでの航続距離は595.0km(-203.0km)、郊外モード燃費11.2km/Lでの航続距離は784.0km(-14.0km)、高速道路モード燃費13.5km/Lでの航続距離は945.0km(+147.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


Vクラスの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 11.4km/L
燃料タンク容量 70L
航続距離(カタログ燃費) 798.0km
航続距離(80%燃費) 637.0km
満タンプライス 10500円
1km走行コスト 13.16円
1万円でどこまで行ける? 760.0km
車両価格/航続距離 9912円/km

WLTCモード燃費が11.4km/L、燃料タンク容量70リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は798.0kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.3km/L)とすると721.0km、80%(9.1km/L)だと637.0km、70%(8.0km/L)では560.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)を1リットルあたり150円で70リットルの給油をすると10500円、上で計算した航続距離を踏まえると798.0km(80%燃費時637.0km)を走行するのに10500円かかる計算です。

燃費を11.4km/Lとしたときの1km走行コストは13.16円、10万km走行したときの燃料代は131.6万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら13.2万円/年、7年10万kmなら18.8万円/年、5年10万kmなら26.3万円/年、3年10万kmなら43.9万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば760.0km(往復なら片道380.0km)、カタログ値の80%なら608.0km(片道304.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で798.0kmの距離を移動できる447811C型 Vクラス [V220d Avantgarde W447]という乗り物を、791.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「9912円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


カタログデータから見えてくる要素

OM651型エンジン簡易性能曲線図
OM651型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1400回転時の馬力 76PS
2400回転時の馬力 130PS
3800回転時の馬力 163PS
各回転域でのトルク
1400回転時のトルク 38.7kgm
2400回転時のトルク 38.7kgm
3800回転時のトルク 30.7kgm
OM651型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているOM651型2142cc、直列4気筒のターボエンジンは3800回転時に最高出力163馬力を、1400-2400回転時に最大トルク38.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1400rpmから最高出力が発生する3800rpmまで」の2400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は63.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ14.233kg/PS(2320kg/163PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ14.233kg/PS
車体+1人14.571kg/PS
車体+7人16.595kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg14.601kg/PS
車体+70kg14.663kg/PS
車体+80kg14.724kg/PS
車体+90kg14.785kg/PS
車体+100kg14.847kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは14.571kg/PS(2375kg/163PS)となり、数値としては0.338kg、比率にすると2.4%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは16.595kg/PS(2705kg/163PS)となり、数値としては2.362kg、比率にすると16.6%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


447811C Vクラスのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2021/07

-
Vクラス
14.571kg/PS
2375kg/163PS|2.2L-TB
[車体のみPWR:14.233]
2011/01

車種詳細
CT
14.495kg/PS
1435kg/99PS|1.8L-NA
車体のみPWR:13.939
2002/06

車種詳細
スマートK
14.636kg/PS
805kg/55PS|0.6L-TB
車体のみPWR:13.636
2009/05

車種詳細
セルボ
14.453kg/PS
925kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:13.594
2012/11

車種詳細
N-ONE
14.453kg/PS
925kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:13.594
2015/12

車種詳細
プリウス
14.541kg/PS
1425kg/98PS|1.8L-NA
車体のみPWR:13.980

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ14.571kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

14.425kg/PSから14.717kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、レクサスの5人乗りハッチバック「ZWA10型 CT」、スマートの2人乗り軽ハッチバック「MC01K型 スマートK」、スズキの4人乗り軽ハッチバック「HG21S型 セルボ」、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JG1型 N-ONE」、トヨタの5人乗りセダン「ZVW50型 プリウス」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

447811C型 Vクラス [V220d Avantgarde W447]とパワーウェイトレシオが近い車種|14.571kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は70.3PS/tとなっています。


Vクラスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
NX125|124cc
14.417kg/PS
173kg/12.0PS/1.00kgm
[車体のみPWR:9.833]
2021/07

-
Vクラス|2142cc
14.571kg/PS
2375kg/163PS/38.7kgm
[車体のみPWR:14.233]

車種詳細
トリシティ155|155cc
14.667kg/PS
220kg/15.0PS/1.40kgm
[車体のみPWR:11.000]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではVクラスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

JD09 NX125と競争してみる

まずVクラスより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのNX125が挙げられます。PWRの14.417kg/PSは車両重量118kgにライダーの体重55kgを加えた173kgを、最高出力12.0PSで割ったものです。

SG37J トリシティ155と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのトリシティ155が挙げられます。PWRの14.667kg/PSは車両重量165kg+55kgの220kgを、最高出力15.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.934
平均ピストンスピード 12.54m/s
トルクウェイトレシオ 59.95kg/kgm
1馬力あたりのお値段 48528円
排気量1Lあたり馬力 76.10PS/L
排気量1Lあたりトルク 18.07kgm/L
1気筒あたりの馬力 40.8PS
1気筒あたりのトルク 9.7kgm
パワーバンド比率 63.2%
燃費×馬力 1858.2pt
各種ランキング
ミニバン・1BOXのPWR
2.0~2.5Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは59.95kg/kgm(2320kg/38.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が7910000円、最高出力が163馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は48528円、逆に1万円あたりでは0.21馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は204393円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2500cc以下の車編
7人乗りミニバン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は76.10PS/L、トルクは18.07kgm/L、1気筒あたりの馬力は40.8馬力、トルクは9.7kgmとなり、このエンジンが163馬力を3800回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.54m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.934になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、小回りよりも真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が11.4km/L、最高出力が163PSであるこの車の獲得ポイントは1858.2ptになります。
戯れに車両重量2320kgを100kg単位にした23.2で割ってみたところ、その数値は80.09ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



Vクラスでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.72m
期待される荷室の幅 1.53m
対角線の長さ 2.30m
期待される荷室の面積 2.63m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.72m(対角線では2.30m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

多くのミニバンや1BOXは室内長の寸法が大きいことから車中泊への期待が高まりますが、2列目、3列目シートの収納がイマイチの場合は車中泊の難易度がセダンよりも跳ね上がりかねません。その場合はシートを前ではなく後に倒してのフルフラットの可否が鍵を握ります。
車中泊にあると嬉しいアイテム


純正装着タイヤの245/45R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/45R18 | 直径 678mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
40
扁平
225/40R18
37.6km/h
直径637mm
径差-41mm
235/40R18
38.1km/h
直径645mm
径差-33mm
245/40R18
38.5km/h
直径653mm
径差-25mm
255/40R18
39.0km/h
直径661mm
径差-17mm
265/40R18
39.5km/h
直径669mm
径差-9mm
0%
45
扁平
225/45R18
38.9km/h
直径660mm
径差-18mm
235/45R18
39.5km/h
直径669mm
径差-9mm
245/45R18
40.0km/h
678mm
0mm
255/45R18
40.5km/h
直径687mm
径差+9mm
265/45R18
41.1km/h
直径696mm
径差+18mm
+5%
50
扁平
225/50R18
40.2km/h
直径682mm
径差+4mm
235/50R18
40.8km/h
直径692mm
径差+14mm
245/50R18
41.4km/h
直径702mm
径差+24mm
255/50R18
42.0km/h
直径712mm
径差+34mm
265/50R18
42.6km/h
直径722mm
径差+44mm
+10%
55
扁平
225/55R18
41.6km/h
直径705mm
径差+27mm
235/55R18
42.2km/h
直径716mm
径差+38mm
245/55R18
42.9km/h
直径727mm
径差+49mm
255/55R18
43.5km/h
直径738mm
径差+60mm
265/55R18
44.2km/h
直径749mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/45R18 、235/40R18、235/45R18 、245/40R18 、255/40R18 、265/40R18あたりのタイヤがおすすめです。

245/45R18のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが245/45R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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447811C型Vクラス[2.2Lターボ FR/7AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト14.233kg/ps37.77
1速ギヤ加速性能-39.92
1L換算馬力76.10ps/L40.22
1L換算トルク18.07kgm/L56.81
WB/TR比1.93433.40
ワイド&ロー指数1.00042.21
前面の面積3.725m²19.08
最低地上高105mm70.08
スポーツ性能部門の得点339.49

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費11.4km/L40.24
年間維持費302900円52.24
100kmh回転数-43.39
航続距離798.0km54.92
車の大きさ18.271m³77.18
室内の広さ(仮) 3.313m³49.02
最小回転半径5.6m41.25
馬力単価48528円14.21
ユーティリティ部門の得点372.45

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 447811C型Vクラス[2.2Lターボ FR/7AT] の総合得点は 711.94 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した447811C型Vクラス(FR/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのミニバン」、「2500ccのミニバン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Vクラスの歴代モデル

3代目 447815型 Vクラス
447815 Vクラスは2015/10に登場した3代目モデル。参考車両の「V220d Avantgarde Extra-Long W447」は全長5380mm、全幅1930mm、全高1880mmの車体に、163PS/38.7kgmを発生するOM651型2142ccエンジンを搭載した7人乗りミニバン。

2代目 639811型 Vクラス
639811 Vクラスは1998/06に登場した2代目モデル。参考車両の「V350 Ambiente-Long W639」は全長5000mm、全幅1910mm、全高1930mmの車体に、231PS/35.2kgmを発生する112M37型3724ccエンジンを搭載した7人乗りミニバン。

初代 638280型 Vクラス
638280 Vクラスは1998/06に登場した初代モデル。参考車両の「V280 W638」は全長4670mm、全幅1890mm、全高1890mmの車体に、174PS/24.2kgmを発生するM1040型2791ccエンジンを搭載した6人乗りミニバン。