RP5 ステップワゴン スパーダの性能と維持費 FF/CVT 343万円 2020年式

このページでは、本田技研工業の5ドア・7人乗りミニバン、5代目の6AA-RP5型ステップワゴン スパーダ e:HEV Spada G Honda-Sensing【2020/01モデル・145PS/17.8kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

RP5 ステップワゴン スパーダ
販売期間:2015/04 - 2022/05

画像は本田技研工業より引用
http://www.honda.co.jp/
投稿日:2022/01/06

ボディサイズが全長4760mm×全幅1695mm×全高1840mm、排気量は1993ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全幅、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全長が4.7mを超えていることにより5ナンバー登録になります。かなり稀なタイプであると思われます。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4760mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


RP5型 ステップワゴン スパーダ [1993cc/145PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

5代目ステップワゴン スパーダの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2020/01
RP3型
[Spada Honda-Sensing]
1.5L-TB | FF/CVT
| 292.1万円
150PS
20.7kgm
13.6km/L
2020/01
RP4型
[Spada Honda-Sensing]
1.5L-TB | 4WD/CVT
| 316.2万円
150PS
20.7kgm
13.0km/L
2017/09
RP5型
[Hybrid-B]
2.0L-NA | FF/CVT
| 313.6万円
145PS
17.8kgm
20.0km/L
5代目ステップワゴン スパーダの車両型式・グレード一覧【全10車種】
ステップワゴン スパーダの新型モデル
6代目 RP6型ステップワゴン スパーダ
RP6型ステップワゴン スパーダは2022/05に登場した6代目モデル。参考車両の「SPADA」は全長4830mm、全幅1750mm、全高1840mmの車体に、150PS/20.7kgmを発生するL15C型1496ccエンジンを搭載。

ステップワゴン スパーダの旧型モデル
4代目 RK5型ステップワゴン スパーダ
RK5型ステップワゴン スパーダは2009/10に登場した4代目モデル。参考車両の「Z」は全長4690mm、全幅1695mm、全高1815mmの車体に、150PS/19.7kgmを発生するR20A型1997ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー HONDA
車名&
グレード
ステップワゴン スパーダ
e:HEV Spada G Honda-Sensing
その他 -
お値段 3427600円
車両型式 6AA-RP5
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア/7人
車体寸法 長4760×幅1695×高1840mm
室内寸法 長3220×幅1500×高1405mm
軸距&
輪距
2890mm
前1470mm/後1485mm
最小半径 5.4m
最低高 155mm
タイヤ 前輪:205/60R16
後輪:205/60R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1790kg
エンジン諸元
原動機型式 LFA-H4
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1993cc
圧縮比13.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 145PS[107kW]/6200rpm
最大トルク 17.8kgm[175Nm]/4000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費 20.0km/L(47.0mpg)
JC08燃費 25.0km/L(58.8mpg)
100km燃費 5.0L/100km
LFA-H4型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2020/01モデルのステップワゴン スパーダを3年落ちの中古で339.4万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ステップワゴン スパーダの2020/01モデルの場合、2023年現在では3年が経過しているため、新車価格の90%である308.5万円に諸経費として30.9万円を足した339.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2020年式を3年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷20.0km/L×165円/L 82500円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本12000円×4本÷5年 9600円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 229600円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額56560円×12ヶ月 678720円
ローン返済中の年間維持費 908300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55900円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 82500円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 9600円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 229600円
名目 金額
車のローン額(1年分) 678720円
ローン返済中の年間維持費 908300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55900円
  • 初度登録から3年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした55900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

ステップワゴン スパーダ【e:HEV Spada G Honda-Sensing】の場合、維持費の月額は19200円(ローン完済前は75700円)になり、これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 24%
自動車重量税 1年分 16400円 11%
自賠責保険料 1年分 10005円 7%
燃料代 3000km分 24750円 16%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 4%
任意保険料 80% 52800円 35%
合計
[1万kmとの差額]
150900円
-78700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 21%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 10005円 6%
燃料代 5000km分 41250円 24%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 4%
任意保険料 85% 56160円 32%
合計
[1万kmとの差額]
170800円
-58800円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 19%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 7000km分 57750円 30%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 3%
任意保険料 90% 59400円 31%
合計
[1万kmとの差額]
192300円
-37300円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて78700円安い150900円に、5000km走行では58800円安い170800円に、7000km走行では37300円安い192300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 12%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 15000km分 123750円 42%
オイル交換 年3回 27000円 9%
タイヤ交換 2.7年毎 14400円 5%
任意保険料 100% 66000円 23%
合計
[1万kmとの差額]
293600円
+64000円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 10%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 20000km分 165000円 47%
オイル交換 年4回 36000円 10%
タイヤ交換 2年毎 19200円 6%
任意保険料 100% 66000円 19%
合計
[1万kmとの差額]
348700円
+119100円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(18.8km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(21.7km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(19.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(20.0km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代82500円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル165円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。

参考:燃費が3%向上すると…?
市街地18.8km/L → 19.4km/L
郊外21.7km/L → 22.4km/L
高速道路19.5km/L → 20.1km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km78990円
[76540円]
郊外500km3800円
[3680円]
高速道路500km4220円
[4110円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
87010円
+4510円
19.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
84330円
-2680円
19.6km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が18.8km/Lではガソリン478.7Lを消費して、ガソリン代は78990円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が21.7km/Lではガソリン23.0Lを消費して、ガソリン代は3800円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が19.5km/Lではガソリン25.6Lを消費して、ガソリン代は4220円になります。

このパターンでは使用した燃料量が527.3L、かかったガソリン代が87010円となり、平均燃費は19.0km/L(-1.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+4510円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は84330円となり、2680円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で13400円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km43890円
[42520円]
郊外5000km38020円
[36830円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
81910円
-590円
20.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
79350円
-2560円
20.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が18.8km/Lでは266.0Lを消費して、ガソリン代は43890円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が21.7km/Lでは230.4Lを消費して、ガソリン代は38020円になります。

このパターンでは使用した燃料量が496.4L、かかったガソリン代が81910円となり、平均燃費は20.1km/L(+0.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-590円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が79350円となり、1年間で2560円、5年間で12800円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km29220円
[28310円]
郊外3340km25390円
[24600円]
高速道路3330km28180円
[27340円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
82790円
+290円
19.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
80250円
-2540円
20.6km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が18.8km/Lでは177.1Lを消費して、ガソリン代は29220円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が21.7km/Lでは153.9Lを消費して、ガソリン代は25390円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が19.5km/Lでは170.8Lを消費して、ガソリン代は28180円になります。

このパターンでは使用した燃料量が501.8L、かかったガソリン代が82790円となり、平均燃費は19.9km/L(-0.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+290円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が80250円となり、1年間で2540円、5年間で12700円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km4390円
[4260円]
郊外9000km68430円
[66300円]
高速道路500km4220円
[4110円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
77040円
-5460円
21.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
74670円
-2370円
22.1km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が18.8km/Lでは26.6Lを消費して、ガソリン代は4390円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が21.7km/Lでは414.7Lを消費して、ガソリン代は68430円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が19.5km/Lでは25.6Lを消費して、ガソリン代は4220円になります。

このパターンでは使用した燃料量が466.9L、かかったガソリン代が77040円となり、平均燃費は21.4km/L(+1.4km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-5460円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が74670円となり、1年間で2370円、5年間で11850円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(19.0km/L・20.1km/L・19.9km/L・21.4km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(87010円・81910円・82790円・77040円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km80円1800円2.1万円
20km170円3700円4.4万円
30km250円5500円6.5万円
50km410円9000円10.7万円
100km830円18300円21.6万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を20.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは8.25円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は80円/日となり、20km走行なら170円/日、30km走行なら250円/日、50km走行なら410円/日、100km走行なら830円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は5500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は6.5万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

LFA-H4型エンジン簡易性能曲線図
LFA-H4型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 99PS
6200回転時の馬力 145PS
6200回転時の馬力 145PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 17.8kgm
6200回転時のトルク 16.8kgm
6200回転時のトルク 16.8kgm
LFA-H4型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているLFA型1993cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは6200回転時に最高出力145馬力を、4000回転時に最大トルク17.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する6200rpmまで」の2200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は35.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
ホンダの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
ホンダの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ12.345kg/PS(1790kg/145PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ12.345kg/PS
車体+1人12.724kg/PS
車体+7人15.000kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg12.759kg/PS
車体+70kg12.828kg/PS
車体+80kg12.897kg/PS
車体+90kg12.966kg/PS
車体+100kg13.034kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは12.724kg/PS(1845kg/145PS)となり、数値としては0.379kg、比率にすると3.1%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは15.000kg/PS(2175kg/145PS)となり、数値としては2.655kg、比率にすると21.5%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


RP5 ステップワゴン スパーダのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2020/01

-
ステップワゴン スパーダ
12.724kg/PS
1845kg/145PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:12.345]
2012/04

車種詳細
ザ・ビートル
12.714kg/PS
1335kg/105PS|1.2L-TB
車体のみPWR:12.190
1993/09

車種詳細
ビート
12.734kg/PS
815kg/64PS|0.7L-NA
車体のみPWR:11.875
2012/09

車種詳細
up!
12.733kg/PS
955kg/75PS|1.0L-NA
車体のみPWR:12.000
2008/05

車種詳細
キューブ キュービック
12.602kg/PS
1235kg/98PS|1.4L-NA
車体のみPWR:12.041
2017/04

車種詳細
XV
12.629kg/PS
1465kg/116PS|1.6L-NA
車体のみPWR:12.155

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ12.724kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

12.597kg/PSから12.851kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、フォルクスワーゲンの4人乗りクーペ「16CBZ型 ザ・ビートル」、ホンダの2人乗り軽オープンカー「PP1型 ビート」、フォルクスワーゲンの4人乗りハッチバック「AACHY型 up!」、日産の7人乗りミニバン「BGZ11型 キューブ キュービック」、スバルの5人乗りSUV「GT3型 XV」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

RP5型 ステップワゴン スパーダ [e:HEV Spada G Honda-Sensing]とパワーウェイトレシオが近い車種|12.724kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は81.0PS/tとなっています。


ステップワゴン スパーダがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ジェベル125|124cc
12.714kg/PS
178kg/14.0PS/1.10kgm
[車体のみPWR:8.786]
2020/01

-
ステップワゴン スパーダ|1993cc
12.724kg/PS
1845kg/145PS/17.8kgm
[車体のみPWR:12.345]

車種詳細
CRM80|79cc
12.727kg/PS
140kg/11.0PS/0.96kgm
[車体のみPWR:7.727]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではステップワゴン スパーダとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

SF44A ジェベル125と競争してみる

まずステップワゴン スパーダより少しPWRが低いバイクとして、スズキのジェベル125が挙げられます。PWRの12.714kg/PSは車両重量123kgにライダーの体重55kgを加えた178kgを、最高出力14.0PSで割ったものです。

HD12 CRM80と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのCRM80が挙げられます。PWRの12.727kg/PSは車両重量85kg+55kgの140kgを、最高出力11.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.955
平均ピストンスピード 19.98m/s
トルクウェイトレシオ 100.6kg/kgm
1馬力あたりのお値段 23639円
排気量1Lあたり馬力 72.80PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.93kgm/L
1気筒あたりの馬力 36.2PS
1気筒あたりのトルク 4.5kgm
パワーバンド比率 35.5%
燃費×馬力 2900.0pt
各種ランキング
ミニバン・1BOXのPWR
1.8~2.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは100.6kg/kgm(1790kg/17.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3427600円、最高出力が145馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23639円、逆に1万円あたりでは0.42馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は192562円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
ホンダ編
2000cc以下の車編
7人乗りミニバン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は72.80PS/L、トルクは8.93kgm/L、1気筒あたりの馬力は36.2馬力、トルクは4.5kgmとなり、このエンジンが145馬力を6200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.98m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が96.7mmであるLFA型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6200回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.955になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、小回りよりも真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が20.0km/L、最高出力が145PSであるこの車の獲得ポイントは2900.0ptになります。
戯れに車両重量1790kgを100kg単位にした17.9で割ってみたところ、その数値は162.01ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 6.79m³
1人あたりのスペース 約0.97m³
室内長/全長 67.6%
室内幅/全幅 88.5%
室内高/全高 76.4%
室内容積/車両体積 45.7%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は6.79m³です。この車の乗車定員は7人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.97m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は67.6%、同じく室内幅と全幅の比率は88.5%、同じく室内高と全高の比率は76.4%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は45.7%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


ステップワゴン スパーダでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.67m
期待される荷室の幅 1.40m
対角線の長さ 2.18m
期待される荷室の面積 2.34m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.67m(対角線では2.18m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

多くのミニバンや1BOXは室内長の寸法が大きいことから車中泊への期待が高まりますが、2列目、3列目シートの収納がイマイチの場合は車中泊の難易度がセダンよりも跳ね上がりかねません。その場合はシートを前ではなく後に倒してのフルフラットの可否が鍵を握ります。
車中泊にあると嬉しいアイテム


ステップワゴン スパーダの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 20.0km/L
燃料タンク容量 52L
航続距離(カタログ燃費) 1040.0km
航続距離(80%燃費) 832.0km
満タンプライス 8580円
1万円でどこまで行ける? 1212.1km
車両価格/航続距離 3296円/km

WLTCモード燃費が20.0km/Lですので、燃料タンクの容量が52リットルですと航続可能距離は1040.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(18.0km/L)とすると936.0km、80%(16.0km/L)だと832.0km、70%(14.0km/L)では728.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン52リットルの給油で8580円、上で計算した航続距離を踏まえると1040.0km(80%燃費時832.0km)を走行するのに8580円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1212.1km(往復なら片道606.1km)、カタログ値の80%なら969.7km(片道484.8km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1040.0kmの距離を移動できるRP5型 ステップワゴン スパーダ [e:HEV Spada G Honda-Sensing]という乗り物を、342.8万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3296円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
20.0km/L
1040.0km
市街地燃費
18.8km/L
977.6km
[-62.4km]
郊外燃費
21.7km/L
1128.4km
[+88.4km]
高速道路燃費
19.5km/L
1014.0km
[-26.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を52Lとしたとき、市街地モード燃費18.8km/Lでの航続距離は977.6km(-62.4km)、郊外モード燃費21.7km/Lでの航続距離は1128.4km(+88.4km)、高速道路モード燃費19.5km/Lでの航続距離は1014.0km(-26.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


純正装着タイヤの205/60R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/60R16 | 直径 652mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
55
扁平
185/55R16
37.4km/h
直径610mm
径差-42mm
195/55R16
38.1km/h
直径621mm
径差-31mm
205/55R16
38.8km/h
直径632mm
径差-20mm
215/55R16
39.4km/h
直径643mm
径差-9mm
225/55R16
40.1km/h
直径654mm
径差+2mm
0%
60
扁平
185/60R16
38.5km/h
直径628mm
径差-24mm
195/60R16
39.3km/h
直径640mm
径差-12mm
205/60R16
40.0km/h
652mm
0mm
215/60R16
40.7km/h
直径664mm
径差+12mm
225/60R16
41.5km/h
直径676mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
185/65R16
39.7km/h
直径647mm
径差-5mm
195/65R16
40.5km/h
直径660mm
径差+8mm
205/65R16
41.3km/h
直径673mm
径差+21mm
215/65R16
42.1km/h
直径686mm
径差+34mm
225/65R16
42.9km/h
直径699mm
径差+47mm
+10%
70
扁平
185/70R16
40.8km/h
直径665mm
径差+13mm
195/70R16
41.7km/h
直径679mm
径差+27mm
205/70R16
42.5km/h
直径693mm
径差+41mm
215/70R16
43.4km/h
直径707mm
径差+55mm
225/70R16
44.2km/h
直径721mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/60R16、185/65R16 、195/55R16、195/60R16 、205/55R16 、215/55R16 あたりのタイヤがおすすめです。

205/60R16のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを16インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが205/60R16のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


RP5型ステップワゴン スパーダ[2.0L-NA FF/CVT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト12.345kg/ps42.74
1速ギヤ加速性能-39.91
1L換算馬力72.80ps/L49.76
1L換算トルク8.93kgm/L43.41
WB/TR比1.95531.24
ワイド&ロー指数1.08635.55
前面の面積3.119m²35.39
最低地上高155mm49.46
スポーツ性能部門の得点327.46

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費20.0km/L57.45
年間維持費229600円58.89
100kmh回転数-43.41
航続距離1040.0km69.56
車の大きさ14.845m³64.07
室内の広さ6.786m³83.42
最小回転半径5.4m45.21
馬力単価23639円46.78
ユーティリティ部門の得点468.79

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した RP5型ステップワゴン スパーダ[2.0L-NA FF/CVT] の総合得点は 796.25 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したRP5型ステップワゴン スパーダ(FF/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのミニバン」、「2000ccのミニバン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

ステップワゴン スパーダの歴代モデル

6代目 RP6型 ステップワゴン
RP6 ステップワゴンは2022/05に登場した6代目モデル。参考車両の「AIR」は全長4800mm、全幅1750mm、全高1840mmの車体に、150PS/20.7kgmを発生するL15C型1496ccエンジンを搭載した8人乗りミニバン。

5代目 RP4型 ステップワゴン スパーダ
RP4 ステップワゴン スパーダは2015/04に登場した5代目モデル。参考車両の「SPADA」は全長4735mm、全幅1695mm、全高1855mmの車体に、150PS/20.7kgmを発生するL15B型1496ccエンジンを搭載した7人乗りミニバン。

4代目 RK6型 ステップワゴン スパーダ
RK6 ステップワゴン スパーダは2009/10に登場した4代目モデル。参考車両の「S」は全長4690mm、全幅1695mm、全高1830mmの車体に、150PS/19.7kgmを発生するR20A型1997ccエンジンを搭載した8人乗りミニバン。

3代目 RG3型 ステップワゴン
RG3 ステップワゴンは2005/05に登場した3代目モデル。参考車両の「Spada-24SZ」は全長4660mm、全幅1695mm、全高1770mmの車体に、162PS/22.2kgmを発生するK24A型2354ccエンジンを搭載した8人乗りミニバン。

2代目 RF7型 ステップワゴン
RF7 ステップワゴンは2001/04に登場した2代目モデル。参考車両の「Spada-24T」は全長4680mm、全幅1725mm、全高1845mmの車体に、162PS/22.4kgmを発生するK24A型2354ccエンジンを搭載した8人乗りミニバン。

初代 RF2型 ステップワゴン
RF2 ステップワゴンは1996/05に登場した初代モデル。参考車両の「G」は全長4610mm、全幅1695mm、全高1845mmの車体に、135PS/18.8kgmを発生するB20B型1972ccエンジンを搭載した8人乗りミニバン。