236362C CLE クーペ 性能と維持費 4WD/9AT 1305万円 2024年

このページでは、メルセデスベンツの2ドア・4人乗りクーペ、初代の4AA-236362C型CLE クーペ AMG 53 4MATIC+ Coupe C236【2024/11モデル・449PS/57.1kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

236362C CLE クーペ
販売期間:2024/03 - 現行車

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿日:

ボディサイズが全長4855mm×全幅1935mm×全高1435mm、排気量は2996ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:400PS~450PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4855mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

236362C型 CLE クーペ [2996cc/449PS 4WD/9AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代CLE クーペの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2024/11
236462C型
[AMG 53 4MATIC+ Cabriolet A236]
3.0L-TB・4WD/9AT・1400.0万円
449PS・57.1kgm・10.5km/L
449PS
57.1kgm
10.5km/L
2024/11
236450C型
[200 Sport ISG A236]
2.0L-TB・FR/9AT・941.0万円
204PS・32.6kgm・14.0km/L
204PS
32.6kgm
14.0km/L
2024/03
236350C型
[CLE200 Coupe Sport C236]
2.0L-TB・FR/9AT・850.0万円
204PS・32.6kgm・14.5km/L
204PS
32.6kgm
14.5km/L
初代CLE クーペの車両型式・グレード一覧【全4車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
CLE クーペ
AMG 53 4MATIC+ Coupe C236
その他 MP202501
お値段 13050000円
車両型式 4AA-236362C
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
9速AT・9速オートマ車
ドア/定員 2ドア/4名乗車
車体寸法 長4855×幅1935×高1435mm
軸距&
輪距
2875mm
前1655mm/後1655mm
最小半径 5.9m
最低高 135mm
タイヤ 前輪:265/40R19
後輪:295/35R19
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1970kg
エンジン諸元
原動機型式 M256
気筒配列 直列6気筒+モーター
排気量2996cc
吸気方式 ターボ
最高出力 449PS[330kW]/5800-6100rpm
最大トルク 57.1kgm[560Nm]/2200-5000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 10.6km/L(24.9mpg)
100km燃費 9.4L/100km
モーター諸元
電動機型式EM0024
出力17kW/1500-3000rpm
トルク205Nm/0-750rpm
M256型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税50000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、CLE クーペの新車を1500.8万円(諸費用として195.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 3000cc以下 13年未満 50000円
自動車重量税
1年分
2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万km
10000km÷10.6km/L×195円/L 183960円
オイル交換
5000km毎
1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本21000円×4本÷5年 16800円
任意保険料
月額6500円
月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 367000円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額250130円×12ヶ月 3001560円
ローン返済中の年間維持費 3368600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
  • 初度登録から1年経過車の場合、「3000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は50000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は95%を、赤文字の10・15モード燃費は90%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算30600円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

CLE クーペの維持費は高い?安い?

「CLE クーペの年間維持費は367000円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「3000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてCLE クーペの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いハイエース バン274670円-92330円
スープラ343900円-23100円
CLE クーペの維持費367000円
スカイライン379100円+12100円
ハイエース ワゴン387600円+20600円
基準3000ccクラス平均414100円+47100円
アリスト453300円+86300円
スカイライン GT-R480700円+113700円
X5519600円+152600円
高いXM ワゴン623000円+256000円

CLE クーペの年間維持費を、3000ccクラスで最も維持費が安いハイエース バンと比較して92330円高く、最も高いXM ワゴンと比較して256000円安く、3000ccクラスの平均維持費との比較では47100円安くなっています。

最低額のハイエース バンと最高額のXM ワゴンは極端な例としても、3000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、CLE クーペの維持費は まあまあ安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 3000ccクラスの車 ランキング

CLE クーペを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%480万円40万円31万円
15%320万円27万円21万円
20%240万円20万円16万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は480万円(総支給額40万円/月、手取り31万円/月)、ここから月額維持費3.1万円を支払うと残りは27.9万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は320万円(総支給額27万円/月、手取り21万円/月)、3.1万円を支払うと残りは17.9万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が240万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。3.1万円を引くと残りは12.9万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代19万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費10.6km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
145円/L
136800円
[-47160円]
-25円
170円/L
160380円
[-23580円]
-10円
185円/L
174530円
[-9430円]
195円/L183960円
[0円]
+10円
205円/L
193400円
[+9440円]
+25円
220円/L
207550円
[+23590円]
+50円
245円/L
231140円
[+47180円]

燃費10.6km/Lの236362C型 CLE クーペで10000km走行するのに必要な燃料は943.4L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は183960円になります。

参考までに、CLE クーペの燃料タンクは65リットルですので、943.4Lの給油回数は15回、1回あたりの燃料代は約12270円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては9440円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると23590円、50円も違ってくると47180円にもなります。

これを236362C型 CLE クーペの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を367000円としたとき、145円/Lに値下がりすれば319840円(87.1%)に、245円/Lに値上がりすれば414180円(112.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(50000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 24%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 3000km分 55190円 26%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 5%
任意保険料 80% 62400円 30%
合計
[1万kmとの差額]
210600円
-156400円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 20%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 5000km分 91980円 37%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 4%
任意保険料 85% 66360円 25%
合計
[1万kmとの差額]
251300円
-115700円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 7000km分 128770円 44%
オイル交換 年1回 9100円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 4%
任意保険料 90% 70200円 23%
合計
[1万kmとの差額]
294500円
-72500円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて156400円安い210600円に、5000km走行では115700円安い251300円に、7000km走行では72500円安い294500円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 10%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 275940円 56%
オイル交換 年3回 39000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 25200円 5%
任意保険料 100% 78000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
493400円
+126400円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 8%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 367920円 61%
オイル交換 年4回 52000円 9%
タイヤ交換 2年毎 33600円 6%
任意保険料 100% 78000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
606800円
+239800円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
3000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
2ドア・クーペ編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(7.0km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(11.3km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(13.1km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(10.6km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代183960円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル195円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地7.0km/L → 7.2km/L
郊外11.3km/L → 11.6km/L
高速道路13.1km/L → 13.5km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km250710円
[243750円]
郊外500km8620円
[8400円]
高速道路500km7450円
[7220円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
266780円
+82820円
7.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
259370円
-7410円
7.5km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が7.0km/Lではガソリン1285.7Lを消費して、ガソリン代は250710円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lではガソリン44.2Lを消費して、ガソリン代は8620円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.1km/Lではガソリン38.2Lを消費して、ガソリン代は7450円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1368.1L、かかったガソリン代が266780円となり、平均燃費は7.3km/L(-3.3km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+82820円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は259370円となり、7410円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で37050円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km139290円
[135410円]
郊外5000km86290円
[84050円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
225580円
+41620円
8.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
219460円
-6120円
8.9km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が7.0km/Lでは714.3Lを消費して、ガソリン代は139290円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lでは442.5Lを消費して、ガソリン代は86290円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1156.8L、かかったガソリン代が225580円となり、平均燃費は8.6km/L(-2.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+41620円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が219460円となり、1年間で6120円、5年間で30600円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km92760円
[90190円]
郊外3340km57640円
[56140円]
高速道路3330km49570円
[48110円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
199970円
+16010円
9.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
194440円
-5530円
10.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が7.0km/Lでは475.7Lを消費して、ガソリン代は92760円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lでは295.6Lを消費して、ガソリン代は57640円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が13.1km/Lでは254.2Lを消費して、ガソリン代は49570円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1025.5L、かかったガソリン代が199970円となり、平均燃費は9.8km/L(-0.8km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+16010円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が194440円となり、1年間で5530円、5年間で27650円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km13920円
[13530円]
郊外9000km155320円
[151300円]
高速道路500km7450円
[7220円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
176690円
-7270円
11.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
172050円
-4640円
11.3km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が7.0km/Lでは71.4Lを消費して、ガソリン代は13920円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lでは796.5Lを消費して、ガソリン代は155320円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.1km/Lでは38.2Lを消費して、ガソリン代は7450円になります。

このパターンでは使用した燃料量が906.1L、かかったガソリン代が176690円となり、平均燃費は11.0km/L(+0.4km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-7270円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が172050円となり、1年間で4640円、5年間で23200円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(7.3km/L・8.6km/L・9.8km/L・11.0km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(266780円・225580円・199970円・176690円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 65リットル
WLTCモード燃費
10.6km/L
689.0km
市街地燃費
7.0km/L
455.0km
[-234.0km]
郊外燃費
11.3km/L
734.5km
[+45.5km]
高速道路燃費
13.1km/L
851.5km
[+162.5km]
満タン給油価格 12675円
1km走行コスト 18.40円
1万円走行距離 543.6km

WLTCモード燃費が10.6km/L、燃料タンク容量65リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は689.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.5km/L)とすると航続距離は617.5km、80%(8.5km/L)だと552.5km、70%(7.4km/L)では481.0kmになります。

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を65Lとしたとき、市街地モード燃費7.0km/Lでの航続距離は455.0km(-234.0km)、郊外モード燃費11.3km/Lでの航続距離は734.5km(+45.5km)、高速道路モード燃費13.1km/Lでの航続距離は851.5km(+162.5km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から65リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では12675円、上で計算した航続距離を踏まえると689.0km(80%燃費時552.5km)を走行するのに12675円かかる計算です。

燃費を10.6km/Lとしたときの1km走行コストは18.40円、10万km走行したときの燃料代は184.0万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら18.4万円/年、7年10万kmなら26.3万円/年、5年10万kmなら36.8万円/年、3年10万kmなら61.3万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば543.6km(往復なら片道271.8km)、カタログ値の80%なら434.9km(片道217.4km)離れたところまで行くことができます。

CLE クーペのカタログデータから見えてくる要素

M256型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
2200回転時の馬力 175PS
5000回転時の馬力 399PS
5800回転時の馬力 449PS
6100回転時の馬力 449PS
各回転域でのトルク
2200回転時のトルク 57.1kgm
5000回転時のトルク 57.1kgm
5800回転時のトルク 55.5kgm
6100回転時のトルク 52.7kgm
M256型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM256型2996cc、直列6気筒+モーターのターボエンジンは5800-6100回転時に最高出力449馬力を、2200-5000回転時に最大トルク57.1kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2200rpmから最高出力が発生する6100rpmまで」の3900rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は63.9%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.388kg/PS(1970kg/449PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.388kg/PS
車体+1人4.510kg/PS
車体+4人4.878kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg4.521kg/PS
車体+70kg4.543kg/PS
車体+80kg4.566kg/PS
車体+90kg4.588kg/PS
車体+100kg4.610kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは4.510kg/PS(2025kg/449PS)となり、数値としては0.122kg、比率にすると2.8%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは4.878kg/PS(2190kg/449PS)となり、数値としては0.490kg、比率にすると11.2%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

236362C CLE クーペのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2024/11

-
CLE クーペ
4.510kg/PS
2025kg/449PS|3.0L-TB
[車体のみPWR:4.388]
2017/09

車種詳細
シビック タイプR
4.516kg/PS
1445kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.344
2015/12

車種詳細
シビック タイプR
4.629kg/PS
1435kg/310PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.452
2019/09

車種詳細
スカイライン
4.481kg/PS
1815kg/405PS|3.0L-TT
車体のみPWR:4.346
2006/11

車種詳細
インプレッサ WRX
4.516kg/PS
1445kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.344
2002/06

車種詳細
インプレッサ WRX S202
4.328kg/PS
1385kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.156

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ4.510kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.284kg/PSから4.736kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの4人乗りハッチバック「FK8型 シビック タイプR」、ホンダの4人乗りハッチバック「FK2型 シビック タイプR」、日産の5人乗りセダン「RV37型 スカイライン」、スバルの5人乗りセダン「GDB型 インプレッサ WRX」、スバルの5人乗りセダン「GDB型 インプレッサ WRX S202」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

236362C型 CLE クーペ [AMG 53 4MATIC+ Coupe C236]のライバル車種|4.510kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は227.9PS/tとなっています。


CLE クーペがバイクと競争するなら…?


車種詳細
RVF|399cc
4.491kg/PS
238kg/53.0PS/3.70kgm
[車体のみPWR:3.453]
2024/11

-
CLE クーペ|2996cc
4.510kg/PS
2025kg/449PS/57.1kgm
[車体のみPWR:4.388]

車種詳細
SV400|399cc
4.528kg/PS
240kg/53.0PS/4.20kgm
[車体のみPWR:3.491]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではCLE クーペとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

NC35 RVFと競争してみる

まずCLE クーペより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのRVFが挙げられます。PWRの4.491kg/PSは車両重量183kgにライダーの体重55kgを加えた238kgを、最高出力53.0PSで割ったものです。

VK53A SV400と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのSV400が挙げられます。PWRの4.528kg/PSは車両重量185kg+55kgの240kgを、最高出力53.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.737
平均ピストンスピード 18.77m/s
トルクウェイトレシオ 34.50kg/kgm
1馬力あたりのお値段 29065円
排気量1Lあたり馬力 149.87PS/L
排気量1Lあたりトルク 19.06kgm/L
1気筒あたりの馬力 74.8PS
1気筒あたりのトルク 9.5kgm
パワーバンド比率 63.9%
燃費×馬力 4759.4pt
各種ランキング
クーペのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは34.50kg/kgm(1970kg/57.1kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が13050000円、最高出力が449馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は29065円、逆に1万円あたりでは0.34馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は228546円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3000cc以下の車編
クーペ編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は149.87PS/L、トルクは19.06kgm/L、1気筒あたりの馬力は74.8馬力、トルクは9.5kgmとなり、このエンジンが449馬力を6100回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.77m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.3mmであるM256型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6500回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.737になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が10.6km/L、最高出力が449PSであるこの車の獲得ポイントは4759.4ptになります。
戯れに車両重量1970kgを100kg単位にした19.7で割ってみたところ、その数値は241.59ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



CLE クーペでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.699m
期待される荷室の幅 1.535m
対角線の長さ 2.290m
期待される荷室の面積 2.608m²

縦方向の長さが1.699m(対角線では2.290m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの295/35R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 295/35R19 | 直径 689mm

-20mm
幅275mm
-10mm
幅285mm
変更なし
幅295mm
+10mm
幅305mm
+20mm
幅315mm
30 275/30R19
37.6km/h
径 648mm
差 -41mm
285/30R19
38.0km/h
径 654mm
差 -35mm
295/30R19
38.3km/h
径 660mm
差 -29mm
305/30R19
38.7km/h
径 666mm
差 -23mm
315/30R19
39.0km/h
径 672mm
差 -17mm
35 275/35R19
39.2km/h
径 676mm
差 -13mm
285/35R19
39.7km/h
径 683mm
差 -6mm
295/35R19
40.0km/h
689mm
0mm
305/35R19
40.5km/h
径 697mm
差 +8mm
315/35R19
40.9km/h
径 704mm
差 +15mm
40 275/40R19
40.8km/h
径 703mm
差 +14mm
285/40R19
41.3km/h
径 711mm
差 +22mm
295/40R19
41.7km/h
径 719mm
差 +30mm
305/40R19
42.2km/h
径 727mm
差 +38mm
315/40R19
42.7km/h
径 735mm
差 +46mm
45 275/45R19
42.4km/h
径 731mm
差 +42mm
285/45R19
43.0km/h
径 740mm
差 +51mm
295/45R19
43.5km/h
径 749mm
差 +60mm
305/45R19
44.0km/h
径 758mm
差 +69mm
315/45R19
44.5km/h
径 767mm
差 +78mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、275/35R19 、285/35R19 、295/30R19 、305/30R19 、315/30R19あたりのタイヤがおすすめです。

295/35R19のタイヤ幅を275mmから325mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを19インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが295/35R19のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】295/35R19のタイヤ銘柄と通販価格

236362C型CLE クーペ 3.0Lターボ 4WD/9ATの通知表 ※調整中

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門 10項目
評価項目数値全車種平均得点評価
PWR4.39㎏/PS9.78㎏/PS64.65ptA
1速ギヤ
加速性能
-1.58㎏/㎏m40.02ptD
1速ギヤ
最高速
-51.1km/h45.29ptD
レシオ
カバレッジ
-5.10846.25ptC
1リットル
換算馬力
149.87PS/L103.34PS/L66.79ptA
1リットル
換算トルク
19.06㎏m/L15.98㎏m/L59.54ptB
WB/TR比1.7371.77353.67ptC
ワイド&
ロー指数
0.7420.89460.89ptB
前面面積2.777m22.630m245.89ptD
最低地上高135mm154.5mm57.89ptB
スポーツ性能部門の得点540.88pt
総合評価A

※ここではPWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・1速ギヤ最高速(加速重視)・レシオカバレッジ(加速重視)・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)については数値が小さいほど高得点。1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。


ユーティリティ部門 10項目
評価項目数値全車種平均得点評価
新車価格1305.0万円363.7万円17.86ptF
WLTC燃費10.6km/L16.2km/L38.44ptD
年間維持費367000円340371円47.68ptC
100km/h
回転数
-2490rpm43.42ptD
航続距離689.0km714.5km48.53ptC
車の大きさ13.481m311.465m357.97ptB
室内の広さ-3426.7L46.75ptC
最小回転
半径
5.9m5.17m35.10ptE
最低地上高135mm154.5mm42.11ptD
馬力単価29065円21637円40.28ptD
ユーティリティ部門の得点418.14pt
総合評価D

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 236362C型CLE クーペ 3.0Lターボ 4WD/9AT の総合得点は 959.02 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した236362C型CLE クーペ(4WD/9AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのクーペ」、「3000ccのクーペ」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


人気があるクーペの車種比較


WGNC34 ステージア 260RS vs BCNR33 スカイライン GT-R 性能比較
初代 ステージア 260RS Autech version 260RS(1998年式 WGNC34・4WD/5MT・2.6L+ツインターボ・280PS/37.5kgm・5人乗り)と、9代目 スカイライン GT-R(1997年式 BCNR33・4WD/5MT・2.6L+ツインターボ・280PS/37.5kgm・4人乗り)を比較。

AW11 MR2 1600G SC 1988 vs AW11 MR2 1600G 1984 性能比較
初代 MR2 1600G SC(1988年式 AW11・MR/5MT・1.6L+SC・145PS/19.0kgm・2人乗り)と、初代 MR2 1600G(1984年式 AW11・MR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・2人乗り)を比較。

PG6SA AZ-1 1992 vs JW5 S660 2021 性能比較
初代 AZ-1(1992年式 PG6SA・MR/5MT・0.66L+ターボ・64PS/8.7kgm・2人乗り)と、初代 S660 β 最終モデル(2021年式 JW5・MR/6MT・0.66L+ターボ・64PS/10.6kgm・2人乗り)を比較。

DE3A FTO GPX 1999 vs DC2 インテグラ タイプR 1999 性能比較
初代 FTO GPX(1999年式 DE3A・FF/5MT・2.0L・200PS/20.4kgm・4人乗り)と、3代目 インテグラ タイプR type-R(1999年式 DC2・FF/5MT・1.8L・200PS/19.0kgm・4人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 G 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 G(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L・200PS/21.0kgm・2人乗り)を比較。

AE86 スプリンター トレノ GTV 1983 vs AW11 MR2 1600G 1984 性能比較
5代目 スプリンター トレノ GTV GTV Fin4.300(1983年式 AE86・FR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・5人乗り)と、初代 MR2 1600G(1984年式 AW11・MR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・2人乗り)を比較。

SW20 MR2 G 1989 vs AW11 MR2 1600G 1984 新旧比較
2代目 MR2 G(1989年式 SW20・MR/5MT・2.0L・165PS/19.5kgm・2人乗り)と、初代 MR2 1600G(1984年式 AW11・MR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・2人乗り)を比較。

S14 シルビア 1998 vs PS13 シルビア 1992 新旧比較
6代目 シルビア K’s(1998年式 S14・FR/5MT・2.0L+ターボ・220PS/28.0kgm・4人乗り)と、5代目 シルビア K’s(1992年式 PS13・FR/5MT・2.0L+ターボ・205PS/28.0kgm・4人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 GT-S 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 GT-S(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L+ターボ・245PS/31.0kgm・2人乗り)を比較。

ZZE123G カローラ フィールダー 2ZZ vs ZZT231 セリカ SS-II 性能比較
9代目 カローラ フィールダー Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123G・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)を比較。

SE3P RX-8 type-S 2005 vs AP1 S2000 type-V 2004 性能比較
初代 RX-8 type-S(2005年式 SE3P・FR/6MT・1.4L・250PS/22.0kgm・4人乗り)と、初代 S2000 type-V(2004年式 AP1・FR/6MT・2.0L・250PS/22.2kgm・2人乗り)を比較。

JZA80 スープラ RZ 2001 vs JZA70 スープラ 2.5GT 1991 新旧比較
4代目 スープラ RZ 17inch(2001年式 JZA80・FR/6MT・3.0L+ツインターボ・280PS/46.0kgm・4人乗り)と、3代目 スープラ 2.5GT TwinTurbo-R(1991年式 JZA70・FR/5MT・2.5L+ツインターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)を比較。
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