254380C GLC クーペ 性能と維持費 4WD/9AT 5人 1811万円 2024年

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・5人乗りSUV、2代目の4LA-254380C型GLC クーペ AMG GLC63 S E Performance【2024/03モデル・476PS/55.6kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

254380C GLC クーペ
販売期間:2023/03 - 現行車

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4790mm×全幅1920mm×全高1605mm、排気量は1991ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。
参考:450PS~500PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4790mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

254380C型 GLC クーペ [1991cc/476PS 4WD/9AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目GLC クーペの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2024/04
254356型
[GLC350e 4MATIC SPORT edition STAR]
2.0L-TB・4WD/9AT・1031.0万円
204PS・32.6kgm・11.9km/L
204PS
32.6kgm
11.9km/L
2024/03
254680C型
[AMG GLC63 S E Performance]
2.0L-TB・4WD/9AT・1780.0万円
476PS・55.6kgm・9.8km/L
476PS
55.6kgm
9.8km/L
2024/03
254387C型
[AMG GLC43 4MATIC]
2.0L-TB・4WD/9AT・1217.0万円
421PS・51.0kgm・10.2km/L
421PS
51.0kgm
10.2km/L
2代目 GLC 型式一覧 C254/X254系まとめ 2023-【全9車種】
GLC クーペの旧型モデル
初代 253989型GLC
253989型GLCは2016/02に登場した初代モデル。参考車両の「AMG GLC63S 4matic+ X253」は全長4675mm、全幅1930mm、全高1625mmの車体に、510PS/71.4kgmを発生するM177型3982ccエンジンを搭載。


254380C GLC クーペの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
GLC クーペ
AMG GLC63 S E Performance
その他 -
お値段 18110000円
車両型式 4LA-254380C
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
9速AT・9速オートマ車
ドア/定員 5ドア・5名乗車
ホイールベース 2890mm
トレッド 1645mm/1645mm
WB/TR比 1.757
最小半径 5.9m
最低高 130mm
タイヤ 前輪:265/40R21
後輪:295/35R21
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2340kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

GLC クーペと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
GLC クーペ
車体寸法
全長 4790mm -
全幅 1920mm -
全高 1605mm -
大きさ 14.76m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1390mm
全幅 1480mm以下 +440mm
全高平均 1640mm -35mm
大きさ平均 8.13m3 +6.63m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 +90mm
全幅 1700mm以下 +220mm
全高平均 1496mm +109mm
大きさ平均 10.47m3 +4.29m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +147mm
全幅平均 1815mm +105mm
全高平均 1518mm +87mm
大きさ平均 12.84m3 +1.92m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。



GLC クーペでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.677m
期待される荷室の幅 1.520m
対角線の長さ 2.263m
期待される荷室の面積 2.549m²

縦方向の長さが1.677m(対角線では2.263m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


254380C GLC クーペの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税20500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、GLC クーペの新車を2082.6万円(諸費用として271.6万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税
1年分
2.5トン以下 13年未満 20500円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷9.8㎞/L×195円/L 198980円
オイル交換
5000km毎
1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本28000円×4本÷5年 22400円
任意保険料
月額5500円
月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 363800円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額347110円×12ヶ月 4165320円
ローン返済中の年間維持費 4529100円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61700円
  • 初度登録から1年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「2.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本28000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした61700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算30400円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

GLC クーペの維持費は高い?安い?

「GLC クーペの年間維持費は363800円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてGLC クーペの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス192500円-171300円
ヴォクシー ハイブリッド231500円-132300円
ウィッシュ289100円-74700円
スイフト スポーツ292900円-70900円
基準2000ccクラス平均325700円-38100円
アコード355200円-8600円
GLC クーペの維持費363800円
WRX STI376200円+12400円
エクスプローラー442300円+78500円
高いBX502800円+139000円

GLC クーペの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して171300円高く、最も高いBXと比較して139000円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では38100円高くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、GLC クーペの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

GLC クーペを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%470万円40万円31万円
15%320万円27万円21万円
20%240万円20万円16万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は470万円(総支給額40万円/月、手取り31万円/月)、ここから月額維持費3.0万円を支払うと残りは28.0万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は320万円(総支給額27万円/月、手取り21万円/月)、3.0万円を支払うと残りは18.0万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が240万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。3.0万円を引くと残りは13.0万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代20万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費9.8km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 147980円 -51000円
170円/L 173490円 -25490円
185円/L 188800円 -10180円
195円/L 198980円 -
205円/L 209210円 +10230円
220円/L 224510円 +25530円
245円/L 250030円 +51050円

燃費9.8km/Lの254380C型 GLC クーペで10000km走行するのに必要な燃料は1020.5L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は198980円になります。

参考までに、GLC クーペの燃料タンクは65リットルですので、1020.5Lの給油回数は16回、1回あたりの燃料代は約12440円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては10230円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると25530円、50円も違ってくると51050円にもなります。

これを254380C型 GLC クーペの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を363800円としたとき、145円/Lに値下がりすれば312800円(86.0%)に、245円/Lに値上がりすれば414850円(114.0%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(20500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 36000円
自動車重量税 1年分 20500円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 65325円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 59690円 99490円 139290円
オイル交換 5500円 5500円 7700円
タイヤ交換 14930円 14930円 14930円
任意保険料 52800円 56160円 59400円
税金 自賠責 一律 65325円
合計 198300円 241500円 286700円
1万km差額 -165500円 -122300円 -77100円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて165500円安い198300円に、5000km走行では122300円安い241500円に、7000km走行では77100円安い286700円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 198980円 298470円 397960円
オイル交換 11000円 16500円 22000円
タイヤ交換 22400円 26880円 35840円
任意保険料 66000円 72600円 79200円
税金 自賠責 一律 65325円
合計 363800円 479800円 600400円
1万km差額 - +116000円 +236600円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(7.3km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(10.5km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(11.0km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(9.8km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代198980円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

走行例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 9000km 1232.9L 240420円
郊外 500km 47.6L 9280円
高速道路 500km 45.5L 8870円
平均燃費 7.5km/L 1326.0L 258570円
WLTC 総合燃費との差額 +59590円

走行例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 5000km 684.9L 133560円
郊外 5000km 476.2L 92860円
高速道路 0km 0L 0円
平均燃費 8.6km/L 1161.1L 226420円
WLTC 総合燃費との差額 +27440円

走行例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤(33%)、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤(34%)、高速利用もバッチリ!(33%)という感じでシミュレーションしてみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 3330km 456.2L 88960円
郊外 3340km 318.1L 62030円
高速道路 3330km 302.7L 59030円
平均燃費 9.3km/L 1077.0L 210020円
WLTC 総合燃費との差額 +11040円

走行例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、隣町の市街地へ買い出しに行くため500km走行、パトロールがてらにいつもの田んぼ道を9000km走行、一念発起して都会の空気を吸いに高速道路を500km走行したとする場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 500km 68.5L 13360円
郊外 9000km 857.1L 167130円
高速道路 500km 45.5L 8870円
平均燃費 10.3km/L 971.1L 189360円
WLTC 総合燃費との差額 -9620円


走行距離は同じ1万kmであっても、走行する環境によって燃料代はずいぶん大きく変わります。信号待ちや渋滞のSTOP&GOで燃費が悪くなりがちな走行例1と、渋滞知らずで燃費にも車にも優しい走行例4では燃料の消費量が354.9リットルの差、金額にして69210円の差が生じます。

参考:燃費が3%向上すると…?

モード 各モード燃費 +3%燃費 燃費差
総合燃費 9.8km/L 10.1km/L +0.3km/L
市街地 7.3km/L 7.5km/L +0.2km/L
郊外 10.5km/L 10.8km/L +0.3km/L
高速道路 11.0km/L 11.3km/L +0.3km/L

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費の航続距離
モード 燃費 航続距離 1km費用
総合 9.8km/L 637km - 19.90円/km
市街地 7.3km/L 475km -162km 26.7円/km
郊外 10.5km/L 683km +46km 18.6円/km
高速 11.0km/L 715km +78km 17.7円/km

※1km費用は燃料価格195円/Lを各モード燃費で割ったもの。1km走行するために必要な燃料代。

燃料タンクの容量を65Lとしたとき、市街地モード燃費7.3km/Lでの航続距離は475km(-162km)、郊外モード燃費10.5km/Lでの航続距離は683km(+46km)、高速道路モード燃費11.0km/Lでの航続距離は715km(+78km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

GLC クーペの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 9.8km/L
燃料タンク容量 65L
航続距離(カタログ燃費) 637.0km
航続距離(80%燃費) 507.0km
満タンプライス 12675円
1km走行コスト 19.90円/km
1万円でどこまで行ける? 502.6km
東京から637.0kmの範囲

WLTCモード燃費が9.8km/L、燃料タンク容量65リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は637.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(8.8km/L)とすると航続距離は572.0km、80%(7.8km/L)だと507.0km、70%(6.9km/L)では448.5kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から65リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では12675円、上で計算した航続距離を踏まえると637.0km(80%燃費時507.0km)を走行するのに12675円かかる計算です。

燃費を9.8km/Lとしたときの1km走行コストは19.90円、10万km走行したときの燃料代は199.0万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら19.9万円/年、7年10万kmなら28.4万円/年、5年10万kmなら39.8万円/年、3年10万kmなら66.3万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば502.6km(往復なら片道251.3km)、カタログ値の80%なら402.1km(片道201.0km)離れたところまで行くことができます。

254380C GLC クーペのエンジン諸元とカタログデータ

M139型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 M139
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1991cc
圧縮比 -
吸気方式 ターボ
最高出力 476PS[350kW]/6750rpm
最大トルク 55.6kgm[545Nm]/5250-5500rpm
パワーバンド 5250-6750rpm, 帯域22.2%
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費9.8km/L(23.1mpg)
100km燃費10.2L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
5250rpm 408PS/55.6kgm
5500rpm427PS/55.6kgm
6750rpm 476PS/50.5kgm
モーター諸元
電動機型式EMA001
出力150kW/4500-8500rpm
トルク320Nm/500-4500rpm
M139型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているM139型1991cc、直列4気筒+モーターのターボエンジンは6750回転時に最高出力476馬力を、5250-5500回転時に最大トルク55.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する5250rpmから最高出力が発生する6750rpmまで」の1500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は22.2%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.916kg/PS(2340kg/476PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.916kg/PS
車体+1人5.032kg/PS
車体+5人5.494kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.042kg/PS
車体+70kg5.063kg/PS
車体+80kg5.084kg/PS
車体+90kg5.105kg/PS
車体+100kg5.126kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.032kg/PS(2395kg/476PS)となり、数値としては0.116kg、比率にすると2.4%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.494kg/PS(2615kg/476PS)となり、数値としては0.578kg、比率にすると11.8%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

254380C GLC クーペのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.032kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
GLC クーペ
5.032kg/PS
476PS・2.0L-TB
車体のみPWR 4.916
2395kg
+2.4%

車種詳細
WRX STI
4.984kg/PS
308PS・2.0L-TB
車体のみPWR 4.805
1535kg
+3.7%

車種詳細
シルビア
5.180kg/PS
250PS・2.0L-TB
車体のみPWR 4.960
1295kg
+4.4%

車種詳細
インプレッサ WRX
5.150kg/PS
300PS・2.5L-TB
車体のみPWR 4.967
1545kg
+3.7%

車種詳細
マークX GRMN
5.000kg/PS
321PS・3.5L-NA
車体のみPWR 4.829
1605kg
+3.5%

車種詳細
フェアレディZ
4.936kg/PS
313PS・3.5L-NA
車体のみPWR 4.760
1545kg
+3.7%


4.831kg/PSから5.233kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スバルの5人乗りセダン・VAB型 WRX STI、日産の4人乗りクーペ・S15型 シルビア、スバルの5人乗りハッチバック・GRF型 インプレッサ WRX、トヨタの5人乗りセダン・GRX133型 マークX GRMN、日産の2人乗りクーペ・Z33型 フェアレディZという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

254380C型 GLC クーペ [AMG GLC63 S E Performance]のライバル車種|5.032kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は203.4PS/tとなっています。


GLC クーペがバイクと競争するなら…?


車種詳細
NC750S|745cc
5.019kg/PS
271kg/54.4PS/6.93kgm
[車体のみPWR:4.000]
2024/03

-
GLC クーペ|1991cc
5.032kg/PS
2395kg/476PS/55.6kgm
[車体のみPWR:4.916]

車種詳細
エリミネーター400|398cc
5.038kg/PS
267kg/53.0PS/3.40kgm
[車体のみPWR:4.000]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではGLC クーペとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

RC88 NC750Sと競争してみる

まずGLC クーペより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのNC750Sが挙げられます。PWRの5.019kg/PSは車両重量216kgにライダーの体重55kgを加えた271kgを、最高出力54.4PSで割ったものです。

ZL400A エリミネーター400と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのエリミネーター400が挙げられます。PWRの5.038kg/PSは車両重量212kg+55kgの267kgを、最高出力53.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.757
平均ピストンスピード 20.70m/s
トルクウェイトレシオ 42.09kg/kgm
1馬力あたりのお値段 38046円
排気量1Lあたり馬力 239.08PS/L
排気量1Lあたりトルク 27.93kgm/L
1気筒あたりの馬力 119.0PS
1気筒あたりのトルク 13.9kgm
パワーバンド比率 22.2%
燃費×馬力 4664.8pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは42.09kg/kgm(2340kg/55.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が18110000円、最高出力が476馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は38046円、逆に1万円あたりでは0.26馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は325719円、1万円あたりでは0.03kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は239.08PS/L、トルクは27.93kgm/L、1気筒あたりの馬力は119.0馬力、トルクは13.9kgmとなり、このエンジンが476馬力を6750回転で発生させているときの平均ピストンスピードは20.70m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.0mmであるM139型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6520回転です。●最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.757になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が9.8km/L、最高出力が476PSであるこの車の獲得ポイントは4664.8ptになります。
戯れに車両重量2340kgを100kg単位にした23.4で割ってみたところ、その数値は199.35ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの295/35R21と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 295/35R21 | 直径 740mm

-20mm
幅275mm
-10mm
幅285mm
変更なし
幅295mm
+10mm
幅305mm
+20mm
幅315mm
30 275/30R21
37.7km/h
径 698mm
差 -42mm
285/30R21
38.1km/h
径 704mm
差 -36mm
295/30R21
38.4km/h
径 710mm
差 -30mm
305/30R21
38.7km/h
径 716mm
差 -24mm
315/30R21
39.0km/h
径 722mm
差 -18mm
35 275/35R21
39.2km/h
径 726mm
差 -14mm
285/35R21
39.6km/h
径 733mm
差 -7mm
295/35R21
40.0km/h
740mm
0mm
305/35R21
40.4km/h
径 747mm
差 +7mm
315/35R21
40.8km/h
径 754mm
差 +14mm
40 275/40R21
40.7km/h
径 753mm
差 +13mm
285/40R21
41.1km/h
径 761mm
差 +21mm
295/40R21
41.6km/h
径 769mm
差 +29mm
305/40R21
42.0km/h
径 777mm
差 +37mm
315/40R21
42.4km/h
径 785mm
差 +45mm
45 275/45R21
42.2km/h
径 781mm
差 +41mm
285/45R21
42.7km/h
径 790mm
差 +50mm
295/45R21
43.2km/h
径 799mm
差 +59mm
305/45R21
43.7km/h
径 808mm
差 +68mm
315/45R21
44.2km/h
径 817mm
差 +77mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、275/35R21 、285/30R21、285/35R21 、295/30R21 、305/30R21 、315/30R21あたりのタイヤがおすすめです。

295/35R21のタイヤ幅を275mmから325mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを21インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが295/35R21のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】295/35R21のタイヤ銘柄と通販価格

254380C型 GLC クーペ 2.0Lターボ 4WD/9ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS4.92㎏/PS63.2ptA
最高回転数5880rpm6750rpm60.7ptB
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-41.5ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
103.35PS/L239.08PS/L98.9ptS
1リットル
換算トルク
15.98㎏m/L27.93㎏m/L86.9ptS
WB/TR比1.7731.75751.6ptC
ワイド&
ロー指数
0.8940.83654.2ptB
前面の面積2.631m23.082m237.4ptE
最低地上高154.6mm130mm60.0ptB
スポーツ性能部門の得点582.5pt
総合評価A

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340587円363800円48.0ptC
WLTC燃費16.2km/L9.8km/L36.8ptE
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.3km637.0km49.6ptC
車の大きさ11.469m314.761m337.0ptE
車内の広さ3428.1L-46.6ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
692.1L-44.2ptD
車内床面積2.794m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.17m5.9m35.1ptE
ユーティリティ部門の得点438.4pt
総合評価E

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10727車種中 RANK
運動性能 582.5pt 472位 A
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 438.4pt 9904位 E
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1020.9pt 3156位 B
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は582.5点で全10727車種中の472位、ユーティリティ部門は438.4点で9904位、総合得点は1020.9点で3156位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した254380C型 GLC クーペ(4WD/9AT) の各種スペックを、5人乗SUV2000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

GLC クーペの歴代モデル

2代目 254605C型 GLC
254605C GLCは2023/03に登場した2代目モデル。参考車両の「GLC220d 4matic」は全長4720mm、全幅1890mm、全高1640mmの車体に、197PS/44.9kgmを発生する654M型1992ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 253946C型 GLC
253946C GLCは2016/02に登場した初代モデル。参考車両の「GLC250 4Matic X253」は全長4660mm、全幅1890mm、全高1645mmの車体に、211PS/35.7kgmを発生するM274型1991ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。


人気があるSUVの車種比較


JB43W ジムニー シエラ 2010 vs JB32W ジムニー シエラ 1997 新旧比較
3代目 ジムニー シエラ(2010年式 JB43W・4WD/5MT・1.4L・88PS/12.0kgm・4人乗り)と、2代目 ジムニー シエラ ELK(1997年式 JB32W・4WD/5MT・1.3L・85PS/10.8kgm・4人乗り)を比較。

MXGA10 カローラ クロス 2023 vs MXPB10 ヤリス クロス 2020 性能比較
12代目 カローラ クロス G-X(2023年式 MXGA10・FF/CVT・2.0L・170PS/20.6kgm・5人乗り)と、4代目 ヤリス クロス X B-package(2020年式 MXPB10・FF/CVT・1.5L・120PS/14.8kgm・5人乗り)を比較。

MR31S ハスラー 2013 vs JB64W ジムニー 2022 性能比較
初代 ハスラー G(2013年式 MR31S・4WD/5MT・0.66L・52PS/6.4kgm・4人乗り)と、4代目 ジムニー XL(2022年式 JB64W・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.8kgm・4人乗り)を比較。

B38A デリカ ミニ 2023 vs H58A パジェロ ミニ 2010 性能比較
初代 デリカ ミニ T(2023年式 B38A・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、2代目 パジェロ ミニ ZR(2010年式 H58A・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.0kgm・4人乗り)を比較。

B38A デリカ ミニ 2023 vs LA660S タント ファンクロス 2023 性能比較
初代 デリカ ミニ T(2023年式 B38A・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、4代目 タント ファンクロス FunCross Turbo(2023年式 LA660S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)を比較。

MN71S クロスビー 2020 vs MR52S ハスラー 2020 性能比較
初代 クロスビー Hybrid-MX(2020年式 MN71S・4WD/6AT・1.0L+ターボ・99PS/15.3kgm・5人乗り)と、2代目 ハスラー Hybrid-G Turbo(2020年式 MR52S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.0kgm・4人乗り)を比較。

LA910S タフト 2023 vs MR52S ハスラー 2020 性能比較
初代 タフト X-Turbo eco-IDLE非装着車(2023年式 LA910S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、2代目 ハスラー Hybrid-G Turbo(2020年式 MR52S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.0kgm・4人乗り)を比較。

MN71S クロスビー 2020 vs A210A ライズ 2021 性能比較
初代 クロスビー Hybrid-MX(2020年式 MN71S・4WD/6AT・1.0L+ターボ・99PS/15.3kgm・5人乗り)と、初代 ライズ Z(2021年式 A210A・4WD/CVT・1.0L+ターボ・98PS/14.3kgm・5人乗り)を比較。